みーばい亭ブログ

言いたい放題! 飲み放題!

鯛アラの思ひ出

2020-10-31 21:17:50 | 新・ほろ酔いキッチン

煮魚が食べたい。
という要望に答えて今週の肴は紅葉鯛。
もちろん管理人の稼ぎでは頭だけで精一杯(^^;
もちもちぷりぷりの頬肉をほぐし、目玉をじゅるじゅると啜り、カマ肉をせせり・・・。
楽しいし、酒が進むし!
っていうのは、負け惜しみやありまへんで、けっして!!

昔々、二十歳になるかならぬやの頃、赤貧アパート暮らしだった管理人の命を繋いだのは、鰺、鯖、鰯の大衆魚三羽烏と鯛アラだった。
今でこそトレイに梱包されて棚に鎮座している鯛アラだけど、昔は魚屋で「おっちゃん、アラちょうだい」というと、脇のバケツからつまみ出してビニール袋にぶちこんで20円くらいで分けてくれたものだった。

小鰺や小羽鰯は粉をまぶしてフライパンで揚げたり焼いたり、砂糖醤油を絡めて蒲焼き風にしたり、酢をぶっかけて南蛮漬け風にしたりと、安酒場で覚えた味を一所懸命に再現したもんだけど、さて鯛アラはどうしたもんかと考えあぐねた挙げ句、勇気を出してカウンター越しにおばちゃんや大将に作り方を尋ねると、あっけないくらい簡単に教えてくれたりして。
そうして、こしらえた「鯛のアラ炊き」やら「鯛アラの酒蒸し」やらを、遊びに来た友達に振る舞っているうちに、同じように赤貧に喘ぐ仲間たちが集まりだして「飲み屋行くより安上がりやん」というノリで食材や酒を持ち寄って飲んだり食べたり・・。
いつの間にか付いた屋号が「居酒屋みーばい亭」。

時代は下って20世紀の終わり頃、一般家庭に普及しはじめたパソコンでHTMLの意味もわからず、教則本片手にホームページを立ち上げたときに、とりあえずINDEXにつけたのが「みーばい亭」。
たまたま飼いはじめたオカヤドカリをコンテンツのひとつに取り上げたおかげで、いつの間にか「みーばい亭≓ヤドカリサイト」みたいな扱いを受けて現在に至るわけなんだけど、元々は酒飲みが立ち上げた居酒屋サイトですからね、そこのボク。
酒飲める年になって、そこらの飲み屋で泥酔して、隣のおねーちゃんに頬桁ひっぱたかれるくらい、一人前になったまた遊び来てくださいね。
大歓迎しますから。

はい、そこのヤマトホンヤドカリさん。
アンタの画像がここにアップされてるのも、大元をたどれば一袋20円(今は10倍以上するけど)の鯛アラのおかげなんですから、みーばい亭の歴史を感じつつ、しっかり味わって食べてくださいませな。

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焼き鶏

2020-10-24 20:34:13 | 新・ほろ酔いキッチン

最近、水槽が静かだと思っていたら、フタミゾテッポウエビが脱皮モードに入っていたようで、放置された脱皮殻をスジエビモドキやホンヤドカリたちがつまつましていたんだけど、さすがに右手の種子島には歯が立たなかったようで・・。
さすがは南蛮渡来(笑)
ちなみに本体は、レンガ組の城塞の奥で体力回復中。
内組織を充実させるために、タンパク質をしっかり摂らないといけないんだろうけど、くれぐれも新規鋳造した種子島でタンクメイトを撃たないでくださいね。

さて、そんなフタミゾテッポウエビにあやかるわけじゃないけれど、シーズン中、ウエットスーツを着ても見苦しくないように身体をしぼったのはいいけれど、年のせいか筋肉まで落ちてしまってなかなか戻らない飼い主もタンパク質補給。

はい、焼き鶏で良質のタンパク質をたっぷり摂取。

もちろん、吸収を助けるために度数高めの原酒もたっぷり摂取。

〆飯は怒濤の照り焼きライス!

これで明日からまた、浮世の闇に潜むアマゾンズと闘えるかな。
って、何者やねん?俺。

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冬からの使者

2020-10-17 15:33:03 | 生き物の話

ひんやりとした秋雨の週末。
皆さま、いかがお過ごしでしょうか?

管理人はと言えば、金曜日の勤めをそそくさと終えて、おでんで燗酒などをほろほろと。
なんとも幸せな週末でございます。
ほろ酔い機嫌で眺める水槽には麗しのエメラルド・アイ。
ヤマトホンヤドカリにしては珍しく、人前でも臆せず採餌するおおらかな個体で、「これは期待できるかな」とほくそ笑みながら、ふと水槽の隅っこに目をやると・・。

おおっ!そこに居るのは冬の使者ヨモギホンヤドカリさんではありませんか。
このところの冷え込みで夏眠から目覚めたのね。
おはようございます。
昨年、今年とヨモギホンヤドカリは採集していないから、この子は一昨年の春に採集した3年物。
寝起きのせいか年のせいか、体色のみならずトレードマークの赤ひげまですっかり退色して、ぱっと見には正体不明なヤドカリですが、まごうことなきヨモギホンヤドカリでございます(笑)
こちらも同期だけど、この子はまだヨモギホンヤドカリの面影が濃いかな。
2匹ともまだ寝ぼけてるみたいで、寝床のフジツボ殻にこもりっきり。
まあ、寒い朝は布団から出るのが難儀やもんね(笑)
何はともあれ、今年も無事で何よりでした。


一方こちらは夏ヤドカリのケブカヒメヨコバサミ。
これから厳しい季節になるけれど、頑張って冬を乗り切ってくださいな。

そして夏ヤドカリと言えば、ヒーターが必需品のオカヤドカリ。
特にムラサキオカヤドカリに比べて、若干寒耐性に劣るナキオカヤドカリにとっては命がけの季節。

稼働したヒーターに背中をくっつけて暖をとっているのは、2008年の8月11日に孵化、初めて人工繁殖に成功したナキオカヤドカリの琴さん。
早い物で、当年12歳。
みーばい亭で11年と数ヶ月を過ごした父親「暴君メイ」を越えて、ナキオカヤドカリの最長飼育期間を更新中でございます。
メスのナキオカヤドカリとしてはそろそろ老境だけど、母親譲りの赤い美脚は健在。
もう繁殖させることはありませんから、産卵で命を削ることなく、のんびりと老後を楽しんでくださいな。

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くつろぎの秋

2020-10-10 19:45:10 | 生き物の話

深まる秋に気がぬけたのか、白黒ツートーンズの婚姻色から本来の体色に戻ったヘビギンポ(♂)。
背景のアワビ殻に見事に溶け込んで、心なしかリラックスした様子。
夏中、目立つ格好で暮らすのはけっこうしんどかったんやろうな。
管理人も、高校生の頃、女の子の気をひこうと、いちびったパンクっぽい格好で夜中の街を歩いてたら、茶髪パーマの田舎臭いヤンキー兄ちゃんによくからまれたし(笑)。
高校生らしく学生服で通学路だけを歩いてりゃ、卒業まで平和に過ごせたんだろうけどね(^^;
ま、この水槽にあんたの天敵は居ませんから、気張らんとのんびり暮らしてくださいな。。
ちなみに気をひく相手の♀も居ませんけどね(爆死)


こちらは、2018年の8月に採集して水槽暮らし3年目に突入したフタミゾテッポウエビ。
相変わらず、城塞の奥にこもっての御館さま暮らし。
寿司海老サイズで成長限界に達したようだけど、さて寿命は?
この様子だと、イソガニ並に5~6年は生きるかな?

さて磯水槽の主役ヤドカリにも、ちょっとうれしいサプライズ。
先週、ケアシホンヤドカリだと思って採集した2匹のうち1匹がホシゾラホンヤドカリでした。

ホンヤドカリ、クロシマホンヤドカリ、ケアシホンヤドカリ、ホシゾラホンヤドカリ、ヨモギホンヤドカリ、ヤマトホンヤドカリ、そしてケブカヒメヨコバサミのラインナップで秋を迎えた磯水槽。
さて、冬に向けてどんなドラマが展開しますか、乞うご期待!
って、お馴染みの常連ばっかりやけど・・・。
いやいや、ヤドカリ道は奥が深いですから!

 

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秋の新入槽

2020-10-04 11:10:59 | 生き物の話

朝まだき。
車におりた朝露をはらいながら、一路日本海へ。

大潮で活性化した魚の群れに囲まれて賑やかにひと泳ぎ。
水温24℃。
温くもなく冷たくもなく5㎜のスーツで泳ぐには快適な水温なんだけど、さすがにエキジットしてもろ肌脱ぎになると少し肌寒い。
週が明ければ寒露だし、冷え込む予報も出ているみたいだから、海水浴シーズンもそろそろ終わりかな?

というわけで、オフシーズンの慰みに、スジエビモドキを何匹か、ケアシホンヤドカリ、クロシマホンヤドカリ、そして性懲りもなくヤマトホンヤドカリをおもちかえり。





大潮の磯さながら賑やかになった水槽を眺めて燗酒などをすすりつつ、心温かに秋を愉しみますか。


おや、そこにいるのは?
さっそく湧いてでた腔腸動物。

これも深まる秋の風物なり。

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