ディアドラやロットも、1990年代から2000年代までは、選手との強い結びつきがありました。
僕の世代ならば、ディアドラと言えばロベルト・バッジョをすぐに連想できますし、マルコ・ファン・バステンという方もいるでしょう。
ロットならばルート・グリットがそうでしたし、セリエAでの着用率はけた違いでした。
前回お話居S他長谷部とプーマ、岡崎とミズノに見られる強固なパートナーシップは、ディアドラやロットでなくても
ぜひとも欲しい関係性
今はブラックアウト、ホワイトアウトは新商品の売り込み道具になってしまった
選手もどんどん良い契約を希望する
面が強いですからね。
ロットはアンドリュー・シェフチェンコが、契約先をミズノ(最終的にはリーボック、ナイキ)にすると代理人から打診があったとき、衝撃だったことでしょう。
またディアドラもアントニオ・カッサーノを最後に、イタリア代表選手が愛用する形跡はありません。
今はデザインやお金が、プロとして契約条件としての最重要項目なのでしょうが、ある意味昔ながらの頑固な契約があってもよいと思います。
逆にアドラーやガビックのように、(僕に見えるだけですが)契約選手の数が企業の価値を決めないよ、というスタンスも凄いと思いますよ。
僕たちはどうしても、あの選手が愛用している、という短絡的な見方をしてしまいますがね。