『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭

ジュリアナから墓場まで・・・。森羅万象を語るブログです。
ここでは、気軽に読めるエントリーを記していきます^^

[映画『劇場版 マジンガーZ / INFINITY』を観た]

2018-01-15 23:35:06 | 新・物語の感想
☆・・・う~む。
 私は幼少期をマジンガーZとウルトラマンで過ごしてきたので、かなりの期待を持って映画館に赴いた。
 数年前に、今川泰宏監督によって「鉄人28号」のリメイクが、レトロかつ重量感をもってなされていたが、
 今「マジンガーZ」は、続編であり、スピード感重視の作風で、いまいちノレない自分がいた。
 テレビ番組「マジンガーZ」と「グレートマジンガー」は併せて100話くらいあるのかな、それと同数の敵方ロボット〈機械獣〉が出てきて圧巻なのだが、再放送の少ない作品だが、私、子供の頃にかじりついて見ていたので、それぞれに微かな思い出が残っている。
 やっぱメジャーなガラダK7やダグラスM2には、それなりの見せ場があるのが嬉しい٩(๑❛ᴗ❛๑)۶

   …ネットで拾った写真^^;

 しかし、「目」のある巨大な敵っちゅうのは恐いね^^;
 とにかくスピーディーなので、DVDなどでスローで見回すのがいいんじゃないかと。
 マジンガーZの各種必殺技・個々の機械獣も、スロー再生ならば、その最新技術の映像を細部まで堪能できると思う。
 それから、この作品では、ドクターヘルによって、世界がまとまらない理由が語られるのだが、それは「多様性」だという・・・。
 とても納得できる主張である。
 仮に「世界平和」を指向しても、「多様性」がそれを阻むのだ。
 そして、もう一つ。
 ドクターヘルの言う「世界征服」の真の目的だ。
 それを知るためには、皆の衆、見なくては!!^^

                             (2018/01/15)
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[映画『ネイビーシールズ ナチスの金塊を奪還せよ!』を観た]

2018-01-15 19:26:35 | 新・物語の感想

☆・・・リュック・ベッソン印の作品。
 軍人チームを主役にしていて、大戦秘話を背景にしているのは、リュック・ベッソンにしては新鮮だ。
 しかし、最近の彼は、物語へのねちっこさが全くないね。
「ありゃ、もう終わりかよ」と言うサッパリ感。
 あと30分はアクションを盛り込んで欲しかった^_^;

                           (2018/01/15)

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[映画『伊藤くん A to E』を観た]

2018-01-14 23:23:49 | 新・物語の感想

☆・・・「痛い童貞男・伊藤くん」を巡るコメディかと思いきや、誰もが、その男の一部に、自分に似た部分を見る現代版『人間失格』!
 かと思いきや、その男に振り回される女A~Dの「一皮むけるに至る成長」と、プラス、その薄っぺらい、無責任故に「無敵」の男に、それでも自分の求める生き方を宣言する女Eの物語。
 いやはや、伊藤くんに対し、意見するのは時間がもったいないんだけどね。
 ただ、自分にも宣言していると言う意味があるんだと思う。
 余談だけど、私、ちゃんと見てないけど、このドラマ版をいちお録画しているなぁ。
 主人公のシナリオライターが、仕事場の風呂をガムテープで封印し、仕事に集中するシーンで思い出した!

                           (2018/01/14)

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[映画『未成年だけどコドモじゃない』を観た]

2018-01-11 18:05:30 | 新・物語の感想

「未成年だけどコドモじゃない」予告【12月23日公開】

☆・・・かなり面白かった!
 非現実な富豪の、世間知らずの娘は、白馬の王子との出会いを夢見ていて、さて、果たして、「白馬の王子」との出会い、高校生にして結婚を経はしたが、王子様・尚は、娘の家のお金が目的だった。
 尚はけして悪いやつではないが、親の残した莫大な借金を返すための婚姻で、娘に対し好意はない。
「お金が目的でなにが悪いの。私は彼の顔が好きなのよ」と、育ち故の天然で素直に他人に語る娘・香琳と、擬似結婚生活を続けていく中で、尚は、香琳の一途な想いに段々と惹かれていく。
 香琳を演じる平祐奈が、こりゃ可愛かったし、コメディエンヌを見事に演じていた。
 演出が良いのだろうけど、「間(ま)」も「表情」「発声」「動き」も笑った!
 まあ、演出家がいい仕事をしたのかね。
 メイクは、結婚した佐々木希的で、平祐奈の方が幼顔なので、より可愛い!
 ちなみに、共演の中島健人は斎藤工のヤング版みたいな容姿だ。
 どんな非現実な設定であっても、きめ細やかな情動を描いていくと、そこにはリアルが宿り、共感を得るに至るだろう。

                             (2018/01/11)

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[映画『リベンジgirl』を観た]

2018-01-10 18:10:49 | 新・物語の感想

映画『リベンジgirl』予告編

☆・・・才色兼備なれど、その高慢ちきな性格が痛い主人公が、政治家の御曹子に振られて、総理大臣になることでリベンジ、その過程で、自分を支えてくれた政治秘書と仲良くなっていくという物語。
 凄まじくご都合主義の展開。
 選挙活動をしていくのだが、まあ、これは「あえて」なのだろうけど、ひと言たりとも公約について語られることはない。
 ただ、主人公の私怨が、選挙活動していく中で公益へと繋がっていく流れは良かった。
 あとは、主人公を演じる桐谷美玲のファッションショーを楽しむ作品と言えよう。
 30回はお色直ししているんじゃないか?
 私は、どうも、桐谷美玲に魅力を感じないなぁ^_^;
 画面づくりがリアルで、恋愛至上展開に鼻白みつつも最後まで楽しんだ。
 しかし、斉藤由貴は使える役者だよね!

                             (2018/01/10)

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[映画『キングスマン:ゴールデン・サークル』を観た]

2018-01-07 08:46:27 | 新・物語の感想

映画「キングスマン:ゴールデン・サークル」予告B

☆・・・この二作目を見終えて、帰宅し、すぐにDVDで一作目も見直し、そのつながりを確認した。
 かなり、前作と密接につながっているのは、シリーズ通して楽しんで欲しい作り手の気持ちだろう^^
 前作でもあったシーンが何度も繰り返される。
 その頻度は、『007』シリーズへのオマージュと同じくらいの数だ^^
 前作に比べるとスケールはやや小さくなったような気もするが、アクションやギャグ要素が個々のキャラクターに顕著にされ、見ている私としては却って共感できた。
 雪山のケーブルカーが暴走するシーンがあるが、腹がヒヤヒヤしたよ。
 アクションのスリルを体感させる映像を作るって、凄いことなんだよね^^
 全編、エルトン・ジョン役が出ているのだが、「エルトン・ジョンにしては汚ぇオッサンだなぁ」などと思いつつ見ていたら、エンドロールを見ると、本人の名前のクレジット^^;
 同性愛の人って、ノリノリの自己表現が他者と著しく乖離しているからなぁ^^;
 ノリノリと言うと、悪役を演じたジュリアン・ムーア、最近、非常に作品に恵まれている女優だが、この作品の「屈託ない残酷」性は挑戦してみたい役だったんだろうなぁ^^;
 一緒に観た彼女が、「このシリーズは大量殺戮が好きだよね^^」と、私同様、苦笑いしまくりでした^^;;;
 まあ、今作は、大量殺戮よりも、人間ミンチと言う物理的にスケールの小さい狂気が際立っていたなぁ^^;;;

                             (2018/01/07)

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[ナカデミー賞 ’17 あたいの映画作品ベスト10]

2017-12-29 08:33:37 | 新・物語の感想

☆・・・私の選んだ今年の映画10本!
 映画好きのミドランさん、名前がナカムラなので、ナカデミー賞ですよ!!^^;
 今年 映画館で観た映画は92本でした。

 先ず、いわゆる「リバイバル」とは違う「名作上映」は外しました(良かったけど『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』 『アンダーグラウンド』など)。
 それから、今年の正月作品で、昨年末からの公開作品以外の、今年公開でない作品も外しました(『この世界の片隅で』など)。

 今年は名作揃いで、選ぶのが凄まじく大変でした・・・。
 以下を外さなくてはならなかった^^;;;
 『アイ・イン・ザ・スカイ』や『ドリーム』、『ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦』や『帝一の国』『SING』『キングコング: 髑髏島の巨神』『ワンダーウーマン』『アトミック・ブロンド』『フェリシーと夢のトゥシューズ』『心が叫びたがっているんだ(実写版)』『ハクソーリッジ』『ダンケルク』・・・。

 ほんじゃ、今年のナカデミー賞・ベスト10の発表じゃ!!

  1・『ブランカとギター弾き』・・・おとぎ話のような美少女の物語。多国籍映画だが、日本人が監督をしているのが誇らしい^^

   

  2・『パターソン』・・・ジム・ジャームッシュ監督健在!!

   

  3・『メッセージ』・・・世界的問題と個人の心の問題の詩的な融合。美少女も堪能^^

   

  4・『ブレードランナー2049』・・・世界的問題と個人の心の問題の幻想的な融合。3と4の監督は同じドゥニ・ヴィルヌーヴ。

   

  5・『ひるね姫 〜知らないワタシの物語〜』・・・詰め込めるテーマを全て詰め込みつつ、 それでも、物語として構築されていた。高畑充希の声は、心に残る。

   

  6・『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』・・・端正に造りこまれたストップモーションアニメを堪能できる。

   

  7・『汚れたミルク/あるセールスマンの告発』・・・美しい奥さんが主人公に言うのだ。「私や子供を言い訳に、信念に背くの?」

   

  8・『20センチュリー・ウーマン』・・・一人の女の生き様を描くことが、歴史を見つめなおすことに。

   

  9・『ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ』・・・「マクドナルド」と言う名前の語感が聞く者に与えるイメージが全てだった^^

   

  10・『新感染 ファイナル・エクスプレス』・・・ひたすらに面白かった。韓国は嫌いだが、素直に感動した^^

   

 では、良いお年を迎えつつ、来年も「物語」をエンジョイしましょう^^v

 (追記)やばい! 『パッセンジャー』を忘れてた!
  次点・・・大宇宙を舞台にした「家庭の事情」物語!^^;

   

                                      (2017/12/29)

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[映画『カンフーヨガ』を観た]

2017-12-26 11:58:47 | 新・物語の感想

☆・・・   「中国とインドの宥和は避けたい」の巻!
 …スッゲぇ楽しい映画だった!
 ジャッキー・チェン主演作品、ちょっとした、いい意味で「ヌルいインディ・ジョーンズ」というおもむき(^-^)
 アジア的なイケメンもたくさん出てくるけど、冒険の各地で、なんかこれでもかの美人が多数でてくるのが最高だった。
 個性は違うけど、揃いも揃って「黒髪ロングのナイスプロポーション」!
 中国からインドを舞台にしているのだが、後から、そのインド映画的なミュージカルシーンでは、女優陣のスレンダーな姿態がたまらなく映える!
 「ワンピース」のボア・ハンコックみたいで(ちゅうか、ワンピースのほうがそのラインの美しさを参考にしているのだが)、たまらない。

   

 ボア・ハンコックは、蛇の女王だが、美しく踊る女性のウエストのうねりは蛇に似ている。
 さて、世界制覇(と言えば格好良いが、実際は世界侵略)を党是としている中国共産党だが、立ちはだかる最大の大国はどこか?
 アメリカ? ロシア?
 違う、…インドである。
 理由は長くなるので詳しく書かないが、その人口の多さ・文化的な独自性において、敵となったら互いに殲滅戦になるだろう。
 かくして中国共産党は、お得意の、100年単位に渡る、政治的には超長期な宥和策に入るだろう。
 いや、入っただろう。
 今回の中国・インド合作映画も、そのささやかなる一端だと思うと、中国を「最大潜在永久敵国」と考える我が国・日本としては看過できない問題である。
 この作品が楽しかっただけに、根はとてつもなく深すぎる。

                             (2017/12/26)

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[映画『スター・ウォーズ 最後のジェダイ』を観た]

2017-12-15 13:28:07 | 新・物語の感想
☆・・・観てきました^^
 なまじっか『帝国の逆襲』が傑作だっただけに、『スターウォーズ(SW)』における三部作の2作目は傑作と言う印象が強い。
 が、新三部作の2作目『クローンの攻撃』は賛否両論。
 さて、最終三部作の2作目『最後のジェダイ』はどうだったでしょう?
 旧三部作原理主義の方は、どんな面白かろうが、条件反射的に批判するのだろうけど、私にとっては非常に面白かった!
 『SW』の三部作における2作目は「敗北」の物語である。
 3作目の勝利に向かって、共和国軍はひたすらに追い詰められるのである。
 今作においても、全編これ「敗走」の展開である。
 その中で、去年公開された番外編『ローグワン』で見られ、私が非常に感動した「自己犠牲」の姿が、今作では中盤までに2度繰り返される。
 欧米には、日本と異なり、「自己犠牲」の美徳はない。
 だから、かつて『アルマゲドン』でそれが示された時、日本人は感動した。
 中国マネーに牛耳られはじめているハリウッドだが、「ジダイの精神」は残っている。
 過去の『SW』シリーズでは、その要素は低い(オビワンの死はちょいと異なる)。
 が、ここ20年ほど、欧米の作品での「自己犠牲」の美徳が物語の肝となりつつある。
 しかし、『最後のジェダイ』では、「自己犠牲」が三度繰り返されようとした時、割って入る新しいテーマがあった。
 それは「愛するものを失なわせない」と言うものであった。
 その新テーマの提示は、自己犠牲をしようとした者を「自己犠牲」で助けた、その者の命をつなぎとめたことでわかる。
 そして、多くの命を散らすことになった共和国軍のリーダー・レイア姫は、生き続けている。
 「もう一つの希望」が今作で退場したゆえに、レイア姫は、次作でも生き続けることを祈る。
 この人物は、最後の最後まで「希望」を失わない。
 レイア姫演じるキャリー・フィッシャーは亡くなったけど、最新の技術を用い、レイア姫は、次作でも作品に君臨し続けなくてはならない。
 二作目では、主人公が片腕を失うのがお約束であったが、今作ではなかったね。
 でも、医療船が登場したり、裏切り者が登場したり、AT-ATも大挙として登場し、そこかしこに「お約束」が散見された。
 ほとんど、「世界観」を押し出すような町の描写はなかったが、例えば、ルークが隠遁していた島などは、ルークの生活を描写する中で、感嘆させられる。
 例えば、漁をするために長い銛を棒高跳びみたいに用い小島に渡り、その銛で魚を突いたり、デブったモンスターからミルクを絞り、ルークの世話をする異形の種族がいたり。
 島には、可愛い小動物もいて、なんか知らないがミレニアムファルコン号に居ついて、戦いの最中もずっと可愛い姿を見せていた。
 モンスターの使われ方が、シリアス展開の中でちょっとした清涼剤になりつつも、カジノ都市の競争モンスターや、『帝国の逆襲』とのお約束である「雪の星」めかした「塩の星」での氷キツネみたいに物語に深く絡んでくるのも、深い世界観の有機的な構築を成し遂げている。
 帝国軍(とは言わないのか、ファーストオーダー?)の最高指導者スノークの巨大な宇宙戦艦が、「ヱヴァンゲリオン」の庵野作品並みに大胆かつダイナミックに破壊されるシーンや、終局の、夕日の中でのルーク対カイロ・レンの戦いなど、名シーンがたくさんあるぞよ^^v

                           (2017/12/15)
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[昨夜、『マン・オブ・スティール』が放送されていたので、感想を再掲!!]

2017-12-10 08:22:43 | 新・物語の感想

 ☆・・・わたすのブログのアクセス数がやたらと上がったなと思っていたら、昨夜に放送された映画『マン・オブ・スティール』について調べた多くの人が、わたすのブログの中の『マン・オブ・スティール』の感想を読みに来たかららしい。
 では、その感想を、ここに公開しておく。

≪・・・☆面白かったし、王道の傑作でしょう。
 プロデューサーの関係で『ダークナイト』的なノワール感があるように語られていたが、そんなことはなかった。
 先ず、リブート物なので、その生い立ちから語られなくてはならず、それが「かったるい」のが予想されたのだが、話は、異常なハイテンション・ハイスピードで語られる。
 何故に、スーパーマンは地球に送られたのか?
 故郷のクリプトンの崩壊の様子…が、極上のアクション描写で進む。
 で、そのプロローグが終わり、地球でのスーパーマンの成長がゆっくりと描かれるのかと思いきや、早くも、スーパーマンは成長し、正体こそ隠すが、海底油田の火事場で「火事場の馬鹿力」で活躍する。
 で、即座に、自分の来歴がわかる、氷河に埋まる謎の宇宙船に至り、早々に自分の使命が判明^^
 そこでは、恋人ロイス・レインとも知り合う。
 見る者に「ダレ場」を作らない絶妙の展開。
 ある意味、そこに魅力を感じなければダレ場ばかりの「ダークナイト」シリーズとは根本的に異なる。
 かと言って、地球での幼少期が描かれないかと言えば、さにあらず、折々で、さりげなく、でも印象的に、そのスーパーマンとして「いつか認められる日が来るから今は耐えろ」と諭す育ての親との交流が示される。
 育ての親をケビン・コスナーが好演。
 彼が、スーパーマンの善良な性格を育んだ。
 そして、宇宙船では、残留思念としての生みの親(ラッセル・クロウ)が出現し、・・・つまり、物語は、スーパーマンと二人の父が並行して生きているかのような面白さがある。
 宇宙人としての過去・地球人としての過去が、現在と共存しているわけだ。
 作劇術として、時間の段階を経ない新しい表現方法だと思う。
 私は、生みの父(ジョー・エル)を「保守」・・・、育ての父(ジョナサン・ケント)を「真の左翼」・・・、そして、「右翼」としてゾッド将軍をカテゴライズすると面白いと思った。
 「真の左翼」と書いたのは、ジョナサン・ケントが、自分の正しいと考える主義のために命さえも惜しまないという真摯な生き方を見せてくれたからだ。
 さて、軍に投降したスーパーマンだが、そこでのストレス展開は描かれない。
 既に、クリプトン星の生き残り・ゾッド将軍たちが地球を襲っているからだ。
 ここからは、もう、超リアル「ドラゴンボール」バトルである(そもそも、サイヤ人は、「スーパーマン2 冒険篇」のクリプトン人のパクりだが)。
 奴らがバトると、そこは破壊が尽くされる。
 鮮明な画像の中で、惜しげもなくハイスピードで流れていく見せ場の数々・・・。
 後はDVDで堪能してくれとばかりに、無尽蔵のスペクタクルが展開される。
 凄かった。
 しかし、同時に、クライマックスでは、悪を殺さなくてはならなかったスーパーマンの嘆きが、凄まじく伝わっても来る。

   

「ああ、こいつ、ホント、いいやつだな」と思えるのだ。
 そのスーパーマンの優しさは、周囲の女たち(ロイス・レイン、生みの母親、育ての母親)が育んだのだろう。
 どんなに無敵の強さでも、好きな気持ち(愛)には支配されてしまう。
 だから、スーパーマンは、今後、ダークサイドに落ちないだろうし、落ちても、ロイス・レインによって復活させられるだろう。
 それから、私としては、この作品の中、アメリカ軍の将軍の部下や、デイリー・プラネット社の編集長の部下、それにゾッド将軍の副官に、妙に可愛い顔した女を据えているのが、妙に気になるんだよな・・・^^   
 ・・・ああ、数日前に『ガッチャマン』観ているんだけど、あまりの不出来に、感想を書くことがない・・・、批判も面倒だ・・・。
                                                 (2013/08/30)・・・≫

 私が四年前に書いている、「だから、スーパーマンは、今後、ダークサイドに落ちないだろうし、落ちても、ロイス・レインによって復活させられるだろう。」の言葉は、四年後の作品『ジャスティス・リーグ』の中で証明されている!!

                                 (2017/12/10)

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[映画『オリエント急行殺人事件(ケネス・ブラナー監督版)』を観た]

2017-12-09 08:11:43 | 新・物語の感想

☆・・・中学生時代、私はアガサ・クリスティの作品を読み漁っていた時期があった。
 私がゴシップ好きなのは、アガサ・クリスティ作品の影響が大で、そこから「世の理や理不尽」を見つけようとするのも女史の影響である。
 映像化では、アルバート・フィニーが名探偵ポアロを演じた「オリエント急行殺人事件」はかなり鮮明に覚えている。
 あれも良かったが、今回のも絢爛豪華で面白く、そして、まさかのホロリ泣き!^^;
 煙を黙々とあげながら、深い森や急峻な雪山を切りさいて進むオリエント急行のゴージャスさは素晴らしかった。
 これまでのアガサ・クリスティ作品へのかかわりが、あまりにも昔過ぎて、かえって、この今作には客観的に接することが出来た。
 だから、ポアロの性格の新解釈に、この熱さ・活躍もいいなぁ、と感じた。
 昔だったら、原作のポアロと違う! と文句付けたかもしれない^^;
 最近、監督としても俳優としても大活躍のケネス・ブラナーだが、私が意識し始めたのは「ヘンリー五世」の頃で、ずっと古典の俳優として見ていて、もはや古典とも言えるアガサ・クリスティ作品にはあっていた。
 物語の背景の事件が、リンドバーグの悲劇がモチーフであることも、大人になり過ぎた今の私ならば情報として得ている。
 あたかも、レオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」の風景の如く、横長のテーブルの片面に居並んで座った容疑者たちを前に、均衡・均整を是とするポアロが、身体的にも精神的にもバランスを崩しながら謎解きを語る場面には、背景の悲劇がもたらした犯人の苦悩を想い、泣けた。

                               (2017/12/09)

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[映画『鋼の錬金術師(実写版)』を観た]

2017-12-09 07:44:37 | 新・物語の感想

☆・・・面白かった!
 イタリアロケ、ヨーロッパの街並みの中で、日本人俳優のみで押し通し、最初は違和感があったけど、すぐに話に没頭できた。
 その、なかなかのオールスターキャストの俳優陣の頑張りが良かった。
 最初は、可愛い本田翼や、まだまだこんな役をやれるんだな的な妖艶な松雪泰子、ちょい役なれど凛々しい夏菜に魅かれていたが、ディーン藤岡や佐藤隆太・大泉洋をはじめとした男性陣の演技が物語に現実感を加えてくれていた。
 原作のトラウマエピソードである「シュータッカーの娘と犬の合成エピソード」も正面から描き、作品世界の非情さから逃げていなかった。
 錬金術や、そこから生み出されたモンスターたちの描写に、ややCGの平坦さが見られたが、原作を詰め込み過ぎないシナリオでありながら、作品を盛り上げる改変を行ってもおり、楽しめた^^

                             (2017/12/09)

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[映画『ブレードランナー 2049』を観た]

2017-12-05 09:54:25 | 新・物語の感想
☆・・・私は、人造人間が存在意義を求め続けるのが、この作品の第一命題と、なんとなく考えていたので、
 3時間近い大作ゆえに、予定が立たず、彼女と一緒に観ることはかなわず、先行して見ていた彼女に、私はふと「レプリカントに子供が出来たとか・・・?」と質問していた。
 果たして、そこが物語の肝であった。
 名作と呼ばれる『ブレードランナー』の続編のテーマを深化させていくと、そこに行きつく。
 また、もう一つ、自己同一性と言うか、「自分はなんなのか?」と言う問題がある。
 前作では、レイチェルは、自分が人造人間と知らずに生活していたのだが疑問を持ち始め、犯罪レプリカントを追う主人公のデッカードもまた、「レプリカントなのだろうか?」と言う、主人公及び見ている私たちをも含めた自問を余儀なくされることが物語の基底としてあった・・・。
 すると、それに対しての返歌が、逆パターンとして提示されていた。
 今回のブレードランナー”K”は、自分が人造人間であることを知っていて、分をわきまえていた。
 が、与えられた仕事を捜査していくうちに、自分が人間なのではないかと言う疑問が沸き起こってくるのだった。
 このテーマの逆転は、あたかも、手塚治虫が『バンパイア』の中で、狼に変身する人間の種族・バンパイアが描かれていた第一部に対し、
 第二部において、人間に変身できる動物・ウェコが提示されていたのと同根だ。
 「ブレードランナー」前作では、世を牛耳るタイレル社のリーダーがレプリカントに殺されることによって、あたかも、手塚が示した「バンパイア革命」みたいな世界変革が為されようとしたが、「ブレードランナー2049」では世界が脅かされることはない。
 タイレル社の継承社(者)・ウォレスは、世界を自由にし続けている。
 が、無生殖であるはずの人造人間・レプリカントに子供が出来たとなると、世界のアイデンティティは消し飛び、レプリカントの存在は確固たるものになるだろう。
 ・・・しかし、物語を終えると、少なくとも、ブレードランナー”K”の存在は、期待していただけに悲劇的な結末を迎える。
 凄い作品なのは、更に、また、異なったテーマを見せてくれてもいた。
 ある意味、寂しい男のダッチワイフ的な存在となるAI”ジョイ”の存在だ。
 この、ビジュアルだけの電脳美女(と言うか、美少女的な可愛さ)は、”K”の癒しであり、そして、恋人となる。
 数年前に流行したペットロボット”AIBO”は、製造会社ソニーがメンテを打ち切ったことにより、いまだに大事にしていた各家庭で故障した際に「苦しみ」続け、各家庭の家族は「悲しみ」に打ちひしがれているという。
 私も、そのニュースを知り、哀しくなった。
 日本は八百万の神の国で、モノにも神が宿り、当然に愛が宿る。
 だから、「肉体を持たない人間」であるAI”ジョイ”との恋愛も、私自身 あり得ると考えるし、物語ではそれは必然のこととなる。
 が、そのテーマは無惨に終わる。
 日本人から見ても端正な美少女である”ジョイ”、彼女は”K”を勇気づけてくれる。
    「あなたは特別な存在なのよ」
 だが、その、”K”が縋っていた言葉に現実は応えることはなく、また、”K”が縋っていた「縁(よすが)」としての個体”ジョイ”も、あっけなく「消去」される。
 「愛してる!」の言葉を残して。
 それはプログラミングなのか、愛なのか。
 愛とプログラミングの違いなどはどうでもいい、とはせずに、監督のドゥニ・ヴィルヌーヴは、あえて、非情に感じさせる展開にした。
 それは、デッカードを捕らえたウォレスが、死んだはずのレイチェルをデッカードに引き合わせ、デッカードが拒否した後に、無駄足と感じたウォレスがすぐにレイチェルを無惨に射殺するのでわかる。
 それは、ジョセフ・コシンスキー監督が『オブリビオン』で示した、亡くした男から、そのクローンの男への愛の移行があり得ることを示したことと相対する。
 私は、異なった「現実」の提示に興奮した。
 ・・・傑作であった。
 世界観も、製作費の低かった前作と比べるべくもなく、前作ともども幻想的かつ退廃と雑多に満ち溢れ素晴らしく、
 音楽も、「煽り」と「重圧」と「厳しい美しさ」に満ちていた。
 私は、前作に思い入れがなく、この長い作品も見なくても良いと思っていたのだが、・・・ふう、見て良かった・・・。

                                     (2017/12/05)
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[映画『探偵はBARにいる 3』を観た]

2017-12-02 09:24:52 | 新・物語の感想

12月1日(金)-映画の日ー公開映画『探偵はBARにいる3』 予告

☆・・・私は、ドラマなどでの演技はうまいと思うが、人気を得た「水曜どうでしょう」を見たことなくて、主人公の探偵役の大泉洋に思い入れがなく、
 また、相棒役の松田龍平は光浦靖子にしか見えなくて、
 更に、「1」「2」も映画館で観て来た訳だけど、なーんか、そのリアリティのなさに、見ていてもノレていない自分がいたのだが、
 まあ、シリーズを見続けてきたので惰性で観たら、今回はなかなか面白かった。
 やっぱ、見慣れたメンバーの活躍と言うのは心地良さがある。
 舞台が北海道限定と言うのが、ある意味、シチュエーションコメディ的な良さもある。
 ロケ地は北海道ばかりで、さびれた漁港を訪れた探偵が、ちおある定食屋を訪ね、そこの看板に「刺身定食670円」とか記されていて、その安さと、その量が想像されたりして面白い。
 峰不二子的なヒロインは北川景子で、世の女性の多くが北川景子に憧れているようだが、私は綺麗と思うも好みではなく、だが、彼女は綺麗だけでなく、演技もうまいので、引き込まれた。
 私は特に、北川景子の演じた女が、落ちぶれていて幽霊みたいに蒼白の表情、酔いつぶれてススキノの町で座り込んでいるようなときに、病的な美しさもあるなぁと思った。
 前作もそうだったが、クライマックスはイベント会場だった。
 さっき調べたら、この作品の作り手は、『相棒』のスタッフだそうだ。
 『相棒』の映画版は、いつもイベント会場を見せ場に持ってくるなぁ^^;

                             (2017/12/02)

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[映画『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』を観た]

2017-11-30 09:42:30 | 新・物語の感想

『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』本予告  11月18日(土)新宿バルト9ほか全国ロードショー

 

☆・・・この作品、少ない上映館で地味に公開されているけど、必見の傑作なので見てください。
 私、全く前情報がなく観ました。
 日本が舞台なので、日本の無名のクリエイターが低予算で作ったのかななどと思っていたら、見始めてすぐに、こりゃ、並の技術の産物ではないと分かる。
 ダークな雰囲気が全編を覆い、登場人物は陰があって不気味・・・、それが作品の味わい。
 ああ、これは記憶があるぞ!
 そうだ、『コララインとボタンの魔女』と手触りが似てる!
 「コラライン」は粘土アニメであった。
 粘土の造形を少しづつ変えて、一枚づつコマ撮りするという手間のかかるストップモーションアニメだ。
 『クボ 二本の弦の秘密』もそうだった。
 そのアニメ的な動きは、更に磨きがかかり、心地良さの極み!!
 それを彩るは軽快な三味線の音色!
 物語は、自分の出生の秘密を知った運命の子が、自分を隠し育ててくれた母親と死別し、宿敵を倒すべく三つの武具を探す旅を、知り合う仲間と続けていく・・・。

 手塚治虫は「アニメのだいご味は変身を描くこと」の趣旨を語っていた。
 「クボ」では、形を自由自在に変える折り紙をはじめ、多くの、モノの「変化」する楽しさを感じることが出来る。
 このような素晴らしい作品を日本を舞台に作ってくれた作り手に感謝!

 『ジャスティス・リーグ』に続いて、ビートルズのナンバーが使われていたのもいいね!^^

 余談だが、最近、メキシコを舞台にしたピクサーの新作『リメンバー・ミー』が、同じくメキシコを舞台にしていた、ギレルモ・デル・トロが監督した『ブック・オブ・ライフ』に酷使した内容なので、なーんか、洋画アニメに大きな不満を感じていたのだが、これで、少しは私の怒りが収まった^^;
 ただ、メキシコに対してのイメージが固定化されている結果なのかもしれない・・・。

                               (2017/11/30)

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