薄っぺらとか濃厚とか、知性とか反知性とか
「科学」の看板を掲げながら科学の思考からほど遠い
わけ知り面のとっつぁんどもの言説群のはるか圏外
(どれほどバカに囲まれても賢明の証にはならないんだぜ)
ことばに全権を移譲することはできない
ことばに修正を求めるものはことばの外にいる
「よくできました」
とぼけたセリフを吐くしたり顔の頓馬どもは気づかない
まちがい探し、答え合わせにいきり立つ閉域の外
黙るしかない絵が生まれてくる場所がある
テンプレート化した思考、感情、クリシェの応酬
のぼせた知のフレームにけっして収まらない
無垢無知を慰みもの、囲い込むことしか知らないボケナスの圏外
一切の計算を外してアクセス可能になる地平
新しいことばがそこに宿り芽吹いてゆく
絵筆の思考だけが赴くことができる
ことばに先行して生きられている肥沃な地平がある
そこに身を置いて筆を握ることを知っているだろう
そう勝手に思ったからそう提案したということです