もとの歌詞は次の通り
The old home town looks the same
As I step down from the train
And there to meet me is my Mama and Papa
Down the road I look and there runs Mary
Hair of gold and lips like cherries
It's good to touch the green, green grass of home
私なりに訳してみます。
故郷の町は昔のままだ
汽車から降りると
母さんと父さんが迎えに来てくれている
駅から家に向かう道でメアリーを見かけた
髪は金髪で唇は桜みたいだ
ああ、うちの緑の芝生に触るのは気持ちがいいなあ
Yes, they'll all come to meet me
Arms reaching, smiling sweetly
It's good to touch the green, green, grass of home
そう、みんなが俺を迎えに来てくれている
手を差し伸べて、優しく微笑みながら
ああ、うちの緑の芝生に触るのは気持ちがいいなあ
The old house is still standing
Tho' the paint is cracked and dry
And there's that old oak tree that I used to play on
Down the lane I walk with my sweet Mary
Hair of gold and lips like cherries
It's good to touch the green, green grass of home
古い我が家はまだある
ペンキは乾いてひび割れているけど
登って遊んだあのナラの木もある
愛しいメアリーと道を歩く
髪は金髪で唇は桜みたいだ
ああ、うちの緑の芝生に触るのは気持ちがいいなあ
Yes, they'll all come to meet me
Arms reaching, smiling sweetly
It's good to touch the green, green, grass of home
そうさ、みんな俺に会いに来てくれる
手を差し伸べて、優しく微笑みながら
ああ、うちの緑の芝生に触るのは気持ちがいいなあ
ここまでは森山良子の歌で大体いいと思います。男女が違いますがこれはよくあることで許容範囲です*。ただし、oak treeが樫の木と訳されているのは間違いです。カシは常緑樹で、oakは落葉ですからコナラ、ミズナラの類で、ナラと訳さないといけません。歌詞の木と訳すと木ヘンに堅いですから、常緑で硬いがっしりした鬱蒼としげる木とイメージしますが、oakは大きくはなりますが落葉樹で新緑が爽やかな木です。だからイメージが違うのでカシではなくナラと訳すべきです。最も英語の辞書でoakと引けば樫の木と出てくるので、訳した人を責めるわけには行きませんが。
* カーペンターズで流行った「プリーズ、ミスター・ポストマン」は初期のビートルズが歌っていました。女の子が歌う歌詞ではボーイフレンドの、男の子が歌う歌詞ではガールフレンドの手紙が待ちきれないとなっています。こういうことおは日本の歌ではありません。