『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭

ジュリアナから墓場まで・・・。森羅万象を語るブログです。
ここでは、気軽に読めるエントリーを記していきます^^

[映画「X-MEN: フューチャー&パスト」を観た(寸評)]

2014-05-30 23:59:22 | 新・物語の感想

☆ブライアン・シンガーは、エンターテイナーに徹する監督ではない。

 わりと、人間の心情を丁寧に描くので、痛快な面白さを阻害するときがある。

 故に、私が好きな「X−MEN」シリーズは、ブライアン・シンガーが監督をしていない『ファイナル・ディシジョン』である。

 あの、あとさき考えない超能力合戦が溜まらないのである^^

 さて、今作だが、結論から言うと、私には面白かった。

 それは、私が、この「X−メン」シリーズが好きだからだ。

 もう少しいうと、ジャンプマンガ的な超能力決戦が好きだからである。

 ブライアン・シンガーが好きなわけではない(『ジャックと天空の巨人』は大好き!)。

 しかし、いつもは馬鹿丁寧に「人間を描く」ブライアン・シンガーが、今回は、作中現在・未来での人類絶滅を、その源の過去で決着させようとする展開の、その説明をかなり足早に描いたもんだから、かなり雑な印象となる。

 更には、舞台がフューチャー&パストの二局面になるので、描写の粗さは深まる一方。

 でも、その粗さ・雑さを、私は、エンターテイメントへのシフトと、自分をだまし鑑賞するのだ。

 対するは、無敵のロボット「センチネル」で、未来パートで、この敵は、X−MENの超能力の通じない・倒せない敵なのである。

 これがどうしても解せない。

 だって、どんなに強くても、原子構造は一緒なのだからなぁ。

 私ならば、X−MENが必死で倒せる相手なれど、余りにも数が多過ぎて、劣勢にあるという設定にするのだが・・・。

 どうにかすれば倒せる敵としての設定なくば、物語の根本的な解決にならないと思うのだが・・・。

 まあ、その物語の欠陥故に、いつか、歴史の巡り合わせで、再び、完全にセンチネルと対決する作品が出来得はする。

 

 

                ・・・すいません、時間がなく、続きは後で・・・。

 

 

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[映画『ロミオ+ジュリエット』を観た(寸評)]

2014-05-22 23:59:22 | 新・物語の感想

☆昔の名作を定期的に連続上映する企画がイオンシネマであり、時間があったので、オリビア・八ッセー版かバズ・ラーマン版か分からないまま観に行った。

 バズ・ラーマン版で、このシェイクスピアの有名な作品を現代の架空の町を舞台に置き換えた、色彩豊かな絢爛豪華なミュージカル世界を楽しんだ。

 破天荒なように見えて、ちゃんと、そのセリフに顕著だが、シェイクピアの戯曲に忠実でもある。

 ロミオは、美しい少年のような時代のデカプリオで、ジュリエットは、可愛い可愛い頃のクレア・デーンズだ。

 発端から結末まで、わずか数日の間に、こちらにも静かに燃え上がる愛が感じられるのはいいし、

 それと対して、終局の悲劇が、あっさりと、セリフで盛り上げることもなく、二人が、「なるべくしての流れ」と言う諦観と運命への優しさの感じられる死を迎えるのがいい。

 私は、かつての初見の時、悲劇は起こらないのではと思ったものだったが、今は、これでいいんだと感じている。

 クレア・デーンズの無垢な雰囲気は、その困ったような戸惑いの視線が、ある種の猫のようで、可憐だ。

                                     (2014/05/22)

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[映画『相棒-劇場版III- 巨大密室!特命係 絶海の孤島へ』を観た(寸評)]

2014-05-19 23:59:40 | 新・物語の感想

☆いつもの二人が、不審な事故死体の出た東京は私有の離島へ飛ぶ。

 そこは、自衛隊上がりのリーダーが支配し、私兵が訓練を受ける特異な島であった。

 最初、その訓練の様が描かれるが、沼から顔を出す私兵たちの姿は、「地獄の黙示録」を意識していよう。

 右翼的な民兵軍団が、あたかも、極左・連合赤軍的にも見える朝日クオリティがあった。

 ジャングルの中、スーツ姿の相棒二人が奔る!

 杉下右京警部の、やや奇矯な性格は、かような舞台の中で「名探偵」的な存在として、実に活きていた。

 もう一人の甲斐クンも、正統派のハンサムで、まだ若く、血気盛んなとこが、おじさんから見ても好感だ。

 前「相棒」の神戸王子も、顔見せ以上に活躍してくれるし、いつもの警視庁の面々や、

 また、「相棒」独特の権力側の丁々発止(今回は警視庁vs防衛相)も映画版ならではのスケールで面白い。

 密林の二人と、東京のコンクリートジャングルのコントラストも面白い。

 私は密室殺人が大好きなのだが、この作品はタイトルに「巨大密室」とある、が、そういう作品とは違う。

 だけども、民兵団の企む生物兵器の問題の大きさと比して、小さな殺人事件も、右京の目のつけどころの面白さからくる推理解決も、良かった。

 二人が、自衛隊の特殊部隊によって拉致され、島から本土にバシルーラされ、それでも、怒りの正義感で島に舞い戻るのも良かったなぁ^^

          

                                                      (2014/05/19) 

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[映画『ヴィオレッタ』を観た]

2014-05-17 23:59:01 | 新・物語の感想

☆・・・かなりの美少女が拝めると聞き、いても立ってもいられなくて行ってきました。

 お客さん、同好の士(ロリコン)が多いと思ったら、シアターフォーラムには、若い女性が多いのが目立ちました。

 でも、確かに、これは、女性映画でした。

 奔放に生き、家を空けがちな、常軌を逸した母親への愛を求め、少ない母親との時間を長くするために、ヴィオレッタは、母親の求めるままに、「少女美」を「芸術」として写真に収めさせていくのだ。

 この作品の女性監督エバ・イオネスコの幼少の頃の実話で、当時は、世界的にセンセーションを巻き起こしたそうだ(私、少しだけ記憶に残っているような)。

          

 多かれ少なかれ、子供には、このような母と娘の愛憎に共感できる点があると思う。

 特に、私は、母親の趣味嗜好・生き方に翻弄され、それに戸惑いを感じつつも、子供であるが故に準じるしかない女の子の姿をよく見る・・・。

                 

 ヴィオレッタ役のアナマリア・バルトロメイは、激烈な美少女ではある。

 演技も、言葉に頼らず、目で語る素晴らしさ!!!

     

 その、小さな完璧性たるや、稀である。

 だが、私はそこに、性的なエロスは感じなかった。

 しかし、魅力はある写真だ。

 故に、このキチガイ母の言う「芸術」は確かなのかもしれない。

 この作品、当時10歳の少女を使っているので、その辺の直接的な表現はぼかしているのか・・・?

 ただ、「少女の性」が喧伝されている作品であるが、そのような作品には、興味津々なれどストレスを溜める私でも、安心してみられる展開ではあった。

 それは、この作品での「少女の性」が、肉体的なものを伴うものではないのと、少女を負の世界に導く母親が「肉体恐怖症」と言う、セックスを遠ざけた彼岸にいるからだろう。

 だが、どんな異常者も、社会の一員だ。

 社会の中での齟齬が、悲劇となる。

 そもそもが、ヴィオレッタは、物語の冒頭からして、「ケンケンパ!」を一人遊びしているような子供である。

 その子供が、母親を喜ばしたいが故に、セクシーポーズを意識し続けなくてはならない「落差」が、絶望的にリアルを宿す。

   

 写真モデルとして、時間を経過した後も、ヴィオレッタは、床に転げながら、「友達と探検ごっこしたいのに~!」と駄々をこねる(ちゅうか、駄々でなくて、子供としての当然の欲求)。

 その子供としてのリアルと、相反するセクシーな姿・・・、それが、私の様な変態をちょっと「チンピク」させようぞ・・・^^;

 ただね、ヴィオレッタ・・・、ちょっと完璧過ぎるんだよ。

 この作品を、もっと強烈なものにするのなら、私は、主演には、ヴィオレッタの友人を演じた少女を使うね。

 そう、この、ヴィオレッタの横に座っている子!

 ・・・この作品では、学校のシーンの数々も、衝突すべき「社会」を意味し、特筆である・・・。

          

 この作品は実話であるが故に、実際の美少女に似た子を主演に据えているが、創作ならば、私は、この友人役の子のほうが、テーマの絶望を深めると思うのだ。

 美少女は、少女の高次にあると思ったら大間違いで、少女とは、美少女とは異なる並列されるべきカテゴリーなのである。

 故に、今作のアナマリア・バルトロメイは、その「美」が、作品テーマの絶望を阻害している。

 つまり、どんな状況に至っても、アナマリア・バルトロメイの「美」が揺るがない、と言う点がである。

 しかし、仮に、この友達をヴィオレッタに据えてみたら、可愛いが、その存在は揺るぎっぱなしになるだろう。

 そこに、絶望が宿るのである。

 変態は、そこに「チンピク」するのだ!

                    

 さて、この作品でのおばあちゃんのあり方である。

 ちょっと、難しい・・・。

 平凡で敬虔なクリスチャンであり、娘のやっていることを理解できないし、ひたすらにヴィオレッタに大過なきことを祈っている・・・、

 が、無力であり、

 作中でも、徐々に衰弱し、最後に、ちょっと意味不明な老衰を迎える。

 これは、無力なヴィオレッタが、無力なりに、自分を示す起点になったか・・・。

 ・・・私は、無類のショートカット好きである。

 物語の序盤で、ローラースケートを楽しむヴィオレッタが、編み込んだ長い髪を頭に巻き付けて、ショートカットなイメージで良かった。

 だが、それは、「綺麗な髪をおろしなさい・・・」と、母親に命じられ、封じられる。

 しかし、物語の終局、施設に収容されたヴィオレッタは、鮮烈なショートカットになっている。

 「解放」の象徴なのである。

 母親の訪問を聞くや否や、ヴィオレッタは脇目をもふらず、森へと「離脱」していく・・・。

     

 なお、「汚れた血」や「ポンヌフの恋人」のドニ・ラヴァンを久しぶりに見れたのは懐かしきことだった・・・。

                                               (2014/05/16)

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[『美味しんぼ』について(自分をも騙す暗示:反面教師としてのプラシーボ効果)]

2014-05-16 10:42:00 | 新・保守の一考

☆・・・こういう狂信者(雁屋)には腹立つね。

 科学的に全く立証されない、福島第一原発事故の放射能の影響と「多数の住民の鼻血(多数かどうかもいいかげん・・・)」を有機的に関連づけて、人々を不愉快にさせている。

 最近、ホント、科学を蔑ろにする人が、その中心にいた小保方リーダーを含めて多過ぎる。

 私は、このブログで、対象を批判するとき、妙にしつこく書くときがある。

 それは、是には「賛成」でいいが、「非(批判)」するときは、相応の長い語りを必要とするからだ。

 私などは天才なので、「あっ、こいつ、間違っている」とか、「こいつ、嘘ついている、勘違いしている」とか、即座にわかるのだが、結果だけを伝えても同意を得られないことが多いからだ。

 だが! 福島第一原発事故の影響を悪く語る奴の多くが、デマや嘘や噂・風評を、証拠なく、シレーッとして言い捨てで垂れ流す。

 私などが、それなりに説明して、ある程度、理屈で相手の妄想を封じるのだが、そういった奴の常套句は、

          「政府は隠している」

         「(原発推進の)御用学者の意見を信用できるか」

         「原発推進派は論破されつくされている」

 などと言う。

 それを主張するには、本来、全て、証拠が必要なのであるが・・・。

 1・「政府が隠している」、その証拠を示さなくては、ただの対象への誹謗中傷。

 2・「(原発推進の)御用学者の意見を信用でき」ない人は、まず、その御用学者とやらの名前を羅列してみて欲しい。

 そして、その御用学者の偽りを証拠で示し、また、そのリストから漏れた学者の、原発反対派に都合の悪い意見についてはどう考えているか、語って欲しい。

 多くの良心的な専門家が、ホントに、無責任な反対派の人間の垂れ流す妄想に怒りをあらわにしているのだ。

 3・また、「原発推進派は論破されつくされている」についてだが、それもちゃんと語って欲しい。

 論破の論拠は、たいがい、デマゴギストの妄想に過ぎない。

 もしくは、自分に都合の悪いことは、「政府は隠している」とか「御用学者の意見」として聞く耳を持たない、かだ・・・。

 たまに、バカな人が、自分の主張の根拠に、キーワードだけが重なる文章の羅列を提示し、「しかるに」とかほざくバカがいる。

 『美味しんぼ』では、「鼻血」回の次号で、鼻血の「論拠」を示すのだが、それが「だから何?」「どういうこと?」、「どういうつながり?」「科学的な論理は?」と、全く論理的・有機的なつながりのもてないものだった・・・。

     

 雁屋や作中で鼻血について語る元町長について、ここでは、それが「嘘っぱち」とは書かないでおくが、

 本当だとして、それが科学的に立証できない以上は、

 それは、「放射能怖い怖い病(精神疾患)」によるストレス以上ではないと断定できる。

 放射能怖い怖い、こんなに怖いのだから、何らかの体への影響がなくてはおかしい・・・、なんか体にくるぞ、くるぞ、キターっ! 鼻血きたーっ! そうこなくちゃ!!^^; これで、俺の妄想は真実なんだ!

 恐怖が体に与える「逆プラシーボ効果」的な精神作用の帰結である、鼻血は・・・。

                                                  (2014/05/16)

コメント (4)
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[近況報告・252]

2014-05-13 23:59:22 | 新・街を行く

☆時間がないので、三分で書く!

 昨日のポスティングバイトの現場は、相模原でした。

     

 雑居ビルの汚いところ・・・、なんか配電盤が焼けてるし^^;

     

 美しき薔薇

     

 地域の上履きを専属で売っている靴屋さん

     

 お昼に食べた100%ビーフのハンバーグ、ミディアムで頼んだのだが、中がかなり生でうまかった!^^v(相模原「ジンジャー」)

 生で食べさせられるのは、店の自信のあらわれでしょう!!^^v

 もちろん、ダイエットはうまくいってますぜ!!!

 タイトル写真は拝島の「ヨシバ」の担々麺! んまー^^

                                          (2014/05/13)

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[映画『ブルージャスミン』を観た(寸評)]

2014-05-11 01:11:09 | 新・物語の感想

☆ウディ・アレン監督の、人間洞察に裏打ちされた脚本が凄い、ケイト・ブランシェット演技も凄い!!

 傑作でしたね。

 セレブの奥様として暮らすことに疑問を持たなかったジャスミンが、夫の浮気・夫の仕事上の不正・夫の逮捕と自殺・出ていく息子・家族崩壊を経ての一文無しへ・・・、を克服するために何をすべきか・したか、と言う人間の姿・・・。

 あたかも、ジャスミンは、結婚を経てから常軌を逸してきたかのように思え、本名のジャネットを「ジャスミン」と言い換えるなど、そもそもの素養はあったようだ。

 余談だが、私がかつてホームステイしてたグレインジャー家の母親も、ジャネットと言う本名だが、愛称ではなく、かなりの公式書類にまで、「ジェーン」を名乗っていた。

 ジャネットって、嫌われる名前なのかな?

            ・・・眠いので寝ます、続きは、後で書きます

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[シベリア帰りの方]☆

2014-05-07 06:15:08 | 保守の一考

☆昨夜の三世代の家族連れの中に、年配のおじいちゃんがいた。

 おじいちゃんは、その息子さんが言うには「90年、お酒を飲まないで生きてきたから、このような小洒落た店には緊張しているんだ^^」と言っていた。

 年齢は、御歳91歳だそうだ。

 おじいちゃんは、途中で、その場に飽きてきて、義理の娘さんに連れられて帰ってしまった。

 が、後から、息子さんやお孫さんに話を聞くに、「おじいちゃんは21歳で中国戦線に赴き、そこで終戦。4年間のシベリア抑留を経験した」のだそうだ。

「ああ、僕、そのような話には興味があるので、是非、帰る前に話を聞きたかったなぁ・・・」

「そうだったのか。おじいちゃん、過酷な話を笑顔で語るので、聞いてるこっちは何とも言えない心地にさせられるんだけどね^^;」

「黒パンを、翌日に残した仲間がいたそうで・・・」と孫が、短い話を聞かせてくれる。

「ええ・・・」

「明日に残すという、翌日への楽しみを持っていながら、その夜に死んでしまった仲間がいたとか、繰り返し話すんですよね」

「ふ~む」

「で、その仲間を埋めなくちゃならないんだけど、極寒なので、土が固まっていて、穴が掘れないんで、地面の上でたき火をして、土を溶かして、そして穴を掘って埋めたそうで・・・」

 この時、私の顔が、「凍土がたき火で溶けるのかなぁ」と言う表情をしたと見た息子さんは、「大きなたき火をしたそうです」と付け加えた。

「10年ほど前、ボリショイサーカスが来日して、家族で観に行ったとき、休憩時間に、ピエロがチラシを配っていたんです」

「はい」

「そしたら、おじいちゃんがロシア語で話し始めたので、ロシア人のピエロも、周囲にいた近親者も一様に驚いたものです^^」

「おじいちゃん、抑留生活の中で、例えば、収容所から作業場に出るとき、ゲートで、『○○班8人、○○現場に向かいます』とかロシア語で言わされていて、そんなうちに、徐々に実用ロシア語を覚えていったみたいで」

「そうですか。辛かったでしょうが、今、こうして家族に囲まれて幸せでしょうね」

「うん、今が一番、幸せかもしれない」

「だね、本人は^^」

「うん、本人は^^;」

「あと9年、まだまだ元気に、市から表彰されましょうよ! ともあれ、また、連れて来て下さい、僕、聞きたいことがいっぱいあります^^」

                                          (2014/05/07)

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[しょうがないから、も一度『アナと雪の女王』を観てきたよ(二観目:ハンス王子の意義)]

2014-05-06 10:57:07 | 物語の感想

☆なんか妙なブームになっている「アナと雪の女王」だが、前回、私、寝てしまい、あらすじを追うことしか出来なかったので、も一度観に行った。

 それなりに面白かったけど、何が、このブームを生んだかまではわからなかった。

 私の店の「看板娘(kang-bang musume)セカンド」さんは、かなり感動したらしく、「日本のアニメは勝てないね!」とまで言い始めた。

 いやまて、この「セカンド」さん、卒論は宮崎駿のアニメを研究したんだぞ、簡単に「日本は勝てない」とか言うなよ!

 ちなみに、「看板娘(kang-bang musume)サード」さんは、犯罪心理学の一環として、卒論は「宮崎勤」がテーマだったそうだ^^;

 くしくも、W(ダブル)宮崎である^^

 これは、「アナと雪の女王」のWヒロインみたいなものだ(全然 違う!)。

 ただ、私、前回、中抜きでちょい寝ただけだと思っていたのだけど、他の部分でも半睡していたらしく、新鮮な思いで見ることができた。

 また、前回は字幕だが、今回は吹き替えで見たので、映像を余裕持って鑑賞した。

 女がメインの物語の中で、序盤の氷取りの男たちの作業姿はバランス面でいいと思うし、

 日本人の感覚だとやり過ぎに思える、アナとエルザの表情の変化も楽しめた。

 特に、屈託ないアナに対し、エルザの苦悩の表情は、あたかも、不倫に困っている人妻の様なエロスが感じられる(両の眉をへの字に曲げるのなんかいいね)。

 アニメならではの、1カット1カットへのアイディアの詰め方も堪能した。

 アナが、絵画室の絵画と自分を重ね合わせつつのミュージカルシーンはいいね。

 エルザの有名曲のシーンだが、歌詞も良く分かった。

 が、この歌詞に影響されて、「自分勝手」を「ありのまま」と思い込む女の子が現れなければいいなぁとは思う。

     (参考)・・・[若者よ! 「物語」の表面だけをなぞるな!]・・・クリック!

 上記リンクを読んでいたら、なんで、この作品がヒットしたか分かったような気がする。

 それは、それぞれの悩みを抱えた個人個人が、その構成要素は異なるのだけど、自分の特殊個性で悩んでいるという一点でもって共感しているのだろう・・・。

 ただ、この物語、引きこもるのは一時避難として認められているが、最終的には「社会」への復帰を指向している。

 しかし、エルザには、自分を引きもどしてくれるアナがいた。

 一時的にひきこもる貴女たちを引き戻してくれる「アナ」が、貴女たちにはいるのか?

 となると、所見では、その豹変がショッキングでしかなかった、マイナスのベクトルでもってエルザを「社会」に引き戻したハンス王子の様な存在が、いかに重要なものかも分かってくるってもんだ・・・。

 それから、ハンス王子においては、アナの酷い初恋相手でもあり、そこでの重要性も大きく、

 また、ハンス自身の生き様は、見ている男に反面教師とも成り得、

 考えれば考えるほど、すっげえキャラクターであることが分かる。

          ・・・ネットで拾った写真

                                           (2014/05/06)

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[映画『プリズナーズ』を観た(寸評)]

2014-05-03 17:10:51 | 新・物語の感想

☆観る前は、なんか不愉快な展開になりそうなので、気が気じゃなかったのだが、結果として、意外に普通の作品になっていて、見終えて、ホッとした。

   ◇

 昨日、私の店の前の壁に若いお母さんが近寄ってきたので、私が窓から壁の下を覗くと、一歳半くらいの幼女がちょこんとしゃがんでいた。

 すぐに、常連さんが持ってきてくれていた「ピカピカ光る天使の羽」をあげたら、両親に感謝されるも、そのチビちゃんは、まだ幼すぎて無表情であった。

 今回の作品は、それに似た幼女が誘拐されて、ヒュー・ジャックマン演じる父親が、娘が発見されぬまま、証拠不十分で釈放された容疑者を監禁し、真相を吐かせ、娘を連れ戻そうとする物語。

 並行して、ジェイク・ギレンホール演じる担当捜査官の捜査が描かれる。

 ヒュージャックマンは、わりと演技派だし、ジェイク・ギレンホールは、ライアン・ゴズリングとアンディ・ガルシアを足して二で割ったようなイケメンで、両局面、なかなか面白い。

 ヒューマンドラマ的な宣伝のされ方だが、そうは感じず、『チェンジリング』の域には到底到達できておらず、さりとて、『セブン』的な超サイコ犯罪ストーリーとしても甘い。

 いくつもの、ミスリードの挿話が挟まるが、それがフェアなのか否かを判別するのも分からず、

 本筋での「因縁」のつながりを、見る者に納得させる力も弱い。

 だが、二時間半の長尺を、なかなか重々しく見せる監督の力量はあるようだ。

 私は、真相が衝撃的だと聞いたので、最初に、主人公のライフルでの狩猟が描かれているので、全米反猟銃禁止団体組織の謀略だったり、もしくは、猟で鹿撃ちをさせられた息子の犯行だったりと奇矯なことを思ったのだが、

 それとは違うが、なんとなく陳腐な結末でもあった。

 なんとなく、「迷路」のイメージが、物語上、深くは思えたのだが・・・。

 しかし、終わり方にはホッとした。

 映画はこうでなくちゃ!!!

                                      (2014/05/03)

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[映画『映画 プリキュアオールスターズ NewStage3 永遠のともだち』を観た(寸評)]

2014-05-02 15:56:56 | 物語の感想

☆俺ねぇ、ホント、連日忙しくて疲れているのよ。

 映画もシンプルな作品が見たくて、それでも、『相棒3』か『ネイチャー』を見ようと思ったのよ。

 でも、窓口で、つい、「プ、プリキュア・・・!」と呟いていたんだよ。

 MOVIX昭島のチケット売り場の女の子、よく教育されていて、プリキュアを見る「大きなお友達」にも嫌悪の表情を浮かべることはなかったね。

 でも、プリキュアを応援する「ミラクルライト」は今度も貰えなかった。

 もう、公開から時間が経っているので、この間みたいに一人ではなかったけど、館内はお客さんがまばらだったね。

          ・・・[映画『ドキドキ! プリキュア マナ結婚!!? 未来につなぐ希望のドレス!』を観た]・・・クリック!

 上映時間は70分で、非常にキレが良かった。

 物語性を、「ロッキー4」なみに切り詰めて切り詰めて、本編の半分近い後半の最終決戦に、こちらの情動を高めてくれる。

 情動は、子供たちの未来・希望、チャレンジすることの大切さ、失敗を恐れない心、友情の大切さを、そぎ落としたエピソードとセリフで語ってくれる。

 猛烈に感動しつつ、

 目くるめくプリキュアメンバーの乱舞に興奮する(←いや、エロい意味ではない)。

     

 やっぱ、俺は、シリーズ前作の<キュア エース>がいいかな。

 基調色の「朱色」は、高貴な色として映える!

 髪の毛が布団なみに豊富だし、人間の時は少女だし。

     

 このゴージャス感はただ者じゃない。

 それと、今回の物語、現役のプリキュア(「ハピネス チャージ プリキュア!」の二人)を残し、他のメンバーは去っていくのだが、初代のキュアブラック・キュアホワイトの後に、最後に消えていくのがキュアエースなのである。

 特別扱いである^^

 なお、夢の中に取り込まれる少女の声を剛力彩芽があててまして、妙な魅力がありました^^

 それから、敵のモンスター「悪夢」の声は、野沢雅子(悟空!!)でした^^;

                                              (2014/05/02)

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[映画『映画クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん』を観た(寸評)]

2014-05-02 10:35:24 | 物語の感想

☆とーちゃんが謎の組織に改造され、ロボットになって帰宅して、のお話。

 小粒な内容ながらも、「もし、とーちゃんがロボットになって帰ってきたら」を丹念に描いていて、面白い。

 その丁寧な描写が、「しんちゃん」シリーズを大人の鑑賞に耐えるものにしているのだろう。

 ロボとーちゃんのギミックや、妙にリアルな料理シーン^^

 さりとて、大人の視点では、もっとこうしたほうが盛り上がるのに、とか思うところも多々ある。

 しかし、それはそれ、そここそを踏みとどまっているので、あくまでも子供のための「しんちゃん」として成り立つ。

 それは、これまでのシリーズでもそうだった。

 父権復興を目指す行き過ぎ組織が出てきて、それによって、とーちゃんの記憶がロボに移されていたと言うことなのだが、まあ、保守派頑固おやじをカリカチュアしているのはいいんだけど、なんで、テレビ朝日は、「相棒」と言い、チョコチョコと左翼思想の刷り込みをしてくるのだろう。

 まあ、その表現にはかろうじて抑制はあるが・・・。

 クライマックスは、定番の、意志あるロボットの自己犠牲だが、いくらでも盛り上げられるのに、わりとさらりと描いてるのも、作り手の抑制のなせる業か・・・。

 とーちゃんVSロボとーちゃんの戦いで、しんちゃんの言葉にさえ耳を貸さなかった優勢のロボとーちゃんが、ミサエの叫びには反応するのが、ちょっとグッときた。

 あと、五木ひろしネタがガンガン出ているが、五木ひろしは怒っていないのだろうか・・・、さすがは大物である^^;

                                        (2014/05/02)

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[トラウマ談義(1:映画『プリズナーズ』ってハッピーエンドなの?)]

2014-05-01 23:59:30 | 保守の一考

☆今、5/2の午前3時半なので、簡単に書いて、昨日の日付で更新しとく。

 店のお客さん(20代後半)と話していたら、彼は『地獄先生ぬーべー』の幾つものエピソードが恐怖のトラウマになっているそうだ。

地獄先生ぬ~べ~ (16) (ジャンプ・コミックス)
真倉 翔,岡野 剛
集英社

 私など、『ぬーべー』の頃は、もういい歳になっていたので、そんな思い出はない。

 どういったエピソードなのか聞いても、具体的には覚えていないそうだ。

 ただ、最近、『進撃の巨人』の作者が、『ぬーべー』のモナリザの霊のエピソード・・・、物語上、牙などならばまあ納得できるのに、普通の人間の歯のままに、モナリザが人間をバリバリ喰らうシーンから、人を喰う巨人の発想を得たと語っていた。

進撃の巨人(1) (少年マガジンKC) 諫山創 講談社

 私にとってのトラウママンガは、『ブラックジャック』である。

ブラック・ジャック (1) (少年チャンピオン・コミックス) 手塚治虫 秋田書店

 今でこそ、ピノコは可愛さの象徴だが、子供の頃の私は、その出生があまりにも強烈なので、マンガにピノコが出てくるたびに、何とも言えない心のモヤモヤが湧き起こったものである。

 また、「シャム双生児」のエピソードがあり、色んな種類の結合双生児のイラストが見開き2ページに渡って描かれていたのであるが、それが怖くて怖くて、私は買ってもらったコミックスの該当ページをセロテープで封印したものである。

 お婆ちゃんが可愛そうな話があって、それも子供心に心に深く突き刺さったので読まないようにしていた。

 お客さんとの話も進み、私が、最近でもトラウマになったものがあると言った。

 マンガ『ぼくらの』の1エピソードだ。

 すると、お客さんが「チズの話ですね」と即答。

ぼくらの 1 (IKKI COMIX)
鬼頭 莫宏
小学館

 可憐な少女がクズ教師の性の罠に堕ちる話で、

 これがエロビデオやエロマンガだと興奮する展開なのだが、現実的な展開の中だと、私、とたんに鬱屈とさせられる・・・。

 とかく、少女や幼女が苦難に遭うのは、めげる。

 だから、『火垂るの墓』も絶対に見ることができない(見たことがない)。

火垂るの墓 完全保存版 [DVD] クリエーター情報なし スタジオジブリ

 あと、立ち読みした『この恋は実らない』と言うマンガの第1話も嫌なんだわ。

 うろ覚えだが、どんな女も物にしてきたチャラ男が、自分をバカにし切っていた女を、結局はものにして、「嫌われてなくてよかった・・・」とか心の中で思うのだ。

 その女が、私好みの短髪のボーイッシュな気の強い女なので、それが一心不乱に男にまたがるので、ああ、こんな女も見てくれかよ・・・、と哀しくなるのだ。

この恋は実らない 1 (ヤングジャンプコミックス) クリエーター情報なし 集英社

 ・・・しかし、私、その辺りで不愉快を感じる段においては、我ながら、まだまだ若く青いなぁと思うのだ・・・。

 さて、本題。

 明日から公開のヒュー・ジャックマンの映画『プリズナーズ』ですが、ハッピーエンドで終わるのでしょうか?

 幼い娘が誘拐される話で、それを必死で追い求める父親の話。

 予告編を見ただけで、私、心の中が不愉快でいっぱいになっています。

 その幼女が、ちゃんと父親の元に戻ってくる展開ならばいいのですが、後味の悪い展開になると、私、心に取り返しのつかない大打撃を受けるのですが・・・。

 話題作なので見ちゃうでしょうし・・・。

 私は、完成度はいいのでしょうが、大嫌いな映画の一つに、『セブン』があります。

【初回生産限定スペシャル・パッケージ】セブン [Blu-ray] クリエーター情報なし ワーナー・ホーム・ビデオ

 このような後味の悪い映画に『プリズナーズ』がなっていたらと考えると、私ゃ、見る前から暗澹たる思いに駆られるのです。

 いつもは見る前にはあんまし読まないのだけど、「超映画批評」の『プリズナーズ』紹介を読むと、どうやら、アンハッピーエンドではないみたいだけど・・・。

                                                   (2014/05/01)

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