三十汁+α

いよいよ三十路のアタクシを、節度を保ちつつ、垂れ流していこうかな。
とか言ってるうちに、もう@年。

風の歌を聴け <村上 春樹>

2006-04-28 15:33:01 | 
 言わずと知れた、春樹さんのデビュー作。
 

 なんというか、正に掘り出したばかりの原石っていうか、掘り出されてすらいない原石っていうか。
 それでいて、春樹さんらしさはすごく含まれているし、そういう面では既に完成してる(全て詰まっている)っていうか。
 な~んて、私なんぞに言われたくないだろうけど、春樹さん&春樹ストさんは。

 断片ばかり(という印象)なので、感想というのもイマイチ持ちにくいんですが。
 全体を流れる印象はやはり哀しい。
 何かを失ってしまった後のような。

 それにしても、こんなにもごつごつした原石をちゃんと発見した人が偉いわ。
 批判も多いみたいだし、埋もれたままだったとしてもおかしくないような気がする。
 ちゃんと発掘(?)してくれて、有難う。

3時間の逢瀬

2006-04-23 23:29:27 | 日記
 魂の友人(って何だ)K氏と、K戸で久しぶりのおデート。
 というのも、彼女とはほんの少し前まで3週間に1度祭をやる仲だったのだが(どんな仲だよ)、ちょいと距離的に遠くなっちまったもんで。
 つってもせいぜい2ヶ月ぶりなんだけど、ね。
 U田で落ち合ってS宮行って、飯食って文学的ヲタク談義を交わして買い物して。
 うーむ、久しぶりに会ったってのに、この体たらく。
 ま、こんなモンでしょ。
 ちなみに買ったのは、布製ブックカバー×3。
 『大人買いや~』と、ウヒウヒしてしまいました。

 次回は是非、変な我が家を見に来てくれたまえ、K氏よ。うひ

夜のくもざる <村上 春樹>

2006-04-23 23:20:37 | 
 超短編集。
 安西水丸氏のイラスト満載。

 これって、ホントに短い。
 せいぜい見開き2ページ。
 しかも字がデカい、行間も広い。
 それほどの短さだから、何だかオチがあるのやらないのやら。
 ナイんだろうな。
 ん、シュールってこういうのを言うのかしらん、という感じ。

 でも、結構好きだった。
 春樹ワールドという意味では、その色はよく現れていたのではないかな~。
 『カンガルー日和』より読みやすかったけど。
 それって慣れの問題?

 それにしても、笠原メイ出てきたヨ!びっくり~
 ワタナベノボルも。
 村上さんにとって、笠原メイ、ワタナベノボル、及び加納姉妹ってどんな位置づけでどんな意味を持っているんだろう。
 何かの象徴なのかしらん。
 
 そして、フリオ・イグレシアス……ぷぷ

獄門島 <横溝 正史>

2006-04-23 23:10:25 | 
 いい!イイねぇ~横溝正史!
 昭和のイイ感じの空気が、みっちり詰まってる感じで。

 何せ出だしがイイ。
 『備中笠岡から南へ七里……』
 よ。
 もうこれだけで一昔二昔前の、表に出てるより秘められている事の方が多い、ちょっと不吉でそれでいて甘やかな、濃密な空気が感じられるではないですか。
 人間の描写も、その表現自体に奥ゆかしさのようなものがあり、それでいて色気あり。
 金田一耕助もまだ若くて、一応フケが飛び散る描写とかあるものの、わりと愛らしいというか人懐こいというか。
 決して古谷一行的ではなく(別に彼の金田一が悪いと言っているわけではない)、もっとイイ優男です。
 私のイメージでは。
 稲垣ゴロちゃんの方が近いかな。
 アレだとちょっと軽すぎるんだけど。

 本格的謎解きとしては、ちょっと邪道な気がしないでもない(だって、金田一クンの思い違いとか聞き違いがあるのよ)けど、アタイ別に本格ファンでもないし。
 全然気にしな~い。
 気に入りました、横溝正史。(上目線的発言)
 各章のタイトルも好みです。
 他の話も買ってしまいそう。
 えーこれってファイル20まであるのか~。(また”ファイル”ってのも、憎いね)
 まったく、金がかかるなぁ 

村上ラヂオ

2006-04-23 22:49:00 | 
 村上さんのエッセイは、非常に優しい感じがするね。
 温厚さがにじみ出ているというか。
 まぁ、ご本人はとれも正確温厚とはいえない、とおっしゃられてましたがね。

 個人的には、朝日堂よりこっちのが好みでした。
 恐らくan○n掲載ってことで、よりイイ感じに力が抜けていたのではないか、と勝手に邪推。
 
 印象に残っているのは、まぁどれもこれもなんですが、骨董屋奇談かなぁ。
 『口元は笑っているけど、目は笑っていない。そういう特殊なメッセージを含んだ笑い方のできる人が、古都京都にはまだ少なからず生息しているみたいだ。』
 というくだりが好きです。
 京都人特有の、と言われる厭らしさをこうも美しく表現できる人は、やはり村上さんをおいて他には居ないんではないだろうか。

イチゴ狩り

2006-04-23 22:31:26 | イベント
 イチゴ狩りに行ってきました。
 最初、K和田市のいちご農園に行ったらば、開始から2時間も経ってない時間に着いたのに『本日のイチゴ狩りは終了しました』の張り紙が!
 アタシ、こういうハプニングよくあるので(要するに無計画なのだ)ゲラゲラ笑ってたのですが、他の3人はショックだったようで。
 何が何でも苺狩りたいってんで、必死のパッチでなんと急遽県を越えてW歌山まで!
 すごいね、その行動力!

 W歌山では無事、残存苺ありでした。(一応移動前に電話で確認したけどね)

 とは言え到着は2時前。
 めぼしい苺は狩られた後で、小粒しか残ってないって事でしたが、何せ初期状態を見てないわけですから、ノープロブレム。
 果物狩りって、高校時代のぶどう狩り以来ですが、いやいや結構楽しいね。
 イチゴって小粒だし、もりもり食べました。
 多分80個は食べたんじゃないか、と。
 当たり外れはもちろんあるんですが、それがまた楽しい。
 外れがあってこその当たり、みたいな。
 おう、それはまるで人生が凝縮された様ではないか。(大げさな)
 1時間半ほどイチゴを食べ続けましたよ。
 苦しい苦しいと言いながら。
 恐るべし、胃袋。

 その後、あっさりO阪に帰ってきてラーメンを食べました。
 これまた旨かった。
 
 ビバ、イチゴ狩り

テニス

2006-04-19 11:55:24 | 日記
 久々に、会社の人たちとテニス。
 2時間コート借りて、5人しか集まらなかったから、ほとんどずっと休憩なしでやってmした。
 よく動きよく笑った。
 やはりスポーツというのはイイものですな。
 
 そして今日。
 案の定、えらい筋肉痛。
 特に背面。
 あーどうせ時間を追うに従って、もっと痛くなるんだろうなぁ…いてて

ひのき花粉症

2006-04-19 11:52:36 | 日記
 ちゃんと調べたわけではないが、恐らくひのき花粉症と思われる。
 最近毎朝くしゃみと鼻水が止まらない。
 なので、今朝は思い切って薬(パブロン)を飲んだ。
 
 ……予想通り、これが眠いの眠くないのって。
 意識を失いそうです。
 っていうか、さっき一瞬意識なくなってた気がする。
 ヤバイ。
 眠い……


 <午後>
 マジで眠い眠い眠い。
 起きてらんない。
 ヤバイ。
 一向に仕事も進まない。
 帰りてぇ~。
 でも18:30から打ち合わせだ~。
 多分その頃には薬が切れてるはず…

シチューうどん

2006-04-17 00:02:21 | 
 突然シチューが食べたくなった。
 幸い、すべての材料がそろっていたので、さっさと作る。
 最近、野菜を乱造に切ることにかけては、腕が上がっている気がする。
 それってどうなの?
 まぁイイや。
 とにかく料理というものは、手を抜けばあっという間に仕上がるものなのだ。

 で、2日目のシチュー。
 ふと思い立ってしまったんだなぁ。
 
 カレーうどんがあるなら、シチューうどんだって美味しいんじゃねぇの?!

 と。
 頭の片隅で「止めろ」という声が聞こえたものの、こんな気持ち悪げな料理できるのも一人暮らしの特権、という魅力には抗えず。


 結果は……微妙。
 決して不味くはない。
 が、特に旨いというわけでもない。
 カレーうどんの場合は、特に何も手を加えなくても、それなりに旨いカレーうどんになったのに。
 恐らくシチューとうどんを融合させるには、もう一手間必要か、と。
 そしてそこまでして、シチューとうどんを融合させる意味が……

香港の旅 <CATHAY PACIFIC(飛行機)>

2006-04-16 23:54:56 | イベント
 今回利用した航空会社は、CATHAY PACIFICでした。
 って、初めて聞いたし格安ツアーだから全然期待してませんでした。
 落ちなきゃイイや、ぐらいの勢いで。
 ところがどっこい、中々良かったっすよ。
 機内食が。

 最近、機内食の出る飛行機の旅をしてないので、もしかしたらどこもあんなモンなのかもしれませんがね。
 割と美味しいのよ。
 まぁ、パンもご飯も出る、炭水化物攻め的メニューではあったけれども。
 このパンがまた旨いのよ。
 ご飯(お米)も、イケてたよ。
 外国米特有のパサパサ米って感じでもなかったし。
 ってまぁ、所詮アタイは貧乏舌なんで、味の保障はできないっすけどね。
 行きは、ばっちりビールも頼んじゃった。てへ、サイコー
 帰りはさすがに疲れていたので、ノンアルコールでしたが。

 座席は、ちょっぴり前との間が狭いように感じました。
 全席モニタ付映画楽しみ放題って、画面が近くて目が疲れるがな~、みたいな。
 あと、作りがユルイんじゃないの?という感じが。
 飛行機ってあんなに揺れたっけなー、という。
 こう座席の上の荷物入れとかがね、ガタガタと。
 はっ、高度によって揺れが違うのか?(って、無理があるよな)

 まぁ、特に感動するほどのサービスでもなく(エコノミーだもんね)、かと言って不満もなく。
 何はなくとも、無事に離着陸してくれて、良かった良かったって事よね。
 
 CATHAY PACIFICはビジネスクラスとかの評価が(も?)、非常に高い様ですよ。