第27回参議院選挙は投票から一夜明けた21日、全議席が確定しました。
自民、公明両党は計47議席にとどまる大敗で、「必達目標」だった参院全体の過半数(125議席)を割り込みました。
衆院に続き参院でも少数与党に陥り、政権運営がさらに厳しさを増すことは必至ですね。
野党は、国民民主党と参政党が伸長する一方で、立憲民主党や日本維新の会などは改選議席の維持や微増でした。
朝日新聞の推計で投票率(選挙区)は、58・51%となり、前回の2022年参院選の52・05%を上回りました。
女性は39人が当選を確実とし、22年の35人を上回って最多を更新しています。
投票率が高くなったことはいいのですが、60%を超えて70%に近づくまでは安心できませんね。
今回の選挙では、①既成政党(自民党、公明党)に対する不満が新興政党(国民民主党、参政党)の支持につながりましたが、立憲民主党や共産党、社民党、れいわの支持にはつながりませんでした。 ②若い世代の支持が高い政党(国民民主党、参政党)が当選者を増やしています。
新興政党は、当選者数を増加するための施策が課題ですね。
既成政党は、若い世代に限らず現場のニーズをいかに取り込むかが課題ですね(有権者のニーズを集めたつもりになって政策を決めている)。
次の衆議院選挙までにどの政党が課題を解決するのか、注視していきましょう。
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