熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

裁判所は本当に弱者の最後の砦か?

2016-12-08 17:26:41 | Weblog
厚木基地(神奈川県大和市、綾瀬市)の周辺住民約7000人が米軍機と自衛隊機の飛行差し止めと損害賠償を国に求めた「第4次厚木基地騒音訴訟」の上告審判決で、最高裁第1小法廷(小池裕裁判長)は8日、自衛隊機の夜間・早朝の飛行禁止を命じた2審判決を破棄し、住民側の差し止め請求を棄却するというとんでもない判断を示しました。

これで、飛行差し止めについては住民側の逆転敗訴が確定したことになります。

1、2審は米軍機飛行差し止めの請求は退けたものの、全国で初めて自衛隊機の飛行差し止めを認めたため、最高裁の判断が注目されていましたが、最高裁は国家権力の見方だということがハッキリしましたね。

小法廷は、2審が今月末までの将来分の損害賠償として約12億円の支払いを認めた部分も破棄するという滅茶苦茶な判断を示しています。

過去分の騒音被害を金銭で救済する従来の司法判断の枠組みに後退する内容となったことは残念ですね。

私も厚木基地騒音の影響を受ける地域に居住していますが、ここ数日、ジェット機の騒音が大きくなっています。

最高裁判決を意識したデモではないでしょうが、最高裁の裁判官は東京に住んでいるので、基地騒音の深刻さが理解できないのでしょうね。

軍用機の騒音を録音して夜中に裁判官の耳元で聞かせたいですね。

そうすれば騒音の深刻さが少しは分かるでしょう。

今回の最高裁判決には、法律に携わる者として情けないばかりです。

青色発光ダイオードの発明者でノーベル賞を受賞した中村教授が、職務発明訴訟の和解後に、「日本の裁判制度は腐っている」と憤慨していましたが、分かる気がします。

最高裁の裁判官は、長いものには巻かれろという情けない規範を持っているのでしょう。







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