社民党 京都府連合 野崎靖仁 副主席語録
社会民主党 中央規律委員 野崎靖仁、55歳。
日々の思いを綴ります。
 



憲法を生かす会・千葉県協議会」のサイトに、
「PAC3反対運動資料」があります。

これは今回のミサイル問題を考える上で参考になりますので、
リンクを設定しておきます。

http://www6.ocn.ne.jp/~c-kenpou/data/undosiryo.pdf

この5頁にPAC3の関東への配置図が掲載されていますが、
どう見ても関東全域をカバーしていません。
ましてや日本の領土全体をカバーしていないのは
言うまでもありません。

(実際はこの図とは異なり、朝霞・市ヶ谷にも
PAC3が配備されているので23区は守れそうですが…)

北朝鮮のミサイルの本体なり破片が
PAC3の有効射程内に入ってはじめて、
迎撃が成功するか否かという話になります。

日本政府の対応は、せいぜい
「PAC3の射程内に入ったミサイルを迎撃します」
という程度のものです。

それも、迎撃ミサイルで守られるのは
駐屯地などの戦略拠点だけです。

PAC3の有効射程内にミサイル本体・破片が飛来する可能性は、
極めて低いと言わざるを得ません。

ネット上では今回の破壊措置命令について、
「日本政府の断固たる姿勢を示すために必要」
という意見がありますが、
ミサイル防衛の現状を知らずに吠えているだけ、
としか思えません。

1基5億円のPAC3を大量に配備するより、
核攻撃にも耐えうるシェルターを整備する方が、
どれほど国民の安全に寄与することでしょうか?

防災上の観点からも、シェルターの整備は必要です。

論点がズレたまま、「人工衛星」発射を迎えそうです。

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