彼岸花・・・No.959

暑さ寒さも彼岸までと言いますが今年は
例年よりも早く秋になったようにおもい
ます。野原の彼岸花がまるで計画したか
の様に一斉に咲き始めました。彼岸とは
仏教用語で悟りの境地に至るための修行
を行う期間とのことです。天界に咲く花
という意味もあるそうです。群生する事
が多く、野原は一面真っ赤になります。
天界の散歩道と思えば、幸せな気持ちに
なりますネ。さてコロナ感染数も減った
こともあり浅草寺の五重塔に彼岸回向に
行って来ました。五重塔内の霊牌殿には
永代供養をして頂いている先祖代々の
位牌が安置されています。回向で今さら
ながら気づいたのですが、お念仏が南無
阿弥だったことです。浅草寺は浄土宗？
と疑問に思って調べたところ元は天台宗
でしたが昭和25年に独立し、聖観音宗の
本山になったそうです。天台宗も浄土宗
もご本尊は阿弥陀仏なので南無阿弥陀仏
と唱えるようです。勉強になりました😊。

日本を学ぶ・・・No.958

６８年前、私はたまたま日本に生まれま
した。市役所に行けば戸籍謄本がありま
す。日本で長い間、暮らしていると日本
のことは分かっていると錯覚してしまい
ます。しかし、この一年間、『日本道』
という会で学び、日本について知らない
ことの多さに気づき愕然としました。
やまと言葉、和食、神社・仏閣、神話、
偉人、文化・伝統など脈々と続いている
日本を学ぶにつけ、日本の良さを改めて
知りました。『日本道』ではオンライン
で、さまざまな職業や専門家の方が日本
についてお話されるのです。参加される
方も高校生から９０才のシルバーまで幅
広く、日本だけでなく海外から参加され
る方もいます。この会の特長は右や左の
偏りがなく中庸ということです。学校の
ような堅苦しさもありません。コロナ禍
で分断されがちな今だからこそ心の絆が
大切だと感じました。ご興味のある方は
以下のURLをご覧下さい。
https://www.nippon-do.com/

稲刈り・・・No.957

８月末から急に涼しくなりました。猛暑
から解放されてホッとすると同時に急激
な温度変化に体がついていけない感じが
します。写真は8/31のものですが早くも
稲刈りが始まっていました。関東は早稲
米が多いそうですが、５月初旬の田植え
から４ヶ月で稲刈りとは稲の成長の速さ
に驚きます。日本人にとってお米は特別
です。主食として日本人の生命を支えて
きました。さらに戦国時代から江戸時代
にかけてお米は代用貨幣とされたように
経済の基本でした。現代でも神社で行わ
れる行事の謝礼は『初穂料』と言われて
います。ちなみに禾（のぎへん）は穂先
が茎の先端にたれかかる形を表している
そうです。ありがたいことに、私の名字
『赤穂』にも『穂』が使われています。
お米を大切にしていきます。😊

アリとＳＤＧs・・・No.956

先日、アリを研究されている大学の先生
が興味深い話をされていました。アリは
巣に入る前に全身をグルーミングして、
体を清潔にし、巣内にバイ菌を持ち込ま
ないようにしているそうです。まるで、
コロナ禍での生活に似ています。しかも
アリのすごいところは一匹も手ぬきを
しないところです。ちっぽけな虫ですが
自らをまもる賢い生き物です。地球上に
アリが現れたのは１億５千万年ぐらい前
ですが人類は５百万年前だそうですから
アリは人よりも遥かに古い生き物です。
このところ、国連による持続可能な開発
目標SDGsが話題になっていますがアリ
は遥か昔から持続可能な生活を行なって
いる事になります。１億５千万年前から
地球環境を守りながら生活してきたアリ。
一方で産業革命以降わずか２百年で地球
環境を大きく傷つけてしまった人類。今
はアリに学ぶ時なのかも知れませんネ。