マネジメント・・・No.808

マネジメントに関するセミナーに参加し
ました。リーダーの考え方についてです
が多くの気づきをいただきました。この
セミナーでは隣の方とのワークショップ
が多くありました。例えば『初対面の人
と話し合って１分間でお互いの共通点を
いくつ見つけられるか？』これは案外、
難しいものでした。結果は６個でした。
７０人ほどのセミナーで１０個以上見つ
けた人はゼロでした。７個以上見つけら
れるとコミュニケーション上手の判定で
した。講師によると大人になるほどお互
いの共通点を見つける事が苦手になるそ
うです。大人になると他人との差別化を
意識するからです。ところが小さな子供
は初対面でもすぐにお互いの共通点を見
つけて仲良くなるそうです。頭が１、目
が２、耳が２などとあっという間に１０
個以上見つけるからです。そんな事かと
思われるかも知れませんが部下の方との
共通点を認識して関係性を強める事こそ
がマネジメントの基本だそうです。

プロフェッショナル・・・No.807

ＮＨＫのプロフェッショナルをよく見ま
す。見れない時には録画を撮ったりしま
す。先日は女子バレーボールの中田監督
が取り上げられました。昔は日本のお家
芸と言われたバレーが長期低迷し、その
復活の為に奮闘する姿に感銘を受けまし
た。チームで行うスポーツは組織の力が
結果を残します。特に、女子バレーでは
体格的には圧倒的に不利な状況をチーム
プレーで補わなければなりません。中田
監督はお互いへの気配りについて、強調
されていました。これはメンバーだけで
なく、スタッフを含めてです。プレー中
だけでなく、日常生活から養われなけれ
ばならないとの事です。気配りの一つに
コミュニケーションがあります。良いコ
ミュニケーションは良いモチべーション
をもたらします。チームの成績は個々の
能力だけでなく、お互いの協調が大きく
影響します。野球でも４番バッターだけ
を揃えても勝てません。スポーツに限ら
ず、どの組織でも同じ事が言えますね。

温暖化防止・・・No.806

今年の夏の異常気象は地球温暖化を実感
せざるをえません。温暖化防止の為には
二酸化炭素の排出を減らす努力が必要で
すが、新聞を読んでいて驚く記事があり
ました。二酸化炭素の２５倍も温暖化効
果のあるガスが動物から大量に出されて
いるとの事です。そのガスはメタンガス
で、発生させるのは羊やヤギや牛などの
ようにエサを反すうする動物のゲップな
のです。羊の多いニュージーランドでは
１０年前からゲップの少ない羊を見つけ
る研究が行われています。研究によると
メタンガス低排出の羊は高排出の羊に比
べエサを小分けにして食べるそうです。
この羊の遺伝子情報を調べて増やそうと
しているそうです。このように地球温暖
化防止に本気で取り組んでいる国が増え
ている事を知り頼もしく思いました。環
境対策は早急に取組まなければなりませ
んがコストがかかります。このコストを
皆で負担するという意識が必要ですね。

光明・・・No.805

今年のノーベル医学生理学賞に本庶先生
が選ばれました。嬉しい限りです。ガン
を免疫で治す事に貢献されたそうです。
素人なので、ニュースの解説を聞いても
よく分からないですが、ガンのずる賢さ
を改めて認識しました。人の免疫細胞は
外部からの異物に対しては見分けて攻撃
しますが、体内の細胞は味方なので攻撃
しないような仕組みだそうです。味方を
攻撃するとアレルギー反応などの問題が
起きるそうです。ガン細胞はこの仕組み
を上手く利用し、免疫細胞に攻撃されな
いように味方のフリをしているようなの
です。つまり、自分は敵ではないと免疫
細胞に知らせているのです。まるでガン
細胞に意思があるように思えます。今回
の受賞はこの仕組みを破り、難敵を退治
する手立の発見だそうです。これは人類
にとって大きな光明になります。個人的
には妻の命を奪った憎っくきガンを退治
する画期的な治療法が早く完成すること
を心より望む次第です。