塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

サッカーでも節操、必要ではありませんかね

2020-09-10 20:10:25 | 日記
 かつて大リーグにダリル・ストロベリーと言う選手がいました。

 ストロベリーはニューヨーク・メッツとニューヨーク・ヤンキースの両チームに在籍経験を持ちますが、ファンは彼の入団をどう感じたのでしょうか。

 他にもデイビット・コーンと言う投手が同じように、ヤンキースとメッツに在籍経験があったと記憶しています。

 ただ、同じニューヨークでもメッツはナショナル、ヤンキースはアメリカンとリーグが異なるので、サッカーのような大きな反発はなかったかもしれませんね。

 むしろ、ボストン・レッドソックスからヤンキースに移籍したジョニー・デーモンの方が、ファンの心情を逆なでした可能性があります。

 同じアメリカン・リーグ東地区で、長きに渡る宿敵同士ですから。

 アメリカン・フットボールでは、ジェッツとジャイアンツ
 ホッケーではアイランダースとレインジャーズ

 が同じニューヨークをフランチャイズにしています。

 MLSですとレッドブルとシティがそうですが、いずれもレアルとバルサ、ミランとインテルのような喧噪は見られていないようです。

 冷静というよりも、移籍で極端なまでに騒ぐ、と言う展開が米国ではないのかもしれません。

 ただ選手からすれば、喧噪や大袈裟な騒ぎよりも実にありがたいのではないでしょうか。

 サッカーもフェルナンド・トーレスやルイス・フィーゴ移籍の際は、ヒステリックなまでの騒ぎに発展しましたが、もっと冷静になれよと言いたいところです。

 でも、無理なのでしょうが。

 トーレスがリバプールからチェルシーに移籍した際、リバプール・ファンが所有していたレプリカに火をつけたくらいですが、いくら何でもやりすぎですよ。

 節操はやはり持つべき心情ではないでしょうか。
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今のサッカー界は、お金を使いすぎではないでしょうか

2020-09-10 19:57:34 | 日記
 現役時代の終盤、ジーコはプーマを着用していました。

 あれだけの名手にも拘らず、ジーコはル・コックであったりディアドラであったりと、スパイクの銘柄を頻繁に変更しました。

 ジーコと同時期に活躍した名手にはプラティニがいます。

 当時のフランス代表はジャージもスパイクもアディダスで一式統一していましたから、ユヴェントスではパトリックを履くプラティニも、逸脱は許されなかったのです。

 ナイキは今、ジェイドン・サンチョ、キリアン・エムバッペのシグネイチャー・スパイクを開発、発売していますが、ジーコはこの光景をどう見ているでしょうか。

 ブランドが選手に群がる姿
 支払われる契約金はけた違いであり、市井の人間がどんなに懸命に働いても生涯得られない金額

 ジーコはアントラーズで再度、自身の哲学を投影していますが、きっとそこには

 「地に足の付けた生活をしなさい」
 「ファンを大切にして、無碍に扱わないように」

 という教えがあると思います。

 ジーコはアントラーズに移籍した際、どんなに陽射しが強くとも車移動の際、冷房ではなく窓を開けて風を入れることで、体を冷やさないように留意していました。

 彼からすれば、鍛錬が足りない若手にクラブもブランドもお金を使いすぎていると感じているのではないでしょうか。

 サッカーは大衆に愛され、今まで発展を遂げてきました。

 しかしプレミア、とくにアーセナルとチェルシーは、入場券が高すぎておいそれと観戦することさえ難しい状況です。

 ジーコはウディネーゼ入団の際、ファンから

 「ジーコが入団してくれるなら、オーストリアで構わない」

 と熱烈な歓迎と支持を受けました。

 それはジーコの感覚、特に金銭面で浮世離れして良かったためではないでしょうか。
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