『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭

ジュリアナから墓場まで・・・。森羅万象を語るブログです。
ここでは、気軽に読めるエントリーを記していきます^^

[近況報告 (81)]

2011-07-30 23:59:50 | 保守の一考
☆ごめん、『カーズ2』、まだ見れてません。

 本職の残業が、いつもならば午後8時には終わるので、それでも、遅い時間のシネコンのレイトショーには間に合うな、などと考えていたのですが、

 いやはや、今日は忙しく、午後の10時まででした・・・。

 明日も早いので、トラックバックもコメント返信も後回しで、ちょいと書いて、寝ます^^;

 でも、今、私の身体、人生でベスト3に入るくらいの絶好調にありますよ。

 これは、バイトのほうで身体が鍛え上げられたからです^^

 いくら動いても苦じゃないのです^^

 では、これまでの二度のベストコンディションはと言いますれば、それは、高校のテニス部時代と、車の車体組み立て工場で働いていた時でしょうか。

 特に、車体工場で働いていた時は、私は、私以上に合理的な動きを出来る作業者はいないと確信していて、

 大きな会社なので、専務の視察なんてのがあったのですが、本社の専務が所長かなんかに「無駄な動きがあるんじゃないか・・・」と問うていたのを聞いて、強く反論した時がありました。

 溶接ロボットを相手にして、その、自動で毎回同じスピードで動くマシーンを、12時間の間にビタ1秒も停滞させることのない私に「無駄な動きがありっこねーじゃねーか!!」と言う自負の結果でした。

 ・・・どうにも、個性的と言われる私ですが、いわゆる「社会の歯車」的な仕事をさせると、右に出るものがないと言う恥ずかしい男でもありんす。

   ◇

 さて、最近、本職のほうで、私が「会社の悪」ナンバー1と思っているババァが退職し、私は非常に清々しい思いでいた([近況報告 (78・悪は自滅する)] ←クリック!)。

 しかし、世の中は「プラマイゼロ」、しっぺ返しを喰らった。

 ・・・私の働いている会社は倉庫物流会社で、私はフォークドライバーとして働いている。

 3週間ほど前、フォーク技術としては、ややハイレベルにある部署の年配の作業者が2人定年退職した。

 で、誰かが異動させられるという噂があった。

 私は、客観的に、現在の職場の他の作業者の技術レベルを考えて、私かIさん(女性・既婚)が異動させられるのだろうと思った。

 私は今の部署に慣れているので、たとえ「抜擢」だとしても、どうも嫌だった。

 そして、Iさんは、現在の職場で唯一、近しい常識で話せる方なので、あまり離れたくなかった。

 結果として、リーダーは、「有能な者の放出」よりも、「劣る者の放逐」を選択し、

 やや技術的に劣るT君が異動になった。

 私もIさんも、その結果に戸惑いつつも、ホッとして喜んだ^^

 で、T君が異動してから、ニ週間が経った昨日、朝礼の時に会ったT君は、夏なので頭を丸坊主にしていた。

 私は「うむ、反省したな!」と言うと、T君は「アハハ^^」と笑った。

 しかし、それから丸一日後に、T君が、異動先の現場で大きな物損事故を起こし、本当に反省しなくちゃならない状況になるとは、お釈迦様でも分からなかっただろう。

 そして、大きな事故を起こした、そのT君の代わりに、私が異動しなくちゃならなくなるとは・・・。

                                                    (眠いので続く 2011/07/30)
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[映画『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』を観た(その1)]

2011-07-28 23:59:59 | 物語の感想
☆詳しい感想は、もう一度観るので、その時に。

 今は、明日も朝が早いので、ちょいと書いて寝る。

 先ず、私は2D版で見たことを告げておく。

 「もう一度見る」のは、傑作だからと言うわけではない。

 でも、もの凄いダイナミックな展開が延々と続くので、終盤の小一時間は、呆気にとられつつの鑑賞だった。

 だから、もっと堪能したいのだ^^

 しかし、そのダイナミックさは、マイケル・ベイ特有の「大味」でもある。

 だが、今回は、クライマックスの大物量に圧倒されて文句を言う気も起きない。

 超高層ビル倒壊のスペクタクルだけでなく、ディセプティコン対人間の、その臨場感・リアルに感じられる「振り回され感」など絶妙だった。

 明らかに、不自然なカットのシーンも多々あった。

 特に顕著なのが、突然の侵略シーンである。

 敵の勢力・ディセプティコンの軍団が、シカゴ上空に次第に現われるのではなく、場面が切り替わったら(あの暗転も妙だった)、既に出現しているのである。

 また、この省略は許してもいいが、正義のオートボット集団のバンブルビーたちがいつの間にか捕虜にされているし・・・。

 オートボットのリーダー・オプティマスが、敵も味方も欺いて反撃に移るシーンなどは、幾らでも盛り上げて感動させられると思うのだが、非常にあっさりだ^^;

 色々と詰め込みすぎて、当初の物語的な起伏が忘却の彼方にいってしまっているのだろう。

 かなり複雑な物語で、そこにも、あまり親切でない状況がチラホラしている。

 笑えるシーンも多数あったと思うのだが(例えば、サムの両親のセリフはもとより、シモンズ捜査官以上のエキセントリッカー・ダッチの挙動、マルコビッチのいつもの怪演など)、それが機能していない。

 謎解きの物語でもあるのだが、その咀嚼時のカタルシスにも乏しい。

 1,2作目のヒロインは、人間ドラマに乏しいからと降板したそうだが、今回は、物語への人間の絡め方は、非常に面白かった。

 サムなどは、人間の英知として、敵の策略を見抜くし、

 また、敵の首領・メガトロンの副官の「空飛ぶヤツ」を倒してしまう大活躍!

 ディセプティコン側につく人間もいるし、

 軍人達も、敵を充分に倒す戦力として活躍する。

 何よりも、新ヒロインのカーリー(ロージー・ハンティントン=ホワイトレイ)の、クライマックスでの、重要なメガトロンとの駆け引きは良かった。

 自分を殺そうとするワムウに、口八丁で生き延びたジョセフ・ジョースターを思い出させた。

 新キャラ・ショックウェーブに操られる<歯車トレマーズ>は、非常にいい動きだね^^

 二作目のデモリッシャーに負けず劣らずのビジュアルだ。

 『X-MEN:ファーストジェネレーション』でのキューバ危機に続いて、今回の「トランスフォーマー」ではアポロ宇宙船による月面着陸の史実にフィクションを織り交ぜ、ヒストリカルな重みの付加は成功していましたね^^

 てな訳で、今夜はこの辺で^^

                                                     (2011/07/28)
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[速報! 育鵬社、歴史公民教科書、採択決定第2,3号!!!]

2011-07-28 23:59:50 | 保守の一考
☆いやはや、今、『トランスフォーマー3』を観て来て、興奮が覚めやらない中なんだけど、

 日本教育再生機構・教科書改善の会のメンバーが執筆した歴史・公民教科書(育鵬社)!

 続々と採択されています。

 ホント、数年前の騒ぎが嘘のように、当然の如くに決定されていますね^^

 きっと、フジテレビが、韓国のいい顧客になったから、韓国も騒げなくなったのでしょう(プチ嫌味)。

   《都教委と藤沢市も育鵬社採択 (2011/07/28 17:10)》

 <東京都教委は7月28日、都立中高一貫校10校で来春から使用する歴史と公民の教科書について、教科書改善の会(屋山太郎代表世話人)のメンバーが執筆した育鵬社の教科書を採択した。育鵬社は平成14年度から発行されている扶桑社の歴史・公民教科書を継承している。
 都立特別支援学校のうち20校については、歴史が育鵬社、公民は新しい歴史教科書をつくる会のメンバーが執筆した自由社が採択された。
 また、神奈川県藤沢市教委もこの日、育鵬社の歴史と公民の教科書を採択した。群馬県桐生市の私立樹徳中学校が育鵬社の歴史教科書を採択したことも分かった。
 育鵬社の教科書はこれまでに大阪府東大阪市(公民)、栃木県大田原市(歴史、公民)などで採択されている。
 (SANKEI EXPRESS)>

 第2弾! 都立中高一貫校10校
 第3弾! 神奈川県藤沢市


 今日はバイトで神奈川に行ったので、藤沢市と聞いて、ちょいと感慨深い^^

 おっと、それから、大阪府東大阪市では公民教科書が採択していたんだね^^

   《東大阪市、育鵬社の教科書採択 (2011/07/27 15:58)》

 <大阪府東大阪市教委は7月26日、来春から市立中26校で使用する公民教科書として教科書改善の会のメンバーが執筆した育鵬社の教科書を採択した。
 育鵬社は2002(平成14)年度から発行されている扶桑社の教科書を継承。扶桑社教科書を含めて大阪府の公立中で採択されるのは初めて。来年度、約4400人の生徒が学ぶ。
 これまでに栃木県大田原市が育鵬社の歴史と公民を採択。岡山市の私立岡山学芸館清秀中が歴史と公民を採択したこともこの日分かった。
 教科書改善の会の屋山太郎代表世話人は「改正教育基本法と学習指導要領の趣旨に最も沿った教科書という認識が広がってきた。関係者の皆さまに感謝します」と語った。
 (SANKEI EXPRESS)>

 非常にスムーズである。

 理由は私には分からない。

 広義で語っておけば、扶桑社の方針を引き継いだ育鵬社、そして、「新しい歴史教科書をつくる会」からエゴを排除して生まれた日本教育再生機構の「継続は力なり」の実践結果であろう。

 そして、尖閣諸島海戦と、東日本大震災を経て、

 左翼的な教えでは、自分らが生きて行くことがままならなず、国を単位とした考え方の重要性を多くの国民が認識した結果であろう・・・。

 採択は、まだまだ続く。

                                                    (2011/07/28)
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[問答『トランスフォーマー』を楽しむ為に]

2011-07-27 23:02:48 | 物語の感想
☆金曜からロードショーの「トランスフォーマー ダークサイド・ムーン」!

 非常に楽しみである。

 何故か、前夜の木曜日から公開するようで、私は、明日、バイトの後に行こうと思う^^

 ここで、一作目と二作目の、私の感想をリンクしたい。

     [漢(オトコ)熱狂! 映画『トランスフォーマー』](2007-08-11)

     [映画『トランスフォーマー:リベンジ』を観た^^v](2009-06-19)

     [『トランスフォーマー:リベンジ』二観目with甥っ子](2009-06-21)

 ・・・で、「リベンジ」の感想に、「トランスフォーマー」に詳しい方が、私に色々教えてくれたので、それを転載したい。

 「トランスフォーマー3」を楽しむきっかけになればと思うのだ。

   ◇

 「Unknown (1037)」(2009-06-28 07:09:03)

 通りすがりの者で恐縮ですが、お粗末ながら、設定と照らし合わせて、疑問点の解説と解釈を致しますと、

 >>メガトロンが復活したが、そもそも、彼らは「命」のやり取りが可能な者たちだったのか?

 可能です。
 機械生命体、(以下TF)の特に最上位、プライムクラスのTFの命(スパーク)には
 「マトリクス」という代々受け継がれた特別な力が備わっているという設定があります。
 原作アニメにて「マトリクス」を譲渡する事により、失われたスパークを
 再生する場面があります。(映画版には反映されていないようですが……)
 一方、メガトロンのスパークは別次元の技術によってもたらされた特異な物であり、
 それ故、キューブの欠辺と融合する事により復活を遂げれたのでしょう。 
 オプティマス達も、前作のラストで完全にスパークが破壊されたと思い込み、
 そこまでは予知できなかったようです。
 少しご都合主義な解釈ではありますが……


 >>機械生命体は、何故、ずっと同じマシーンでいるのか?

 TFに登場するロボットには個性として、手のひら大から、巨大なものまで、
 様々な種類のロボットが混在する、という特徴があります。
 これは様々な種類の玩具を発売する必要性から付加された特徴ですね。
 そして、TF達の地球での擬態ホストは、自らの質量に比例していなければなりません。(これは映画版のみの設定)
 要するに、自分より大きな機械には、擬態出来ない訳です。
 更に、劇中では披露してはいませんが、見た目は乗用車でも、内部に火器を内臓しています。
 オートボットが乗用車の外見にこだわるのは、人間社会の中に擬態する、
 という側面と、あくまで人類との平和と共存を目指す集団である、というモットーからなのでしょう。

 >>カマロ車でいるよりも、それこそ戦闘機形態に変わった方が

 飛行能力を持つTFは限定されており、勿論、能力を持たない者が戦闘機に擬態しても意味が無い訳です。

 >>キューブには、そんな万能の力があったのか?

 キューブから命を与えられた固体がすべからく凶暴になるのは、人類の科学技術の源が
 メガトロン解析の恩恵からきているから、という説があります。

 >>偵察機ブラックバード形態なのだろう

 SR-71ブラックバードは冷戦時代に開発された航空機で、既に現役を退いています。
 老兵という、ジェットファイヤの設定からチョイスされたのでしょう。

 >>テレポテーションさせるのだが、トランスフォーマーにはそんな力があったのか?

 稀ですが、過去作品でも超能力を持つTFというのは存在します。
 今映画では、スペースブリッジという瞬間移動能力で、失敗率が高く、
 現役のTFには搭載されていない技術だそうです
 (長老、フォールンにも搭載されています)。
 ジェットファイヤの台詞にも「上手くいってくれよ」というのがありましたね。

 以上、ダラダラと長文、失礼致しました。
 「トランスフォーマー」という作品は間口が広いようでありながら、
 ある程度、マニアックな知識と解釈を必要とする作品でもある訳ですね。
 まぁ、これ以外にも疑問点が多い映画であるのは確かであり、これはマイケル・ベイの演出ミス、
 もしくは単に考えてないだけ、と帰結して、結局の所、余り細かい事は考えずに、
 頭カラッポにして、能天気映画として楽しむのがベストだと思います。

   


 通りすがりの閲覧者が、かように長文で、私の疑問に答えてくれるというのは、

 「トランスフォーマー」と言う作品が、かくも熱いファンを獲得しているという証拠でしょう。

 むふふ、明日のこの時間は、私、「TF3」をエンジョイしているのだなぁ!!^^v

                                                    (2011/07/27)
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[中国新幹線事故(2011年・「2010年」・2007年の再掲)]

2011-07-25 21:15:39 | 保守の一考
☆日本やドイツ・カナダから技術提供を受けた中国新幹線は、提供側の条件付けを無視し、安全性度外視で、質・規模・速度で「度を越す」と言う点において、世界を驚かせた。

 世界が驚いたのは、、質・規模・速度でなく、「安全性度外視」である点だ。

 ましてや、厚顔無恥にも、そのパクりテクノロジーを、アメリカなどで特許申請までしている。

 世界の多くの人々が、そんな中国共産党政府のやり方に呆れ、そして、心配した。

 その危惧は、すぐに証明されてしまった。

     《中国高速脱線 死者43人に 鉄道局長ら幹部3人更迭 (2011/07/24 22:29)》

 私は、この問題については疎かったのだが、ネット上では多くの人が、事故の前から、この結果を予測していたら、案の定だ。

 多くの「選んではいけない方」を選んだ末、恥の上塗りに特許申請までしているので、まさか、中国共産党でも、この事故を日本の責任には出来まい^^;

 なんか、この、中国共産党政府の「信念なく、恣意的に選んだ選択肢によって、泥沼に嵌まっていく様子」は、何かに似ていると思ったら菅直人にそっくりだ^^;

 さて、この新幹線技術提供問題については、私は疎いのだが、しかし、私には、この事故は「想定内」であった。

   ◇   ◇   ◇

     [中国の宇宙開発/チェン号、エウロパで全滅(再掲 2007/03/12)]

 <☆・・・▼先ず、以下の<iza(産経)>ニュースをお読み下さい^^

《 「ウラン資源…5年後に月へ」中国が宇宙計画発表(03/11 21:20)
 中国の国防科学技術工業委員会は11日までに、第11次5カ年計画(2006-10年)での宇宙科学発展計画を発表した。12年ごろの月面着陸などを柱とし、今後15年以内に中国の宇宙科学は世界最先端の水準に到達可能だとしている。
 中国が月探査に積極的なのはウランなどの資源確保が目的とみられており、計画は、宇宙科学の発展が「国家戦略上必要な重要問題の解決」につながると強調した。宇宙科学の中期的な計画を示すのは初めてという。
 月探査では、07年中に月を周回し、撮影した表面の画像から土壌などを分析。12年前後に月面着陸を実現し、17年前後には月面の土などを地球へ持ち帰るとしている。
 すでに2回成功している有人飛行関連では、飛行士の船外活動やドッキング技術で大きな進展を図るほか、長期に軌道上を飛行する宇宙実験室も開発する。宇宙観測用に各国が開発を競う硬エックス線望遠鏡の自主開発や、帰還式実験衛星「実践10号」を09年に打ち上げる目標も示した。
 国際協力では、ロシアと共同の火星観測計画などを盛り込んだ。(共同)》

▽私は、アーサー・C・クラークの『2010年 宇宙の旅』を思い出した。

 これは、『2001年 宇宙の旅(映画版は、スタンリー・キューブリック監督ね)』の続編である。

 『2001年~』は、その年が過ぎた今となっても、SF小説(映画)の金字塔であるが、現実の国際政治状況と重ならない点も、いかんせん、多かった。

 一番大きな相違点は、大未来予測作家 アーサー・C・クラークが、執筆時(1960年中盤)に未来であった「2001年」においても<ソビエト連邦>が存在している、としていた点だ。

 その続編『2010年~』においても、それは踏襲されていた(執筆 1980年代初頭)。

 アメリカとソ連の、地球上においての関係が緊張し、それが、宇宙(木星圏)を旅する米ソ共同チームにも影を落とす、と言う背景がストーリーにあった。

 しかし、ソ連は、現在、存在しない。

 『2010年~』の映画版では、その両国に焦点が絞られていたが、小説版では、もう1チーム存在していた。

 中国の宇宙船チェン号も木星圏に向かっていたのだ。

 チェン号は、米ソ共同探索チームが乗り込んでいるレオーノフ号に先んじて、「水」を補給するために、衛星エウロパへの着陸を断行する。

 しかし、エウロパには原始生命体が存在し、襲われ、全滅の憂き目に遭ってしまうのだ。

▽私は、かつて、この小説を読んだ時(20年前か)、なんちゅうか、その「水」を補給すると言う<自給自足>的な行為が、いかにも中国だなあ、と思ったものなのだ^^;

 中国ってのは、毛沢東の有名な発言が示すように、全くの準備不足でも、戦争において数万単位での犠牲を当然として、国益(と言うか、中共益^^;)を推し進める。

 宇宙開発においても、「1000」の失敗を当然として、「3」の奇跡の成功に狂喜しているようなイメージがある。

 宇宙空間にも生身で挑んでいく。

 ・・・車程度の密閉性で宇宙に送り込み、偶然にも、その車並みの車内の気圧が奇跡的に外に漏れなかった。そんな状況を成功としている。そんなイメージなんだよなあ。

▽ソ連はなくなった。

 しかし、中国は存在している。

 そして、「第11次5カ年計画(2006-10年)」を発表した。

 中国の宇宙開発は、まさに、【2010年】にピークを迎える。

 「エウロパの水」ならぬ「月のウラン」をお目当てにするようだが、さて、どのような「しっぺ返し」を、宇宙と言う超大自然は中国に与えるのか?

▼黄文雄氏が言っていたが、中国には重要な国家的課題として<資源問題>がある。

    エネルギーがないのはおろか(外国頼り)、

     あっても、それを活用する技術もなく(外国頼り)、

      当然、人材もなく(外国頼り)、

       資本もない(外国頼り)。

 異常に、<他者依存度>の高い国である。

 【横取り(掠め盗り)】が国是の国である。

 東シナ海の日中中間線付近のガス田群の問題についても然り、

 昨今の「金属盗難」も然り、

 月のウラン採掘計画も然り、である。

  PS.「金属盗難」については、もっと考えたい問題である。
     これは、「振り込め詐欺」と似た<犯罪道徳にも劣る>犯罪だと考えている。
     日本への三国人の流入は、その価値観により、犯罪の「何でもあり」状況を形作ってしまっている。

▽そんな中で、この記事はメチャクチャ嬉しかった^^

 地震国・日本への、地球の贈り物である^^

 地球は何でも知っている。ちゃんと全てを見ていて下さってるね^^(「iza(産経)」より)

《 燃える氷「14年分」
   …紀伊半島沖にメタンハイドレート1・1兆立方メートル(03/09 07:02)
 「燃える氷」ともいわれ、将来のエネルギー源として期待されているメタンハイドレートが、紀伊半島東側に広がる東部南海トラフに1・1兆立方メートル存在することが、経済産業省による委託調査で分かった。日本の天然ガス消費量の14年分に相当し、日本全体では100年分を超える資源量を期待できる。生産技術など乗り越えなければならないハードルは高いが、実用化できれば資源小国である日本が「資源大国」となる可能性も秘めている。
 今回の調査は太平洋沖の東海沖から熊野灘にいたるエリアで、南海トラフ全体の8分の1程度にあたる。地層中のメタンハイドレートの密度も一般的なガス田と同程度という。
 日本では東海沖から四国沖、日向灘にかけての堆積(たいせき)層に多く分布しているとみられ、1996(平成8)年に行われた探査調査では、日本近海に天然ガス消費量の100年分に相当する7・4兆立方メートル存在するとの試算結果が出された。だが、四国沖に広がる西部南海トラフよりもはるかに狭い東部南海トラフだけで1・1兆立方メートルを確認した今回の調査結果から判断すると、「日本全体では、100年分を超える可能性が出てきた」(経産省)ことになる。
 日本の天然ガス自給率は4%ほどで、大半を液化天然ガス(LNG)の形で海外から輸入している。だが、メタンハイドレートを生産できれば、年間5000万トン以上を輸入するLNGを代替できる可能性が広がる。
 問題は、地下に眠る資源をどうやって回収するかだ。日本近海のメタンハイドレートは水深1000メートルの海底からさらに200~300メートル下に眠るため、回収にはかなりの困難を伴う。メタンハイドレート周辺の圧力を減らして回収する減圧法が有望とされるが、それでも南海トラフで利用するには「1000メートルの水深下で圧力をどう保つか」など、クリアしなければならない技術的課題は少なくない。
 政府は2016年までに環境対策も含めた商業生産への本格的な準備を始める。19年度には西部南海トラフなどの埋蔵量確認や回収実験に約40億円の予算支出を予定している。
                   ◇
  【メタンハイドレート】
 約100万年前に堆積物の中で生成された有機物のメタンが地中や海底の高圧と低温で氷の結晶に取り込まれ、シャーベット状に固まったもの。1立方メートルのメタンハイドレートには約170立方メートルのメタンガスが凝縮されている。地上に出ると氷が解けるが、氷の状態でも火を近づければ炎を上げるため、「燃える氷」とも呼ばれる。》

☆さすがに、太平洋側の、日本列島に張りついている埋蔵地域までは、中国もなにも言えまい。

 ただ、どのように【横取り(掠め盗り)】を画策していくのか、みんな、楽しもうじゃないか!

                                                  (2007/03/12)

   ◇   ◇   ◇

 予言に満ちた内容ですよね^^

 私の書いた文章は、思想と信念に拠っているので、数年後に読んでも、なんら遜色がないのです^^v

2010年宇宙の旅〔新版〕 (ハヤカワ文庫 SF) (文庫) (ハヤカワ文庫SF)
アーサー・C・クラーク
早川書房


                                                    (2011/07/25)
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[目に見えないもの(松浦光修氏の著書から)]

2011-07-24 11:27:11 | 保守の一考
☆松浦光修著『日本の心に目覚める五つの話』を読んだ。

日本の心に目覚める五つの話
松浦 光修
明成社


 とりとめなく書いてみよう。

   ◇

 序文にかくある。

 <もしも将来、京都や奈良の文化財が、災害などで失われたとしても、私たち一人ひとりの"心のなか"に"日本"があるかぎり、"日本"は、けっして滅びません。世界には、いく世代にもわたる弾圧にも屈せず、いく百年の流浪にも耐えて、みずからの民族の信仰と誇りを護りつづけている民族が、いろいろとありますが、そういう事例からしても、それは確かなことです>

 そして、今、まさに、この文中の「将来」である。

 大震災を経て、そして、悪夢のように下卑た民主党政権下・・・、どうにか、"日本のこころ・美徳"で踏みとどまっているのが現状だ。

 それは思想の問題ではない。

 例え「アナキスト」を自称する者でさえも、かような有事においては、心の奥からふつふつと「愛国心(と書くと誤解する人がいるので「郷土愛」としようか)」が芽生えてしまうものだ。

 我々は、今、建国始まって以来の、矮小なるかな実存の、小さな小さな自己の「帳尻合わせ」ばかりを気にする卑劣な政治元首を掲げるに至ってしまっている。

 艱難辛苦の中の被災者置き去りで、

 ただの言葉上の「救援」「支援」「復旧」「復興」を唱えて、上の空の「目つき」で自分の地位保全だけを考え続けている・・・。

 こんなにも「こころ」のない人物は犯罪者でも稀だ。

 その中で、「こころ」をもった国民や、「こころ」を心の片隅に抱いていた国民の踏ん張りで持ち堪えている。

   ◇

 第一話では、「神さまの国―神話・天皇・神宮」と題し、唯物論に毒されつつある現在に、精神の「持ち方」の重要性が語られる。

 と言うと、「うは、精神論かよ」と、唯物論で事足りると嘯いているようなヤカラは呟くかもしれないが、

 私のブログは、何故か、そのような人ほどよく読んでくれるんですよね^^

 気になるのでしょうかぁ?^^

   ◇

 芸術やスポーツを愛する者は、芸術やスポーツの根源的なパワーが「精神」であることを身を持ってしってながら、

 だが、何故だか、それを口に出すことを恥じらい、口では正反対のことを語る人が多い。

 <なでしこジャパン>のパワーの源は、日本への思い・国民からの応援であったし(実力だけでは勝てん)、

 今、ふと思い出したのだが、落合は現役時代に年俸アップ要求のことばかりがクローズアップされたものだが、彼の活躍は、そんな収支と別の志(こころざし)から得ているものだと、今では誰もがわかっていることだ(「努力は才能のない奴がすること」などと嘯いてもいたが、陰では努力していたのも有名。一種のツンデレ)。

 そして、映画の主人公も、少年ジャンプの主人公も、最終的に、「正義」のために立つのは、そして勝つのは、「こころ」のありようからである。

 人の良心的行動の根幹を為すのは、常に「こころ」を衝動としている。

   ◇

 神さまと言うのは「目に見えない」ものだが、「存在しない」ものではない、と松浦先生はひたすらに穏やかに語る(面識のある方で、多くを学ばせてもらっているので「先生」と呼ぶ^^ 私は過激に語る^^;)。

 あたかも、目に見えるものでの判断・唯物思想を、「進歩」の最先端の思考法と考えている人は多く、心の中での本来の常識的な判断から遠ざかる答えを出してしまうが、

 唯物思想は、古代ギリシャ時代からある、(新しい思想が正しいと考えている人には、あえてこのような言い方をするが)「古い思想」なのである。

 近代になってマルクス主義に、「それ」がピックアップされたに過ぎないし、

 その後の、マルクス主義の生んだ「大虐殺(世界中で一億人超)」の結果を鑑みれば、その間違いは明白だ。

 だが、マルクス主義の「妄想」は、未だに世界の半分を汚染している。

 アメリカは、共産主義(極左)を完全に排除している風ではあるが、その薄まったもの(左翼)が浸透しつくしている。

 その「左翼思想」がアメリカで最も顕著な時代に、日本は戦争に負け、占領され、異なる価値観を押し付けられた。

 アメリカの神は、他の神を認めない神である。

 日本の八百万の豊潤なる神さまたちを擁護する宣言をしつつも(それが機能した点もある)、反面、それを無意識に信じていた国民の「こころ」を喪失せしめた。

 神さまでなくてもいい、「規範」でも「道徳」でもいい、「慣習」、「文明」でもいい、それら「目に見えないもの」が無価値だと教育されたのだ。

 アメリカは、先ず、人類初の原子爆弾を、日本に「実験」の一環として落とし、

 続いて、日本に、過度の「左翼思想」=「極左」=共産主義を植え込んでみる実験をした(例:日教組)。

 本来ならば、そこにおいては、未曾有の流血沙汰が生まれたはずだ。

 それでも、日本が踏ん張ったのは、敗戦までの「民族的な文明の蓄積」である。

 「目に見えないもの」を信じる「こころ」である。

 それで持ち堪えた。

 いや、それは分からない、命は殺されてなくとも、こころは殺され続けていた。

 だが、敗戦から70年が経とうとしている。

 二世代の交代が繰り返されて、一世代目での「目に見えないものを信じて敗戦した反発」さえもなくなり(そこには更なる反作用が生まれる故に、国家総体では持ち堪えられる)、

 ニ世代目においては、「虚ろ」が支配するに至った(私は、菅直人は、世代を先走った「虚ろ」の権化だと思っている)。

 そこには、「目に見えないものを信じる気持ち」もなければ、「目に見えないものを信じる気持ち」の存在さえも選択肢にない。

 そして、異常犯罪・自殺があとを絶たない。

 自殺者なんて、年間に3万人超である。

 あれほど騒いでいるのに原発事故の死者は「0人」である。

 で、ここからは私見を書くが、

 何で、「人の心」を踏みにじるかのような異常犯罪が昨今多いのか? だが、私はこう考える。

 それは、「目に見えない存在を信じる気持ち」を喪失せしめられた人間が、だが、心に何かの欠落を感じ、その獲得の方法が分からずに、それが犯罪のかたちになって現われているのかもしれない、と。

 だからと言って、そんな犯罪者の犯罪衝動に同情はしないし、犯罪に見合った以上の刑罰を与えればいいと思うが、上記は一つの答えと言えよう。

 数年前に、『俺を好きにならなかったら殺す』という、究極の社会通念破壊発言で名をはせた、少女監禁魔・露天商手伝いの鄭隆之がいたが、

 これなどは、その顕著な例だ。

 考えるだに凄まじいセリフだ。

 暴力で身体を自由にすることは、犯罪ではあるが出来ようが、その心を暴力でどうにかできると考えている異常性は、アメリカのGHQの政策・連なる日教組教育下アトモスフィアの「完成」を意味しよう。

   ◇

 さて、二世代に渡っている「唯物思想」の「しばり」だが、

 松浦先生は、その「しばり」がすぐに取れるとも、取りなさいとも言わない。

 しかし、その「しばり」が自分の頭の中にあるということを気づいて欲しいと言っている。

 それが端緒だと。

 自分の頭に選択肢をもつことによって、

 「目に見えないもの」のかつての話、それを祭る場所、その祭祀を取り仕切るお方の話が多少なりとも認識できるようになると語っている。

 神話、神宮、天皇の話である。

 神話には、科学的とは言えない話が多数あるが、そこには、文学野においての「真理」は散見されている。

 日本には、大小の神社が8万社以上あり、そこには、その、のべ数万倍の参拝者がいる。

 みんながみんな厳粛であるわけでもなく、ライトな感覚の持ち主が大半であるのかもしれないが、こころの片隅では確かに祈る。

 そして、祭祀の最大最高の儀式を執り行うのが天皇である。

 凄まじく多くの国民が、「目に見えないもの」のために生きている。

   ◇

 面白いもので、科学の最先端を垣間見た方の多くは、多くを知ったが故に「目に見えないもの」の存在を信じざるを得ない。

 宇宙飛行士が、宇宙で、神の存在(あるいは宇宙の意思)を信じざるを得ないのと同じである。

 当たり前である。

 物質を突き詰めて突き詰めて科学的に解釈しようとした時、そこには、それを創造した者の存在を意識せざるを得ないからだ。

   ◇

 さて、私見であるが、福島原発事故における放射能についてだ。

 不思議なのである。

 この「目に見えぬ存在」、多くの国民に恐れられている。

 「目に見えぬ存在」を信じなくなったはずの多くの国民が恐怖におののいている。

 科学的には、人体に影響のないレベルの放射線量なのに、殊更に恐れている。

 それを煽っているのは、どんな勢力か?

 左翼マスコミであり、左翼運動組織であり、極左の共産党である。

 こいつらは、科学で証明できない「こころ」の問題は認めなかったのに、

 科学で「人体に何ら影響がないが、自然界に存在するよりは多い放射能」と完全解明されている、今回の原発事故の放射能を殊更に秩序破壊の理由付けとして利用している。

 今まで信じていなかった「目に見えぬもの」が、今回は負の存在と分かるや、手のひら返しで利用する。

 欧米は、日本を原爆実験の場とした「民族的な引け目」を、これからも半永久的にもち続けるであろうから、その反作用で、「放射能」と言うものを永遠に恐れ続け、左翼・極左と同じく、放射能ヒステリックを持ち続けるだろう。

 だが、日本人ならば、輸入された思考様式に囚われず、もっと冷静にならなくてはなるまい。

   ◇

 最後に、「目に見えない存在」を信じられるようになったら、我々はどうすべきか、である。

 簡単である。

 自分の現実と照らし合わせ、正しい行ないで生きる、と言う、簡単な事である。

                                                     (2011/07/24)
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[映画『忍たま乱太郎』を観た^^;(♪100%勇気~)]

2011-07-23 23:59:07 | 物語の感想
☆・・・やっべぇ、メチャ面白かった。

 凄まじく笑った。

 この目くるめくひと時を丹念に語る術を私は持ち得ない。

 なんて言えばいいのか、永遠に観続けていたいくらい楽しかった^^

 話は、ある意味、和製「ハリーポッター・ギャグ満載篇」だ。

 少年・乱太郎が、忍術学校に入って、成長していく物語。

 いや、成長はしない、・・・ひたすらに敵味方入り乱れてギャグをかまし続けてくれる。

 ベタなギャグも、メタなギャグも、シュールなギャグも、メイクのギャグも、動きのギャグも、ウンコ・オナラギャグも、全てが分かり易く、死ぬほど笑えた。

 入学のクラス挨拶の時からして、トップスピードでギャグが繰り出される^^

 後に乱太郎の親友になる少年が、一人は鼻水を散らし、一人が赤ちゃんを背負っているだけで笑ったが、その赤ちゃんの普通にとぼけた顔が画面上にクリアに映し出されているのもまた笑える。

 その後も、作り手がそこまで計算できていないだろう「画面に偶然に映し出されているおかしさ」もあり、いわゆる「笑いの神様」に愛された作品でもある。

 なんで、こんなにも、この作品のギャグが、私の性にあっているのだろう?

 それは、役者の活舌よく、状況を散文的に伝えてくれるからだろう。

 物語自体においても言えるのだが、大勢出てくる子供たちの演技はうまいわけではない。

 だが、その口から出される言葉が、こちらにちゃんと聞き取れることと(小津安二郎演出的)、

 そして、おそらく、コンマ数秒単位のカット編集での「間」の取り方で、ギャグをギャグとして機能させていることがある。

 画面作りも非常に豊潤な舞台美術で、そこに出来るだけ多くのキャラクターをつぎ込むことを心がけていることが分かるし、

 野外ロケも、自然の色調がとても鮮やかであった。

 その冒頭から、中村獅童・檀れい、何をやってんだよ^^ と笑った。

 「子供店長(加藤清史郎 )」は、忍たまコスプレで可愛さが倍増していたし、

 他にも、妙に色艶のある少年達が大挙として出演していた。

 クラスのみんなの他に、一年から六年生の集団が、顔の識別がつくギリギリの多人数出てくる。

 こりゃ、「ショタコン」にはたまらないし、「ショタコン」には伝説の作品となるであろう(私は虎若が好み^^;)。

 美少女も数人出てきます^^

 その、これまた豊潤なキャラクターたちの登場は文化祭のようなワクワク感だ(特に土井先生宅のくだりや、土井先生宅中庭のくだりなど)。

 また、ギャグをギャグとして機能させてくれるリアリティの裏付けには、アクションの臨場感がある。

 忍者ゆえの手裏剣アクションは、3D作品並みに、飛んでくる感覚でビビらされた^^;

 また、考えられないようなビッグネームたち(平幹二朗、寺島進、山本耕史、中村玉緒、松方弘樹、鹿賀丈史、古田新太、竹中直人、石橋蓮司、柄本明、谷原章介)が、特殊なメーキャップで登場し、絶妙のギャグを飛ばし、もう最高だ。

 いや、そのメーキャップだけで大笑いできるんだぜ^^

 エンディングでは、スタッフロールとともにメイキングが流れたんだけど、明らかに本編に出ていないシーンが多数散見された。

 実は、私、めっきりパンフレットを買わなくなっているのだが、あまりにも、この作品が面白かったので、久し振りに購入した。

 すると、三池監督のコメントで、「同じテンションのギャグを完成版の10倍くらい撮っています(笑)。そのままだと3時間半の長さになるところを、バッサリ半分以上切っちゃった。ぜいたくな映画です」と語っていて、

 是非、DVD版は、全てを盛り込んで欲しい^^

 私、買います!^^;

 実は、この作品、甥っ子と観に行くつもりだったんだけど、彼女を連れて行ってしまった(彼女が子供の頃・・・、物心がついた頃からテレビでアニメが放送されていたらしい)。

 でも、面白かったので、甥っ子を連れて行ってやりたい。

 でも、甥っ子との鑑賞は、『トランスフォーマー3』も控えているんだよなぁ^^;

                                                       (2011/07/23)
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[近況報告 (78・悪は自滅する)・・・謝罪と削除]

2011-07-22 23:58:57 | 保守の一考
☆タイトル写真は、昨日・土用の丑の日に食べた、姪っ子の置いてった駄菓子です^^

「私、蒲焼さん太郎はおさかなのすり身にイカ味を混ぜ合わせて、板状にのばしたものを食べやすいようにカットしてオーブンで焼き上げました。その後みりん、醤油、七味等で味付けして蒲焼風に仕上げました」とパッケージに書いてあります^^

 なんか、読点がないのも気になるが、前のセンテンスが文法的に間違っている^^;

   ◇

 ここから、本題の「78・悪は自滅する」が載っていたのだが、謝罪文とともに、削除する。

   <謝罪文>

 このブログは、人物を批判することは多いが、対象が公人であることがほとんどだ。

 例えば、最近では菅総理の批判が多かった。

 そのノリで、職場の人物について書いてしまった。

 だが、それだけならば、どこの職場にもある事例として、閲覧者に読まれようけど、

 事情があって、書かれている当人たちが読んでしまった。

 それでも、書いていることが正しければ良かったのだが、

 私は事実を完全に誤認して記してしまった。

 告白するのは、誠に恥ずかしいのが、正反対の内容とも言えた。

 私の先入観(偏見)と、デマを鵜呑みにしてしまったことが原因である。

 その事実誤認の数々については、ここに文章を再掲すれば、更なるデマを広げることになるので、記しません。

 殴られても文句を言えない状況だ。

 私が、文章で「殴って」しまったのだから。

 でも、その当人たちは、それぞれ、落ち着いて、状況を説明してくれた。

 私は、この人物たちを見誤っていた。

 話を聞くうちに、ただ、反省するしかなかった。

 私は、これは、無条件で謝るしかないなと思い、謝罪させて頂く。

 誠に申し訳ありませんでした。

 冗談のように思えるかも知れませんが、私は、ネット上で謝罪するときは、自分の一番恥ずかしい「ハゲ」を曝すことにしているので、深い反省の気持ちとともに、こうべを垂れて、「ハゲ」を曝したい。

     

 また、関係者の方、心から、申し訳ありませんでした。

 これからは、自分でちゃんと確認してから、文章を書いていきたいと思います。

   PS.他のエントリーの問題箇所も、順次、直していきます。

 それから、「アクセス解析」によって、ブログが職場に発覚後のアクセス数は分かるのですが、

 ここ数日、この更新には、40前後のアクセスがあります。

 これは、40人と言う意味ではありません。

 例えば、5人が8回クリックしていると思ってください(5×8=40)。

 それ程に、多くの職場の人が読んでいるわけではない事をお知らせしておきます。

 大変に申し訳ありませんでした。

                                                   (2011/10/08)
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[映画『ポケモン BW ビクティニと黒き英雄ゼクロム』を観た]

2011-07-20 22:25:17 | 物語の感想
☆正式タイトルは『劇場版ポケットモンスターベストウィッシュ ビクティニと黒き英雄ゼクロム』。

 多少のバージョン違いの二作を同時公開させると言うアイディアに酔った、内容的にはあたり障りのない内容になることが予想できた。

 しかし、甥っ子の誕生日プレゼントとしての所望だったので、見に行った。

 同時公開の『ビクティニと白き英雄 レシラム』が時間的には都合が良かったのだが、甥っ子が「どうしても『黒』!」と言うので、多少の時間をもてあましつつの鑑賞。

 結構面白かった。

 プロローグでは、大地の活力を失い、故郷を去った<大地の民>の人々を故郷に戻そうとする青年の姿が描かれる。

 私には、放射能騒動で住居を追われた福島の人々とダブるのだった。

 序章が終わると、主人公サトシら一行のいつもの旅が描かれる。

 サトシは、崖から落ちそうになった鹿のポケモンを助けるのだが、

 そこでの崖の高さの恐怖表現が、いつもの「ポケモン」での、「高い・危ない」と言う記号的なものじゃなく、ちょいと、こちらの肝を冷やすような高さの演出で、「おやっ、今回はいいぞ」と、見直し始めた。

 その難局を脱出したサトシは、崖下のほら穴から、舞台となる<大地の剣の城>の地下に入っていくのだが、展開がなかなかスピーディーで良い。

 剣の城の町では、ポケモンバトル大会が行なわれ、それはタイトルクレジットが流れる中で展開する。

 セリフはないのだが、試合の起伏は大いに伝わる。

 ビクティニと言う、小さな体に大きなパワーを持った、姿を現わさない、町の守護ポケモンがいるのだが、サトシに興味を持ち、サトシの回りを透明にうろつく。

 サトシの食べているマカロンを、透明なままでちょろまかし食うので、空中に、徐々に欠けていくマカロンが浮いており、それは作中で何度も繰り返されるが面白い映像だ。

 透明なビクティニを追うシーンでは、公園のシーソーがうまく演出に取り込まれていた。

 また、悪役然とした登場人物が現われないので、私は、いつもの「ポケモン」パターンが感じられず、先が見えず、夢中で見ているしかなくなった^^

 映画版では、いつも大局の中で傍観者になることが多かったサトシだが、今回は、単身(ピカチュウは一緒)、成層圏まで飛び出す大活躍する。

 悪役は、<大地の民が住まう国>を再興させようとする青年ドレッドだったのだ。

 ドレッドはビクティニを捕らえ、そのパワー増幅能力を酷使し、レシラムの武力で「理想」を遂行しようとする。

 サトシは、レシラムのライバルポケモン・ゼクロムの力を借り、それに対抗する。

 ドレッドは、自分のやっていることを悪だとは思っていない。

 しかし、大地の民が故郷を追われたのは、1000年前のことだった。

 1000年の間には、不本意さはあれど、そこに歴史も伝統も生まれる。

 が、「理想」に燃えているドレッドには、「故郷再興」こそが第一命題であり、強硬なやり方に躊躇がない。

 ドレッドは、<大地の剣の城>を浮遊させ、<大地の国>の龍脈(大地復活の要)に城の剣の楔を打ち込むつもりなのだった。

 ドレッドの、作品展開上の立ち位置が、子供向けにしては、非常に難解だった。

 確かに、「ちいさな犠牲はつきものだ」と、ビクティニを虐待しているドレッドは、子供の目には悪に見えるのだが、でも、彼の「理想」は必ずしも悪ではないのである。

 それは、プロローグからの展開を見れば、歴然である。

 う~む、なかなか深い。

   ◇

 さて、ポケモンアクションも良かった。

 序盤のポケモン大会での、レギュラーポケモンたちのバトルも、個性が出ていて良かったし、

 ビクティニの住処に集うポケモンたちも、色っぽい猫や、ツボミ状の赤ちゃんみたいのなど、良かった。

 何よりも良かったのだが、ゴーレムみたいなポケモンだ。

 最後の最後、ゼクロムvsレシラムの間にも、今川泰宏的な演出で割ってはいる大活躍だ。

 町長さんの「大塚署長」みたいな外見や、オートジャイロの活躍など、明らかに、最近の「鉄人28号」や「ジャイアントロボ」を演出した今川泰宏的である。

 また、クライマックスの、成層圏を浮遊する城の表現や、サトシの追い詰め方などは、「ヱヴァンゲリヲン」的である。

 いいことだと思う。

 それが作品の質をあげているのだから。

 今までの、到底かないっこないジブリのエピゴーネン的なエコ表現より数百倍はいい^^

                                                     (2011/07/20)
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[祝! 育鵬社、歴史公民教科書、採択決定第一号!!!]

2011-07-17 11:51:42 | 保守の一考
☆一昨日、速報が入りました^^

     《育鵬社の歴史教科書、大田原市教委が採択 (2011.7.15 20:30)》

 <栃木県大田原市教委は15日、教育委員会を開き、市立中9校で来春から4年間使用する歴史と公民の教科書について、「日本教育再生機構」のメンバーらが執筆した育鵬社の教科書を採択した。育鵬社教科書の採択は全国で初めて。
 市教委は平成17年に市区町村立中では全国で初めて扶桑社の教科書を採択。21年の教育委員会でも継続使用を決めている。
 教育委員会には委員6人が出席。「領土問題や拉致問題などが適切に掲載されている」「学習指導要領に沿っている」など育鵬社を推す声が多数を占めた。採択は委員長を除く5人で行われ、賛成4人、反対1人の賛成多数で育鵬社の教科書に決まった。
 新江侃教育長は採択理由について「歴史教科書は歴史人物の掲載が多く、コラムなどで生徒の関心をひく構成になっている。また公民も人権学習の内容が充実している」などと述べた。>

 日本教育再生機構の末端にいながら、私は、私レベルでは、今、何を為すべきか分からずに、この問題についてのエントリーが出来なかったのだけど、

 私ができることは福島に行っちゃうことだなと、見当違いで福島に行ったりしていた次第です^^

 採択は、然るべきシステムの中で、こうして粛々と行なわれ、先ず、採択第一号が決まりました。

 全て、私のおかげでもある^^;

 採択が、4vs1で決まったのも、イザヤ・ベンダサンの言うところの「全員一致の決議は無効」の指摘に照らし合わせても自然だ。

 さて、では、「全員一致」の不自然さで、これまで、教育界に独裁制を強いてきたサイドの全体主義者たちはどう言っているか?

 これは6年前の声名で、育鵬社版教科書の前進・扶桑社版教科書が、同じく大田原地区で採択された時のものである(当時は「新しい歴史教科書」メンバー執筆。今は、扶桑社・育鵬社を要するフジ・サンケイグループは「つくる会」と決別)。

 悪名高き、北朝鮮主義者の<子どもと教科書全国ネット21>のものだ。

 多くの悪意の欺瞞に彩られている文章だ。

 <栃木県大田原市教育委員会は、7月13日、2006年4月から市立中学校で使用する歴史と公民教科書に「つくる会」教科書(扶桑社版)の採択を決めた。
以下に述べるように、教科書として大きな問題があり、国の内外から批判されている教科書を、大田原市教育委員会が採択を決めたのは、教科書のためではなく政治的意図による暴挙であり、私たちは怒りを込めて抗議する。大田原市教育委員会は、この「つくる会」歴史・公民教科書(扶桑社版)の採択を直ちに撤回するよう強く要求する。
 さらに、1名の教育委員が海外出張中であり、13日の教育委員会には出席できないことが明らかになっていた。地元の市民たちが、文部科学省への届け時期には十分に時間があるので、帰国を待ってから教育委員会を開催するよう要請したことを無視し、このような子どもの教育にとってきわめて重要な教科書採択を、全員の教育委員がそろわない中であわてて決定したことも重大な問題である。
 「つくる会」歴史教科書は、歴史を歪曲し、日本の侵略戦争を正当化・美化し、日本の戦争によるアジアの人びとの被害についても、また、原爆の被害者数も書いていないことに現れているように日本人の被害もほとんど書いていない。戦争の悲惨な面が何も書かれていないかわりに、「国民はよく働き、よく戦った」などと戦争を賛美している。韓国や中国など近隣諸国を蔑視し、韓国に対する植民地支配を正当化している。民衆の視点はなく、国家と天皇を中心とした歴史である。歴史学研究者からは、検定合格後も多くの誤りや不適切な記述があり、教科書としての完成度が低いことが指摘されている。
 「つくる会」公民教科書は、大日本帝国憲法を賞賛し、日本国憲法の内容を歪め、「国民一人ひとりには主権はない」と強調し、憲法改悪を推進する、改悪を先取りした内容である。「平和主義」の項目では自衛隊を無条件で高く評価し、戦争を肯定する考えを押しつけようとしている。権利よりも義務を強調し、憲法9条と対立する「国防の義務」を強調している。男女平等や男女共同参画社会を敵視し、女性の社会進出を問題視する内容である。
 さらに、扶桑社は、文部科学省の何回もの指導を無視して、検定申請図書(白表紙本)を教科書選定関係者に配布するという悪質なルール違反を行っている。また、高橋史朗「つくる会」前副会長の埼玉県教育委員就任に当たって、教科書の監修者になっていないと公然とウソをついてきた。このように、ルール違反を重ね、ウソつきがつくった「つくる会」教科書は、内容以前の問題としても、中学生に使わせるのはふさわしくないことはいうまでもない。
 大田原市教育委員会が、あえてこの教科書を採択したことは、子どもと日本の将来に重大な問題を引き起こすことになる。日本国内はもちろん、アジア近隣諸国からも大きな批判がわきあがることは確実である。私たちは、大田原市教育委員会が直ちに採択を撤回し、5名の教育委員全員で採択をやり直すことを強く要求する。>

   >>国の内外から批判されている教科書

     そんな不特定多数からの批判はない。
     ただ、特定アジアと売国日本人の少数が連携しているだけである。

   >>1名の教育委員が海外出張中

     策略のように書かれているが、それは、あくまでも北朝鮮主義者の妄想である。
     また、その1名を北朝鮮主義者の数に入れてみても、採択は決まっていた。
     「全会一致」であるが、結果として、その不自然さの象徴である「欠席・棄権を認めない」事にはなっていない。

   >>戦争の悲惨な面が何も書かれていない

     けして、戦争の悲惨な面が記されていないわけではないが、
     これまでの悲惨一辺倒の教科書表現の中で、ちゃんと日本人の生き様を描いたことは素晴らしいことだ。
     具体的な個別批判がなく、レッテルの投げ付けばかりなんだよなぁ。

 なんちゅうか、ここまで読み解けば分かると思いますが、ほとんど、先ず、考えなしの決め付けがあって、それを土台にして理屈を広げているので、話が根本から通らない。

 「レッテル」貼りの数々については、ここでは説明しない(してられない)ので、読んでいる方が納得しようとしたフレーズ自体の全てが虚偽だと思っていい。

   >>「国民一人ひとりには主権はない」と強調

     これなんか、括弧でくくっていて、あたかも、教科書から抜き出したようだけど、そんな文章は全くない・・・!

   >>検定申請図書(白表紙本)を教科書選定関係者に配布するという悪質なルール違反

     これは、その白表紙本を窃盗した北朝鮮主義者が、不法複製し、世間に不法流通させていたので、
     それに対しての対抗措置として行なわれたに過ぎないんだよね。
     とかく、自分らの犯した行為を隠匿して、反作用を糾弾するのが北朝鮮主義者のやり口だ。

   >>大田原市教育委員会が、あえてこの教科書を採択したことは、子どもと日本の将来に重大な問題を引き起こすことになる。

     かような、北朝鮮主義者の妄想を聞き入れる理由がビタ一文感じられなかったが故に、
     大田原市教育委員会は、再び、採択を粛々と決定したわけだ。

   ◇

 育鵬社の歴史公民教科書が決まったら、逐一、報告するので待っていてね!^^

新しい日本の歴史―こんな教科書で学びたい
伊藤 隆,石井 昌浩,江澤 博水,大津寄 章三,飯嶋 治
育鵬社


新しいみんなの公民―こんな教科書で学びたい
クリエーター情報なし
扶桑社


                                                    (2011/07/17)
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[映画『コクリコ坂から』を観た]

2011-07-16 23:59:06 | 物語の感想
☆嗚呼! 非の打ちどころのない傑作でした。

 しっとりと感動しました。

 『もののけ』『千と千尋』の頃から、『ハウル』『ポニョ』と、面白いけど物語が破綻しまくっていた宮崎駿が、この作品では見事な伏線と収束に至る脚本を練り上げていた。

 『ゲド戦記』でケチのついた息子・吾朗監督を「何とかして一人立ちさせたい」の親心で、死に物狂いで「物語」を仕上げたのか。

   ◇

 ・・・なんか、全てが良かった。

 主人公は可愛いし、

 これは、吾朗監督の演出かもしれないが、わざとに、歩き方をコマ落としさせていて、動画的な、心地良きテンポを生んでいる。

 通学中のコクリコ坂の移動(自転車シーンもちろん含む)は、ちゃんとジブリ作品的な躍動感に溢れ、

 物語の大きな起伏…、取り壊しが決まっていて、有志が反対運動を起こしている学生会館<カルチェラタン>の内部では、その色彩豊かな雑多さや上下移動の妙、個性的な学生の群体の様などなど、まさに私たちがジブリ作品に求めてやまない要素を備えている。

 舞台となる60年代の前半…、思想もまた、カオス状態にあり、右翼左翼と区別できるものはなく、ただ、若い力が感じられた(主人公が好意を抱く少年は、伝統を守る「運動家」だ)。

 その中で、堂々たる、繊細たる「恋」が描かれる。

 主人公・海が好きになる俊は、少年らしい少年だ。

 お互いが、相手を意識し始める流れがゆっくりと秀逸だし、二人の間に壁が出来、海が不安に感じる気持ちは、こちらも心が苦しくなる。

 実に、「演技」が見事なのである。

 海だけでなく、俊も、他のキャラクターも総じて、ささやかな表情の変化で、難しい感情を表わしてくれる。

 そこで、海が「嫌いになったなら言って!」と直に問いかけるのも可愛いし(だって、告白さえしていない関係なんだぜ。そんなことを言うなんて、たまらなく可愛いじゃん^^)、

 少年らしい少年が、飾らずにすんなりと事実を告げるのもいい。

 まあ、エンディングで、二人の関係の「真実」は分かる^^

   ◇

 クライマックスの、<カルチェラタン>存続への、理事長来訪時の学生による歓迎…、そのシーンからの、幾つかの問題に決着をつけるエピソードの畳み掛けは、「宮崎脚本お見事!」と思った。

 「カリオストロの城」の終盤の盛り上がりに比せると思う。

 また、全てが判明した後のタグボート上の二人は、

 「ラピュタ」のエンディングで、ドーラ一味と別れ、二人きりで飛ぶパズーとシータみたいで、この二人は幸せになるんだろうな、と清々しくも、ちょいと寂しく思わせられるのでした。

   ◇

 さて、吾朗監督だ。

 明らかに、これまでのジブリの人物デザインよりも、「線が細く、流れるタッチ」なのは、素晴らしかった。

 しかし、おそらく、吾朗演出なのだろうが、やたらと家族のイメージショットが出てくるのは、物語の流れにそぐわなかったと思う。

 この作品に描かれた家族関係は、もっとダイレクトなもので、イメージ映像を加えられると、こっちのリズムがズレてしまう^^;

 でも、素直に生きたい、素直に人を愛したいと思わせられる、とてもいい作品だった^^

                                                       (2011/07/16)
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[映画『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』を観た(超短信)]

2011-07-15 23:59:42 | 物語の感想

☆見終えて、ドッと疲れた。

 これ、全編クライマックスなんだもン(←ルーナのような喋り方^^;)。

 手触りと言うか、見触りとしては、『イデオン 発動篇』みたいな感じだ(特に挙げないが、構成上、似た点は多々ある)。

 延々と、魔法使いたちの世界を二分する戦争、その局地戦が、ホグワーツ校を舞台に描かれる。

 戦いの中で、分霊箱の問題や、最強の杖の所有者、スネイプの人生など、段階を踏んで謎が明らかになっていくが、

 戦争自体は、小康状態がありつつも一本で繋がっているので、見ているこちらの同調感覚たるや、かなりのものである。

 今回は「2D版」を見たのだが、「3D版」であったなら、もっと疲労したのだろうな。

 最終章の核はスネイプ先生と思いきや、虚弱イメージのネビル・ロングボトムが心身ともに格別な成長(リーダー的存在)をしていることに感動した。

 まさか、ルーナを好きだったなんて!(原作でもそうだったかなぁ)

 年配の女性先生たち(マクゴナガル先生や、占い学の先生かな?)が、「母強し」の姿を見せてもくれた。

 回想のダンブルドア校長のクールさ(ハリーの取り扱いについて)は、欧米の合理的な思考を代表できるようで、ちょっと引く・・・。

 ・・・これから見る方は、「PART1」の復習を推奨します(DVD出てなくて、おさらい再映も終わっちゃったが・・・)。

 「PART1」の、これでもかの忍耐の時期があるので、この作品の激闘が活きてきます。

 もう1回、今度は「3D版」を観に行こうかな^^

   PS.19年後のみんな、リアル描写で、いまいち華がないよなぁ^^; 子供たちはメチャ可愛いけど^^

                                                   (2011/07/15)

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[与党民主党考・131 「言葉の無力。蟷螂の斧だが、書いてみるしかない」]

2011-07-15 19:38:32 | 保守の一考
☆菅である。

 今度は、「脱原発」発言を、政府見解ではないなどと逸らし始めた。

 うん、確かに、政府見解でもない。

 国会はおろか、閣内での議論さえされていない。

 しかし、総理大臣としての確固たる意見でもない。

 菅直人と言う<スキゾフレニア>のその場の思いつきを、政府の様式で発表したに過ぎない。

 それは、極限まで研ぎ澄まされた、民主主義にあっては「異常」なことだが(いや、独裁国家であろうとも、周囲の人間との打ち合わせは行なわれよう・・・)、

 それは、またも、ぺロッと覆された。

 極限まで研ぎ澄まされた「異常」は、ついに、その核の部分で爆発したかのような印象だ。

 これでも、世間様は、この屑に総理大臣を続けさせるのか・・・?

     《「首相の言い訳ありえない」自民政審会長(2011.7.15 16:42)》

 いや、ここでは、「脱原発」の流れそのものをとやかく言っているわけではないよ。

 あまりにも、あまりにも安直な考え方で、一億二千八百万人の心を捉えられると思っている「軽薄さ」に、呆れもなく、怒髪天もなく、言論の無力を思い知らされている・・・。

   ◇

 菅には妄想があった。

 
コワイ、コワイ、ホウシャノウ・・・、

 コンナニモ、オソロシイモノハ、コクミンノキラワレモノニチガイナイ・・・。

 ナンカ、ボタンノカケチガイデ、

 コクミンノシアワセヲ、ツネニカンガエツヅケテイルボクガ、コクミンニキラワレチャッテル。

 ナニカノマチガイダ。

 デモ、ホウシャノウガオソロシイノハホントウダ。

 オソロシイホウシャノウヲハイジョスルセンゲンヲスレバ、

 カンチガイデボクヲキラッテイルコクミンハ、ボクガスバラシイソウリデアルコトニキヅクハズダ。

 イッセキニチョウダ。

 サスガ、リョウマ(竜馬)ヲソンケイシテイル、ソン(孫)サンノアイディアダ。

 ウィットニトンデルヨネ。


   ◇

 国政を「アイディア」で勝負するような思考回路を持っている時点で、終わりなんだけどね。

   ◇

 さあ、「ハリー・ポッター 最終章」でも観に行ってきますかね!!!

                                                         (2011/07/15)
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[映画『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』を観た]

2011-07-14 22:47:28 | 物語の感想
☆なかなかいいじゃないですか!

 確かに、主演の前田敦子嬢は、気を抜くと「ダダ星人」顔になりますが、夏服のセーラー服が、清潔感たっぷりに似合っていて魅力的でした。

 何よりも、あくまでも「マネージャー」は「裏方」であることを作り手がちゃんと認識していて、思ったより、主人公・みなみが前面にしゃしゃり出てこないのが良かった。

 それは、おそらくドラッカーの教えの中にもあるのだろうが、「自分の専門に集中しろ!」を踏襲し、登場人物のそれぞれが、それぞれの役割に集中し、それぞれの役割で活躍するからだろう。

 野球それ自体においての個々のキャラクターの困難…、また、部活動と言う組織の中での個々のキャラクターの辛苦を、高校野球の流れの中でうまく伏線を張り、それを見事に回収していく様は、ややステロタイプのきらいもあるが、最近の作品では珍しく機能していたと言える。

 9人全ての個性を描くのではなく、思い切って、半分くらいのキャラ立てしかしなかったのは正解だと思う。

 原作ではP・F・ドラッカー個人についてはほとんど言及がなかったが、この作品では思い切って「幻想のドラッカー自身」を登場させてしまっているのが、みなみ視点の物語としては締まっていたと思う。

   ◇

 (以下、男だけ読め!)

 さて、もう一人のマネージャーの峯岸みなみだが、この子はAKBの映画で見知った子だが、まあ、丸くてタヌキみたいで可愛い^^

 でも、私は、この子そっくりのAVギャルを知っている。

 ・・・工藤綾美嬢

 この作品は違うけど、有名な緊縛師・明智伝鬼にブツブツ呟かれながら調教される話もあったなぁ。

 上記の作品は、アマゾンで買えるみたいよ(↓)。

インモラル天使 (30) 工藤綾美 [VHS]
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シネマジック


 そもそも、映画「もしドラ」では、峯岸みなみが、同じくAKBの主演・前田敦子を、自分の名前でもある主人公の役名「みなみ」で呼ばなくてはならないのが、色々考えると屈辱的で精神的SMと言えよう^^

 最後の、前田・峯岸の追いかけっこの「真摯さ」は特に良かったね♪

                                                   (2011/07/14)


PS. さあ、明日は『ハリー・ポッター』の最終章だ!!!
コメント (7)
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[近況報告 (76・なでしこJ/14歳の恋/R・プティ氏の死去)]

2011-07-13 23:31:05 | 保守の一考
☆残業後、ラジオを聞きながら帰宅。

 <ユニゾン・スクエア・ガーデン>と言うバンドの人たちがゲストに来て話していた。

Populus Populus
クリエーター情報なし
トイズファクトリー


 いや、このバンドのことは全く知らないのだけど、メンバーが面白い話をしていた。

 メンバーの一人が、明日の早朝、女子W杯の準決勝を控えている<なでしこジャパン>のボランチ・阪口夢穂さんを、昔から知っているそうで、彼女の話していたエピソードを語ってくれた。

 (要約)

 坂口さんが海外でサッカーをしていた頃、外人のコーチ陣たちに、漢字のタトゥーが流行ったのだそうだ。

 タトゥーと言っても、「♪鬼来ませ ♪鬼来ませ」ではない、イレズミのことである。

t.A.T.u.
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ユニバーサルミュージック


 で、コーチたちは、それぞれ、「侍」とか「友」とか、自分の格好いいと思う漢字を体に彫っていたそうだ。

 とある一人が、「俺、意味が分からないけど、格好いいから、この一文字にしたんだけど、意味を教えてくれるかい?」と坂口さんに聞いてきたのだそうだ。

 坂口さんは、そのタトゥーを覗き見る・・・、と、「姉」と書かれていたそうだ。

「これは、<お姉さん>と言う意味だよ・・・」と坂口さんが言うと、そのコーチは翌日から塞ぎ込んでしまったそうだ。

 ・・・ともあれ、<なでしこジャパン>! 頑張れ!!

   ◇

 また、他のメンバーは、「今、『14歳の恋(水谷フーカ)』と言うマンガに夢中なんだ。台詞回しが秀逸で、この作者は三年後には大人気になっていると思う。大人気になったら、三年前にこうして語っている俺も凄いって事になる・・・」とドヤ顔ならぬドヤ声^^;

 そうまで聞くと、私はいても立ってもいられなくなって、本屋に駆け込んで購入!

14歳の恋 1
水谷フーカ
白泉社


 でも、今日は、この『14歳の恋』を買ってきたのを忘れて、つい、ブックオフで買った『魔界都市ハンター』を読みふけってしまい、寝る時間になってしまったが、今、『14歳の恋』をパラパラと捲ってみたところ、なんか、私、リアル「キュン死」しそうな内容で、読むのが辛そうだ。

魔界都市ハンター (3) (秋田文庫)
菊地 秀行,細馬 信一
秋田書店

     …古臭さはあれど、現代のアクション物に通じる幾つもの要素が垣間見れる。

   ◇

 それから、3日前、周防正行監督の『ダンシング・チャップリン』を見て、フランスの巨匠振付家ローラン・プティについてちょっと知って、2日前の感想にもその名を書いたのだが、昨日の新聞朝刊で、その死去を知った。

     《世界的振付家、ローラン・プティ氏が死去(読売 2011/07/11)》

 画面からは、その子供っぽさが感じられたものだ。

 天国で若返って、自ら踊れる振り付け師となっていることを願います。

                                                    (2011/07/13)
コメント (2)
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