三十汁+α

いよいよ三十路のアタクシを、節度を保ちつつ、垂れ流していこうかな。
とか言ってるうちに、もう@年。

屍鬼(5)<小野 不由美>

2010-09-28 10:28:48 | 
 怒涛の第5巻。
 こっから早いよー。

 ネタバレあり!!






 いやぁ、すさまじい。
 村人全員での狩りが進むにつれ、もうどっちが正義でどっちが悪か分からんね。
 4巻までは屍鬼の心情とか感情とか日常が、ほぼ描かれてないのに、ここにきての描写。
 でもそんなこと、怒りと不安が頂点に達してる村人には、関係ないよね。
 つか慮ったら、狩れないか。

 大川の父ちゃん、こえぇ~なぁ~。
 篤、あんなんだったけど、同じ火種を持ってたって感じ?
 完璧、ただの殺戮者だったもんねぇ。

 静信もとうとう人を手にかけてしまったね。
 人狼になってからとはいえ。
 
 アニメのせいで、辰巳に変な(髪型の 笑)イメージが着いちゃったけど、なかなか彼ニヒルで好青年ではないか。
 彼は彼なりに、沙子を愛してたのねぇ。
 にしても切羽詰った状況で、お喋り長いな。

 さて。
 今回読んで感じたのは、静信へのイラッです。
 彼、哲学めいてるけど、単に思考をこねくり回してるだけじゃないか。
 圧倒的に内向的で閉じてて、自分しか見えてない。
 そんなんで、全てを受け入れてるような顔すなー。

 あと、元子イラッ。
 あいつめー、人に頼りまくった挙句、なんてことするんだ。

 とか思うのは、ワタクシが攻撃的になっているからかしらん?
 弱い人(って決めるのも失礼な話だよ)に対して、優しくないのかしらん。
 やだやだ、殺伐だよ。

 敏夫君はなんだかちょっぴり可哀想だったね。
 なんとなく。

 さて、アニメを追い越してしまったけど、あっちはこれからどうなるのかしらん。むふふ

屍鬼〈5〉 (新潮文庫)
小野 不由美
新潮社

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