三十汁+α

いよいよ三十路のアタクシを、節度を保ちつつ、垂れ流していこうかな。
とか言ってるうちに、もう@年。

ストロベリーナイト<誉田 哲也>

2011-05-31 15:53:22 | 

 しょっぱなっからいきなりグロ描写で始まるから、てっきりグロドロミステリと思ったら、これってば刑事小説なんだね。

 なので、読後感としてはあっさりしたもんです。

 十津川警部シリーズ(あんま読んだ事ないけど) を思い出すって感じでした。

 つまり庶民的エンタメとしてのミステリっていうか。。。

 スピード感あり、涙あり笑いあり、キャラよし展開よし、がっちり楽しませてもらいました。

 

 

 以下、ネタバレとグロ表現ありかも!!

 

 

 

 

 

 

 あれですか、ストロベリーっていうのは、ぐちゃぐちゃの顔面が熟れすぎたイチゴのようだから、ってやつですか。

 はっきりそういう表記はなかったと思いますが。。。。

 なんかそういう意味でのストロベリーって、聞いたことがあるようなないような。。。

 しかし、グロテスクに腫れあがった顔面なら、イチゴよりトマトの方がより近いのではないかちらん。

 ま、可愛らしいイメージのイチゴとのギャップがイイから、ストロベリーなんでしょうな。

 トマトナイトじゃ、なんか健康で楽しそうだし。

 

 佐田さんと玲子の、当時のやり取りの部分では、不覚にも落涙。

 性犯罪の描写?表現?について、賛否両論あるようですが、私は泣きました。

 あの辺については、割と淡々と描いてあったし、そう引っかからなかったっす。

 

 にしても、ストロベリーナイトの描写は、さすがにエグかった。

 釘バットで胸と鼻をもがれるなんて、うぅ・・・イヤだ。

 

 ところで、胸と尻の肉を削いだら、やっぱ女性らしくない体になるんでしょうか。

 骨格的なものが、どうしようもなく残ると思うんだけどなぁ。。。

 なんて、野暮な事は言いっこなしだぁね。

 

 

 

 

 

 

 

 

ストロベリーナイト (光文社文庫)
クリエーター情報なし
光文社

 

 


福島の日本酒

2011-05-26 09:24:00 | 日記

 居酒屋行ったら、被災地応援で福島の日本酒があったので、久々に日本酒を飲んだよ。

 笹正宗、飲み口スッキリ、美味しかったよぅ。

 やっぱ日本酒もイイなぁ。

 

 そして今日はすこぶる眠い。

 朝方足もつった。うぅ


早起き→二度寝

2011-05-25 09:21:27 | 日記

 いつもの起床時刻は6時なのだが、なぜか4時ごろ目が覚めて。

 目が覚めるのはよくあるのですが、今日はそこから寝れなくなって。

 どうせ寝れないなら、起きてやろうと思って。

 お腹も空いてたんで、朝の4時半からナスを甘辛く炊いて。

 もりもり食べてマンガ(3月のライオン)読んで、6時前後に20分ぐらいソファでうたた寝してやりましたよ。

 いやー、なかなか気持ち良いではないか。

 朝2時間あるって、優雅ね。

 

 でも早くもお腹空いてきたし、なんか眠いけど。

 鼻炎も酷かったし。

 本気でハナタレでしたよ。

 水っ洟の時って、ホントに垂れてくるよね。

 ポタリと。

 

 今流行りの時短睡眠にするつもりもないし、夜中とか朝方ちょくちょく目が覚めるけど、睡眠障害って程でもないし。

 目が覚めたら覚めたで、あるいは朝までグッスリならグッスリで。

 どっちでもいっかー、と思っていようと思います。

 

 ハナタレだけはいただけませんがね。とほ

 


プリンセス・トヨトミ <万城目 学>

2011-05-23 11:09:34 | 

 映画公開直前で、今が一番アツいプリトヨです。

 流行りモノはイヤだとか言いつつ、ど真ん中ですなぁ。てへ

 

 その昔、自分では覚えてないんですが、ワタクシ 「大阪はそのうち独立する。その際の通貨は 『1ナンボ』 だ」 と、アホな事を言っていたらしいのですが。

 いやぁ~そのうちどころか、もうとっくに独立してたんだね。

 どうりで、ゴールデンタイムでさえ、やたらたかじんと上沼恵美子がよく登場し、価値判断の基準は安さとオモロさに重点が置かれるという、独自の文化圏を築いていると思っていたよ。

 完全なる余所者大阪人のワタシが、その存在を知らなかったのも無理はない。

 そーかそーか、大阪国は独立していたか。

 一国の長である総理大臣が持ち回りで順番だなんて、さすが大阪、懐が深い。

 

 誰が読んでももちろん楽しめるけど、やっぱり大阪近辺に住んでる人間の方が、より楽しめるんじゃないかと思います。

 なんか、大阪国民になった気分で。むふ

 

 大輔がいじらしくて、泣けました。

 すごく大変な生き方を選んだね。

 でもすごくオトコマエだと思う。

 特に府庁のシーンとか。

 

 以下、ネタばれあり!!

 

 

 

 映画の宣伝をバンバンやってるので、キャストのイメージがぬぐい切れず。

 ただメインのうち二人が、性別が違うんだね。

 ミラクル鳥居@綾瀬はるかちゃんというのは、あの天然キャラがハマってよさげですが、それだと旭が検査を仕組んだ(というと大げさだけど)理由そのものが成り立たなくなるのでは。

 大阪国民には男しかなれず。

 でもオンナは何となく、男が何してるか知ってる。

 けどまぁ、男はアホやから知らんふりしといたろ、っていう立ち位置を取ってる。

 でも若くて頭もよくて力もある旭は、どうしても自分の目で確かめたかったんだよね。

 今回の大騒ぎは、そこに端を発しているわけだからなぁ。

 まぁおそらくその辺の機微は、あっさりカットされるのかな。

 

 大輔を旭が引き取りに行ったトコも、オモロかったのになぁ~。

 あのシーンもないのかなぁ。残念。

 

 とは言え、映画は映画で楽しくできてそうなので、お祭り気分で観に行こうと思います。

 

 しかしまぁ、読み終わってみれば結局、大阪国は一体何を守っていたんだろうと思わんでもないのだが。

 プリンセス・トヨトミを守るっていうより、父と息子の在り方とか、放っておいたら消えてしまう昔からある大事なものとか、そういうのを守ってるのかな。

 

 

 

 

プリンセス・トヨトミ (文春文庫)
クリエーター情報なし
文藝春秋

 


東京バンドワゴン <小路 幸也>

2011-05-19 18:45:57 | 

 前々から気になって、何度も手に取ってはいたものの、購入するに至らず放置していた本。

 したら友達が貸してくれた。

 おぉ、これぞまさに堀田家家訓 『本は収まるべき所に収まる』(だっけ?)ではないのか!

 ・・・ちょっと違うか。

 

 それはさて置き、やはり何度も手に取っていただけの事はある、とてもイイ本でしたよ。

 大家族のホームドラマって感じで、昔あったテレビドラマっぽいんだよね、多分。

 家族ものって、気をつけないと変に凹んだりする(それで購入をためらっていた)んだけど、コレは全然大丈夫!

 心が焼き芋みたいにホクホクする、優しい話でした。

 

 大体、設定がイイもんね。

 舞台は老舗の古書店。

 題材は人の優しさがもたらす、日常の小さなミステリ。

 誰も悪い人が出てこないし、誰も傷付けない。

 まぁキレイすぎるという人もいるんでしょうが。

 現実はそんなに甘くない、とね。

 でもだからこそ、イイのですよ。

 古き良きホームドラマですよ。

 思うにこういうホームドラマのイイトコって、世間体的にちゃんとしてる人もしてない人も、とてもイイヒトでちゃんと受け入れられる、居場所があるってトコなんじゃないかなぁ。

 人が人を否定したり、排除したり、考えたらそんなのオカシイよね。

 変わった人や変わった人生なりに、周りはちょっと困った人だなぁっていうのもありつつ、助けたり助けられたりしながら、そこに居たってイイじゃないか。

 

 個人的には研人と花陽のコンビが好きかな。

 小さいのに賢くて、イイ。

 

 シリーズがだいぶ出てるようなので、続きも読みますかな。。。

 

 

 

 

 

 

 

東京バンドワゴン (集英社文庫)
小路幸也
集英社

ブラック・スワン

2011-05-19 13:37:38 | 映画

 どうも気になったので、観に行ってみました。

 賛否様々あると思いますが、私は圧倒されました。

 すげー、ナタリー・ポートマンすげーよ。

 アカデミー主演女優賞取っただけのことはある。

 すさまじい。

 映画の中身云々よりも、ただただナタリーすさまじいの一言に尽きます。

 なんなんだろうね、あの迫力。

 あれが女優って事なのか。

 なんだか凄いものを見たな、という印象ですたい。

 

 暗くて黒くてイイですな。

 私は好き。

 もっかい観てもイイかも。

 

 

 以下、ネタバレあり!!

 

 

 

 あんまりストーリーとかに触れても、意味ない気がするけど。。。

 

 あれぁ、お母ちゃんが悪ぃよなぁ。

 あれじゃー子供は、繊細で臆病で病的になっちゃっても仕方ないさ。

 

 そして痛いシーンが多かったねぇ。

 爪ネタはずるいよー。

 絶対痛いもん。ヒィィ

 体に力が入っちゃって、疲れたよ。

 後ろの席の人も、終わった後 「疲れたー」 って言ってたもん。(笑)

 

 リリーを殺しても、自分が黒鳥を踊るんだっていう執念。

 っていうかあれはやっぱ、自分の前に立ち塞がる自分自身を殺したことで、完璧な黒鳥を演じるっていう事だよねぇ。

 最後の 「perfect」 の言葉、美しかった。

 

 ところで、携帯の着メロが調子っぱずれだったのは、ワザとかちらん。


阪急電車 ~片道15分の奇跡~

2011-05-17 09:55:27 | 映画

 観てきたぞー、阪急電車映画版。

 思った通り、良い意味で力の入り過ぎていない、優しい映画に仕上がっておりました。

 ニヤニヤ度合いも、原作ぽい。

 途中で急にアニメ(?)と分かりやすいCGが入ってくる(しかもその時だけ)のとかも、なんかラノベっぽくてイイんじゃない。ふふ

 

 中谷美紀キレイでしたー。

 しかしああいうドレスでホームに立つと、すさまじい違和感ですな。

 せめてカーディガン羽織るとか、トイレで着替えるでしょう、普通。

 とか言ってはイケナイのです。

 

 相武ちゃん、ああいう格好するとキリッとするんだなぁ。

 私の中では彼女はフワッとしたイメージだったので、意外でステキでした。

 

 まぁでも一番ステキだったのは、宮本信子さんのおばあちゃんでしたな。

 品があって凛とした、優しくて厳しくて温かいおばあちゃん。

 

 勝地君が軍ヲタなのは、イージス繋がり? なわけない。

 そして玉鉄ってば、見事にダサくなってたねぇ。

 

 途中、過去を思い出すパターンが続いたとこでは、若干中だるみしかけました。

 恋愛系が続いたしね。

 あと季節の移り変わりを電車のシーンで映したトコは、阪急電鉄のPVかよ、と思いましたよ(笑)

 あの辺は、阪急電鉄ファン向けのサービスカットだったのでしょうか。(違うだろ) 

 

 カットされたエピソードもたくさんあって、それでもなお唐突な感じのする部分とかもあったけど、まぁなんとなく暖かい気持ちになるイイ作品だったと思います。

 

 それにしても、あまりに身近だったなー。

 関西弁はもちろんの事、聞きなれた音と見慣れた風景だらけで。

 電車がホームに入ってくる時の音楽、 車両が止まる時の音、ホームの作り、電車の色、社内の様子。

 今津線こそあんま乗った事ないけど、日常の風景がスクリーンの中にあるって感じで、非常に不思議な体験でした。

 

 

 

 

阪急電車 片道15分の奇跡 OFFICIAL FILM BOOK (TOKYO NEWS MOOK 226号)
クリエーター情報なし
東京ニュース通信社

甲子園

2011-05-16 09:27:26 | 日記

 行ってきたぜよ、甲子園デーゲーム。

 友達が誘ってくれたので、のこのこと。

 

 いや~、天気良し勝って良しの楽しい試合でした。

 昼間っから球場で飲むビールってのは、ああも旨いかねぇ。うっしっし

 そして夜は居酒屋へ流れ、更に飲む。

 大阪にアニキプロデュースの鉄板屋があるのですが、折角勝ったことだし、と行ってみる。

 したら満員で。

 みんな考える事は同じなんだねぇ~。

 なので、別の適当な居酒屋でした。

 なんて楽しい一日。

 

 夜は、熱が身体に籠って大変でしたがね。

 久々の太陽だったからね。


ぐーよりぱー

2011-05-13 16:21:33 | 日記

 何かに執着して、硬くこぶしを握っていては、それ以上何も掴めないではないか。

 思い切って手を開いて、開いたその手で次に何を掴む事ができるのか、その可能性の方がずっとステキで素晴らしいじゃないか。

 硬く握りしめた手は、臆病の象徴のようだよ。

 手を開け。

 明るい心で。