『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭

ジュリアナから墓場まで・・・。森羅万象を語るブログです。
ここでは、気軽に読めるエントリーを記していきます^^

[映画『ドラゴンボールZ 神と神』を観た]

2013-03-31 18:25:54 | 物語の感想

☆甥っ子と、ポップコーンをバリバリ食いつつ観てきました。

 こりゃ面白かったッス。

 最強の敵が現れるっちゅうのに、物語は異常にゆるく展開される。

 ちゅうか、最強の敵・破壊神ビルスが一番面白い!(*^▽^*)

 「ドクター・スランプ」の頃や初期の「ドラゴンボール」の頃のコメディ展開とは異なる、

 そうだな、成熟した鳥山明の、スーパーサイヤマンが活躍した頃の「ドラゴンボール」の、とぼけた味が全編を覆ってもいた。

 なんか、性別不明のグルメな従者とともに、フリーザをやっつけたと言われるサイヤ人に会いに、26分の遠出をして、丁度 界王様のトコにいた悟空のもとにやってくるのである。

 そこでは、フリーザとの過去の物語が回想され、この物語が、「ドラゴンボール」の歴史にかっちりと組み込まれていることが示される。

 惑星べジータの、過去のエピソードも描かれ、実に興味深い。

 なにやら、ビルスの目的は、可愛い予知魚のあいまいな予言で、自分の最大のライバルとなる「スーパーサイヤ人ゴッド」の存在を知り会いに来たのだが、悟空は知らず、しかし、悟空は能天気に闘いを挑み、二発で瀕死の状態にのされる。

 この話は、アニメで言うところの「Z」と「GT」の間の、語られない空白の時代の話なので(厳密には、マンガの最終回のひとつ前)、悟空が超サイヤ人4を知らないときで、また、パンも生まれていない。

 だが、生まれ来るパンの存在は、この作品のクライマックスで非常に効果を生む。

 で、ビルスは、ブルマの38歳の誕生日で湧くパーティー会場にやってきて、ドラゴンチームと湧きあいあいと過ごし、また、こずかれたりして、おでこに困っているような汗を垂らしつつ、楽しく過ごすのだ。

 ここで、ピラフ一味が中々の活躍をするのが面白かった。

 事情があって一味が若返ってしまい、特にマイが、元々が美人なのに、美ロリになったのが可愛かった。

 しかも、素のマイは41歳だったのだそうだ・・・。

 この、全地球を破壊できる神が、一介の人間のプライベートなパーティーを普通に楽しんでいる様は、非常にシュールだ。

 で、戦いも、最終的には宇宙に及ぶが、このパーティー会場近くで行なわれていたりして、そのミクロとマクロの混在が実に面白い。

 べジータだけは、ビルスの恐ろしさを知っているので、メンバーの誰かが、ビルスの機嫌を損ねるのをビクビクしながら過ごしている。

 で、そのべジータのビクビクは、見ている私たちにも伝わり、ビルスが怒り出すまでの間、ビルスの表情、ビルスの言動に、見ているこちらは、異常なサスペンスを感じることになるのだ。

 怒りかけたビルスの機嫌をなだめるために、プライドの高いべジータが歌って踊りだした時には、甥っ子とともに、もう腹を抱えて笑った^^

 また、パーティーを壊したビルスに腹を立てたブルマが、ビルスにビンタをして、ビルスがすぐにブルマを張り倒したとき、べジータが、ビルス曰く「悟空を越えた強さ」になって闘いを再開するシーンは良かったな!

 さて、最後の悟空とビルスの闘いは、悟空がビルスに一矢報いる程度の闘いしか出来なかった。

 でも、まあ、どうにか、ビルスの気持ち(地球破壊衝動)は、悟空によって変えられ、地球の危機は去る。

 ただ、ビルスが気になることを言うのだ。

「我々の住む宇宙は第七宇宙で、宇宙は12番まである」・・・。

 闘いはどこまで天文学的なエスカレートをしていくのか!

 「ドラゴンボール」のパワーインフレには終わりなし!!

   ◇

 この作品の最強の破壊神のデザインはウサギっぽくて、鳥山明は新しい敵のスタイルを考えたようなことを言ってたけど、

 昔、鳥山デザインの格闘ゲーム「トバル ナンバー1」では、その最強キャラのデザインのモチーフがやはりウサギだったんですけど・・・。

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                                             (2013/03/31)

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[映画『シュガー・ラッシュ』を観た(寸評)]

2013-03-30 23:59:55 | 物語の感想

☆・・・面白かった。

 これって、ピクサーじゃないのかな…、いつもの最初の卓上ライト君のデモとロゴがなかったもんね。

 すると、だ、ディズニーの底力をまざまざと見せられたような気がする傑作だ。

 ピクサー印の三大傑作『トイ・ストーリー』、『モンスターズ・インク』、『カーズ』のギミックを包括しつつ、だが、ゲームの世界・・・、しかも、レトロゲームの世界から物語が始まるにもかかわらず、先行の傑作が指向したノスタルジー的なものとは別の方向性を打ち出し得ていた。

 そのテーマとは、二人の主人公を通して語られる「現状再認識」の物語か。

 努力の果てに見つけたものは、メーテルリンクの「青い鳥」の如く、既に自分の世界に存在していたと言うところか。

 あまりにも密度の濃い作品なので、書こうと思えば、色んな面から無限に書けるのだが、ここでは少しだけ・・・、もう一度見たいので、その時、もうちょい書けるかな。

 『オズ はじまりの戦い』の<陶器の少女>に続く、今年の収穫として、この物語のヒロイン<ヴァネロペ>がいる。

   

 ちいちゃくて元気いっぱいで、明るく騒がしく、凄まじく可愛い^^

 幼女のような身体で、絵的に簡略化された四肢だけど、最新のCG技術で、活きがよく動き回る。

 他の少女たちも可愛いのだが、やはり、ヴァネロペは特別に可愛い。

 レースゲーム<シュガー・ラッシュ>の中で、不遇の生活のうちにあるのだが、そんな境遇も、見ている健全な男子の心を鷲掴みにしよう^^

 このお菓子の国のレースゲームの世界は、色とりどりのポップなパステルカラーに彩られていて、女の子たちのファッションもカラフルだ。

 監督は、日本の原宿の女の子たちをイメージしたと語っている。

 エンディングでは、世界公開時にも流れる主題歌としてAKBの歌を採用しているが、

 正直、AKBは、「少女」とは言い難い(私には「汚いババァ」にしか見えん)。

 ヴァネロペと、そのレースゲーム上のライバルたちは、ズバリ、<ミニモニ>に、スタイルもファツションも似ていると思うんだわ。

   
        

 同時上映の短編「紙ひこうき」にも、日本のアニメのようなアダルトテイストが感じられたし、

 アニメ分野での、日本のアメリカへの影響は大きいなぁ・・・、と言うよりも、

 とっくに、彼らの意識野でのベーシックなものとして当然の如くインプットされざるを得ない存在なのだろう・・・。

                                            (2013/03/30)

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[映画『ジャックと天空の巨人』を観た(寸評)]

2013-03-27 23:59:44 | 物語の感想

☆これまた、やや使い古された感のある物語を、丁寧に、真剣に、エンターテイメントに徹して作られた傑作でした。

 『オズ はじまりの物語』も良かったけど、こっちもいい。

 また、余談だが、映画が始まる前に『パシフィック・リム』の予告が大画面で見れたのも嬉しかった(菊池凛子、カッコええ!)。

 さて、この現代に甦りし『ジャックと豆の木』の特筆すべき点は二つ。

 先ずは、王国領土を俯瞰する、天空に続く「豆の木のつる」の描写だろう。

 それをジャックらが昇っていくさまは、やや おざなりだが、映画の尺を考えた上での簡略化とも言え、ヴィジュアルが突き抜けた感があり、素晴らしかった。

 高さの描写なんて、時にお腹をヒヤヒヤさせられた。

   

 天空の巨人がそれを伝って下界に下りてくるのを防ぐために、王の命により、豆の木は切り倒されるのだが、その大地への影響は、まさに、それ自体が超巨大モンスターである。

 続いて、天空に生息している巨人たちである。

 その、人間と比しての生物的なリアル感はたまらないものがある。

 非常に野蛮で不潔だが、その振る舞いは人間臭く、その集団内での権力抗争みたいのが垣間見られるのは、物語の深みを出す点で、ブライアン・シンガー監督、いい仕事をしている・・・。

 食われるのを恐れ、人間は猛疾走で逃げるのだが、巨人は、そんな人間を泳がせつつ、いきなり、猛然とダッシュ! 凄まじいスピードで人間を捕える様は、その世界観を表出するのには最高だと思う。

   

 王女様も 可愛かったです^^

   

 ユアン・マクレガーの髪型が妙だった・・・。

 ・・・これね、続編はね、もっと高空の大巨人と、巨人を率いたジャックが戦う話。っちゅうのはどう?

                                            (2013/29/31)

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[映画『「相棒」シリーズ X DAY』を観た(寸評)]

2013-03-24 16:46:38 | 物語の感想

☆・・・タブレットで書くので、文章が拙いです。

 今、テレビ朝日の大躍進を牽引しているTVシリーズですね。

 この映画作品は、シリーズの、やや癖のある人物を主役にしたスピンオフ作品である。

 いつも、シリーズの主役の足を引っ張るかのような、捜査一課の伊丹刑事が、彼なりの信念で行動していることが描かれ、

 その直感での捜査の中で、全く正反対の行動原理を持つ若きサイバー捜査課の岩月捜査官と反目をしつつ、世界経済さえも揺るがすような巨悪に肉薄していく物語。

 なかなか面白かった。

 今や、どんな展開にしたってヒットするシリーズだ。

 それは、主に、各登場人物たちの、作劇術上のステレオタイプをズラした現実感にあると思うし、そんなキャラクターたちに起こる愛着は、それだけで、映画化の成功を約束できるものである。

 だが、作り手は、それに安穏としているつもりはないようだ。

 作中で、伊丹刑事自身が自分を自嘲的に評するように「犬っころ」のような猪突猛進さで、あたかもヘビィな社会派的な巨大経済事件の端っこで起きた、されど 事件解明の突破口にもなり得る殺人事件の解明に、「太陽にほえろ」なみに、伊丹刑事が犯人を追い、町を走る!


 ・・・続きは、仕事が終わってから書きます(^.^)

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[映画『ドラえもん のび太のひみつ道具博物館(ミュージアム)』を観た]

2013-03-22 16:27:25 | 物語の感想
☆色々と忙しく、今日公開の『ザ・マスター』も『ジャックと天空の巨人』も見る目途が立たない。

 空いた3時間では、『プラチナ データ』と、この作品が候補にあがり、一緒にいた女の子に「どっちがいい?」と聞くと、「ドラえもん・・・」と答える。

 ・・・、・・・それはそれで可愛くて、ペアデイでもあり、二人2000円を払って館内へ。

 この作品は、主題歌をパフュームが歌っており、それがなかなか、「らしくなくて」いい歌で、私はつられてこの作品にも興味が起きていた。

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 幾つかの野心的な試みが見られる。

 先ずは、今回の作品における「エコロジー臭」の排除だ。

 エコは、ジブリやポケモンで充分。

 でも、それは今作だけで、藤子・F・不二雄生誕80周年の次作では復活するだろう。

 まあ、なんか、核融合炉みたいな存在は出てきて、深読みすれば、原発反対みたいだが・・・。

 今作では、完全にひみつ道具で、「夢の世界」を満喫させるような配慮が為されている。

 と言っても、正直、私には物足りなかったかな。

 最初のイメージでは、興味が引かれたのだが、いざ、見てみると、こんな演出しかなかろう・・・、てなものだった。

 やっぱ、物語と有機的な結合を果たしていてこその「ひみつ道具」だ。

 でも、「どこでもドア」のプロトタイプ(巨大!)なんて良かったね。

 客席の子供たちはメチャ喜んでいた^^

 次に、ひみつ道具博物館という閉鎖空間を舞台にしているのは、作品でも珍しいことだろう。

 その中にひそかに住んでいる怪盗DXや怪人の秘密の隠し部屋なども、描きようによっては「カリオストロの城」「ナカトミビル」みたく描けそうだが、それはなかった。

 子供相手だからしょうがない。

 ドラえもんが盗まれた鈴の代わりに付けている首のアクセサリーが場面ごとに変わったり、

 のび太のシャーロックホームズの扮装や、怪盗DXのコスプレ、小さくなっちゃったジャイアンやスネ夫の、それゆえの活躍など、伏線の張り方も見事で、

 ゲストヒロインの女の子の今風の性格も、藤子Fにはない風味だ。

 物語は、ミステリー風でありながらも、封印されたガードロボットの伏線も良くて、最終的にはアクション的な見せ場もある。

 私は、泣かせどころは、なんか不定形マスコット生物の、暴走した核融合炉みたいな太陽への「自分の命と引き替えでの沈静(台風のフー子みたいな)」にあると思ったのだが、

 それは外れて、

 出会った頃のダメダメなのび太が、呆れていたドラえもんに初めて「根性」を見せたときのエピソードを絡ませていた。

 私には物足りなかったけど、かなり凝った物語ではあった。

 ああ、一緒に行った女の子は、終盤 泣いていました^^

                                          (2013/03/22)
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[浅草演芸ホールに鬼丸師匠を見に行ったのだ]

2013-03-17 23:59:37 | 物語の感想
☆お店を開業し、気軽に落語を聴きに行けなくなるので、

 一週間ほど前、ちょうど、浅草演芸ホールの寄席に三遊亭鬼丸師匠が出演とのことで、いそいそと出かける。

 11時40分から昼の部がはじまるとのこと。

 午後6時から店を開くので、午後4時前の三遊亭圓歌師匠の出番まで見ようと決めていた。

 さて、しかし、せっかくの休日であり、都内への出張である。

 午前中にもエンジョイしたい。

 かくして、高円寺に行く。

 たいがい、これまで、高円寺のピンサロは正午開店だったものだが、

 店の方の話に拠ると「最近 試しに午前10時に開店したら、意外にもお客さんがかなり来た」とのことで、今回 行った(イッた)店では毎日10時開店が決まったのだそうだ。

 ・・・、・・・で、10時40分には済まし、浅草に向かう。

 演芸ホールの横の250円弁当屋さんで、カツ丼と100円枝豆を購入し、その店から正面40メートルほど進んだトコの酒屋でサッポロ黒ラベル500ミリリットルも買い、木戸銭を払いホール内へ。

 ・・・ちなみに、この250円弁当屋さん・・・、インパクトがあったので、昔、営業をやっていた頃、いつも看板が目についていた。

 まさか、意識していなかったけど、隣りに演芸ホールがあったとは思わなかった^^

 正月興行は3500円だったが、今日は2500円だった^^

 開場前から、酒をグビグビ、カツ丼をモシャモシャ食らう。

 いざ、落語がはじまってからも、食べ終えていなかったのだが、

 最初に出てきたのが、鬼丸師匠の弟(妹)弟子にあたる三遊亭多ぼうさんだったので、「多ぼうさんならば、まあ、多少の雑音も構わんでしょう^^」と食い続けた。

 前座というのは、落語会のカーストの下層に位置し、こうして噺をしているのに、出演者リストには載らない。

 でも、殿堂とも言える、かような演芸ホールでネタを披露できるのは、いい経験なんだろう。

 システムは分からないけど、この前座での出演も大変なのかな。

 トリで三遊亭圓歌師匠が出るので、圓歌師匠が弟子の多ぼうさんを捩じ込んだのか。

 多ぼうさんのネタは「堀の内」だった。

 粗忽(あわて者)の噺。

 活舌は悪いのだが、多分、それが段々と味になっていくのだろう。

 後に登場する柳家さん吉さんが、落語のまくら話で言ってたのだが、多ぼうさん、もうすぐ「二つ目」に昇進するのだそうだ。

 多少は知っている人なので、ちょっと嬉しいのだが、この粗忽者を昇進させてもいいんかい!? と、やや衝撃を受けた^^

 続いて登場は、三遊亭歌太郎さん。

 爆笑問題の田中と言うか、春風亭小朝さん風のお顔立ち。

 「痔」の小話が面白かった^^v

 で、お目当ての三遊亭鬼丸師匠だ・・・、と言いたいのが、

 この日、鬼丸師匠の登場は、重役出勤で、この後、二時間後なのであった・・・^^;

                                             (続く 2013/03/18)
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[映画『クラウド アトラス』を観た(寸評)]

2013-03-15 13:58:50 | 物語の感想

☆マトリックスのスタッフが作ったことといい、なんか、「空気人形」のパクりみたいな韓国人アンドロイドみたいのが出てきていたので、あまりそそらなかったのだが、観に行った。

 過去から未来への六つの時代を舞台にした(ああ、だから、作中で作曲家が作るのが「六重奏」なのか!^^)、その、人間にとって普遍のテーマ性、・・・簡単に言えば、愛とか自由なんだけど・・・、で繋げた大作映画だ。

 ちょっと、「火の鳥」っぽい^^

 数人の役者(トム・ハンクスやハル・ベリーなどなど)が、それぞれの時代で、異なる役割を演じていて、必ずしも、いい役ばかりでもない。

 六つのエピソードをモンタージュで平行して語っていくのだが、ドアが開く時や、電話に出るときなどに、時代が切り替わったりして なかなか複雑なのだが、当初こそ、見ているこちらに戸惑いも起こるが、いつしか、自然と、頭が その変換に慣れてきて、それぞれの話に夢中になっていく。

 「火の鳥」が、派手な未来編と同等に、過去の話も硬派に面白いのと同じく、この作品でも、画面がきらびやかな未来の話のほうが面白いように思えて、古い時代のホモセクシャルな純愛の姿などに素直に見惹かれるし、奴隷交易の時代の描写も興味深い。

 準未来の韓国人アンドロイド娘・ソンミの「ジャンヌ・ダルク的な悲劇の革命」の図式には、思わず涙した。

 その意思が、審問官に伝わる流れが、監視下の審問の中、ソンミと審問官の目の演技で伝わってくるのだ。

 ソンミを演じるペ・ドゥナの小さな胸は可愛かった^^

 あっ! てゆーか、「空気人形」もペ・ドゥナじゃん! 今、気づいた^^;

 ただ、やや、その、モンタージュの小刻みさが、いまいち盛り上がりを減じる要素でもあったのだが、

 それが、クライマックス・・・、六つの話がそれぞれ起伏の時を迎えていき、それがテーマ性において合流していき、必ずしも、それぞれがハッピーエンドではないのだが、他の時代においては、大きな「救い」も「希望」もあり、私はとても感動した^^

 また、地球崩壊後の世界で、主人公のザッカリーが、野蛮な一族に蹂躙された村から、幼い姪っ子を一人救い、抱きかかえながら逃げるのだが、

 私は、古くは「エイリアン2」、最近では「世界侵略: ロサンゼルス決戦」など、

 <美幼女を抱きかかえながら戦う者>のシチュエーションに、非常に心惹かれます。

 どなたか、トム・ハンクスの姪を演じたキャットキン役の少女の名前を教えて下さい。

   

                                           (2013/03/15)

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[メタンハイドレート、産出を確認=政府 (再掲:私は震災直後に原子力との絡みで言及している)]

2013-03-12 19:21:00 | 保守の一考
☆本日、二年前に福島第一原発が水蒸気爆発したと同じ日付だ、メタンハイドレートの産出が確認!

 私は、二年前の三月三十日に、既にこう書き残している。

   ◇   ◇   ◇

 [東日本大震災(東京の私の思い・18 「西尾幹二の震災考/地震とメタン」](2011-03-30)

 ≪☆昨夜、キング・カズ、ゴール決めてくれましたね^^

 カズさん、本当に、日本を背負うここ一番でやってくれた。

 みんな、大きなパワーを貰ったことでしょう。

 つくづく私が凄いのは、昨日のエントリーで、ちゃんと、ピンポイントでカズに凄まじい期待を寄せている事実ですね。

 私は、日替わりで主張をコロコロ変えないし、ずーっと、状況に照らし合わせても遜色ない主張をこれからも語り続けるので、カズへの、二万分の一くらいの期待は向けてくれ^^

   ◇

 産経の『正論』欄、西尾幹二氏の出番だった。

 う~ん、あまりよろしくないね。

 まあ、この方の性格だと、こう書くだろう、てな内容だった。

 取り巻きの狂った連中の偏見をピックアップした内容でないのは好感の、直球の西尾節だ(悪い意味で)。

 そして、「評論家」と言う職業柄、どうしても「無責任」感が漂う。

 この国難においては、それは致命的だ。

   ◇

 先ず、その最後のオチから語りたいが、西尾氏は、こう書いている。

 <・・・手に負えぬ48個の「火の玉」をいやいやながら抱きかかえ、しかも上手に「火」を消していく責任は企業ではなく、国家の政治指導者の仕事でなくてはならない。>

 先ず、これが間違いだ。

 原子力発電はなくならない。

 その発展は、20年は停滞すると思うが、日本は、人類は、原子力を手放せないし、停滞の期間は石油に頼るしかなくなる。

 有限の石油の、しかも環境破壊の弊害は、歴史上、期間を区切っても、原子力の比ではない。

 また、「責任」を国に持たせることはいいと思うが、持たせるべき国=政府は、現在、日本の行政の各階層で「最も機能不全」に陥っている存在だ。

 責任を果たせない階層に責任を持たせろ、と、現在、言ってしま得ることは、非常におめでたい限りだ。

   ◇

 余談だが、日本の領海(特に南海トラフ)には、「新エネルギー」である<メタン・ハイドレート>が膨大に埋蔵されている。

 が、今のところ、そのエネルギーへの還元・精製の目途が立っていない。

 また、これは、仕事の休憩時間に、同僚の岡部氏と話していたのだが、その<メタン・ハイドレート>のエネルギーへの転換を阻んでいるのが、今回の地震の救援・復興支援で、国家的なプロジェクトでとても親身になってくれているアメリカでもある。

 アメリカは、エネルギー利権による、世界影響力地図の塗り変わりを恐れているのだ。

 ・・・何故、<メタン・ハイドレート>が生成されたのかについてなのだが、二つの説がある。

 石油と同じ生物起源説と、そして、無機起源説である。

 で、ここからは、私が勝手に考えていることなのだが、私は、日本の領海に眠る<メタン・ハイドレート>は、無機起源説によると考えている。

 難しい説明は端折るが、無機起源説の代表的なものに「熱生成メタン」がある。

 読んで字の通り、熱によって生成されるメタンである。

 その「熱」の発生源は、地球の地殻変動であろう。

 南海トラフは、世界有数の地震発生帯である。

 私が言いたいのは、「地震による熱エネルギーが<メタン・ハイドレート>を生んだ」と言うことである。

 特に、地球上の<メタン・ハイドレート>の分布は、プレートテクトニクス(プレート理論)で語られるところの「フィリピン海」・「ココス」・「カリブ」・「ナスカ」・「ファンデフカ」など、小さなプレート(≒消えゆくプレートか?)に集中している点も興味深い(石油は、地球上では小さいアラビアプレートに集中しているし)。

 まあ、これは、私が勝手に思っていることだ。

 今回の地震とは関係ないが、協力な地震によって原子力が否定され、その活発な地震によって、また異なる新エネルギーが誕生していると私が勝手に思っているのも奇妙な巡り合わせだろう。

   ◇

 さて、話を戻す。

 結論から遡っていく。

 <・・・問題の第二は、今後、わが国の原発からの撤退とエネルギー政策の抜本的立て直しは避け難く、原発を外国に売る産業政策ももう終わりである。原発は東電という企業の中でも厄介者扱いされ、一種の「鬼っ子」になるだろう。それでいて電力の3分の1を賄う原発を今すぐに止めるわけにいかず、熱意が冷めた中で、残された全国48基の原子炉を維持管理しなくてはならない。そうでなくても電力会社に危険防止の意志が乏しいことはすでに見た通りだ。国全体が「鬼っ子」に冷たくなれば、企業は安全のための予算をさらに渋って、人材配置にも熱意を失うだろう。私はこのような事態が招く再度の原発事故を最も恐れている。日本という国そのものが、完全に世界から見放される日である。・・・>

 と、ある。

 なんか、西尾氏、思考が暴走しているが、このパラグラフの文章の後半は、なかなかいいのであるが、

 後半は、前半に沿った文章であり、その前半で「今後、わが国の原発からの撤退とエネルギー政策の抜本的立て直しは避け難く」と言う見立ては、私の考えでは「間違い」であるからして、文章全体がおかしくなっている。

 東電は、絶対に、今後も原子力の利便を手放さない。

 今、政府もマスコミも、放射能の恐怖を増幅させているが、もし、この事故が終息したら、政府も、一部を残したマスコミも、ガラリと様相を変えるだろう。

 私は、それでしょうがないと思う。

 日本には燃料資源がないのだから。

   ◇

 <・・・≪見えて来ぬ事態収拾の最終形≫
 殊に4号機の燃料は極めて生きがよく、いくら水を入れてもあっという間に蒸発しているらしい。しかも遮蔽するものは何もない。放射性物質は今後何年間も放出される可能性がある。長大で重い燃料棒を最後にチェルノブイリのようにコンクリートで永久封印して押さえ込むまでに、放射線出しっ放しの相手を何年水だけを頼りにあの場所で維持しなければならないのか。東電にも最終処理までのプロセスは分からないのだ。・・・>

 このパラグラフの表題は、確かに尤もであるが、そう言ってればいい無責任さは否めない。

 また、この文章、凄く、私たちレベル(テレビ視聴者大衆)の観点である^^;

 私は、紆余曲折はあれど(ここは政府や東電の対応による人災だが)、担当者は、潰すべき問題を一つ一つ解決していってると思う。

 原発の事故は、その放射性物質の半減期と同じく長期の問題となる。

 それは理解しなくちゃならない。

   ◇

 <・・・東北は津波のたえない地域である。設計者はそのことを当然知っていた。東京電力は今回の津波の規模は「想定外」だというが、責任ある当事者としてはこれは言ってはいけない言葉だ。たしかに津波は予測不能な大きさだったが、2006年の国会で、共産党議員がチリ地震津波クラスでも引き波によって冷却用の海水の取水停止が炉心溶融に発展する可能性があるのではないかと質問していた。二階俊博経産相(当時)は善処を約していたし、地元からも改善の要望書が出されていたのに、東電は具体的改善を行わなかった。
 同原発は原子炉によっては40年たち、老朽化してもいたはずだ。東電が考え得るあらゆる改善の手を打っていた後なら、津波は「想定外」の規模だったと言っても許されたであろう。危険を予知し、警告する人がいても、意に介さず放置する。破局に至るまで問題を先送りする。これが、日本の指導層のいつもの怠惰、最悪の中の最悪を考えない思想的怠慢の姿である。福島原発事故の最大の原因はそこにあったのではないのか。・・・>

 私は、今回の地震・津波・原発事故を「想定外」だとする意見を安易に非難などは、絶対に出来ない。

 確かに、責任ある立場が、物理的な解釈を放棄し、「想定外」「天罰」「神のみぞ知る」などと言うのは苦々しくもあるが、

 じゃあ、それを非難するあんたら、予測できたのか? と言いたい。

 言葉遊びは簡単なことだよ。

 私には、そんな批判は到底出来ないし、反原発の風潮の中で、ヴァージョンアップすることを許されずにやりくりされてきた福島第1原発が、未だ「想定範囲内」の事故経緯で推移出来ていることこそが評価されていいんじゃない?

 最悪の状況、と言うのは、起こるのだったら、これからだ・・・。

   ◇

 西尾幹二氏が、これまた安易な政府批判を、いつものように垂れ流すのではなく、やや科学っぽい理屈を背景に、やはり、政府批判ではなかったが、結局、東電批判をしているだけだったということは寂しい限りだ。

 月刊『WLL』(←駄本。買う必要なし)の震災特集での、西尾氏の「最初の数日間の感想」と言う文章は、雰囲気があって良かったが、

 あいかわらず、震災直後の携帯電話不通を「どういう方針で回路が封鎖されていたのか、謎である」とあたかも陰謀があったかのごとく書いている^^

 いや、パンクしていただけですよ・・・。

 政府は嘘をついている…、東電は隠蔽している…、なんらかの陰謀だ…、・・・いいかげん、そういった考え方は、みんな、卒業しようよ、マジで!!!

                                                     (2011/03/30)≫

   ◇   ◇   ◇

 また、後に、私はこうも断言している。

 けして、歴史上最先端国である日本は、一基であっても・・・、エネルギー問題において不必要とされても、原子力の稼動はやめてはならない、と。

 放射能の科学的な克服なくしては、人類の敗北になってしまう。

 原子力の研究は、大きな予算で続けなくてはならない、とね^^v

                                           (2013/03/12)
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[福島の震災現場に行ったとき・・・(東日本大震災から2年)]

2013-03-11 23:59:05 | 保守の一考

☆あぁ…、開業したお店は、連日 盛況で、非常に喜ばしいです^^

 色んな、意外なお客さんがいっぱい現われて、楽しい毎日です^^

 だけども、毎日、「今日が勝負だ!」と、慢心しないようにしています^^

   ◇

 お昼の物流倉庫の仕事では、午後二時四十六分に、犠牲者に向けての黙祷の時間が設けられました。

 私は、「私なりのやり方で頑張ります」と祈った。

 では、私が福島を訪れた時の記録をリンクさせておきます。

 こんなことまでして、それでいて下世話な男は、世界中で私だけ・・・^^;

   [東日本大震災 (福島での私の思い・46 「二本松・川俣・浪江・飯舘・南相馬(前編)」)]・・・クリック!

   [東日本大震災 (福島での私の思い・47 「二本松・川俣・浪江・飯舘・南相馬(中編・情報公開の是非)」)]・・・クリック!

   [東日本大震災 (福島での私の思い・48 「二本松・川俣・浪江・飯舘・南相馬(インターミッション)」)]・・・クリック!

   [東日本大震災 (福島での私の思い・49 「二本松・川俣・浪江・飯舘・南相馬(完結篇/その①)」)]・・・クリック!

   [東日本大震災 (福島での私の思い・50 「二本松・川俣・浪江・飯舘・南相馬(完結篇 ② 真野ダム)」)]・・・クリック!

   [東日本大震災/福島での私の思い・52 「二本松・川俣・浪江・飯舘・南相馬(完結篇③ 伝説のコンビニ)」]・・・クリック!

   [東日本大震災/福島での私の思い・53 「二本松・川俣・浪江・飯舘・南相馬(完結篇④ タケノコ)」]・・・クリック!

 ・・・いやはや・・・、私、やるねぇ!!^^

                                          (2013/03/11)

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[「つくる会」、完全なる自壊へ(5:ストーカー心理)]

2013-03-10 11:54:48 | 保守の一考
☆なーんか、上層部のほうで、会員の思惑とは正反対の事が行なわれ、でも、それが会員にはなんら伝えられず、しばらくしてから、さりげなく「閲覧」できる可能性は排除しないというのが、現在の「つくる会」の<情報公開>のようだ。

   ≪★「つくる会」が育鵬社への合流を哀願…2カ月隠蔽 (2013/03/02)≫

 このリンク記事の内容のように「哀願」ならば、「つくる会」の一部を排除しつつ吸収するも、教育再生機構・育鵬社・教科書改善の会ともども、やぶさかではないのだが、

 実際は、「合流してやる、但し、教育再生機構の理事長は排除せよ」と言うトンチンカンなことを言い出しているのが「つくる会」である。

 そもそも、日本教育再生機構は「つくる会」を、全く 相手にしていないのである。

 「百害あって一利なし」の存在としか思えなくなってしまっている。

 こっちが、しょうがなく相手をしてやる時は、相手が石を投げてきた時だけなのである。

 精神的なものならば無視し、こちら陣営の保守活動を粛々と行なうだけなのだが、

 物理的に何らかの危害を加えてきたときは、それに対し、何らかのリアクションせざるを得ない。

 すると、「つくる会」は、そのリアクションに対し、涎を垂らし狂喜乱舞するのだ。

「ああ、俺らはまだまだまだ保守的な活動の中心にいられる!(≒まだ、捨てられてない!!)」=ストーカー心理

 いや、悪いけど、相手にしてませんよ、みんな、あんたらを・・・。

 「つくる会」と絡むのは、時間の無駄だからやだもん。

 なんつーか、四方八方に斬りつける殺人鬼が、こちらに交際を申し出てきて、「交際するから、あんたの腕を切らせてくれ!」と言っているみたいなものだ。

 殺人鬼であること自体が問題で、

 こちらに交際を申し出てくるのも、自分らが同程度と見られているという、屈辱&迷惑の極みで、

 なんで、大事な腕を切り落とさせられなくちゃならんのだ。

 こっちゃ、踏んだり蹴ったりじゃん。

 「つくる会」なんて、いないことにしておきゃ、こちらは問題ないのだが・・・。

   ◇

 「つくる会」には二重三重の錯誤がある。

 なんちゅうか、日本教育再生機構は、そもそもは、八木秀次理事長のもとに集った人材の組織だぜ?

 「つくる会」と、八木秀次&若手学者・論客を、正義の秤にかけた結果、針が八木側に振り切れた結果の日本教育再生機構の旗揚げである。

 なんで、八木理事長を排除してまで、忌むべき「つくる会」と「合流」しなくちゃならないんだよ。

 また、再生機構側に、「合流」とやらを、「つくる会」会員に内緒で申し込みつつ、それが失敗すると、なんか知らないが、それさえも「収穫」であるかのように発表している。

 もう、何がなにやら分からない・・・。

 昨日、もう、今となっては懐かしい思い出でもある<「つくる会」内紛>・・・、その元凶が一人である西尾幹ニの講演会があったそうで、

 その講演会の最後に、現在の<「つくる会」漂流>の一連の流れについて、西尾がなんか語ったのだそうだ。

 いや、あんたの、自分の言動に責任を持たない態度が、<「つくる会」完全沈没>の一番の原因だと、いまだに分かっていないことを如実に表わしているなぁ。

 かつて、自分が外務大臣(当時)なのに、外務省役人の汚職などに際し、田中真紀子が「困りましたねぇ~」などと人ごとのようにニュースで語っていたが、

 西尾幹二も、シラーッとして、現在の「つくる会」首脳を批判しているんだろう。

 あなたこそが、過去も現在も「ミスター・つくる会」で、

 その社会運動体・「つくる会」自身が、もはや、社会に何ら影響がないにもかかわらず!

 でも、この期に及んで、教育再生機構批判を繰り広げていたとしたら、それはそれで立派だが、

 溺れてなお、石を投げられるだろう!!!

                                            (2013/03/10)
コメント (16)
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[ 「GOGOMONZ」投稿(13:四百回記念!!^^)]

2013-03-09 23:59:14 | GOGOMONZ(ゴゴモンズ)

☆私の大好きな<FM NACK5>の番組「GOGOMONZ」が7日の放送で400回記念を迎えた。

 思えば、震災の影響の覚めやらぬ中で始まった この番組が、どれ程の笑いと癒しを私に与え続けてくれたことか・・・^^

 鬼丸師匠は、色んな制約の中で(その若さも含む)、『グッドモーニング・ベトナム』のように、「奥さんと言う戦争」の陰でも、リスナーへの毒ある笑いを忘れないし、

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 かおりん(横田かおり)は、「キュアミント」のように、「安らぎの緑の大地」と言う癒しを私に与えてくれ続ける^^

     
       「大地を揺るがす乙女の怒り、受けてみなさい!」

 そんな記念の日に、この、ミッドナイト・蘭! 読まれましたですよ~!!


 ≪鬼丸師匠、かおりん、グッドアフタヌ~ン!

  私の「冠婚葬祭珍事件」です。

  親父の葬式では、母親は泣き続けていました。

  出棺の時が迫っており、親族が、親父の棺の回りで最後の挨拶をしようとしていました。

  その最前列に、今回の葬式で初めて会い、
   当然 親父の姿も初めて見ただろう、小学高学年の親戚の男の子が立っていました。

  さて、色んな参列者が、最後の挨拶を済まし、
   私の母親が、その親父の頬に最後に触れて、係の者が棺を閉じようとしました。

  その時、男の子が、サッと手を伸ばし、親父の頬に触ったのです。

  大泣きしている母親でしたが、最愛の夫に最後に触れたのが、
   全然 面識のない、その男の子であっていいはずがありません。

  母親、再び、親父のその頬に手を伸ばします。

  しかし、母親が手を引っ込めると、ほとんど同時に、男の子が手を伸ばします。

  たかが最後の挨拶、されど最後の挨拶・・・。

  母親の心に闘争心の火がつきました。

  メラメラッ!

  かくして、親父の頬というリングを舞台にした、
   我が母親と、その男の子の「最後の挨拶権争奪戦」が、
       「サッ!」「サッ!」「サッ!」「サッ!」(手を出す音)
              と、計7ラウンドほどの応酬で行なわれました。

  最終的に、その男の子は、係の者によってやんわりと、
   あたかも「FBIに連行される小人宇宙人」のように、
           両脇を抱えられて退場させられてました。

  母親、涙ながらの勝利。

  でも、火葬場で、真のラストラウンドがはじまるとは、母親をはじめ誰も知る由がなく。

                以上!            ≫



 私はいつも、なーんか、テーマとズレた投稿をしてしまうのですが、今回は、うまくはまったみたいで採用!^^v

 鬼丸師匠がゆっくりと読み上げてくれて、段々と話が盛り上がってくれました。

 なお、私が良く使う比喩「FBIに連行される小人宇宙人」は、上のタイトル写真に載せている有名な宇宙人の写真から来ています。

   ◇

 私が、鬼丸師匠とかおりんの掛け合いで微妙に好きな会話の流れは以下です。

「かおりさんは~、朝起きると、いつも知らない男が横に寝ている毎日なんですよね~^^ いつも違う男~」

「…それ(その冗談)、やめて、ホント、それ、(言うの)やめて…」

 かおりんの声が、トーンが下がってマジなのが妙に笑える。

 心配御無用! リスナーみんな、それは冗談として聞いているから^^;

                                            (2013/03/09)

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[映画『オズ はじまりの戦い』を観た(寸評)]

2013-03-08 14:29:41 | 物語の感想

☆全く期待してなくて、ある程度楽しめる程度の作品と思い、同じ雰囲気の「ジャックと天空の巨人」が早く公開されないかなぁ(「進撃の巨人」ぽい)、などと思っていたら、

 この『オズ はじまりの戦い』が、かなりの傑作だったので驚いた。

 幸せな鑑賞時間であった。

 『オズの魔法使』(←あえてこう書く)は、高校時代、荻窪の名画座で見て、その前の月か翌月かの『カサブランカ』ともども、多感な私をとても感動させた。

 ジュディー・ガーランドの歌う「虹の彼方に」は、そのエプロンドレスとともに、私の「美少女」観の重要な因子である。

 私にとって、「アリスか? ドロシーか?」の問題は、永遠のテーマだ。

 それから、30年近くが経ち、その「オズ」の前日譚である『オズ はじまりの戦い』が公開され、

 ここに、べらぼうな美少女が登場した!

 えっ? 西の魔女? 南の魔女? 東の魔女?

 ノン! ノン! ノン!

 私は大概、オープニングの、足の不自由な少女で満足していたのだが、

 序盤で登場する「陶器の少女」の魅力には打ちのめされた!

     

 か、か、か、可愛い!!!

 至高の可憐さである。

 吹替3D版で観たんだけど、声優さんも可愛く頑張っていた(声優さん誰だろ? 調べたけど分からん)。

 はい! 今年のナカデミー賞最優秀美少女大賞に、早くも決定です!!!

 これは、20年に一度の美少女です!!! 好き! 好き! 好き!

   

 ・・・では、私、出かけてきますので、続きは帰宅してから書きます^^

 と、思ったのですが、字幕版も観たいので、それを観てから、ちゃんとした感想を書きます。

 やっぱ、魔女誕生の概念は、「魔法少女 まどか☆マギカ」と同じですな!^^;

                                           (2013/03/08)

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[映画『牙狼<GARO>~蒼哭ノ魔竜~』を観た(寸評)]

2013-03-07 23:58:32 | 物語の感想
☆忙しい毎日で、隙を見て、ちょうど時間の合ったこの作品を、なんの予備知識もなく見た。

 どうやら、テレビで放送されていた特撮ヒーロー物の、映画版特別篇的な趣らしい。

 最初は、そのチャチな特撮技術(特に画面の加工しまくりがダサい)に辟易しながら見ていた。

 簡単に言えば、全篇これ、『宇宙刑事ギャバン』の「マクー空間」みたいなのである。

 だけども、それが、少ない予算の中で、最大限の効果を狙ってやりくりしていると分かってからは、楽しめるようになってきた。

 舞台は、「作られたモノに宿りし感情の墓場」てな世界なのだが、その世界につぎ込まれたアイディアの数々は、オマージュも含め、それ以上にオリジナリティが感じられた。

 私は、今、飲食店を開業する準備をしているのだが、店の内装について、「美大の学生に任せれば、自分のセンスを活かすチャンスとみて、タダでやってくれるんじゃないか」などと思っていたものだが、

 この作品での、異世界のギミックやアイディアの数々は、まさしく、そんなコンセプトで作られた気配がある。

 世界観に統一性がなく、個々のアイディアが個性を発揮しまくっている。

 いや、いい意味で言ってるのよ^^

 例えば、タイトル写真、主人公コウガ(左:小西遼生)の戦う相手カカシ(右:久保田悠来←いい味出してる^^)のアクセサリーを見てよ、雑多だけど妙な魅力がある。

 また、ヒロインとなるメル(蒼あんな)の登場も、「ガンツ」の夏菜なみにインパクトある登場だ。

   

 この子、動き出すと、素人っぽさと人懐っこさが同居していて、大きな瞳も可愛い^^

 対するは、悪の女王ジュダム(松坂慶子)なのだが、ちょい役の渡辺裕之ともども、加工された画面の中、ささやかなセリフ回し一つで、物語にリアリティを加えてくれている。

 松坂慶子・・・、60歳なのに、ちゃんと「美しき悪」をこなしていた。

 私、充分にイケます!!!^^;

   

 「人に作られ忘れられたモノ」という映画『ホッタラケの島』的な世界観の中で、コウガに「お前は誰に作られた?」と質問するモノどもがいて、コウガは返答に困るのだが、

 クライマックスで、共闘したモノが、実は、自分を鍛え上げた自動剣術人形だったと知る、

 主人公が、「お前も、俺を作ってくれた一人だ!!」と言った時、

 そのテーマ性の見事な昇華に、私は素直に感動してしまった^^v

                                            (2013/03/07)
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[映画『すーちゃん まいちゃん さわ子さん』を観た(ひな祭だし^^)]

2013-03-03 01:02:37 | 物語の感想

☆う~ん、これまた、なかなかの傑作なので、驚いた。

 だが、初日なのに、客席には、私と連れと、他に3人の計5人のお客さんしかいなかった。

 是非、女の子は、観たほうがいいんじゃないかなぁ。

   ◇

 すーちゃん(柴崎コウ)、まいちゃん(真木よう子)、さわ子さん(寺島しのぶ)の三人は、それぞれ独身だが、年齢や環境(職場)を違えつつも、数年来の親友として、連絡を取りあい、時に会って、草原で食事をしたりとのんびりと過ごしていた。

 それぞれの生活で、ささやかなる悩みを抱えつつも、それを心中の「ツッコミ」でいなし、

 三人で会えば、楽しく癒され、何ら人生に問題なく過ごしてきたし、これからも過ごしていけると思っていた。

 最初は、そんな、原作が四コマ漫画だったということで、小刻みの、生活の「クスッ^^」が連続される物語と思っていた。

 しかし、徐々に、恋愛・家族・仕事と、三人が決断を強いられる局面へと、話が流れていく。

 それまでの淡々とした展開の中での「クスッ^^」が、「クスッ^^」で済ませられなくなるのだ。

 三人で乗り越えてきた日々が、個での対峙を促される。

 そして、その、「個」のささやかな集積こそが「大人の友情」へと繋がっていく様が描かれる。

 見ているこちらにも、その時の流れの現実がひたひたと押し寄せる。

   

 そして、まいちゃんやさわ子さんの問題は、次第に収束していく。

 ・・・三人三様の直面問題だが、まいちゃんの「生活の変化」は、私には「アルジャーノンに花束を」のような喪失の物語を感じさせてくれた。

 だが、最後の最後まで、すーちゃんの問題は解決しない。

 作り手は、すーちゃんにだけは、かなりのダメ押しをする。

 芯の強さは感じられるが、温和なすーちゃんは、「世界」からの攻撃に耐えるのみ、か。

 しかし、すーちゃんは、そんな「現在」に苦悩するのさえも、大事なんじゃないかと考え至るのだ。

 やっぱ、三人で過ごすと、楽しいし^^

 なーんか、若いイケメン君に好意を寄せられている気配もあるし・・・。

   

        PS.真木よう子は、なんとも、童女のように可愛いね^^

                                          (2013/03/03)

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[「つくる会」、完全なる自壊へ(4:チキンレースと引導)]

2013-03-02 23:59:32 | 保守の一考
☆・・・ごめん、これまた、緊急の話が伝わってきたので、今回も話を進められない。

 ちょっと花粉症が酷いので、短めで!

   ◇

 ・・・かつて、西尾幹ニは、戦後、アメリカに対しての敗戦国・日本の対応が、アメリカが要求している以上のものであった…云々、と記していて、私は「なるほど」と思ったものだ。

 もっとも、それは、西尾幹ニの「言葉こねくり」の、可能性の一つとして語られたことに過ぎず、氏は、舌の根も乾かぬうちに、それと正反対のことも、いつもの如く語っている・・・。

 ・・・日本人の謹厳実直さが卑屈とフュージョンし、相手が何を求め、それを最大の効果にして表出させたいとの思いが、相手の思う以上の欲求を満たしてしまうのだ。

 それは、中国共産党が日本の左翼に施した反日工作が、思った以上の効果を上げているのと同じだ。

   ◇

 実際のところ、私には時間がないだけなのだが、

 私は、なんかのシリーズ・エントリーを書いていて、それが、かなりのインターバルを置いたり、中断しちゃうことも多い。

 日本で一番の「有名で無名な保守<人格批判>論客」と言われる、このミッドナイト・蘭に槍玉に挙げられて、自分が批判の矢面に晒され、宙ぶらりん状態にある有名人は多い。

 最近では、小林よしのりだが、この人については、続いて批判の的になった高森明勅を語る中で、語っていけるだろう。

 しかし、今、名指しで批判すると予告している高森明勅についてだが、

 私に予告されて「宙ぶらりん」になった状態・・・、つまり、私との<チキンレース>に耐えられなくなったようだ・・・。

 私は、この高森明勅という人間の「ズレた」人格が、理事を務めている「つくる会」組織としての「人格」を表わしている! と断言している。

 今日の朝、こちら(クリック!)を覗いたら、

   ≪2013/03/01 「新しい歴史教科書をつくる会」理事を辞するの弁 | by:高森
    顧みると長い歳月、
    「新しい歴史教科書をつくる会」の理事の末席を汚して来たものだ。

    西尾会長時代は事務局長を拝命し、
    八木・杉原会長時代には副会長の重責を担うことにもなった。

    この間、何ら貢献らしいことも出来なかったのは、
    まことに慚愧に堪えない。

    本来なら、会の目的を十分達成するまでは、
    たとえ役立たずでも、理事の立場に留まるべきかも知れない。

    だがこの度、やむを得ない事情で、
    同会の理事を辞する決意を固めた。

    これまでお世話になった理事の先生方、
    事務局のスタッフ、全国の会員の皆さんには、
    いくら感謝の言葉を連ねても、足りない。

    教科書の是正、教育の再建なくして、
    日本の再生はない。

    その信念は一切、変わっていない。

    これからは、一会員として
    「新しい歴史教科書をつくる会」を応援していきたい。   ≫


 「やむを得ない事情」とは、高森氏の安倍総理評に拠ろう。

 これで、分かる。

     ≪★高森明勅「安倍首相の一刻も早い退陣を切に祈る」(2013年01月17日)≫…クリック!

 「ゴー宣道場」とやらの、次のコメントで、主宰の小林よしのりが、即座に安倍批判を被せている。

 しかし、余談ではあり、予言であるが、この小林よしのりによる小規模の子供に媚びるチンケな左翼一派は、金輪際、政治思想におけるメインになることはないだろう。

 その主張が悉く間違っているからだ。

 何やら、組織の主軸思想となっているとしたい天皇の女系論だが、小林と高森の考え方には、凄まじい開きがある。

 同じ「食糞族」だが、牛糞好きと人糞好きくらいの違いがある。

 もっとも、所詮は「食糞族」だが・・・(これらの表現、絶対に、形を変えて、小林よしのりにパクられるだろう・・・)。

 ・・・だが、言っておきたいのが、高森氏に引導を渡したのは、この私で、

 更に、それは、このミッドナイト・蘭とのチキンレースの結果であることは断言しておくし、

 ここにきて、またも、私、保守思想史に残る伝説を作っちゃったのではないでしょうか?

 大月隆寛氏が言っていたが、ネットでの言論というのは、即報・共時させようとすればするほど、それまでは雑誌媒体などで推敲を練れて主張を発表できた言論者…、その人格の負の部分をむき出しにしてしまう…云々、と語っていたが、

 この高森氏も小林よしのりも、

 私の「宙ぶらりんの術」の前にあって、

 見事に、かつて、アメリカの要求に対し、謹厳実直さに卑屈さを伴わせたように、「聞いてもいない」「こちらがそこまでは思ってもいない」「やって欲しくはないような、ふしだらな行動・言動」までもしてしまったことは、

 ・・・うん、ネット世界に周知の事実となってしまったぞなもし・・・^^

                                           (2013/03/02)
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