梨木さんの本の中で好きなのは、「裏庭」と「西の魔女~」、「りかさん」シリーズ(?)辺りで、その印象が強いもので。
どちらかというと、少女(若しくは若い女性)がメインのイメージなのですが。
この「村田エフェンディ滞土録」は、おっさんだらけです(笑)
静かでゆったりとした流れのお話。
その昔、「村田」さんがトルコに滞在した時の、お話です。
色んな国から、向学の志に燃えてやって来た人達と、下宿先で様々な触れ合いがあるわけですよ。
日常のちょっとした些細な事ばかりですが、とても優しいタッチは相変わらずです。
以下、ネタバレあり!!
そういえば梨木さんは、戦争を絡めたやるせない話も、書くんだったなぁ、と。
村田を囲む人達とのやりとりが、あまりに日常的であるだけに、その後の展開はとてもやるせないです。
個人レベルなら、宗教が違っても考えが違っても、それでも心を交わせることができるのに。
戦争って、一体なんなんだろう、と思わずにはいられない。
優しいけれど、ヘビーなお話ですよ、これは。
どちらかというと、少女(若しくは若い女性)がメインのイメージなのですが。
この「村田エフェンディ滞土録」は、おっさんだらけです(笑)
静かでゆったりとした流れのお話。
その昔、「村田」さんがトルコに滞在した時の、お話です。
色んな国から、向学の志に燃えてやって来た人達と、下宿先で様々な触れ合いがあるわけですよ。
日常のちょっとした些細な事ばかりですが、とても優しいタッチは相変わらずです。
以下、ネタバレあり!!
村田エフェンディ滞土録 (角川文庫 な 48-1)梨木 香歩角川書店このアイテムの詳細を見る |
そういえば梨木さんは、戦争を絡めたやるせない話も、書くんだったなぁ、と。
村田を囲む人達とのやりとりが、あまりに日常的であるだけに、その後の展開はとてもやるせないです。
個人レベルなら、宗教が違っても考えが違っても、それでも心を交わせることができるのに。
戦争って、一体なんなんだろう、と思わずにはいられない。
優しいけれど、ヘビーなお話ですよ、これは。