社民党の党首選挙が9月27日に告示されます。
27日中に一人しか立候補者のない場合は、
無投票で当選が確定。
複数の立候補者があれば、
党員投票による選挙が行われます。
これまでも党首選挙は行われてきましたが、
無投票当選ばかりで
党員投票が行われることはありませんでした。
党首選挙に立候補するためには、
1)所属都道府県連合の推薦
に加えて、
2)党所属国会議員の3分の1以上の推薦
または
3)党員200名以上の推薦
が必要になります。
今回の党首選挙は複数候補による党員投票を実施すべし、
と考えているので、できれば今回は特例として
都道府県連合の推薦を要件から外すべきでした。
すでに現行規定で党首選挙を行うことが確定したので、
それはそれとしてルールに従わなければなりません。
ここで思考実験として、
「私が党首選に立候補するなら…」を想定してみました。
党首が国会議員である必要はありませんが、
国政政党の党首としては、国会議員である方が自然です。
(衆参どちらでも可)
私が立候補するには、
まず京都府連合の推薦を取り付けなければなりません。
府連合内部を説得する材料としては、
私が国政選挙の候補者となることが必要でしょう。
「参議院比例区」「衆議院比例単独1位」でもいいのですが、
京都府連合の組織拡大を考えると、やはり小選挙区、
出身の伏見総支部を含む京都3区からの立候補です。
(京都3区:京都市伏見区、向日市、長岡京市、大山崎町)
3年間は国政選挙がない、と言われますが、
統一地方選は1年半後の2015年4月に迫っています。
小選挙区と比例代表の重複立候補をするとして、
小選挙区で落選しても比例当選の資格を得るためには
有効投票数の10%をクリアする必要があります。
同時に自治体議員を増やすことも必要ですから、
少なくとも伏見区から府議候補1名、市議候補1名は
擁立しなければなりません。
(府市会セットで選挙運動をすればいろいろ節約できます)
次の衆院選に京都3区から立候補する。
次の統一地方選で伏見区から府市会候補を擁立する。
このくらいは言わないと、
京都府連合のコンセンサスを得ることは無理でしょう。
党首選に立候補するということは、
当選して党首になることを前提にしています。
非議員・非専従の私が党首になっても、
東京の全国連合本部に常駐するわけにはいきません。
会議で往復する新幹線の費用すらままなりません。
それはともかく、私が党首に当選すれば、
国会議員の中から党首代行を置くことになります。
具体的な人選は別にして、党首代行を置くことは
今のうちから明言しておかなければなりません。
役員人事の腹案も(公表するかは別にして)用意して
おかなければなりませんし、若手を抜擢するにしても、
それなりの見当はつけておかねばなりません。
で、ようやく「党首になって何がしたいのか」という
話になるんですよね。
党首選挙に当選して社民党を変える、
ひいては日本社会、世界のあり方を変えるためには、
この程度の条件をクリアするのは当たり前、と言えば
当たり前なんでしょうが…
こんなご時世ですから、若いモンには小難しいことを考えず
勢いだけで突っ走ってほしい、という気持ちもあるんですが。
うーん、青年であろうとなかろうと、
国会議員でない候補者が出てくるには難しい環境ですね。
それでも、党首選に複数の候補者が立つことに期待しています。
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