ビニール傘・・・No.911

一般的にビニール傘といえば安くて、
使い捨て、壊れやすいというイメージ
がありますネ。急な雨に会った時に、
コンビニに飛び込んで助かった思い出
が何度かあります。このビニール傘の
ほとんどが輸入品だそうです。人件費
の高い日本では割に合わないのです。
ところが先日、ＴＶニュースで千葉県
に日本で唯一のビニール傘のメーカー
があると紹介され驚きました。さらに
驚いたのはそのお値段。１本１万円も
するのです。柄の部分は桜の木で16本
の骨があり、手作りで風にも強く丈夫
で高級感があるのです。透明なところ
がオシャレだと人気だそうです。残念
な事に昨年、千葉を襲った台風の影響
で工場が壊れましたが、最近になって
クラウドファンディングの助けも借り
て復活したそうです。特長さえあれば
どんなモノでも生き残れるという嬉し
い話です。

日本語・・・No.910

先日、日本の言葉の語源について勉強を
する機会がありました。普段使っている
言葉ですが、語源について案外知らなか
った事に驚きました。例えば、日本古来
の言葉である大和言葉です。言葉の基本
は『あいうえお』つまり五十音ですが、
一音一音に意味があるのです。『あ』は
開くという意味なので、発音時に大きく
口を開きます。『い』は強いという意味。
『う』は閉じる。『え』はニュートラル。
『お』は重く偉大という意味だそうです。
単語の意味、例えば『ことば』の『こ』
は固まる。『と』は心の思い。『は』は
放つの意味だそうですから、全体の意味
は心で思い固めたことを発するという事
になります。また『お母さん』は太陽が
語源で真っ赤なので『かっか』→『かか』
→『かかさん』だそうです。『お父さん』
は尊い人が語源だそうです。母は暖かく、
父は尊い。語源を知ると言葉を大切にし
たくなりますね。言葉は言霊（ことだま）
です。他人や自分に影響を与えます。

エール・・・No.909

朝の連ドラで古関裕而さんを主人公にし
たエールが放映されています。古関さん
の曲を聞くと子供の頃を思い出します。
私は終戦から８年経った昭和２８年生ま
れですが古関さんの戦中や終戦直後の歌
は覚えています。メロディーは記憶に残
るものなのですね。特に、苦しい時代に
励まし続けた曲は心に残るエールになり
ます。さて、私にも最近エールを与えて
くれている音楽があります。シンガー・
ソング・ライターの松任谷由実さんこと
ユーミンの曲です。朝、１時間ほど散歩
をしていますが、その時スマホで聴くの
がユーミンのアルバムです。１才年下の
彼女の歌は私の青春時代と重なります。
当時、知っていた曲は数曲ですが、散歩
の度に同じアルバム46曲を繰り返し聴く
うちに、すっかりユーミンファンになり
ました。多くの曲が歩くリズムに合うの
です。４０年以上前の曲でも古さを感じ
ません。ユーミンの曲が健康へのエール
です。☺️

歴史小説・・・No.908

最近、ある方から歴史小説家として著名
な司馬遼太郎氏について少しお話しして
欲しいとの依頼があり、驚いています。
日本の歴史や文化について勉強する会の
代表の方からのお話です。司馬文学に出
会い趣味として歴史小説を読み続けて、
約４０年になります。以前、この代表の
方と司馬遼太郎氏について雑談したこと
を覚えておられたようです。ここ数年、
司馬さんの本はご無沙汰していましたの
で困ったなと思いながらも折角のお話で
すので引き受けてしまいました。受けた
のは良いけど、準備をしなければと家に
ある司馬さんの著書や資料を探しまわっ
ています。結構、ほこりがかぶっていま
した（笑）。その中に司馬遼太郎記念館
の資料が見つかりました。懐かしく思い
ながら見てみると何と２万冊余りもある
蔵書が保管されているのです。司馬さん
は本を書くために膨大な史料を読まれて
いたことに改めて感動しました。