塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

サッカー選手を寿司に置き換えてみたならば

2015-07-23 11:16:38 | 日記
 1998年、インテルがロナウドの獲得について発表した際、バルセロナに支払った30億円と言う金額が、スキャンダルだと指摘されました。

 一方インテル移籍までの間、彼は

 1・出場機会は無かったが、既に94年ワールドカップで優勝を経験
 2・オランダとスペインで得点王
 3・バルサではカップ・ウイナーズ・カップと、クラブレベルでも欧州で活躍

 というように、金額に見合っているという声もありました。

 結果的に、インテルが支払った金額は

 「やや、高くついた」

 形にはなりました。

 ロナウドはインテル初年度にUFFAカップを獲得し、カンピオナートでも25ゴールを挙げ、指揮官ジジ・シモーニは

 「戦術、それはロナウド」

 と言う言葉を吐いたくらいです。

 以後、彼は怪我との戦いに明け暮れ、2003シーズンにレアルへ移籍しますが、ロナウドのキャリア全体を踏まえれば、インテルが用意した移籍金は適当だったように思います。

 サッカーは寿司と一緒ですよね。

 つまり、選手の実力が特上、松、竹、そして梅に当てはまり、板前(監督)と包丁さばき(アシスタント・コーチや広報)で、会計(優勝、降格)が変化します。

 最近のサッカーは、ロナウドのような特上ではなく

 「並盛り」「並」

 の選手に大きな金額を支払っていることが、大きな問題ではないでしょうか?

 払い過ぎも困りますが、過小評価も困ります。

 適性金額は代理人、選手、クラブの思惑がありますが、このまま上昇をつづけるようであれば、ギリシャ、イタリア、ポルトガルのような財政基盤になるようにも思えます。
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ファン・プロモーションにもゆとりが必要ではないか

2015-07-23 01:39:56 | 日記
 職場からの帰り道にあるアダルト・ショップは、頻繁に女優さんを招いてサイン会を開いています。

 参加した事の無い僕がどうして知っているかといえば、来店する何週間も前から

 1・出入り口への告知とサイン会の内容
 2・店内で出演作品を放映
 3・開始時刻と特典について

 をしっかりアピールして、お店自身が女優さんとお客の接点になりたいという気概がわかる為です。

 サッカーとアダルトを一緒に出来ません。

 でも、ファンが手紙を書く、色紙を準備するのは、選手を近くで観たい為ですよね。

 パルセイロもスポンサーのセブン・イレブンの訪問、先日もアリオ上田でのトークショーがありましたが、最近は選手が街へ出る機会が増えたように思います。

 しかし、残念ながら、ホームページの情報公開、実施日までの

 「インターバルが短い」

 と言わざるを得ません。

 僕のような客商売は、その多くが随分前から出社日と休日があてがわれるでしょうから、いきなりイベントの告知を受けても身動きが取れません。

 試合開催日はイヤー・ブックだけでなく、信濃毎日新聞でも告知されますが、クラブ単体でのイベントはもっと情報公開から実施までにゆとりをもたせるべきではないか。

 そう思います。

 勿論選手の本分はファン・プロモーションではなく、日々の練習と試合に出場する事です。

 その事を考慮しても、やはりファンが気軽に参加できるための「日々のゆとり」が必要ではないでしょうか。
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当事者意識という感覚のむずかしさ

2015-07-23 00:37:50 | 日記
 国立競技場についての見解をみていますと、当事者意識を持つ事の難しさを痛感します。

 確かに政権が変わり、東京都知事も変わり、月日が流れてしまえば

 「前任者たちの非は問われず、どうして俺たちだけこんなに批判されるのか!」
 「尻拭いは勘弁だ」

 と感じてしまいがちです。

 僕もありますよ。

 自分のミスなら懸命に動いて挽回しようと思えますが

 工場のミス (検品しているにも関わらず縫製不良、生地の痛みの露見)
 お客のミス (一度着たが気に入らない、体臭や香水、着用の跡など)

 これらに関しては、やはり挽回する気は沸きません。

 だって、僕のせいでは無いよと言う意識が痛烈に働く為です。

 サッカーもそうですよね。

 アントラーズはセレーゾを解任し、石井新監督の下で成績向上に努めますが、石井監督からすれば覚悟の上の就任なのか、それとも

 「晴天の霹靂」

 かで、その心情は異なります。

 野球でも、下位に低迷する球団は

 「監督休業」

 と言う形でオブラートに包みますが、サッカーに関して言えば、契約続行、解雇、契約満了のいずれしかありません。

 サッカーでも実生活でも、当事者意識を持つ事は確かに重要ですが、これほど持ちにくい感情も他にないと思えます。
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