塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

年齢を感じさせない選手、その代表例

2013-02-28 23:09:30 | 日記
 常盤貴子さんがご結婚され、花王の洗剤「アタック・ネオ」のコマーシャルに出演した時、正直僕は違和感を感じました。

 僕には常盤さんがもうそんな年になった、言い換えれば洗剤や胃腸薬のCMに出演するほど、年を重ねている印象が無かっ
たのです。

 同様に松雪泰子さんがお子さんを育てながら女優生活をしていることにも驚きでした。

 松雪さんの姿と顔立ちが、どうしても母親という言葉を連想させる代物では無いためです。

 サッカーも同様で

 「えっこの選手、もうこんなに年齢を重ねているの?
  そこらへんの若手選手よりもずっと頼りになるな!!」

 と思わせる選手が、日本にも海外にもいることは大きな励みになると思います。

 日本の例で言うとカズ、そしてヴァンフォーレ甲府の38歳、伊東でしょうね。

 エスパルスのファンも彼が現役で活躍していることは凄く嬉しいことでしょうし、アトランタ五輪で得点を奪った当時より
も、むしろ今の方がサッカーに対する閃きは増しているかもしれません。

 「単なる金儲けの為」

 という見方もあるでしょうが、PSGが37歳になるベッカムを獲得したことも、戦力として考えていることは間違いない
ですね。
 
 この元イングランド代表MFは、その卓越した着こなしや柔和な表情とはうってかわり、誰よりも真剣に練習に汗を流し、
アスプリージャやロマーリオのように、強烈な自己主張で周囲に面倒をかけることすらありません。

 つまり監督からすれば

 「ベッカムは良い意味で後輩と周囲に良い影響を与え、私たちの言うことを尊重してくれる。」

 大変重宝する存在だと思います。

 日本企業はその給料の高さからベテラン社員の解雇に踏み切る事が多いようですが、彼らが流した汗に報いることで士気
があがることもあると思うのですが。
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代表より力のあるクラブと戦えるなら

2013-02-28 00:50:33 | 日記
 かつてが強化を図る際、ある国の代表選手をそっくりそのまま移籍させると言う方法がありました。

 少なくとも90年代前半までは、クラブよりも代表の方が戦力的に上であり、その背景には今ほどチャンピオンズ・リーグ
が多角化されていない側面がありました。

 その成功例の代表例がミランであり、お茶を濁した形だったのがインテルです。

 つまり90年代中期から、各国代表とクラブの関係は逆転し、クラブが新たな戦術を練りそれを代表が取り入れる形が通常
となります。

 サッキのミランとイタリアはその走りとなり、オランダ代表が98年ワールドカップで採用する4-2-3-1は瞬く間に
欧州全土に広がる内容が、杉山茂樹氏の記事でも目に付きます。

 ですから日本のように

 1・イタリアやイングランドのような、明確な代表のアイディンティティが今産声を挙げようとしている
 2・アジアとワールドカップ本戦で、その戦い方を180度変えなくてはならない

 と言う側面を持つ国が、欧州クラブと対戦することは各国代表と戦う以上に有意義かもしれません。

 特に力関係がクラブが上という欧州を踏まえた場合ですが。

 現在のJ1で欧州から来た選手の代表例は非常に少なく、だからこそアルディージャがズラタンとノヴァコビッチというふた
りのスロヴェニア代表FWを獲得した際は、おおいに驚いたものです。

 またアフリカやオセアニアの選手と戦う機会も少なくなりました。

 欧州クラブは当然多国籍が基本ですから、1度の試合で多様な個性を持った選手と戦えることも、日本にとっては大きなメリ
ットになると思います。

 2013シーズンのスケジュールはその殆どが埋まっていますが、2014年はワールドカップ前に是非欧州で試合をして
欲しいと思います。
 
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かつてトルシエが語った強化策

2013-02-28 00:37:47 | 日記
 ワールド・ベースボールクラシックの為に来日している中国とキューバ、そしてブラジル。

 彼らは調整試合の為にタイガースやオリックスと対戦していますが、球団にとっても入場料収入が得られるとすれば良い
宣伝材料と言えます。

 かつてトルシエが代表監督だった頃、

 「ヨーロッパの国際試合に合わせて渡欧すると、代表との試合を組むのは難しい。それならばクラブチームが相手でもい
  い。」
 
 と語っていたことを思い出します。

 (この発言はナンバー476号36ページより抜粋)

 トルシエの言い分はまだ日本代表その物の力が欧州各国代表と比べても貧弱なため、相手がまっとうな先発を揃えてこな
いであろう点も考慮していると思います。

 確かに昨年の日本代表はフランスとブラジルという2強と対戦する機会に恵まれました。

 でもこのトルシエの言い分、つまり現地で強豪クラブと対戦すると言う案は現在でも十分通用する強化方針だと思います。

 例えばイベリア半島に遠征に出かけたとします。

 ポルトガルでポルトガル代表と戦い、その後はポルトと戦いスペインに移動
 スペインではスペイン代表と戦い、その後バレンシアと対戦し、欧州の選手たちはそのまま独自に移動し、Jの選手たち
はスタッフ、監督と共に帰国する。

 トルシエは10日から2週間前後の欧州遠征を年3回組めないものかと、この476号で語っていますが物理的な距離は
ほぼ無くなりましたから、J1との兼ね合いを見定めることが必要です。

 欧州クラブが日本代表と戦う旨み、それはアジア市場の開拓と廉価で選手が獲得できるかがそうでしょうか。

 対外試合の多さが強化に比例するならば、この試みは試す価値があると思います。
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