みーばい亭ブログ

言いたい放題! 飲み放題!

元気です!

2009-04-25 22:01:55 | 生き物の話
5年越しの宿願だったオカヤドカリの人工繁殖を何とか成し遂げて、多くの方から称賛の言葉を頂いたわけだが、延べ数万匹のゾエアを孵化させて稚ヤドまで育て上げたのがたったの2匹なのだから面映ゆい限りである。

本当の功労者は毎年毎年せっせと交接して、ゾエアを供給してくださったこちらのオフタカタ。
おかげさまで元気ですが、今年はちょっと勘弁して欲しいなぁ・・。

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いる~じょよよん

2009-04-21 21:12:42 | 生き物の話
スクーバ・ダイビングのごく初歩的な技術に「中性浮力のコントロール」というのがある。
要は自身の体を海水と同じ重さにするということだ。
海水より軽いと水面に浮かんでいつまでたっても潜れないし、重いと底まで沈んでしまう。
私らの時代は「肺を使え!」と教えられたものだが、今ではスクーバ器材にBCが標準装備されているから、2~3年も潜っていれば誰でも無意識にコントロールできるようになる。
問題は意識してBCを使っても中性浮力がとれない、アホ・ダイバー。
吹きあがる分には、肺が破れて自分が血を吐くだけのことだから、別にかまわないが、オーバー・ウエイトでサンゴの上に墜落したり、フィンでジタバタと海底を掻きまわしているアホと同じ船に乗り合わせたりすると、楽しい休暇が一気に台無しになってしまう。
本来、こんなド素人は海に出られないはずなのに、なぜか嬉しそうにC-カードを見せびらかしているのが納得できない。
ダイビング・サービスも商売だから仕方がなのかもしれないが、せめて中性浮力くらいコントロールできるスキルを習得するまで、プールなり海水浴場なりで徹底的に仕込んでもらいたい。

ネクトンである魚の多くは体内に浮袋を持っているし、深海性のイカなどは細胞内に海水より比重の軽いアンモニアを満たして浮力を調整している。
ただし、基本的にベントス性の貝類はそんな機能を持ってはいないはず・・だが、水槽の中で中層にポッカリ浮いているボサツガイの姿が・・・?!
その気になれば、貝も中性浮力のコントロールができるのだ!
枝サンゴをバリボリ折っている、ダイバーのアナタ。
ちょっとは見習いなさい。


ホントは、粘液を使った「イルージョン」なんやけどね。
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蟹蟹合戦

2009-04-18 20:40:46 | 新・ほろ酔いキッチン
無性に焼き鳥が食べたくなった。

で、京地鶏のちょっと良いのを揃えている店まで行って来た。

気候も良くなったので、庭にカンテキを持ち出してスタンバイOK。
とりあえず、ブラッディ・マリーを飲みながら、新玉葱を焼く。
ウオッカ多めでリーぺリン・ソースをちょいと落とすのがみーばい亭風。
ほんのり甘いロースト・オニオンにも、スパイシーなリーペリンは良く合う。
続いて、モモ肉を特製の自家製タレでテリヤキに。
ここで、ピンク・グレープ・フルーツを絞ってソルティ・ドックを1杯。
あとはイカダを焼いて庭からむしってきた菊菜をさっと炙り、ジン・トニックを飲みなから岩塩を叩きこんで馴染ませておいたレバーを焼く。

材料費だけで千円以上かかったが、その辺の焼き鳥屋で飲むよりもはるかに安いし美味い。
カクテルにしても、1本千円程度のスミノフやゴードンがベースなのだから、ビールに比べれば断然安く上がる。
だいたい、ビールというのは元々贅沢な酒なのだ。

今は、ブラック・ルシアンを飲みながらこの記事を書いている。

もちろん、飼い主だけが美味いものを食っているわけではない。
飼い主が美味い物を食っている時は、水槽の連中も美味い物を食っているのだ。
今日のメニューは、先週ヤド・カニ・エビのために掘ってきて、セオリー通り冷凍しておいた「シオフキ」。
飼い主には、砂っぽくて食べにくい貝だが、磯の連中はそんなこと気にしない。
まず、やってきたのが、イソガニとヒライソガニ。
激しいバトルを繰り広げて、飼い主を存分に楽しませてくれた。
結果は、当初体格と力で勝るヒライソが優勢だったが、最終的にはスピードを駆使してイソガニがご馳走を勝ち取った。

うちのリビングにはテレビを置いていないので、プロレス中継や野球中継は観られないが(あっても観ないが(^^;)、ドリンクと水槽があれば、十分面白い。

貧乏だけど贅沢なのだ。
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思えば遠くへ来たもんだ・・。

2009-04-12 15:23:48 | 生き物の話
手元に古い貝殻がある。

9年前に友人から譲り受けたムラサキオカヤドカリが入っていた小さな貝殻だ。
コオニノツノガイかコオロギか・・とにかく、その系統の地味な冴えない貝殻である。
http://www6.ocn.ne.jp/~mi-bai/a-man/a-man02.html
↑が、この貝殻を着た「トラ」の肖像。当時はまだカメラが発明されていなかったので絵である(嘘)
翌年、この貝殻をトラから譲り受けたのが、ナキオカヤドカリのメイ。
当時の画像はこちら。http://www6.ocn.ne.jp/~mi-bai/a-man/a-man19.html
そして8年後・・。
メイの子供が、この貝殻に入った。
あの頃は、この小さなナキオカヤドカリがサザエサイズにまで成長して子を生し(オスだから産んだわけではないが)、その子がまたこの貝殻を利用するなど、思いもしなかった。
だからどうだということもないのだが、俺は今、ちょっとだけ感動している。
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山桜桃梅

2009-04-05 19:08:41 | 日々の戯れ
ユスラウメである。
中国原産の花木だが、日本でも江戸時代から栽培されているそうだから、アライグマよりは定着しているといえる。
ところが、このユスラウメ、漢字表記が面白い。
一般には「桜桃」と当てられることが多いが、「梅桃」と表記されることもあるし、場合によっては、「山桜桃梅」とも記される。
要は、桜なのか梅なのか桃なのか、日本における立場は三百年を経た現代においても確立されていないわけだが、逆に考えれば一本で梅と桜と桃の花見ができるから、お得な花木ともいえる。
私の場合、花を愛でながら酒が飲めればそれでいいのだ。

というわけで、今年も庭の山桜桃梅が満開になった。
樹形を整えるために、今冬強めに選定したので、枝ぶりはスカスカになっているが、思惑どおりに主枝が横に広がったので来年はもっとみっしりと花がつくことだろう。

花に浮かれて、多くの生き物たちが庭を訪れる。
マルハナバチ、ハナアブ、メジロ、シジュウカラ、ウグイス・・。
枝に産みつけられたハラビロカマキリの卵塊が弾けるのも間もなく。

花と共に命の営みを感じつつ、ほろほろと酒を酌む幸せ。


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