ウンランもよくあります。これもニガナと同じように日本のものより葉が細いです。
ウンラン
今回はこのリンドウをよく見かけました。
とても立派で花の色も上品でした。それが雑草のように至る所にあるので、なんだか勿体無いような感じでした。
8/23
帰国しました。飛行機を降りると蒸し風呂に入ったようでした。覚悟はしていましたが、うんざりという感じでした。
これはニガナの仲間で面白いのは、歯の切れ込みがすごいです。これは間違いなく城さんを抑制するためで、乾燥地では光は十分なので葉は細くても大丈夫だが、乾燥は致死的です。つまり、日本のような温室状態では、植物にとって問題なのは光が得られないということで、競争が激しくなりますが、水の心配はありません。これがモンゴルでは植物が乏しいので競争からは解放されるが、乾燥が重大事だということです。同じことは他の植物でも見られました。
8/22
ウランバートルを歩いてもあまり面白くもないので、以前に一緒に調査をしたチムデーさんに会いました。あったときは大学を出たてで英語も話せませんでしたが、数年でよく勉強して英語も話せるようになり、麻布大学で招いて少し日本にもいました。その後、WWF Mongoliaに就職したと聞いていましたが、ご無沙汰していました。会って話を聞くとかなり活躍しているようでした。話しているうちに「ブベエにも合うか？」というので「もちろん」と答えるとすぐにきました。彼も同い年で一緒に調査をしましたが、チムデよりはおとなしいタイプでした。その後、アメリカの大学で学び、モンゴルに戻ってモウコガゼルの季節移動について博士論文を出して学位を取りました。林分もよく書いています。職場がすぐ近いということで駆けつけてくれました。
チムデ、高槻、ブベエ
8/21 全ての予定を終え、ウランバートルに戻りました。２時間近く草地の道を走ったので、舗装道路に出た時に快適さを感じました。
野草を振り返ります。
この辺りにあるナデシコはこれで、小さく、花の縁のビロビロがなくて可愛らしさがあります。単純な形で濃いピンクなので、健康な草原の少女という感じです。カワラナデシコのようなのは森林で見かけました。
２時間以上この姿勢でいました。
日本では絶滅危惧のヒゴタイです。
ヒゴタイ
勝手に「コケリンドウ」と名付けた小さなリンドウで、花の径が5mmもないほどです。
