あこう通信

日々の気づきや出来事について
日本道での活動

『刑事コロンボ』・・・ No.54

2009-08-29 08:04:18 | Weblog
 今から30年以上も前の人気テレビ番組シリーズに
『刑事コロンボ』があります。このシリーズの特徴は
最初に殺人事件が起こり、犯人がわかっている点です。
コロンボはサンフランシスコ市警の一見冴えない風貌の
殺人課刑事ですが、実に細かい観察力と推理力で犯人を
みごとに追い詰めていきます。
『刑事コロンボ』の良い点はアメリカの刑事ドラマにしては
殺人の場面がきわめて少ないことです。
コロンボ自身も銃は嫌いで携帯していません。

 なぜ、今頃、話題にするのかといいますと、実はこの
『刑事コロンボ』シリーズがNHKハイビジョンで毎週土曜日
夜7時頃から再放送されているのです。私のファンなので、
時々、録画しては見ています。
 先日、本屋でたまたま『刑事コロンボ』を徹底解説した
雑誌を見つけました。しばらく立読みしましたが、
なんと全シリーズの内容を取り上げ、コロンボの性格や
上司、妻の分析までされているのです。
いまだに結構ファンが多いことに驚きました。

 話は変わりますが、先週の日曜日に何年ぶりかで妻と二人で
映画を見に行きました。何の映画を見たいというのではなく、
たまたま時間が空き、その時間帯にある映画で面白そうなものを
選んだだけです。
 題名は『96時間』。主人公の娘がマフィアに誘拐され、
それを主人公が96時間以内に救出するというアクション映画です。
スピード感あふれるストーリーでハラハラドキドキで大変面白かった
のですが、娘を救うためとはいえ、あまりにも簡単に多くの命を
奪うシーンがあったことです。

 私には『刑事コロンボ』の方が合っているなと思いながら
帰途につきました。
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かや ・・・No.53

2009-08-22 11:24:26 | Weblog
 蚊帳(かや)をご存知でしょうか。私のような年代では小学校の頃までは
蚊帳の中で寝た思い出があります。実家は大阪市内でしたので、さすがに
あまり使いませんでしたが。
蚊帳で思い出すのは小学校の頃の夏の林間学校です。比叡山や高野山などの
宿坊にとまり、その大広間に大きな蚊帳がつるされ、みんなでいっしょに
雑魚寝(ざこね)です。
お寺ですから、夜は肝だめしや怪談話がされ大騒ぎです。
今のようにテレビゲームどころかテレビもありません。
それでも、結構楽しいものでした。

寝る前はそれでも良いのですが、みんなが寝静まると少し不気味です。
境内には墓地もあります。寝つけない中で、尿意をもよおすと大変です。
お寺のトイレは少し離れたところにあり、暗い外廊下を通らなければなりません。
怪談話がよみがえり、こわくてトイレにもいけません。
いよいよ我慢の限界に達し、意を決してトイレに向かおうとゴソゴソと蚊帳から
這い出し、あとは目をつぶって廊下をひたすらダッシュです。
気がつくと、何人かが同じようにダッシュしています。
ほっとしながらトイレに駆け込んだ時の開放感。これは経験したものしか
分かりませんね。(笑)林間学校でのお寺は子供心にはお化け屋敷よりも
はるかにスリルに満ち溢れていました

 話がとんでもない方向にそれましたが、蚊帳をご存知の無い方に説明しますと
家の中につるす1mm程度の網目の繊維の布で作った覆いとでも申しましょうか?
蚊帳の中には蚊が入らず、風は通るため、蚊に悩まされる事無く、涼しく寝れる
省エネの夜具です。今は国内よりもアフリカや東南アジアで低コストな蚊対策
として注目をあびているようです。

 実は最近、その蚊帳を購入しました。目的は夜具ではなく、ベランダにつるし、
その中で自然の風を楽しみながら、昼寝をしたり、本を読むためです。
蚊帳を見たことがない高1の娘は大喜びです。さっそく、小さな机を持ち込んで
夏休みの宿題をしていました。 
ほんの2m四方程度の小さな蚊帳ですが、その中に入ると不思議な雰囲気です。
何となく心が落ち着く、快適空間なのです。

 今ではクーラーと殺虫剤で人工的に快適空間を作ることが当たり前になって
いますが、蚊帳はまさに自然と共存する快適空間です。
地球温暖化について声高にうたいながら、環境に優しいと宣伝するクーラーを
購入するよりも、窓を開放し、扇風機とともに蚊帳の中で寝るほうがはるかに
環境に優しいと思われます。
 しかし、都会では騒音やヒートアイランドなどでとても、そういうことは
できそうにはありません。これは比較的、空気のいい佐倉ならではの話かも
知れません。いずれにしても、膨大なエネルギーを使いながら快適空間を
無理やり作ることがはたして人間にとって本当に幸せなのでしょうか? 
夏は暑さを冬は寒さを肌で感じ、自然と調和していく生き方をすることが
体にも自然にも優しいのではないでしょうか?
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世界最速 ・・・No.52

2009-08-19 12:25:34 | Weblog
 ボルト選手が世界陸上で100m 9.58秒というとてつもない
世界新記録を出しました。確か、ニュースでは100mを41歩で
走るとコメントされていました。
1歩あたりの歩幅を計算すると244cm。
脚が長いとはいえ、まるで飛ぶように走るとはこのことですね。

 話は変わりますが、生産性の高い会社では社員の方の歩く
スピードが速いといいます。本によるとキャノン電子では
5mを3.6秒以内で歩く速さを設定しているようです。
このペースで歩くときの手の動きが8時間、10時間やっても
疲れない限界とされているそうです。
キャノン電子ではこのスピードを意識するために、
廊下に歩行速度の計測装置が設置されており、5mを3.6秒以内で
歩かないと音楽が流れて警告する仕組みだそうです。
 社員は慣れているのでほとんど音楽は鳴らないそうですが、
工場見学などの社外の人が試すと、ほぼ例外なく音楽が鳴るそうです。

案外、歩くスピードを意識する人は少ないですね。
先日、ある人から『歩数表』なるものをいただき、
幹部社員には配りました。それによると5mを歩くのに、
ゆっくり歩く;4.4秒  普通に歩く;3.6秒  
きびきび歩く;2.8秒と記されていました。
これをお金に換算すると ゆっくり歩くと1歩0.5円、
普通に歩くと1歩0.44円、きびきび歩くと1歩0.37円に
なるそうです。この定義ではキャノン電子の設定は普通に歩く
ということになります。

 例えば、仕事で1日に5000歩くとすれば、ゆっくり歩く人と
きびきび歩く人では1日に650円の差が出ます。
当社のように100人の会社では65,000円/日の差が出ます。
年間でなんと1,690万円の差です。
1歩の差はわずかな額ですが、年間では『ちりも積もれば山となる』
と言う、ことわざ通りです。

ボルトのように5mを0.47秒は神業ですが、少なくとも
5mを3.6秒で歩くようにチャレンジしょうではありませんか。
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とんび ・・・No.51

2009-08-15 13:24:15 | Weblog
 お盆休みを利用して、小旅行に行ってきました。
千葉県在住のメリットを活かしての小旅行は房総半島が多いですね。
今回は一泊二日で房総半島の突端の館山に行きました。
館山高速道路が開通していますので2時間弱で到着します。
高速道路代も1000円になっていますので
少し、お得なドライブコースです。

 昼頃、家を出るとほとんど渋滞も無く、旅館に到着。
のんびりすることが目的ですから、チェックイン後は
目の前の海岸を少し散策し、あとは温泉につかり、の~んびり。

 ところで、翌朝、面白いことがありました。
旅館で『とんび』に餌をやるということで、
係りのかたが庭のベランダに出て、魚の切り身をぽんぽんと
空に投げ始めたのです。
最初のうちは『とんび』は姿を全く見せず、
代わりに旅館のネコが、『私の出番』と投げられた魚を
木にのぼって器用にキャッチをはじめました。
魚を飲み込むと木の上からニャーニャーと催促です。
このネコの芸(?)だけでも結構、受けていましたが、
肝心の『とんび』はなかなか姿を見せません。

いつも、『とんび』が現れるとは限らないようです。
係りの人が少し、あせり始めた時、突然、『とんび』が
1羽、2羽と上空を舞い始め、あっというまに
20羽ほどの『とんび』の乱舞が始まりました。

そのうちに1羽がすっと急降下し、投げられた魚を
みごとに足でキャッチしました。
あとは、次から次へと『とんび』が旋回しながら急降下し
餌をキャッチします。

 『とんび』は海岸などの空高く旋回している姿を見たことが
ありますが、頭上数mを滑空している姿は初めてです。
羽を広げると1m近くの大きさです。

鋭いくちばしと爪を持ち、小型のワシといった感じで
たいへん、迫力がありました。やはり、猛禽類ですね、
特に感心したのはその視力と運動能力です。
はるか上空で旋回しながら小さな魚の切り身を見つけ、
高速で急降下し、空中キャッチです。
滑空するときに音がしないだけに、不気味です。
係りの方は注意しないと手を引っかかれ、
怪我をしたこともあると説明されていました。

 昔、ヒッチコック監督の名作で『鳥』という映画がありましたが、
そのワンシーンを思い出しました。
ちょっとした旅でしたが、印象に残るものになりました。
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やましき沈黙・・・No.50

2009-08-13 08:34:24 | Weblog
 8月15日の終戦記念日が近づくと、戦争に関する
多くのテレビ番組が放映されます。
今年は6月末に知覧(特攻隊の基地のあった町)を
訪問したこともあり、関心を持って、いくつかの
テレビ番組を見ています。

 これらの番組の中で心に残ったものを少しご紹介します。
NHKスペシャル『日本海軍400時間の証言』という
タイトルで3夜連続して放送されました。
全てを見たわけではありませんが、その中で
『特攻作戦』について取り上げていました。
陸海軍あわせて5000人以上の若者が亡くなった
『特攻作戦』は誰が、なぜ、何のために行われた
のかについての検証されたものです。

 この番組は海軍の元将校により開かれた反省会の
録音テープが最近見つけられ、それをもとにした
ドキュメンタリーでした。

番組の締めくくりの部分で、キャスターが
次のようなことを言っていました。
「(将校たちは)特攻は決してあってはならないと
心の中でわかっていた。
しかし、その声を表に出せなかった。
間違っていると思っても、口には出せない
『組織の空気』に個人が飲み込まれる海軍の体質があった。
それをある元将校は『やましき沈黙』と述べていました。
・・・多くの尊い犠牲から学ぶべきことは
ひとりひとりの命に関わることについては
『やましき沈黙』に陥ってはならない・・」

 深~く考えさせられました。
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高校野球・・・No.49

2009-08-09 08:01:00 | Weblog
 会社の近くにある八千代東高校が千葉県代表になり
みごと甲子園に出場しました。
昨日、開幕初日の第3試合で愛媛の西条で惜敗、
残念な結果となりました。
私は、車の運転中でしたので、ラジオで試合開始から終了まで
ずっと聞きながら応援していました。
テレビと違い、場面を想像しながらですので、細かい
プレーはよくわかりません。
しかし、本当によく粘った好ゲームだったと思います。

 八千代東は甲子園常連出場校のように全国から選手が集まり
立派なグランドで練習できるような、めぐまれた環境では
ありません。ラジオでの学校紹介によると、ラグビー部や
サッカー部などとグランドを分け合いしながら
工夫を重ねて練習し、千葉県大会を勝ち抜いてきた
県立高校です。

 ラジオを聴きながら、本当に高校野球の原点は
ここにあるなという感じがしました。
どちらかといえば決してめぐまれない練習環境の中で、
努力と工夫を積み重ねてがむしゃらに戦い、結果を出す。
おそらく、千葉県大会で強豪を戦っているうちに
チーム内のベクトルが一つになり、
勝ち進んでいくうちに選手、一人ひとりが自信を
つけていったのでしょう。

経営環境のめぐまれない中小企業である当社にとっても
学ぶべき点は本当に多いと思いました。

 勝負は時の運です。人事を尽くした結果の天命です。
選手の皆さん、堂々と胸をはって、ふるさと八千代に
帰って来てください。
本当にすばらしいゲームありがとうございました。
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家族会社見学会 ・・・No.48

2009-08-01 10:15:36 | Weblog
 7月31日に当社として初めての家族会社見学会を開催しました。
10家族23人の方が参加されました。1才~15才の子供が12人です。
この見学会、私は開催日を決めただけで、全てを会社PRチームに任せました。
ほとんど口出ししていませんし、直前までどういう企画かも知りませんでした。

会社PRチームでしっかりと事前準備行っていただいたこともあり、
ほとんどスケジュールどおりで、トラブルなく無事に終了できたという事は
本当にすごいことだと思います。
 これも、共同勉強会や新卒採用などを通して、各種の見学会を行ってきた
経験が活かされたものと思います。そういう意味ではレベルが上がりました。

 簡単に内容を説明します。会社でのありのままの姿を見ていただくために
朝8時に集合。実際に早朝勉強会や朝礼、環境整備の体験をしていただきました。
その後、社長との写真会(集合写真と家族ごとの写真)、社長の話とDVDを見た
あと、3グループに分かれて、職場を見学。
最後にお父さんと一緒にお昼ご飯を食べて、終了しました。
帰りには手土産を渡し、玄関でお見送りです。

 初めは少し緊張気味の子供たちも見学会が進むにつれてリラックス。
帰る時にはお土産をもらったこともあり、皆さんニコニコ顔でした。
社員のみなさんもニコニコと出迎え、本当に良い雰囲気でした。

 会社は家族の皆さんのご理解とご協力の上で成り立っています。
今回の見学会でかなりお父さんの仕事について理解していただいたと思います。
家でリラックスするお父さんの姿と会社でガンバルお父さんの姿は対照的です。
会社でがんばって働いているお父さんの姿を子供が見ることで、
少しでもお父さんの家での立場向上につながればと思います。(笑)

おそらく、見学会の様子は当社のホームページに掲載されると思いますので、
よろしければ、下記にてご覧下さい。
http://blog.goo.ne.jp/nissio-team-p/

今後も一人でも多くのご家族が会社を見学し、
仕事を理解していただくように見学会を定期的なイベントにしたいと
考えています。
私としましても2年前からの念願がかないました。
本当にうれしいかぎりです。
 会社PRチーム並びにご協力いただいた社員の皆さん、
本当にありがとうございました。 深謝。 
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