三十汁+α

いよいよ三十路のアタクシを、節度を保ちつつ、垂れ流していこうかな。
とか言ってるうちに、もう@年。

ひぐらしのなく頃に 劇場版

2011-04-18 16:11:46 | 映画

 とうとう見てしまった。。。

 

 まず一つ言いたい事は。

 昭和50年代の男子は、そんな腰でズボンを履いたりしない!

 という事でス。

 それがとても気になりまシタです。

 

 それはさて置き。

 

 どーなのこれ。

 コレ単体で観た人って、どう感じるんだろ。

 色々唐突すぎたりするのかなぁ?

 でももう、さんざんアニメ見まくった後なんで、へぇへぇなるほどー、という風にしか見れない。

 

 てか、アニメってテンション高いんだね。

 今更気付いた。

 みんなが普通に喋ってるのが、変な感じ。

 でもキレてる時の演技は、なかなか突き抜けてて良かったす。

 

 さとことリカは大きいし、圭ちゃんは醤油顔だし鷹野は変態ぽさが足りないし、とみたけは細いし、入江は普通だし。

 でも続きがあるなら、そっちも観てみようかなー、って思ったりして。

 

 痛いシーンも、アニメのがよっぽど痛かったす。

 まぁ変にグロいだけ、みたいになってなくて良かったかも。

 

 

 

 

 

ひぐらしのなく頃に 劇場版 スタンダードエディション [DVD]
クリエーター情報なし
Frontier Works Inc.(PLC)(D)

塩の街 <有川 浩>

2011-04-18 12:40:34 | 

 超売れっ子、有川浩さんのデビュー作でございます。

 が、このバージョンはハードカバーの文庫化版なので、デビュー作のラノベとは若干内容が異なるようですな。

 なんでもラノベ版とは年齢設定なんかも違うらしいし、大幅にカットされてるシーンもあるし。

 うーむ、そうだったのか。

 前にイラスト付のを買ってしまって、これじゃないと売ってしまったけど、そういう違いがあるなら手元に置いといても良かったなー。

 

 で、とにかく塩の街。

 さすがにラノベ色が濃いように感じました。

 どこが、と言われると困るけど…やっぱ文章なのかなぁ。

 どうも粗いというか…(偉そう)

 まぁもともとラノベだったわけだし。。。

 それでもやっぱりぐいぐい引っ張られるし、うるうるしてしまうし、うーーーん流石っす。

 文庫からハードカバーになるっていう、異色の経歴な作品だけあるんだよね、きっと。

 

 設定も起こる出来事も切なすぎるぐらい切ないし、恋も世界の命運も上手くいきすぎるぐらい上手くいきますが。

 そこはそれ、エンタメですからヨイのですよ。

 説得力さえあれば。

 

 個人的には、最後の作戦決行の部分の緊張感が物足りなかったな。

 あっけなさすぎるというか。

 ラノベ版ではその辺りも書かれてたらしいですが、ハードカバー版はバッサリだもんね。

 だからかなぁ。

 

 ところでこれ、自衛隊3部作の 『陸』 に当たるらしいけど。

 秋葉さんは空自の人だよねぇ。

 そのイメージが強かったので、これが陸だと思いませんでした。なは

 

 

 

 

 

 

塩の街 (角川文庫)
有川 浩
角川書店(角川グループパブリッシング)

70時間超

2011-04-14 17:13:39 | 日記

 今月度の、現時点での残業時間を計算してみたら、およそ70時間でありました。

 あーそりゃ身体オカシくなるわなぁ、と思うとともに、昔いたIT関連会社の月100時間って一体どんなだよ、とつくづくあの業界の恐ろしさを感じる。

 今日は早く帰ろう。


SP 革命編

2011-04-14 11:06:29 | 映画

 観たよ、観たよ!!

 

 うぅぅぅぅ、カッコエエですたい!!

 ふるえた。

 岡田君のアクションにかけるストイックさというか、そういうのが伝わってくる気がした。

 もちろん岡田君だけじゃないんだろうけど。

 陳腐な言い回しをするなら、みんなが魂を注ぎ込んでるって感じ。

 研ぎ澄まされたアクション、最高ですよ。

 

 個人的には、野望篇より良かったと思います。

 静と動のコントラストが効いてる。

 静かなシーンは、ホントに針が落ちても聞こえそうなぐらいの緊張感なので、観に行く人必ず携帯の電源切っといてよ。もぅ

 バイブの音でもダメだっつーの。

 

 バランスも良かった。

 長く続く緊張感のなか、山本と笹本のやりとりとか、ちょっとだけ笑いがあって。

 ほっとするの。

 

 

 以下、ネタばれあり?かも

 

 にしても、政治に対してかなり挑戦的というか、挑発的な内容だったのでは。

 政治家たちは汚辱にまみれている。

 それを白日の下に曝す。

 国民は刮目せよ。

 そして立ち上がれ。

 政治を、政治家の手から取り戻せ。

 

 と。

 あれは作り手からの、本気のメッセージだったんだろうか。

 

 にしても。

 あれが緒方の大義だったのか?

 否。

 緒方の一番の想いは、麻田に罪を認めさせる事だったと思う。

 あれは私怨だったよね。

 私怨に大義を被せたんだと思う。

 欺瞞ですよ。

 だから利用されちゃうんだよー うぅ

 

 なんかもう、途中からずっとやるせなくて。

 バリバリの硬派なアクション映画なはずなのに、泣きそうだった。

 緒方が、井上が、見てて胸が痛くて。

 

 続編はもうないのかもしれないけど、緒方はこの先も利用され続けそうですな。

 血塗られた道ですよ。

 またどこかで、井上と交わるんでしょう。

 

 あれ、そういえばあの遺書っぽい手紙の内容は一体…?


田村はまだか <朝倉かすみ>

2011-04-11 11:56:34 | 

 以前 『ほかに誰がいる』 があまりハマらなかった朝倉かすみさんなので、しばらく躊躇していたのですが。

 いやぁ~、読んで良かった。

 なんだかイイですよ、この本。

 

 クラス会の3次会で 『田村』 を待つ5人+マスター。

 これがねぇ、ホントに田村なかなか来ないんだよ。

 で、待ってる5人のちょっとしたエピソード(?)の連作、って形ですこの本は。

 このエピソードがねぇ~、何となくイイのです。

 多分10代の若者とかには分からんかもしれません。

 でもねぇ、歳が近いとしみじみくるんですな。

 でも不思議と、イテテって感じじゃないです。

 イタかったら読めないよ、こんな微妙なお年頃。

 

 読み終わった後、言いたくなる。

 「田村はまだか」 って。

 それはきっと 『田村』 は小学生の時に中村さんに発したあの言葉のまんまの田村で、そんな彼を待っていたい気持ちになるから、かな。

 

 特別な事がは何もないんだけど、なんかちょっとだけ元気もらえるような。

 イイ作品でした。

 

 それにつけても、田村はまだか。

 

 

田村はまだか (光文社文庫)
朝倉 かすみ
光文社

 


雨の塔 <宮木 あや子>

2011-04-05 09:27:33 | 

 出ました、少女小説!

 百合小説とも分類(そんな分類があったんだね)されているようですが、フツーの小説として楽しめましたよ。

 

 資産家の娘だけが入学できる、外の世界と隔絶された全寮制の女子大。

 電話での会話は傍受され、テレビもインターネットもなく、届く荷物はチェックされる。

 敷地内(めっちゃ広い)は快適に整えられていて、自由と外の情報以外は何でも手に入る。

 ここに居るのはそのほとんどが、家の駒として使われるのを待つばかりの女の子。

 彼女たちにとって、世界は閉じているし、どこにも出口はない。 

 そこで出会った、4人の少女の物語。

 

 舞台設定はなかなかムフフでしょう。

 キャラ設定もまぁ。 

 でも最初ねー、キャラの読み分けができなくて、誰が誰やらごちゃっとしちゃった。

 なんでだろなー、みんな似てる気がするんだよ。

 

 

 以下、ネタばれありかも!!

 

 

 

 

 みんな似てるだけあって、それぞれの関係は濃密です。

 表面上は割と淡々としてるんだけど、ホントは濃いぃって感じで。

 狭い世界で、愛と孤独と嫉妬に蝕まれて、みんな壊れて行くんだよ。

 完全に壊れる前に、希望を残してお話は終わりますがね。

 

 うーん、こう書いてみると、このテの話にしてはあっさりなのかなぁ。

 もっとドロドロして、もっと犯罪まがいの駆け引きがあって、もっと闇に沈みこんでいく感じになってもおかしくないのに。

 でも少女小説ですから。

 これくらいがイイんでないかなぁ。

 

 小津が一番可哀そうだったね。

 海に飛び込んだのは、お母さんの所へ帰ろうとしたのかな。

 三島があの時に声をかけられなかった事ではなくて、矢咲にあの手紙を送った事が、小津の自殺の引き金になってる気がする。

 そういう意味でやっぱり小津が死んだのは、三島のせいではないかい。

 三島は「わたしのせいじゃない」って言ったけど。

 矢咲のやつー、自分だけで向き合う覚悟決めやがって、結局なんにもなってないじゃないか。

 都岡は最後戻ってきた事で、三島の奴隷じゃなくなったんじゃないかな。

 でも三島翁の立場、大丈夫なんかいな。

 それによっちゃ、三島と都岡の今後もどうなることやら。

 

 書いてるうちに、色々腑に落ちなくなってきた。

 またいずれ、再読しましょう。そうしましょう。

 

 

 

雨の塔 (集英社文庫)
宮木 あや子
集英社

THE BLUE HEARTS

2011-04-02 14:41:23 | 日記

 休日出勤。

 代休が取れるらしいので、まぁイイ。

 

 でも眠い。

 眠気覚ましに、ブルーハーツを口ずさむ(休日は割と自由)。

 したら、なんか泣けてきた。

 うぅ、ロックって沁みるな。

 てか疲れてんのかな。へへ


樹上のゆりかご <荻原 規子>

2011-04-01 10:18:17 | 

 またもジャケ買い。

 だって何度通り過ぎても、目に入るんだもん。

 

 良かったっす、これ。

 お気に入ったっす。

 思うに私ってば、自分の目で外の世界を見て考えて対峙しようとしている若者、っていう図が好きなのかなぁ。

 それは自分が10代の時は、そうできなかったから。

 自分の事しか見えてなかったって感じがする。

 自己中っていうか自分本位っていうか、違う価値観を受け入れないっていうか、知ろうともしないっていうか。。。

 そういう恥ずかしい奴だったと思うんだよなー。

 ま、若さゆえの特権ってやつなのかちらん。

 当時の私を知る友人は、そうでもないと言ってくれたりするけれど。

 

 で、このお話。

 やたらイベント事が多くて力入ってる、でも超偏差値のイイ高校。

 主人公のひーちゃんは、中学までは優等生だったけど、ココに来たら落ちこぼれ(本当はちあうと思うんだけど)になってしまって。

 でもそれはそれで、どんな新しい自分に出会えるんだろうってワクワクするような、すごく柔らかい女の子なのです。

 うーん、イイ。

 

 彼女を取り巻くキャラも魅力的。

 だって優秀校にあって、生徒会執行部をやっちゃうようなオトコノコ達ですよ。

 そりゃーもう、イカさないわけがない。

 んですが、その辺があざと過ぎず、さらっと清潔感ある感じのオトコノコなのがまたイイ。

 だって実際の男子の方が多い高校の男子高校生なんて、もっとムサいに決まってるじゃん。

 おや、という事はこの話、少女マンガ的なのかちらん。

 まぁそこは、オンナノコから見たオトコノコ達って事で。

 

 イベントがたくさんあって、そこで事件があったり、犯人がいたり、色々あるんですが。

 とにかく、瑞々しい高校生たちの日常を、どっぷり堪能できた1冊でした。

 ひーちゃんの中学時代の話も出てるそうなので、それも読んでみようかな。。。

 

 

 

 

樹上のゆりかご (中公文庫)
クリエーター情報なし
中央公論新社