三十汁+α

いよいよ三十路のアタクシを、節度を保ちつつ、垂れ流していこうかな。
とか言ってるうちに、もう@年。

秋葉原通り魔事件

2008-06-10 13:41:11 | 日記
 ビックリしましたわ。
 申し訳なくも全くの他人事で、しかも今心がカサカサなので、ほぼ何の感慨もないのですが。
 それでも、驚きました。
 休日の真昼間に、あんな事件が起きるんだなぁ、と。
 何か、事件って夜のイメージがあるから。

 さて、加害者について様々な情報が、出てきてますな。
 あの携帯のカキコ、自分の中の闇の垂れ流しではないですか。
 周りの人間に対して、かなり鬱屈した思いはあったようですが、それが遠く離れた場所での無差別殺人に繋がるその回路は、理解できませんな。

 動機の解明が急がれる、という報道ですが。
 動機なんて解明できないと思うヨ。
 本人の動機は、コトバに出来ない部分が多いと思うし。
 動機の解明なんて、納まりの良い理由が必要だからという、便宜上のものとしか思えない。

 いずれにせよ。
 誰だって、他人には理解できない孤独や絶望を、抱えて生きてるんだ。
 何が要因やきっかけで、ああいう道を辿るのかは知れないけど、アレではやっぱり負けだよなぁ。

真夜中のマーチ <奥田 英朗>

2008-06-10 11:43:01 | 
 またまた奥田英朗です。
 伊良部総合病院シリーズとも、サウスバウンドとも違うテイストです。
 軽快で読みやすいところは同じですが。

 以下、ネタバレありかも!!



真夜中のマーチ (集英社文庫)
奥田 英朗
集英社

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 登場人物が誰も彼も、魅力的でゴザイマス。
 ヤクザのフルテツも、だめだめ弟のタケシも、強欲な白鳥でさえ、何やらいとおしい。
 ストロベリーも、サイコーです。

 テンポもイイし、二転三転する仕掛けも十分だし、映像化できそうなお話ですな。
 と思ったら、もうなってた。
 やっぱ考える事は同じですな。
 えー、ヨコチンが玉山鉄二で総一郎が窪塚俊介ぇ?!
 うーん、玉鉄はイイとして、窪塚君じゃシャープすぎるでしょう。
 クロチェが香椎由宇かぁ。
 香椎由宇ちゃん好きだけど、ちょいと色気が足りない気が。。。

 全てがオチる所にオチてて、キレイなパズルみたいな一冊です。
 安心して読めるけど、ちょっと物足りないかな?
 
 お気に入りは、フルテツが中国人マフィアにヤラレちゃうトコ。ふふ