パースのLご夫妻がやって来ました。
こちらでの引き受け先は、10年前からパースの家を借りていた主人の先輩宅が主になってくれていますが、我が家も昨日は小雨が降る中、一日箱根を案内しました。
そして久しぶりにお日様が顔を出した今日は、女性群は「東京ディズニーランド」、男性群はマテリアルエンジニアのLさんの希望で有明で開催されている「工業機械展」に案内しました。
昨日は朝9時に出発し、パシフィック・オーシャン(太平洋)沿いの134号線から西湘バイパスを通り、最初に箱根の旧道沿いの畑宿に行きました。
相模湾を見て「日本の浜辺はブラックカラーだ」と・・・
雨にぬれた湘南の海は墨絵のようなモノトーンの世界でした。
白い浜辺に真っ青な海と空が印象的な西オーストラリアの海辺の風景とは対照的ですものね。
そしてご夫妻が毎度声を上げて驚いていたのが、目の前でバーが開くETC専用の料金所のゲート、パースには有料道路などありませんものね~
昨日の天気予報は一日中マーク。
富士山の眺望は諦めましたが、どこを案内すべきか?私たち夫婦もいろいろ頭をひねって考えました。
パースに行くたびにお土産として持って行ったのが「箱根寄木細工」の品々だったので、最初に実演販売をしている畑宿のお店に連れて行きました。
250年も続いているというこの古さが、新しい大陸に住んでいるオーストラリア人にとっては魅力的のようです
寄木細工は何本もの木を束ねて模様を描き、それをスライスしたものをニカワで貼り付けた木工細工です。
L夫妻も古い道具を使ってスライスに挑戦しました。
そしてここで山のようにお土産品を購入していました。
石畳の残る旧道沿いの畑宿は、道路が狭いものの古い箱根の面影があふれる風情ある旅籠です。
新緑が美しい中、ヘアピンカーブが続く道を更に登り「芦ノ湖」に出てから「箱根神社」に到着です。
精霊が宿っているような大きな杉林の中の階段を登り、神社でお参りしましたが、下りの階段で奥様のBさんのアクシデントを知りました。
前日の日本に着いてすぐに、履いていた靴の底が剥がれてしまったそうです。
雨に濡れた長い階段が怖そうでした
「すぐに修理をしなくては・・・」
私たちは接着剤を求めてコンビニを探し、アロンアルファーを見つけて無事に貼り付けました
私がパースで買った皮の赤いサンダルも、すぐに裏が剥がれた経験がありますが・・・
日本製と比べると弱いのかも
次に大涌谷の見学を予定していましたが、雨が少し降りだして来た事と、靴もまだ大事をとって噴煙を遠くから見るだけにして、お休み処でランチタイムとしました。
私が朝5時半に起きて作った海苔巻と稲荷寿司です。
おでんだけを注文しました。
Lさんは「美味しい」とおでんのスープまでもしっかりと飲んでいましたね
食後に案内したのが強羅にある「箱根美術館」
熱海の「MOA美術館」の姉妹館ですが、輝くような新緑が綺麗なお庭が見事です
Lさんご夫妻は、パースにはない「苔」が珍しいようで「ビューティフル」を連発していました
展示品はともかく、秋の紅葉時のお庭も素晴らしいのでお薦めです
お庭の一角にお抹茶が楽しめるお休み処がありますので、私たちも一服たしなむ事にしました。
お天気がイマイチだったせいか人も少なく、雨でよりいっそう苔の緑が鮮やかになったお庭の景色を眺めながら、しばし無言の時間が過ぎました。
静寂の中、鳥の声だけが聞こえていました。
ジャパニーズ・ティーセレモニーは世界的にも有名ですが、一般的なオーストラリア人は初めての方が多く、Lさん夫妻も物珍しそうでした。
そしてLさんは着物姿のお運びの女性に「写真を撮っても良いか?」と聞いてから彼女を写していました。
お菓子は「サクラ饅頭」
お庭の苔の上にもたくさんのサクラの花びらが落ちていましたね。
そして床の間のお花飾りは「白花ヤマブキと藤の花」でした。
お茶器も「フジ」のお花の図柄です。
前日に行った三渓園のウィステリア(藤)とアザレア(ツツジ)がとても綺麗だったと、奥様のBさんが語っていました。
日本の春は新緑もお花も美しい季節ですね
萌黄色の若葉と苔の美しかった「箱根美術館」のお庭の余韻を残し、最後に乙女峠を越えて御殿場の温泉「時之栖・茶目湯殿」に行きました
古い豪農の家を移築した建物は、太い梁と高い天井が見事です。
温泉に入りながら富士山が眺められるのがここの魅力ですが、この日は残念ながら見られません
でも18歳未満お断りの館内は静かで、マッサージ機がずらりと並んだ休憩所や、自由にコーヒーやお茶が飲める囲炉裏が大人の雰囲気です。
読書室にはPCまで設置されていて、インターネットが利用できるのもグ~ですね
浴衣とタオル類は用意されています。
詳しい事はこちらをご覧下さい。
私たちはノンビリ温泉に浸かってからマッサージをし、囲炉裏端でコーヒーを飲みながら団欒、そして最後にお食事処でビールと夕食を楽しみました。
Lさん夫婦の浴衣姿も決まっていますね
掘りコタツ式の囲炉裏端で「天ぷら御膳」を食べました。
Lさん夫婦は、たくさんの初めての経験に興奮気味・・・
テーブルの上に置かれた押すと音楽が響く「呼び鈴」にも興味を示し、ビールやお茶の追加のたびに取り合っていました。
そしてすぐに駆けつけてくるお姉さんに握手を求めていました
帰路は「東名高速道路」で帰りましたが、車に付いているナビシステムに感嘆し、トンネルにビックリする2人の姿に、日頃なんとも思わなかった事が、実は他の国の方々から見れば驚くくらいの珍しい事が結構たくさんあることに気付かされて、良い勉強になりました。
そして我が家の「トヨタ」の車を撫で回し、写真まで撮る姿を見て、パースでの日本車(特にトヨタ)の人気の高さを思い知らされました
こちらでの引き受け先は、10年前からパースの家を借りていた主人の先輩宅が主になってくれていますが、我が家も昨日は小雨が降る中、一日箱根を案内しました。
そして久しぶりにお日様が顔を出した今日は、女性群は「東京ディズニーランド」、男性群はマテリアルエンジニアのLさんの希望で有明で開催されている「工業機械展」に案内しました。
昨日は朝9時に出発し、パシフィック・オーシャン(太平洋)沿いの134号線から西湘バイパスを通り、最初に箱根の旧道沿いの畑宿に行きました。
相模湾を見て「日本の浜辺はブラックカラーだ」と・・・
雨にぬれた湘南の海は墨絵のようなモノトーンの世界でした。
白い浜辺に真っ青な海と空が印象的な西オーストラリアの海辺の風景とは対照的ですものね。
そしてご夫妻が毎度声を上げて驚いていたのが、目の前でバーが開くETC専用の料金所のゲート、パースには有料道路などありませんものね~
富士山の眺望は諦めましたが、どこを案内すべきか?私たち夫婦もいろいろ頭をひねって考えました。
パースに行くたびにお土産として持って行ったのが「箱根寄木細工」の品々だったので、最初に実演販売をしている畑宿のお店に連れて行きました。
寄木細工は何本もの木を束ねて模様を描き、それをスライスしたものをニカワで貼り付けた木工細工です。
L夫妻も古い道具を使ってスライスに挑戦しました。
そしてここで山のようにお土産品を購入していました。
石畳の残る旧道沿いの畑宿は、道路が狭いものの古い箱根の面影があふれる風情ある旅籠です。
新緑が美しい中、ヘアピンカーブが続く道を更に登り「芦ノ湖」に出てから「箱根神社」に到着です。
前日の日本に着いてすぐに、履いていた靴の底が剥がれてしまったそうです。
雨に濡れた長い階段が怖そうでした
「すぐに修理をしなくては・・・」
私たちは接着剤を求めてコンビニを探し、アロンアルファーを見つけて無事に貼り付けました
私がパースで買った皮の赤いサンダルも、すぐに裏が剥がれた経験がありますが・・・
日本製と比べると弱いのかも
次に大涌谷の見学を予定していましたが、雨が少し降りだして来た事と、靴もまだ大事をとって噴煙を遠くから見るだけにして、お休み処でランチタイムとしました。
私が朝5時半に起きて作った海苔巻と稲荷寿司です。
おでんだけを注文しました。
Lさんは「美味しい」とおでんのスープまでもしっかりと飲んでいましたね
食後に案内したのが強羅にある「箱根美術館」
熱海の「MOA美術館」の姉妹館ですが、輝くような新緑が綺麗なお庭が見事です
Lさんご夫妻は、パースにはない「苔」が珍しいようで「ビューティフル」を連発していました
展示品はともかく、秋の紅葉時のお庭も素晴らしいのでお薦めです
お庭の一角にお抹茶が楽しめるお休み処がありますので、私たちも一服たしなむ事にしました。
お天気がイマイチだったせいか人も少なく、雨でよりいっそう苔の緑が鮮やかになったお庭の景色を眺めながら、しばし無言の時間が過ぎました。
静寂の中、鳥の声だけが聞こえていました。
そしてLさんは着物姿のお運びの女性に「写真を撮っても良いか?」と聞いてから彼女を写していました。
お庭の苔の上にもたくさんのサクラの花びらが落ちていましたね。
そして床の間のお花飾りは「白花ヤマブキと藤の花」でした。
お茶器も「フジ」のお花の図柄です。
前日に行った三渓園のウィステリア(藤)とアザレア(ツツジ)がとても綺麗だったと、奥様のBさんが語っていました。
日本の春は新緑もお花も美しい季節ですね
萌黄色の若葉と苔の美しかった「箱根美術館」のお庭の余韻を残し、最後に乙女峠を越えて御殿場の温泉「時之栖・茶目湯殿」に行きました
古い豪農の家を移築した建物は、太い梁と高い天井が見事です。
温泉に入りながら富士山が眺められるのがここの魅力ですが、この日は残念ながら見られません
でも18歳未満お断りの館内は静かで、マッサージ機がずらりと並んだ休憩所や、自由にコーヒーやお茶が飲める囲炉裏が大人の雰囲気です。
読書室にはPCまで設置されていて、インターネットが利用できるのもグ~ですね
浴衣とタオル類は用意されています。
詳しい事はこちらをご覧下さい。
Lさん夫婦の浴衣姿も決まっていますね
掘りコタツ式の囲炉裏端で「天ぷら御膳」を食べました。
Lさん夫婦は、たくさんの初めての経験に興奮気味・・・
テーブルの上に置かれた押すと音楽が響く「呼び鈴」にも興味を示し、ビールやお茶の追加のたびに取り合っていました。
そしてすぐに駆けつけてくるお姉さんに握手を求めていました
帰路は「東名高速道路」で帰りましたが、車に付いているナビシステムに感嘆し、トンネルにビックリする2人の姿に、日頃なんとも思わなかった事が、実は他の国の方々から見れば驚くくらいの珍しい事が結構たくさんあることに気付かされて、良い勉強になりました。
そして我が家の「トヨタ」の車を撫で回し、写真まで撮る姿を見て、パースでの日本車(特にトヨタ)の人気の高さを思い知らされました
今日はまた良いお天気で・・・昨日とは違った雰囲気の日本が見られて楽しい思い出ができたことでしょう。
タフな貴女だから大丈夫とは思いますが・・・お疲れがでませんように祈ってます。
昨年パースから来たオージーの方も箱根の寄木細工に感嘆していました。私もあらためて子供のころに作り方を聞いて感心したことを思い出しました。
箱根美術館の庭も小さいが美しいですね。富士は見えなかったが、雨でしっとりしてよかったのでしょう。
昔の戦争で日本への悪感情も、こんな心づくしの積み重ねですばらしいものに変っていくでしょう。ご苦労様でした。
今日はお天気に恵まれ、ご夫婦2人で「はとバス」に乗っての東京見物に出かけました。
私も2日間お相手したら流石に疲れ果てました
主人などは夢の中で、英語の言い回しの反省をしているそうです
明日からは日光方面に泊りがけのサイトシーイングだそうです。
我が家の出番は、来週の中ごろのお食事会・・・
それまで少しノンビリ出来そうです。
先輩が決めたスケジュールの中に「箱根」が入っていなかったのでご案内しましたが、傘マークの天気予報を見たときは頭を抱えてしまいましたよ
でも・・・雨の箱根もシットリと良いものでした。
ギンギンの青空の国から来たお客様にとっては、この方が異文化の香り豊かで、むしろ幸いだったかもとも思えてきましたよ。
箱根旧道歩きのゴール「畑宿」は私の大好きな場所です。
ここに至る狭い道の運転にまずビックリされ、山の斜面の新緑にビューティフルと感嘆され・・・
この後のヘアーピンカーブの連続に悲鳴に近い声を上げて、それだけでも充分オーストラリアのとの違いが実感できたようです。
そして我々は、探せばすぐに見つかるコンビニに、便利な日本を実感しました
日本に来る前からカタログを集めて「工業用の工作機械を見学がしたい」と言っていたLさんにとって、日本は技術的には最先端を行っている国と理解しているようでした。
古くからの伝統文化と同時に、我々世代や諸先輩の方々が培ってきた優れた工業技術の分野も大切に守っていかなくてはと思いましたね。
ようこそお出でくださいました。
さっそくhiyamizuさんのブログを訪ねてみましたが、パースの記事がダントツに多いのですね。
ユックリ拝見したいと思います。
一年の三分の一がパース、バンクーバー、ペナントだそうで・・・
私どもとは比較にならない日数を海外で送っていらっしゃるようでビックリしました。
私どもは英語も拙く自信がないので、外国のお客様の接待も「どうしよう!」と不安でしたが、何も分不相応なおもてなしはしなくても、自分達が知っている日本を紹介すれば良いと・・・
まずは行き慣れた「箱根」をご案内しました。
特に「箱根美術館」と「温泉」は印象が強かったらしくて、帰ってからも翌日も「ビューティフルだった」と言い続けていました。
昨日は「ディズニーランド」でしたが、あの広くて時間もノンビリと過ぎて行くパースからのお客様にとっては、日本はビューティフルと同時に、とてもエキサイティングな国に映っているようです。
この後は京都や姫路、広島などの西日本も廻る予定ですが、どんな日本を感じていかれるのか?
こちらも興味がありますね。
真っ青な空と海のオーストラリアから、どんよりと曇る苔むした箱根路に大いに異文化体験されてことでしょうね。
かえって晴れた日よりしっとりと落ち着いた雨の中の日本も素晴しかったのではないでしょうか。
連日のお接待では大変と思っていましたが、一呼吸つけてよかったですね。(笑)
後半までゆっくり静養なさってください。
L夫妻の日本滞在は三週間です。
前半は日光や信州、後半は広島、姫路、京都と回る予定です。
豪華なホテルなどは無縁の、素朴な旅行を楽しむようで・・・
如何にもオーストラリア風です。
国内の近場をキャンピングカーで廻る時も一週間はかけるそうで、ツァーでバタバタと駆け巡る日本人の旅行とはスタイルが違うようですね。
温泉はどうか?と心配したのですが「ベリーグッド」だったようで、我が家などの一般家庭のお風呂にバスタブがあるのも「ベリーグッド」で羨ましいと言っていました。
彼らのお宅はシャワーのみみたいです。
私たちが旅行先で泊まった小さなホテルにもバスタブはなかったので、憧れのようでした。
オーストラリアでも近代的なマンションは又状況が違うと思いますが・・・
一段と、素敵だったのではないかしら?
バースでは想像出来ないような風景ではありませんか?
私たちには当たり前のようなことが、他国の方たちにはびっくりの様なことが多くてね。
満喫されたようで、
とりあえず、お疲れ様でした。
私も思うのですが、日本人は旅行にお金もかけますね。
ミッキーのパパの両親も、お会いしても、全くマイペース
初めはちょっと、と、感じたこともありましたが
旅も長くなると、かえって、あまり、気を使わないでくれたほうが気楽で、楽しいたびだったと、今思うと、感じていますが。
いつも当たり前だと思っている事に驚かれたりすると、日本の良さを再認識できますね!