遊 悠 素 敵

なんて事ない日々を、野の花や野菜の花とともに綴っています。

ケアハウスでの生活 2 (トケイソウ)

2017-08-07 17:26:41 | 母の老い

台風は、相変わらずノロノロ移動中です。昨夜から、今日の紀勢線の運休を知らせていました。

里から帰ってきたらトケイソウが蔓を伸ばしていました。よく見ると、これは花が終わっちゃったのですね。
まだ伸びてるので、咲かないかなぁ~~と避難させました。

母が入所した後、里に居る間は、毎日通うつもりではいましたが、、、日に2回、通うことになってしまいました。

けど帰ってきてからは、、2度電話しただけです。
今日は入浴日ですから、忙しいことでしょう。

縫物をして過ごしておりました。

そこへ母から電話。「今、テレビで台風が和歌山に上陸したってゆうとるがいね。」
声が聞き取れないほど小さい。風の音が強いと言っては、また心配するでしょうから、
「大丈夫、雨戸もやっていないくらいだから心配ないのよ。」
あの声じゃ、大丈夫じゃなくっても大丈夫って言うしかないよね。 大丈夫ですが、、

安心したら元気になって声も張りが出てきました。「今日は、お風呂入ったん?」
「なんも、買い物に連れてってくれるちゅうもんで、行ってきた。」

月に1度、希望者を近くのお店に連れて行ってくれると聞いていました。

運動や気分転換に行くのも良いのではないかと思っていました。

「なんちゅうことなかった、こん次から行かんわ。」
って、何を期待してたんでしょう? 入ったばかりですから、買い物自体そんなに必要ないでしょう。

「きんの習字あってん。まいこと書かれなんだけど、、、貼ってもろてん。」

母は習字を習っていたことがあります。施設でも不定期で習字のサークル活動があると、聞いていました。
お誘いしますとのことで、習字の道具を持って行ってたのです。

嬉しそうでございました。ちなみに全員の作品が張り出されます。

自分の体力に合った仕事量で、余裕が出来たのかもしれません。
面倒な書類、通帳管理も、私たちが引き受けることにしました。
「(施設への)支払いも、(自分で)せんでも良いんやね。」
「通帳から引き落としやし、ちゃんと確認するから、」と、言うとホッとしたようです。

94歳で、そんなこともご自分でなさる方もいらっしゃるでしょうが、私たちでも面倒です。

好きな事を自分のペースで楽しんでもらえてるようで、私の不安も薄れていきます。

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