『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭

ジュリアナから墓場まで・・・。森羅万象を語るブログです。
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[東日本大震災 (福島での私の思い・50 「二本松・川俣・浪江・飯舘・南相馬(完結篇 ② 真野ダム)」)]

2011-05-30 23:25:43 | みちのく西松建設ダム巡り
☆50回記念で、「福島訪問」シリーズを終わらせるつもりだったのですが、うまくいかん。

 なにぶん、仕事が早く終わると、金がないなりに、一目でも彼女に会っとこうと思ったり、

 帰宅すると、甥っ子や姪っ子がいたりして、どうにもからかいたくなり、また、「西村京太郎」的なるものが好きな母親は「ブックオフに連れてけ」とうるさいし、

 早く帰宅したならば酒を飲まなくちゃならない、そんな気がしてきて、飲んでホロ酔いになってしまう。

 ・・・だけども、被災者の方は、そんな日常を失い続けているわけで、だからと言って、私は罪悪感を感じるほどに子供ではない。

 しかし、「中二病」気質がおそらく死ぬまで抜けない私は、未曾有の悲劇を忘れないし、書き続けるし、あえて、放射能を浴びて見せさえする。

   ◇

 南相馬の震災さめやらぬ中、唯一、30キロ圏内で営業を行なっていた「伝説のコンビニ」で買物した私は、県道62号を西へ、県道34号にぶつかり北上、そして、県道12号線を戻った(時間を遡って記しているので、「伝説のコンビニ」については、後に記す)。

 またも、飯舘村を横断するかたちだ。

 通りは、自衛隊の車輌が多かった(県道62号線を更に西に進む自衛隊車輌もあった。大型車には特に最悪の悪路であるぞよ)。

 「災害派遣」と記された垂れ幕をフロントに張っていた。

 この地区には、<第6師団44普通科連隊>が派遣されているようだった。

 調べると、地元福島の陸上自衛隊のようだ。

 連隊の愛称は「獅子」だそうだ。

 フロントガラス越しに見える隊員の顔は、確かに凛々しい。

 また、県道12号線の飯舘村方面からは、大量の護送車バスが走ってきた。

 中を覗くと、民間の方が詰まっているので、この日に予定されている飯舘村の全村避難かとも思ったが、ラジオから流れるニュースでは、午後から避難は始まるそうなので違うようだ。

 私は、実は、ダムファッカーとして、せめて、一つだけでもダムを訪れようと、県道267号線に入ったら、この道から<真野ダム>へ向かう道は通行禁止になっていて、Uターンして県道12号線に戻ろうとしたのだが、12号線は護送車バスが連続して走っていき、信号もなく、私はなかなかもとの道に戻れなかった。

 この寄り道では、浮浪ペットの犬に、車の窓から手をヒラヒラして車を追わせていたドライバーがおり、私は、その風景が「なんか、のどかやなぁ」と思うのだ。

 さて、12号線、石ポロ坂トンネル直前を右折、北に向かう。

 山間の舗装された道路をCDでも聞きながら進む。

 途中、道の真ん中に、大きな鳥(雉みたいだった)が死んでいて、私の心は、色んな思考が巡り、やや恐慌をきたした・・・。

 真野川にぶつかる。

 橋を渡らないで、下流に沿っていく、流れは次第に太くなり<はやま湖>となる。

 途中、車の全くない、釣り人用の駐車場に、老人がたくさんいた。

 車で走り去る私のことをみんなで見ていた。

 湖の中ほどにある大倉大橋を渡る。

 初夏の爽やかな緑豊かな風景が広がる。

 湖の対岸へ渡り、更に下流に向かう。

 いいドライブコースである。



 湖面には、ボートが一つ、釣り人が竿を投げていました。

 <真野ダム>に到着。

 駐車場には車が一台、管理者のものだろう。

 大好きな<重力式コンクリートダム>だ^^





 本体施工会社は、あの、西松建設・三井建設、である。

 ・・・周囲を散策する。

 花壇などもあった。

 公衆トイレもあったので、ウンコをした。

 個室で踏ん張っていると、どこからか、これは本当の話なんだけど、かすかに、「ピーヒャラ、ピーヒャラ♪」と祭囃子のような音が聞こえてきて、私は戦慄し、逃げるようにトイレを後にした。

 その時は、なんか妖怪でも現われたような気がしたのだ。

 思えば、今回の震災、みちのくの「物の怪」たちは、どうやり過ごしたのだろうか・・・?

                                                      (続きます 2011/05/30)

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