みーばい亭ブログ

言いたい放題! 飲み放題!

オカヤドカリの飼い方 【砂(床材)】

2014-04-06 10:22:23 | オカヤドカリの飼い方

飼育容器の床材としては、砂を用いるのが一般的です。
厚く敷き詰めた砂には、容器内の温度や湿度が急激に変動することを防ぐ効果があります。
また暑さや寒さ、乾燥などの環境変化から身を守るために、オカヤドカリ自身も砂に潜り込みます。
底砂は飼育環境を安定させるだけでなく、オカヤドカリにとって大切な避難場所であり休息場所なのです。

〈底砂は脱皮床でもある〉
 ナキオカヤドカリやムラサキオカヤドカリは、砂の中に巣穴を掘ってその中で脱皮をしますので、底砂は脱皮床でもあるわけです。
詳しくは脱皮の頁で説明していますが、オカヤドカリを飼育する上でもっとも気を使うのは脱皮時の管理です。
脱皮床である砂が適当でないと、大切なオカヤドカリを脱皮事故で死なせてしまう危険が大きくなります。
砂は単なるケージのアクセサリーではなく、飼育環境の基礎となる大切なアイテムなのです。
くれぐれも砂の選択は疎かにしないでください。

〈珪砂(海砂)で充分〉
 そうは言っても、特別な砂を用意する必要はありません。
結論を先に言えば、ありふれた「珪砂(海砂)」で充分です。
珪砂とは、火山性鉱物である石英が主成分の白砂のことで、国内の砂浜で見ることができる白っぽい砂はほとんどがこの珪砂です。
場所によっては、火成岩の組成の関係で砂が黒っぽく見えることもありますが、安定した鉱物性の砂であれば問題なく使用できます。
珪砂は比重が大きいので水分を含ませると自重で適度に締まるという特徴があります。
先に述べましたが、オカヤドカリは砂の中に巣穴を掘って、その中で脱皮をしますので、保水性がよく、崩れにくい巣穴を掘ることができる珪砂は、脱皮床としても優れた砂だといえます。

〈砂の厚みは15cm以上〉
 生息地での調査では、小型のナキオカヤドカリでも5㎝~13㎝の深さにまで潜りこむことが確認されています。
飼育下でも、最低10cm、できれば15㎝以上は敷き詰めてください。
60cm水槽に15cmの厚みで敷き詰めるには、およそ20kgの砂が必要になります。
取り扱うにはたいへんな量ですが、底砂が脱皮床を兼ねていることを考えれば納得できると思います。
もちろん飼育環境が許すなら、もっと多くてもかまいません。
実際に、大型の個体を飼育していると、15cmでも少なく感じるはずです。

〈砂の採取は常識的に〉
 珪砂はどこにでもあるありふれた砂ですから、海岸で採取すればいいでしょう。
本来、自分の所有する土地以外で、勝手に土砂を採取することは禁じられていますが、ダンプカーで乗り付けるのならともかく、愛好家が水槽に入れる程度の砂を持ち帰ることを、厳しくとがめられることはないと思います。
ただし採取する際は常識的で節度ある行動を取るようにしてください。
景勝地などに指定されている浜辺での採取は慎むべきです。

〈購入するなら川砂〉
 海に行く機会がない、また運搬手段のない飼い主は、ホームセンターで売られている川砂を購入すると便利です。
18kgか20kg入りが普通ですから、一袋あれば60cm水槽に必要な量はほぼ賄えます。
値段も200円程度と手頃です。
ただし、採取場所によっては泥が混じっていますので、使用前に米を砥ぐ要領で濁りが出なくなるまでよく洗ってください。
重い砂を洗うのは大変な作業ですが、ここで手を抜くと後々飼育個体の状態を落とすことになりかねません。
また、ホームセンターには川砂と共に山砂が置かれているかと思いますが、山砂は砂粒の角が立っているためオカヤドカリの外殻を傷つける危険があります。
珪石を砕いて人工的に作られた建材用の珪砂も同様です。
砂場用の砂も、薬品による消毒や抗菌が施されていることがありますので使わないほうが無難です。

〈海砂は洗うべきか?〉
 採取してきた海砂を洗うかどうかは、採取場所や採取状況によります。
塩分を含んだ砂はオカヤドカリには有害なので、波打ち際で採取した砂は良く洗ってください。
海から離れた場所の乾燥した砂は、雨に洗われて比較的きれいな場合があります。
洗う必要があるかどうかを判断するには、採取してきた砂を洗面器にひとつかみほど入れ、水を入れて軽く掻き回してみると良いでしょう。
私は、アクが浮いたり水がひどく濁ったりするようなら洗いますし、水が濁らなければそのまま使用しています。
洗った砂はよく水を切って乾燥させます。
大量の砂を完全に乾かすのは大変ですが、できれば天日に干してさらさらになるまで乾燥させるとより清潔に使用できるでしょう。

〈砂の湿り具合は?〉
 砂は湿らせて使用しますが、どの程度湿らせるかで悩まれる愛好家も多いと思います。
簡単に説明するのは難しいのですが、じくじくと水が滲み出すようでは濡れすぎですし、さらさらでは砂が締まらず巣穴を掘ることができません。
この巣穴を掘れるかどうかというのが、ひとつの目安になります。
海水浴場で砂山を作りトンネルを掘って遊んだ経験は誰にでもあるでしょう。
あの、崩さすにトンネルを掘ることができるギリギリの湿り具合をイメージしながら調節すると上手くいくと思います。
濡らすのではなくあくまで湿らす程度です。
しつこいようですが、くれぐれも濡らし過ぎないように注意して下さい。
 なお、砂は必ず真水で湿らせてください。
オカヤドカリは脱皮後、体表 から浸透圧を利用して水分を吸収し、身体を膨らませます。
砂を海水で湿らせると、回りの砂の塩分濃度が体液よりも高くなり、逆に水分を奪われて脱水症状を起こして死亡する危険があります。

〈砂粒は1mmくらいが扱いやすい 〉
 砂であれば、粒子が細かくても特に問題はありませんが、あまり細かすぎると洗うのが面倒です。
オカヤドカリには快適で飼い主にとってメンテナンスの容易なサイズということになると、およそ1mm程度、ゴマ粒よりやや小さ目くらいが理想的です。
それ以上だと、締まりが悪く巣穴が崩れやすくなります。
小石や粒の粗い砂が混じっているようなら、採取の際に細目のふるいにかけて粒を揃えておくと良いでしょう。  

            


  
 みーばい亭で使用している珪砂


 

〈サンゴ砂〉
 以前はサンゴ砂といえば、マリンアクアリウムのろ材として使用される粒の粗いものか、装飾用のパウダーくらいしか流通していませんでしたが、最近では、オカヤドカリ飼育にも使える細かいサンゴ砂が手に入りやすくなりました。
現在、愛好家の間ではこのようなサンゴ砂が主流になっているようです。
ただ、サンゴ砂は珪砂に比べると軽く締まりが悪いため、脱皮用の巣穴が崩れやすいように思えます。
生息地の南西諸島でも、多くの砂浜が珪砂にサンゴの欠片や砕けた貝殻の混じった混合砂ですし、サンゴ砂の浜でも昼間オカヤドカリが潜んでいる茂みの下などは珪砂や土の地面です。
多少、見栄えは悪くなるかもしれませんが、サンゴ砂を使用されるのなら、少し珪砂を混ぜた方が、脱皮床としては安定しますし、生息地に近い雰囲気を楽しむこともできると思います。

余談になりますが、数年前、違法に採取された砂が「宮古島の白砂」と称してインターネットのオークションサイトで販売されていたことが問題になりました。
おそらくこれは氷山の一角だと思います。
一時に比べると少なくなりましたが、ネット上には悪質な通販業者も存在します。
このような犯罪行為に加担しないために、出所のはっきりしないサンゴ砂などは購入しないようにしてください。

ちなみに愛好家の中には、洗ったサンゴ砂を乾かすために、フライパンで焼く方がおられるようですが、ご存知のようにサンゴ砂の主成分は炭酸カルシウムです。
炭酸カルシウムは加熱すると二酸化炭素と酸化カルシウムに分離します。
酸化カルシウムとは即ち生石灰です。
まあ、家庭用のガスコンロとフライパンを常識的に使用する限り、そこまでの高温に達することはないと思いますが、熱されたサンゴ砂はパチパチ弾けて危ないですし、漆喰やセメント原料を作る目的でなければ、サンゴ砂を焼くのはあまりおすすめしません(笑)


 


オカヤドカリが多数棲息する沖縄県の某海岸
サンゴのかけらがたくさん混じっているが砂自体は細かい珪砂だ  
 


沖縄県某所で採取した砂のサンプル
砂に含まれるサンゴの比率は海岸によって様々で、中にはこのようにほとんどがサンゴ砂の場所もある
これくらい粒ならオカヤドカリの床材としては使えるが、やはり細かい珪砂を混ぜた方が脱皮床としては安定するだろう 
 


 〈ゼオライトがおすすめ〉
 サンゴ砂には気体分子を吸着する性質がありますから、底砂に混ぜることによって、多少の消臭効果は期待できます。
しかし、ケージ内の消臭という目的で使用するのなら、サンゴ砂よりはるかに効果の高いスグレモノがあります。
ゼオライトです。
ゼオライトとは簡単に言えば、結晶中に分子レベルの微細孔を持つ粘土です。
天然に産出するものや人工的に合成されたものなど、多くの種類があり、様々な分野で利用されています。
園芸用に売られている珪酸塩白土も、ゼオライトの一種です。
ゼオライトには様々な効用がありますが、そのメカニズムについては私も専門記事の受け売りでしか説明できませんので、ここでは具体的な効用の一部だけを抜き出しておきます。

・水質、土壌の浄化
・重金属、不良ガスなどの除去
・ミネラル分の補給
・消臭
・保温、保湿
・静菌

実際にこれらの効用を立証する術は持ちませんが、少なくとも飼育容器内や砂の消臭には抜群の効果を発揮していますし、生体の状態も良好です。
使用量としては底砂全体の5%ほどで充分でしょう。
あまりたくさん混ぜると巣穴が崩れやすくなります。
我が家では最初、底砂の下に敷き詰めていましたが、オカヤドカリがほじくり返して、結局混ざってしまいますので、現在では適当にばら撒いています。
オカヤドカリは鰓や腹部で水を介して空気中の酸素を取り込みますので、食べ残しや糞が腐敗した際に発生するアンモニアなどの有害なガスが呼吸用の水に溶け込むと呼吸障害を起こす危険があります。
特に保温のために容器内の気密性を高める冬場は有害なガスを吸着するゼオライトの使用をおすすめします。 
  



これはネコのトイレ用
店頭にはペット用 園芸用など様々な用途のものがあるが少量だと割高  
ネコはもちろん園芸用としても重宝するので 大袋を購入した方がお得


 
〈その他の床材〉
オカヤドカリの生息環境を考えると、床材に土や腐葉土などを使うのもひとつの方法です。
我が家でも、試験的にヤシガラ土を試してみたことがありましたが、何個体もが無事に脱皮を終えましたので、床材として使用するのに特に問題はないようです。
ただ、維持管理の手間を考えると、わざわざ砂以外の床材を使うメリットはあまり無いと思います。
 



〈コラム 床材のバクテリアは有用か?〉

オカヤドカリを飼いはじめた当初は砂の臭いが気になると思いますが、しばらくするとだんだん落ち着いてくるようです。
これは床材の砂に大量のバクテリアが繁殖して、糞や食べ残しを速やかに分解するためだと思われます。
こうなると無臭とは言いませんが、臭いはあまり気にならなくなります。
この状態をキープできるのなら、大変な思いをして砂を洗う必要はないでしょうし、むしろ砂を洗ってバクテリアを流してしまうことは逆効果かもしれません。
実際に、爬虫類や両生類の愛好家の中には、糞や食べ残しの処理は床材中のバクテリアに任せて、洗ったり交換したりしなくてもビバリウムを良好な状態でキープしている方もおられます。
面倒な砂洗いから開放されるのなら、飼い主にとっては願ってもないことですが、オカヤドカリ飼育にはどうでしょうか?
洗って天日に干したきれいな砂でも、適度な湿り気と有機物が供給される飼育容器内ではすぐにバクテリアが発生します。
これは無菌室で飼育しない限り防ぎようがありません。
バクテリアが発生した砂は、食べ残しや糞はもちろんオカヤドカリの死骸でもきれいに分解してくれますから、ある意味では有用だといえます。
ただし爬虫類と大きく違うのはオカヤドカリが鰓呼吸をする生き物だということです。
バクテリアが有機物を分解する過程で発生するアンモニアや硫化水素など有害なガスが鰓内の水に溶け込むと、呼吸障害をおこす危険があります。
オカヤドカリが化学物質に弱いといわれる所以です。
特に保温のためにケージの気密性を高める冬場は、大量の有機物を大量のバクテリアがどんどん分解する・・という環境はオカヤドカリにとってたいへん危険だといえるでしょう。
そうかといって砂を無菌状態に保つことは不可能ですし、オカヤドカリが生きている限り餌も食べれば糞もします。
愛好家それぞれも考えもあり、この問題は突き詰めるとけっこう難しいことですが、結局の所大切なのは「バランス感覚」ではないかと思います。
要するに、あまり汚しすぎることもなく、あまり神経質に砂を交換することもなく、ほどほどの状態を保つということです。
具体的には、日に一度は容器内の換気を兼ねてフタを開け、目に付く食べ残しや糞はできるだけ取り除きます。
そうしておけば砂洗いは数ヶ月に一度、全体の3分の1くらいを交換するだけで充分でしょう。
もちろん脱皮モードの個体がいれば無理に洗う必要はありません。
私の経験では半年くらいまったく洗わなくても別に問題はありませんでした。
更にいえば、表面はさらさらに乾いているけれど少し掘ると巣穴が掘れるくらいに適度に湿ってしっかりと締まっている・・と、いう環境が維持できれば理想的なのではないかと思います。
砂洗いは飼い主にとっても大変な仕事ですし、オカヤドカリにとっても大きなストレスになります。
あまり神経質にならずに「ほどほどの状態」を保つこと。
これがオカヤドカリと長く付き合うコツではないでしょうか。



オカヤドカリの飼い方
貝殻へ進む

目次へ戻る

 

にほんブログ村 観賞魚ブログ ヤドカリへ

コメント (10)    この記事についてブログを書く
« オカヤドカリの飼い方 【貝殻】 | トップ | オカヤドカリの飼い方 【飼... »

10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
砂の湿らせ方 (Unknown)
2017-07-24 10:56:00
突然の質問を失礼致します。
現在オカヤドカリを飼いたくて色々調べています。
ミーバイ亭様のブログは経験に基づいた様々な飼育のノウハウを知ることができ、参考させて頂いてます。

質問なのですが、底材の砂は湿らせておいた方が良いと、色々なところで目にするのですが、どの様に湿らせれば良いのでしょうか?
砂を入れ替える際に湿らせてから入れるのか、毎日チェックし、乾燥していたら霧吹きなどで湿らせれば良いのでしょうか?
霧吹きをかけるのはオカヤドカリの体調に良くないという話も目にしました。
砂は1mmほどのサンゴ砂を購入しようと思っています。

どうかご教示のほどお願いします。m(_ _)m
Unknown (波風)
2017-07-26 18:46:30
砂は使用前に湿らせます。
私は、ストックの乾いた砂を手でかき混ぜながら、全体が適度な湿り気になるまで少しずつ水を加えています。
しっとりと湿っている程度で充分です。
一旦湿らせた砂は、底からヒーターで加温でもしない限り、そうそう乾きません。
表面が乾いても、少し掘れば湿っているはずです。
逆に水入れからこぼれた水で濡れすぎてしまう事の方が心配ですから、時々底の方の状態を確認してください。
直接生体に水をかけるのは論外ですが、日常的に霧吹きをしていると、底に汚水が溜まって、脱皮などで砂に潜ったオカヤドカリが酸欠死する危険が高まります。

>サンゴ砂
当たり前ですが、サンゴ砂は海から採取しますので、塩分やデトリタス由来の有機物などが付着しています。
塩分が付いたまま使用すると、脱皮時に浸透圧で脱水症状をおこす危険がありますので、使用前によく洗ってください。
サンゴ砂は多孔質ですから、デトリタスなどの有機物を養分にしてバクテリアが大量に発生します。
これはサンゴ砂の特性ですから防ぎようがありませんが、悪臭の原因になる雑菌も繁殖しますので、できれば洗った後、天日干しにして滅菌しておく事をおすすめします。
この季節なら、完全に乾くまで何日もかからないと思います。
Unknown (Unknown)
2017-07-28 04:03:34
お忙しい中回答ありがとうございます。
一度湿らせるとなかなか乾かないんですね、安心しました。
水槽の底の状態は日常的にチェックする様にします。

懇切丁寧な回答非常に参考になりました。
ありがとうございました。
ヤドカリ底砂の珪砂について (浜岡と申します。)
2018-05-08 21:32:18
みーばい亭さま。

以前、脱皮の関係でご教示頂きました浜岡と申します。

また一点ご教示頂きたく、コメントさせて頂きました。

みーばい亭様のブログで勧めららている珪砂をホームセンターで購入し、底砂として使用し始めたのですが、底砂を変えた途端、ヤドカリの元気がなく、常に流木の上にいる状態です。
ホームセンターで購入した珪砂ですが、セメントコーナーにあったもので、茶色袋に入れてあるものです。

天日干し等はせずにそのまま使用している状態ですが、このままでは良くないでしょうか?

ヤドカリの体調が心配で…。

お知恵を拝借出来たらと思います。

よろしくお願いします。
浜岡さん (波風)
2018-05-12 12:52:56
こんにちは

使われている珪砂がどういった素性の物かは分りませんが、「珪砂」と明記してあるのなら、中央アジアあたりで採掘された石英を粉砕した砂、つまりガラスの原料と同じものかもしれません。
流れや波に揉まれて丸くなった海砂や川砂と違って、工業的に作られた砂は角が鋭く立っていますので底砂としてはおすすめできません。
一度ルーペで砂の状態を確認してみてください。
昔はオカヤドカリ槽に敷く珪砂をわざわざ「買う」という意識がなくて、珪砂≒(その辺の)海砂という概念で捉えていましたから、記事の内容が時代の感覚とずれてきたようですね。

天日干しをせずにそのまま使用されているとのことですが、洗って水を切っただけでは明らかに濡れすぎです。
高い処にいるのはそのせいかもしれません。
一度完全に乾かしてから、少しずつ水を加えて湿らせる程度に調整してみてください。
握ってみて掌に水がつくようなら濡れすぎです。
濡らすのではなく、あくまで湿らせる感じです。

今の季節は温度差が大きくて、オカヤドカリ飼育には大きな難関です。
冬を越したオカヤドカリがこの時期に死んでしまったというのは、昔からよく聞く話です。
本当は、あまり触らないほうがいいのですが・・・。
夏場の飼育環境について (浜岡)
2018-06-14 21:19:28
みーばい亭さま、いつもアドバイス頂き、ありがとうございます。

先日ご相談させて頂いた珪砂の件ですが、みーばい亭さまにご照会させて頂いた後、自分で購入した珪砂について調べたところ、やはり建設用の珪砂であり、生物には使用しないようにとの注意書きがあったので、すぐに、それまで使用していた珊瑚砂に切り替えました。
幸い、現在も元気に動き回ってくれているので、とりあえず、ホッとしています。
砂の取り扱い方含め、コメント頂き、ありがとうございます。

さて、また一点アドバイス頂きたいのですが、夏場の飼育環境についてなのですが、これから先、日中の気温が30℃を超えていくことになるのですが、水槽内の温度の上限の目安というのはあるのでしょうか?
もちろん、湿度は常に70あたりでキープすることを前提になのですが。
窓を開けて風通しをよくしておけば、夏場は乗り越えれますでしようか?
ちなみに、居住地は奈良県の北部になります。
浜岡さん (波風)
2018-06-16 19:53:44
こんにちは。

オカヤドカリは、南方系の生き物ですから、適度に湿らせた砂を十分な厚みに敷きつめておけば、特に飼育環境を心配する必要はないと思います。

ただ、住環境はそれぞれですし、例えば南向きのマンションで40℃以上の高温が幾日も続くようなら、対策が必要でしょうが、それ以前に飼い主が耐えられないでしょうしね。
どちらかと言えば、冬場、夏の飼育環境の再現に腐心するのがオカヤドカリ飼育かと。
夏場の飼育環境について (浜岡)
2018-06-22 00:18:57
みーばい亭様、お返事ありがとうございます。

アドバイスありがとうございます。
とりあえず、自然な状態で様子を見ていきます。

昨年の冬は飼育を始めて最初の冬で、かなり苦労しました。
断熱材で囲って、暖突とサーモスタットで25℃をキープしながら、湿度を一定に保つよう苦心しました苦笑
Unknown (グルクン)
2021-08-03 01:11:58
初めてコメントさせていただきます。

いつも楽しく読ませていただいております。

我が家でもオカヤドカリを飼育しているのですが、砂に定期的にチャタテムシ?が湧いてしまいます。
オカヤドカリに害はないのかピンピンしていますが、
見栄え的にも良くはなく、また環境が悪いのではないかと
心配になっております。
チャタテムシを見つけ次第砂は洗い、日向で干すように
しているのですが、やはり3ヶ月もするとチャタテムシが...

みーばい亭さんではこういったことはありますか。
また、なにか改善策はございますでしょうか。

知恵をお貸しいただけますと幸いです。
グルクンさん (波風)
2021-08-08 10:39:13
はじめまして。

うちのオカヤドカリ槽には、ワラジムシが当たり前に棲息していますし、若齢の頃に入り込んだと思しきクロゴキブリが槽内で成長していたこともありますが、オカヤドカリに直截の害がなければ、基本放置です。
さすがにアリが巣を作って繁殖したときは、砂を交換して駆除しましたけどね(笑)

アリの場合は女王を潰せばそれで終わりですが、チャタテムシは屋内に棲息する昆虫ですから、槽内の個体を駆除しても、また新たな個体が棲みつくだけで、完全に駆除するのは困難だと思います。
完全(一時的ですが)に駆除するのなら家ごと燻蒸するしかないでしょうね。
まあ、オカヤドカリ自体がダニだのセンチュウだのホソミミズだの寄生虫まみれの生き物ですし、生き物を屋内で飼育していれば、チョウバエだのショウジョウバエだのメイガだのは必ず発生しますから、諦めて共存するしかないのでは?
昆虫も棲めないような(清浄な)環境では、オカヤドカリも長生きしないでしょうね。

コメントを投稿

オカヤドカリの飼い方」カテゴリの最新記事