花と緑を追いかけて

山を愛し、花を愛し、旅と
映画とパソコンと、好奇心も
いっぱいの主婦の日記です

「富士山」追っかけ、撮影バスツァー・その2

2012年02月02日 | カメラ教室
今回参加した撮影バスツァーのキャッチフレーズは

”闇夜に灯る御殿場の夜景にご案内”
「富士山の夕景・夜景を上手に撮ろう

夕暮れ時の富士山が見えなければ看板倒れになるのです。
添乗員さんや講師の先生の胃が痛くなるような願いが想像出来ますね。

箱根の「長尾峠」は雪で富士山は見えませんでしたが・・・
果たして、果たして


わぉぉぉ~、雲はありますがちゃんと富士山は見えていました
夕焼けで、西の空が赤く染まっています。

「街の灯かりも入れますから、望遠レンズは必要ないですね」
「絞り優先でF8くらいが良いでしょう。シャッター速度が遅くなるので三脚は当然必要です」
夕方の5時、先生の指示に従って、参加者40人がズラリと三脚を並べました。


場所は乙女峠のトンネルを抜けて、御殿場に下る国道134号線の右側
ずっと荒れ果てたままの風車がありましたが、ここが綺麗にリュニューアルされ
「美華ガーデンレストラン」となりました。

広い駐車場はまさに富士山と御殿場の街を見下ろす絶好の展望台

「夕日が輝いてきましたよ、シャッターチャンスですね」と
M先生は一人ひとりに声をかけてきます。

「ISO400にしたけど、まだ明るすぎて」とつぶやくと、
先生は「200です。露出補正もマイナスでね」と・・・


このカメラを使いだして4年になりますが、
私の知識の中に、夜間の撮影でISO200という意識はまるでありませんでした
露出補正も-1まで下げます。

なるほど画面は暗くなり、夕日の赤がいっそう鮮やかになりました


聞きたい事はまだまだありましたが・・・
私の右隣の女性は何故か?フラッシュがたかれて、先生にメニューの設定から調べてもらったり
何人かのカメラのシャッターが降りなくなったりで
M先生はあっちで呼ばれ、こっちで声をかけられとても忙しそうでした。



5時半、御殿場の街に明かりが灯りはじめました。

手がかじかみ、足元からジンジンと冷えてきます。
せっかく持っていた「ホカロン」を使うべきでした。
そんなことも忘れるくらい、撮影に熱中していたという事ですね。

でも流石大手旅行社の力は凄い
4時半で閉店のお店も延長で開いてくれているし
駐車場横には、暖かい便座の清潔なトイレもちゃんとあります。


私は左隣の男性の画像と見比べ「どうしたらその色になるの?」と聞いて参考にし
あれこれ設定を変えて写していきました。

でもカメラの機種が違うとなかなか同じようには写りません


F8、シャッター速度1/1、露出補正マイナス0.7
それでもまだ明るいわ


先生に伺うと「明るさの調整は露出補正で」とおっしゃるので
-1.3まで下げてみた・・・


するとシャッター速度は5秒、二呼吸くらいしてからようやくガッシャと下りました。

私の鼻息でブレたかしら、街の明かりがゆらいで写りました


お隣の男性が「ホワイトバランスマークに変えてみよう・・・」とつぶやくのを聞いて
私も真似してやってみたら、青みがかった空の色が綺麗
色々な試みをしてみるものですね。

こうして厳しい寒さの中を1時間かけて撮影、好きだからこそできるのでしょう。

      

このような撮影会を私は望んでいましたが、
今入っている「カメラ教室」はレベルが高くて、受講者の皆さんはベテラン揃い・・・
先生の指導はほとんどありません。

講評の時がお勉強なのですが、その場その場でのカメラの設定を
どうすれば良いのかを知りたいのです。

今回一緒に行ったSさんは私より半年先輩ですが、
伯父様が遺された形見のカメラを使いこなしたいと思い、今の教室に入ったそうです。

講評のとき、彼女が写した作品に「綺麗なボケ」が出ていて先生に褒められました。
「私はこの1年ずっと風景もお花も全部絞りは5.6で写していて、ボケのことなど考えなかった」と
苦笑していました。

その時”初心者はこのお教室では無理”と悟ったようです。


私は一眼レフのカメラを買って4年になります。
カメラと一緒に購入したのがこの本

被写界深度や、「クロマイシロップ」といった露出補正のことなどもこの本で学びました。
モチロン「花は開いて、風景は絞る」という絞りのお話も・・・

ベッドの横に置いて毎夜眺め、鎌倉などにお花を写しに行く時は必ず持参して
もうボロボロです。


ただ刻々と変わる自然相手に、
本で学んだ知識を現場で生かすのはとても難しい・・・

「撮影現場では今日のような適切な指導を受けたいわ」
「T子先生も聞けば数値も教えてくれるけど、それも新人のうちだけのようで・・・」

撮影の終った帰りのバスの中で、そんな話しをSさんとしていると
前の席の男性が「見本の1枚1枚の画像に設定数値が書かれた良い本がありますよ」と
教えてくれました。

見ると、私の隣で夕景の富士山を写していた男性のお仲間でした。
彼らは同じカメラ講座に通っているらしい・・・

バスの中はすっかり情報収集の場となりました。

4人の殿方ご一行様、色々教えて戴き有り難うございました
是非ご紹介いただいた本を取り寄せたいと思います。


こちらは1月31日、我が家のベランダから写した富士山です。
早速、撮影ツァーで習得したカメラ設定で写してみました。

三脚は使わなかったのですが、大成功

「撮影バスツァー」は本当によい勉強になりました。
Sさん、誘って戴き有り難う。これからも宜しくね。


コメント (34)
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