『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭

ジュリアナから墓場まで・・・。森羅万象を語るブログです。
ここでは、気軽に読めるエントリーを記していきます^^

[自民党の最近の活動(「自民党ネットサポーターズクラブ」のメルマガより)]

2012-07-31 23:59:49 | 保守の一考
☆この間、仕事を終えて、帰宅時にコンビニに寄ったら、夕刊紙(フジかゲンダイ)の見出しが、次の総選挙当選予測の数値で、

 詳しい数はおぼえていないが、「自民140議席、民主60議席」とか記されていた。

 この期に及んで、民主党にそれほどの議席をくれてやる日本国民も、悪い意味で、立派なもんである・・・。

 ・・・しかし、三年前に民主党に投票した奴らは、今、何を考えているのだろう。

 民主党政権を生んだ責任をどう考えているのか・・・?

 ネットで、こんな文章を見つけた。

 ≪・・・映画「ヒトラー最期の12日間」より:
 「ソ連軍に包囲される前にベルリン市民を脱出させるべき」
  という進言を退けたヒトラーは、平然と「国民の自業自得(自己責任)」だとうそぶく。
 「(ドイツ)国民が地獄を味わうのは当然の義務。
  われわれを(選挙で合法的に)選んだのは国民なのだから、最後まで付き合ってもらうさ」・・・≫


 民主党に投票した奴らが、民主党に最後までつきあうのも一興だ・・・。

   ◇

 私は、自民党を支持しているので、最後までつきあうし、その復活にもつきあうさ!

 私は、「J-NSC(自民党ネットサポーターズクラブ)に登録しているのだが、メルマガがきていたので、たまには転載する^^

   ◇

 ≪・・・-J-NSC事務局です。
 いよいよロンドンオリンピックが開幕しますね。
 日本代表選手のみなさんの活躍を応援します。
 日本国旗がロンドンで数多く掲揚されることを期待しています!

 さて、自民党は7月25日、原発事故に伴う農畜産物の風評被害対策について
 政府へ申入れを行いました。
 産地では、放射能検査の徹底や除染など、農畜産物の安全対策を講じると同時に
 風評被害払拭にむけ、マスコミや消費者に向け理解促進を懸命に行っています。
 しかし、消費者の信頼回復には未だ結びついていない現状です。
 また、損害賠償について原子力損害賠償紛争解決センター(ADR)に申し立てを行う場合、
 多大な手間と時間がかかるために、農家が泣き寝入りとなっている状況も多々見受けられます。
 
 自民党は、原発事故に伴う農畜産物の風評被害対策については
 国がさらに前面に立って、安全・安心対策を強化すべき、
 倍賞についても迅速にかつ十分な支払いが講じられるよう、政府に申入れを行いました。
     http://www.jimin.jp/policy/policy_topics/117818.html

 あわせて、同日、福島県選出国会議員が中心となって自民党本部玄関前で、
 桃、トウモロコシ、ミニトマトなどの福島産農産物を応援する直売会を開催しました。
 その様子は、自民党Facebookページの「アルバム」をご覧ください。
     http://www.facebook.com/jimin.official

 =======================================================
   今週のお知らせ
 =======================================================
 ●東京電力株式会社による電気料金値上げに関する要請について(7/18)
   http://www.jimin.jp/policy/policy_topics/117755.html
 ●岩国飛行場へのMV-22オスプレイ陸揚げに関する申し入れ(7/20)
   http://www.jimin.jp/policy/policy_topics/117775.html
 ●前原氏の自民党国土強靭化計画への批判について
 「自民党は黒いと決めつける卑劣な手法」と谷垣総裁(7/26)
   (動画)  http://www.youtube.com/watch?v=KLxnxrR8mdw
   (テキスト)http://www.jimin.jp/activity/press/president/117828.html
 ======================================================= ・・・≫

   ◇

 とにかく、民主党政権による「政治退潮」「政治壊滅状態」だけは、なんとかして終わらせなくてはならない!!!

 そして、存在だけで災厄の、鳩山や菅は、どこかの離島に永久幽閉しといて欲しい。

                                             (2012/07/31)
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[映画『ROAD TO NINJA -NARUTO THE MOVIE-』を観た(短信)]

2012-07-30 23:59:27 | 物語の感想
☆私は、今の少年ジャンプを牽引する2大長編バトルマンガとして、『ワンピース』よりも、こちらの『ナルト』のほうが、どちらかと言うと好きで、

 その理由としては、『ワンピース』が中篇エピソードの連なりであるのに対し、『ナルト』は、骨太の一本の物語で長大な作品が続いているので、作品に重みが感じられることと、

 バトルマンガとしての超能力(忍術)バトルの数々が「手に汗握る面白さ」と言うことがある。

 その面白さって、ジャンプ的な超能力バトルが乱立している現在のマンガ界にあって、非常に稀有なことだと思う。

 それと、感涙することはないが、心にしんみりと染み込む、分かり難いとも言える感動展開がある。

 今回の映画作品は、製作に原作者の岸本済史がかなり関与していると聞き、大きな期待を寄せていた。

 ・・・しかし、『ナルト』のアニメ作品にそれほど詳しくないせいか、マンガとは微妙に違うアニメの「ノリ」に私はいまいちついていけず、

 正直、詰め込みすぎのファンムービーとの印象を感じた。

 先ほども書いたが、『ナルト』は「一本の物語で長大な作品が続いている」ので、一種のオリジナル短編映画を作ることは難しく(また、作っても、充分に面白いとは言えない)、

 総じて、どうしても「番外編」的な作りをするしかない。

 今回も、簡単に言うと、ナルトと、ヒロインのサクラが、「パラレルワールド」的な世界に迷い込んでしまう物語。

 そもそも、この設定も、数作前の映画版であったような気がするが、そうするしかないのかな・・・。

 で、その世界では、元の世界でのメインキャラたちが、あり得ない様な性格の変わりようを示していて、また、ナルトの両親も健在なのだった。

 驚くのが、敵とのアクションがなく、この一味違った世界の生活が、上映時間の半分以上を費やされることだ。

 その同人誌的なノリに、私は、ちょっと驚いた。

 一本の映画作品としてのバランスが悪いと思った。

 シリーズで敵対してきた組織「暁」のメンバーの、意外な物語への復活も、一瞬は嬉しいのだが、それぞれの個性(性格・能力)を発揮できるような描写の丁寧さも無く、おざなり感が否めない。

 超能力バトルを丹念に描いて魅せる面白さがなかった。

 イタチが、やはり、少し「切れ者」に表現されているのは良かったかな^^

 パラレルワールドで再会できた、死別した両親との親子関係がテーマの一つで、

 数シーンで感動させられるのだが、それは、本編でも描かれているシーンで、この映画オリジナルの面でないのが残念だった。

 ・・・もし、私が「ナルト」の映画作品を作るとしたら、長大な原作の1バトルを、再構成し、新しい作画で上映時間中にネッチリと語りたいものだ。

 例えば、原作で7,8回に分けて続けられたと思う「飛段&角都」との戦いなんて、それだけを抜き出して、過去の因縁を作中にカットバックしていって、丹念に語っていけば傑作になると思うんだけどな・・・^^

                                               (2012/07/30)
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[映画『ダークナイト ライジング』を観た]

2012-07-27 23:59:25 | 物語の感想
☆観てきましたよ^^

 私は、クリストファー・ノーラン監督版『バットマン』シリーズに、「ノレない、ノレない」と言いつつも、

 その作品作りの、ノーラン監督なりの「文法」が分かってきていたので、今作はなかなか楽しめました^^

 ・・・感想は、ちょいと風呂に入ってから、お送りします^^;

   ◇

 ・・・シャワー、浴びてきました(湯船が空だった^^;)。

   ◇

 やはり、シリーズ物というのは、毎度のメンバーが出てくるので、その人生の経過が見られるのは非常に楽しい。

 バットマンは、「虚無」と「暴力の恐怖」の二重の精神的なドン底から這い上がる。

 悪(べイン)の栄えは、画面作りとして派手に大爆発をかますが、

 延々と続く鬱屈から解放されるバットマンの活躍は、クライマックスでやっとカタルシスを得る。

 ゴードン警部は、今回も、敵の作戦阻止の重要な箇所で頑張る。

 ・・・と作品を咀嚼していると、構造・状況が『バットマン ビギンズ』と同じことに気づく。

 敵も、詰まるところ「影の同盟」だし、意外な真犯人の登場もある。

 これって、つまり、「インディ・ジョーンズ」の一作目(「失われたアーク」)と三作目(「最後の聖戦」)の構造・状況が同じなのと似ている。

 なので、キャットウーマンや「バットマンのお馴染みの助手」が初登場してくるが、それは、あたかも、「インディ3」のインディ親父のような存在で、

 一作目の焼き回し(てゆーか、パターンの枯渇)がバレない様に配したキャラクターのように思えてしまう。

 また、それにより、「魔宮の伝説」と「ダークナイト」が、独立した物語であることが再認識されよう。

   ◇

 で、完結編たらしめる「バットマンの最後」だが、

 これ、欧米人には新鮮かもしれないが、日本のヒーロー物では繰り返されてきているものだ。

 パッと思い出してみても、「鉄腕アトム」を筆頭に「さらば宇宙戦艦ヤマト」「ジャイアントロボ」、比較的最近では『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』・・・、そうそう、『パタリロ』も一度はそれで最後を迎えたんだよね^^

 で、更にその後のエピローグだが、

 これもありきたりだが、暗い物語にあって、その明るい終幕は良かった。

   ◇

 また、私が繰り返し語っているが、このクリストファー・ノーラン監督の語り口の「下手さ」についてだ。

 今回も、3時間近い長尺の作品なのに、説明不足の箇所があまりにもあった。

 例えば、何の説明もない、いきなりのキャットウーマンの存在(その呼称さえもない。アン・ハサウェイはいい! ケツもいい!)、

   

 ウェインが幽閉されていた場所は、どうやらチベットのほうみたいだが、その場所と、アメリカはゴッサムシティとの距離感の無視、

 言ってったら切りがないのだが、ベインの個性の描写も、会社内の派閥の問題も、新エネルギーについても、なんかいつの間にやら何かが起こっている、と言うパターンが非常に多い。

 なんちゅうのかな、この作品は、暗い展開ではあるがエンターテイメントであるが故に、あまりにも、「後から腑に落ちる」と言う展開ばかりだと、

 エンターテイメントたらしめる「自然な段階説明」と言うものが欠落していることを示し、作り手が観客に楽しんでもらう意図さえも霧消することを意味してしまう。

 でも、前作の悪役であるジョーカーが持て囃されたのに対し、今回の悪役ベインについてだが、私は結構お気に入りではある。

 作中の都合2回の、バットマンvsベインの格闘戦は、私、その両者の強さの対比が面白くて、じっくり見てしまった^^

   
       最終的には「愛の人」、かな?

                                            (2012/07/27)
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[やっぱりバカを相手にする朝日新聞の反原発の煽り記事(ストロンチウム)]

2012-07-26 23:59:04 | 保守の一考
☆昨日の朝日新聞一面には驚いた。

 この記事だ。

   ≪福島原発事故由来のストロンチウム、10都県で初確認 (2012/07/24)≫

   

 <東京電力福島第一原発の事故後、大気中に放出された放射性ストロンチウム90が福島、宮城両県以外の10都県で確認された。文部科学省が24日発表した。茨城県では、2000年から事故前までの国内の最大値を20倍上回る1平方メートルあたり6ベクレルが検出された。これは大気圏内核実験が盛んだった1960年代に国内で観測された最大値の60分の1程度になる。
 原発事故が原因と確認されたのは岩手、秋田、山形、茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川の10都県。いずれも昨年3~4月に観測された。事故で放射性セシウムが広範囲に拡散したことから、ストロンチウム90についても拡散が予想されていたが、国の調査で、宮城、福島両県以外で原発事故によるストロンチウム90が確認されたのは初めて。
 文科省が発表したのは、1カ月間に屋外の容器に降下してたまったちりに含まれるストロンチウム90の量。2010年4月から11年12月にかけ、47都道府県の測定所で月ごとに調べた。
 1平方メートルあたりの降下量が最も多かったのは茨城県(測定所・ひたちなか市)で6.0ベクレル。群馬県(前橋市)の1.9ベクレル、山形県(山形市)の1.6ベクレルと続いた。10都県で原発から最も遠い神奈川県(茅ケ崎市)は0.47ベクレルだった。
 00年から原発事故までの最大値は06年2月に北海道で観測された0.30ベクレルで、茨城県の観測値はその20倍。10都県の値はいずれも0.30ベクレルを上回り、事故直後に観測されたため、原発から放出されたものと判断した。
 過去のストロンチウム90の観測値は、1963年の仙台市での358ベクレルが最高。核実験の実施回数が減り、その後は減少を続けたが、86年、旧ソ連のチェルノブイリ原発事故の影響で一時上昇し、秋田県で6.1ベクレルを観測した。今回の茨城県もほぼ同じ値で、健康への影響はほぼないと専門家はみている。
 文科省によると、宮城県は津波の影響で測定施設のデータが修復できず、福島県は施設が警戒区域内にあって分析環境が整わず、いずれも公表できなかった。ただ、福島県分は今後集計する。両県では、昨年6月の文科省の土壌調査で原発から放出されたストロンチウムが確認されている。
 文科省はこれまで、ストロンチウム90の降下量をほぼ1年遅れで発表しており、昨年3月の観測値は今年1~3月ごろに公表されるはずだった。公表が遅れた理由について、文科省の担当者は「事故の影響でセシウムやヨウ素など主要な核種の検査を優先したため、ストロンチウムの分析が遅れた」と説明している。(石塚広志) >

 この記事が1面にあることを、先ず、皆さん、想像して欲しい。

 そして、熟読してみましょう。

 内容は明らかに、

 「悲しい事故があり、その結果、通常ではあり得ない放射性物質が東日本を覆いました。でも、その数値では、ストロンチウムによる人体への影響は全くありませんよ。素晴らしい結果です」だ。

 そのように記せば、なんら問題のない記事である。

 そもそも、大気にストロンチウムが放出されていることは、既に誰もが知っていることである。

 今回は、文部科学省の公式の発表がされたに過ぎない。

 あたかもセンセーショナルに1面に載せる意味が分からない。

 ・・・いや、分かる。

 これは、朝日新聞による、「東スポ」なみの、悪質な「反原発 煽り記事」なのである。

 朝日新聞が求めているのは、見出しだけを読んで、10都県に、原発事故の影響によるストロンチウムの降下事実に「けしからん、政府・東電、けしからん!」と狂喜するヤカラどもを盛り上げることにあるのだ。

 あれだけの事故があった、にもかかわらず、「…大気圏内核実験が盛んだった1960年代に国内で観測された最大値の60分の1程度」で済んでいるのである。

 この素晴らしい事実こそを、普通の国民は喜ぶべきことだ。

 っちゅうか、これまで「国内で観測された最大値の60分の1程度」で済んでいることは、とても、ファンタスティックなことだ。

 これは、「調査」と「安全」の<報告>でしかない!

 だが、多くの「放射能ヒステリー」のお馬鹿さんどもにとっては、見出しの「原発事故によるストロンチウム」の存在こそが問題視すべきことらしい。

 内容を読んでも、「反原発」ありきのキチガイども相手なので、朝日側は、見出しだけでも掲げて貰えることを望むのだ。

 明日の、官邸前の「金曜キチガイ反原発低脳デモ」でも、「怖い怖いストロンチウム」シュプレヒコールが巻き上がるのかな。

 ましてや、同日、朝日新聞においては、1面から離れること38面に、このような記事を「保険」の如く載せてもいた。

   ≪健康・環境「影響まずない」 ストロンチウム 専門家見解 (2012/07/26)≫
             (ネットで記事がアップされていないので、
              写真を撮った。時間がなくて、書き起こせない^^;)
 
   

   (記事抜粋・・・発言者名省略)

   >>飛散量はごく微量で、多くの専門家は、健康や環境への影響はまずないとみている。

   >>最も高率の秋田県でみても、セシウムの625分の1

   >>「健康影響はセシウムに比べてきわめて少ないだろう。今後も、セシウムによる被曝線量しっかり把握していれば心配ない。食品についても、セシウムの基準が守られていれば問題ない」

   >>(60年代の大気圏核実験の影響で、)日本各地で1平方㍍あたり、数㌔ベクレルのストロンチウムが堆積されていると言う。
   ・・・「そこに一カ月で6ベクレルのストロンチウムが降り積もっても、大きな影響はないだろう」

   >>「ストロンチウムは分析法が難しく時間がかかる上、
    今回の降下量は微量のため、事故の影響を農作物で調べるのは難しい」

   >>「今回、計測された降下量は、すでに土壌内にあるストロンチウムの数%以下。
    健康への影響はほとんど無視できる」

 ・・・う~ん、朝日新聞、煽り記事を確たるものにするために、多くの識者にインタビューしていますが、その全てが、煽りを無効にする「無害!」の回答だったのですね。

 だから、1面に「煽り記事」を書いて、

 「一言アリバイ」として、38面に「安全宣言記事」をひっそりと載っけている訳です。

 ちゃんとしたマスメディアならば、38面のニュースこそを1面に載せて、日本国民に安心を与えるべきなのにね・・・。

                                             (2012/07/26)
コメント (4)
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[私の考える最悪の人間(『カーテン ポアロ 最後の事件』より)]

2012-07-26 22:19:40 | 保守の一考
☆以下の引用は、私が、直接的な対決をし難い「最悪の人間」について記すときに、必ず転載するものである。

 今回は、そこだけを抜き出して載せておく。

   ◇   ◇   ◇

 アガサ・クリスティと言ったら、ハリー・ポッターの作者と同じく、英国の超有名女流小説家である。

 その著作は、全世界で聖書に匹敵するほどの発行部数を誇っている。

 ミステリーの内容としては、現代の基準で見るとややシンプルであるが、昨今のミステリー小説のトリックの原初の姿がほとんど網羅されている。

 何よりも、女流作家らしく、登場人物の心の機微が丹念に描き込まれているので、今もなお読み継がれているのだろう。

 以下は、名探偵ポアロが語る、「最期の事件の犯人」である。

 当該書物を未読のミステリーファンは、この先を読まないで下さい!!!

   ◇   ◇

   アガサクリスティ著 『カーテン ポアロ 最後の事件』より

 ≪・・・しかるに、わが友よ、いずれの事件でも(あるいは、ほぼいずれの事件でも)犯行をなしえたのは被告だけであるという状況があった。

 逆に、もしそうだとすれば、Ⅹの存在をどう説明するのか?

 警察とか、刑事弁護士事務所とかにつながりのある人間を別にすれば、男女を問わず一人の人間が五つの殺人事件にかかわり合うこということはとうてい考えられない。

 そんなことはありえないのだよ!

 だれかが、「実は、私は五人の殺人犯をじかに知ってるんですよ」などと打ち明けることは、絶対にありえない!

 そうとも、わが友よ、そんなことはあるはずがない。

 そこで引き出される奇妙な結論は、これが触媒作用・・・、第三の物質が介在する場合にのみ二つの物質間に反応が起こり、しかもその第三の物質は明らかに反応に参加もしなければ変質もしないという現象・・・による事件だということだ。

 こういう局面に立ちいたった。

 つまりⅩがいたところで犯罪が起きた・・・だがⅩは実際の犯行に手をかしていない、というわけだ。

   (中略)

 さて、これならきみも気づいているだろう、ヘイスティングス。

 人はみな潜在的殺人者だ・・・どんな人間でも、ときおり殺してやりたいと思うことがある・・・殺してやるとは思わないまでもだ。

「あの女には殺してやりたいと思うほど腹が立ったよ!」とか、「Bのやつ、あんなことをぬかすなんて、殺してやりたいくらいだよ!」とか、「彼を殺してやりたいほど腹が立ったよ!」とか、きみだってそんな気持ちになったり、他人がそんな言葉を口にするのを聞いたりしたことが何度もあるだろう。

 これらはすべて文字通りの本音なのだ。

 その瞬間のきみの気持ちはたいそうはっきりしている。

 つまりきみはだれそれを殺したいのだ。

 しかしきみは殺さない。

 意志が願望に同意を与えなくてはならないからだ。

 幼い子供の場合は、このブレーキが完全には働かない。

 私の知っている子供で、自分の飼っている仔猫に腹を立てて、「おとなしくしないと頭を殴って殺しちゃうぞ」と言って、実際にその通りにした子がいる・・・ところが一瞬あとには仔猫がもう生き返らないことに気づいて愕然とした・・・その子は仔猫をとてもかわいがっていたからだ。

 こんなふうに、われわれはだれでも潜在的殺人者だということがわかったろう。

 そこでⅩのテクニックだが、それは殺人の欲望を唆すのではなく、だれでに持っている良心の抵抗力を押しつぶすという方法なのだ。

 これは長い間の修練によって完成されたテクニックだ。

 Ⅹは抵抗力の弱い部分に働きかけて、徐々に圧力を増加させてゆく言葉、言いまわし、さらには抑揚までも的確に知っていた!

 それは可能だった。

 そして相手がまるで知らないうちにそのテクニックが駆使された。

 催眠術とは違う・・・催眠術では成功しなかっただろう。

 もっと陰険で、危険なテクニックだ。

 破れ目をふさぐのではなく、一段とひろげるために人間の総力を結集するテクニックとでもいうか。

 それは人間の最良の部分を呼びおこして、最悪の部分と同盟を結ばせる。・・・≫


   ◇   ◇   ◇

 「灰色の脳細胞」ことエルキュール・ポアロは、この法が裁けぬ犯人「Ⅹ」を、自らの手によって葬ろうとするのだ・・・。

 殺人事件にこそ発展しなくても、

 あなたの生活半径の中にも「Ⅹ」のような人物がいて、

 人間関係の破壊に勤しんでいることでしょう・・・。

 ちょっと許しがたいですよね~^^;

カーテン(クリスティー文庫)
アガサ・クリスティー
早川書房


                                            (2012/07/26)
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[映画『おおかみこどもの雨と雪』を観た(短評)]

2012-07-25 23:59:25 | 物語の感想

☆凛とし、毅然ともしている一人の女性が、二人の「おおかみこども」を両腕に抱いているポスターが印象的な、期待の作品だった。

 テーマとしては、突き詰めると「シングルマザー」の物語なのだと思っていた。

 そして、どのような経緯かは知らないが、かようなオリジナル・テーマの作品が、こうまで堂々と公開されることに感心していた。

 その内容は、期待に違わない、丁寧に作られた作品であった。

 テーマは、更に 多くのものを内包していた。

 先ず、主人公・花の、夫となる「狼男」との出会いのロマンスが描かれる。

 プロローグに過ぎないのだが、段階を踏んだ恋愛描写に、私は胸をほろ苦くさせた。

 大学生活の中で、ただ、花が何かを想う・・・、そんな描写だけで、恋の芽生えを認識させてくれる演出には感動した。

 また、二人の子のシングルマザーになった花の、都会での生活の艱難の演出も、やはりうまい。

 二人の子供は、赤ちゃんから幼児、子供へと成長していき、これでもかと、とても可愛らしい^^

 子供のために、行き詰まりを見せていた都会での生活から、花は、家族で田舎の僻地へ移り住む決意をする。

   

 そこでの人間関係や農業への取り組み、山間部の大自然も、

 素朴な人々、リアルな状況描写とともに楽しめる。

 ・・・そして、二人の子供それぞれの、人間と狼のハーフとしての未来への選択がクライマックスとして描かれる。

 物語の折々の画の美しさ、キャラクターの無理のない立たせ方などに、各エピソードへの小テーマの導入などと、非常に唸らせられた。

 しかし、映画を見終えたら、不思議とあんまり記憶に残っているシーンがない。

 平均値は高いが、同監督の「サマー・ウォーズ」の、神懸りのように突出される、可能性の限りを突き詰めたクライマックスに比べると、

 やや、パンチに欠けた、ミディアムレアな作りの作品だったと思う。

                                              (2012/07/25)

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[ポロンちゃんに歴史あり(4/テリー一族)]

2012-07-24 23:29:32 | 赤ちゃん人形ポロンちゃん

☆・・・これまでの流れ・・・。

   [ポロンちゃんに歴史あり(1/葛飾生まれ)]

   [ポロンちゃんに歴史あり(2/仲間とは?)]

   [ポロンちゃんに歴史あり(3/さよなら、ポロンちゃん こんにちわ、テリーちゃん)]

 ・・・私には、どうも、ものごとを徹底的に追求する行動力がない。

 直感で得た核心に突き進む行動力はあるのだが・・・。

 非常に可愛くて、大事にしている赤ちゃん人形ポロンちゃんについても、

 可愛いと思うのならば、その来歴を調べて然るべきなのに、

 それをせずに、仲良く過ごしているだけだった。

 ポロンちゃんは天涯孤独で、特に、それを疑っていなかった・・・。

 そんな折、みゆさんから連絡があったのは既報だ。

 みゆさん宅には、ポロンちゃんの血族がいるとのこと。

 メールが送られてきた・・・。

   ◇

 ≪こんばんは。
  ブログにコメントさせて頂きました、みゆです。
  我が家のポロンちゃんの画像です。
  帽子をかぶっているのは姪っ子の家にいるポロンちゃんです。

  

  その他の2人は我が家におります。

     

  画質が悪くて申し訳ございません!

  ちなみにこちらがポロンちゃんの実家、制作会社のホームページです。
          http://www.hello-iwai.com/
  かつては岩井産業という社名でしたが、現在は株式会社いわいに変わりました。
  ポロンちゃんの首の後ろをご覧になってみてください。
  おそらく、IWAI JAPANという文字と会社のロゴが刻印されていると思います。
  ポロンちゃんを製作していたのは1970、80年代だと思われます。
  わたしが初めてポロンちゃんと出会ったのは1985年でした。

  テリーちゃんというのは製作会社の社長が命名したそうなのですが由来は不明です;^^
  うちのポロンちゃんはプチテリーという名前です。
  わたしが3歳のとき親戚の伯母がプレゼントしてくれたもので、
           手首にプチテリーと書いてあるタグがついていました。
  入っていた箱に”わたしテリーちゃん、なかよくしてね”と書いてあった記憶があります。
  蘭さんのお宅のポロンちゃんやうちのテリーちゃんのように、
  服装などを変えて何種類ものテリーちゃんが販売されていたようです。

     

  先日ヤフーオークションでおもちゃなどを見ていたら、テリーちゃんらしきお人形を発見しました。

   

  お洋服や体が蘭さんのポロンちゃんに似ていますよね。ヤフオクに出品されていたことが何だかショックでした;^^

  長々と失礼致しました!!
  ポロンちゃんについて、何かお役に立てましたら幸いです。≫

   ◇

 既に、これらの写真の多くは、掲載しておりましたが、

 こうしてメールに添付して送られてきたときのインパクトは大きかった・・・。

 私には「ジャストフィット」の可愛さのポロンちゃんでしたが、

 所詮は、「名も無き赤ちゃん人形」と思っていたのです。

 それが、実は、「テリーちゃん」として名高い、ロングセラーの人気者で、未だにポピュラーな存在であったことに驚いた。

 みゆさんと言う、私と同じく、ポロンちゃんに魅力を感じている人間の存在にも衝撃を受けた・・・。

     >>ポロンちゃんの首の後ろをご覧になってみてください。
     >>おそらく、IWAI JAPANという文字と会社のロゴが刻印されていると思います。

 私はすぐに、ポロンちゃんの首筋を見る。

 ポロンちゃんは、じたばたして逃げようとした。

 自分を知りたい…、でも知りたくない…。

 そのアンビバレントな思い…。

        「なにちゅんだ! やめろー!!」      

 ・・・あった! ポロンちゃんに、「IWAI JAPAN」の刻印が・・・!!

「う、嘘だ! あたちは、蘭ちゃんの唯一無二の存在なんだぁーッ!!!」

   PS.次回、新たなポロン&テリー写真続々!!!

                                            (続く 2012/07/25)

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[「日本教育再生機構」からの<シンポジウムin高崎>のお知らせ^^]

2012-07-24 22:08:53 | 保守の一考
☆なんと言いましょうか、大津の<いじめ自殺事件>は、とてつもなく腹立たしい背景を持った悲しい事件ですが、

 その中で、私が、感心と危険を感じたことに、

 学校側が行った「いじめアンケート」に、多くの中学二年生の生徒達が、正直に、いじめの実態を答えていたことだ。

 周囲を、信じられないような大人たちに囲まれつつ、その重要性の意識さえないのかも知れないが、おじさん(私)は、その勇気と純粋さに感動したよ^^

 もし、君たちに危険が迫れば、おじさんが、右翼さんに頼んで、大津に乗り込んであげるからね^^

 おじさんは、「福島第一原発」行きと言い、「死に場所」を求め続けて生きているので、

 糞ガキや糞ジジィどもに「ジョギリショック」を食らわしてやる!

     

 その代わり、君たちのクラスのナンバー1の短髪美少女を、一晩だけ、私に差し出・・・(以下ry

 ・・・さて、なんだかんだと、日本の中枢において、存在を確固たるものにしている組織<日本教育再生機構>が、9月にシンポジウムを行なうので、その宣伝をしておく!!

   ◇

 9月19日(水)群馬県高崎にて道徳シンポジウム開催!

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 第7版増刷となり、大好評をいただいている『13歳からの道徳教科書』ですが、

 その編集委員をつとめた貝塚茂樹氏(武蔵野大学教授)と八木秀次氏(高崎経済大学教授・日本教育再生機構理事長)によるシンポジウムが、群馬県高崎市にて開催されます。

 いじめ問題が世間を騒がせている今、あらためて道徳教育に注目が集まっています。

 ぜひ本シンポジウムにご参加いただき、一緒にこれからのあるべき道徳教育について、考えていただければと思います。

   ■シンポジウム

 「今、子供たちに伝える道徳とは
       ―『13歳からの道徳教科書』編集委員が語る―」

   ■開催主旨

 日本の歴史の中で、今ほど家族や社会との結びつきが希薄になった時代はないでしょう。
 それは戦後道徳教育の失敗に大きな原因があります。
 将来の日本と子供たちのために、今伝えるべき「道徳」とは何なのか。
 今年2月に発刊され、大反響を呼んでいる
 『13歳からの道徳教科書』(育鵬社)の編集委員である二人が語ります。

   ■講師

 貝塚茂樹氏(武蔵野大学教授)
 八木秀次氏(高崎経済大学教授・日本教育再生機構理事長)

   ■日時

 平成24年9月19日(水)
 午後6時半開演(開場6時、9時終了予定)

   ■参加費

     1,500円(会場で、お支払い下さい)

   ■会場

     高崎市総合福祉センター内 たまごホール
           (住所:群馬県高崎市末広町115−1 TEL :027−370−8822)
               http://takafukushi.ec-net.jp/access/index.html
                     ※アクセスは上記サイトをご覧ください。

   ■主催:一般財団法人日本教育再生機構
    後援:産経新聞社前橋支局

   ■お申し込み

 ご参加希望の方は、「道徳シンポ参加希望」と明記し、
 下記項目をご記入の上、このメール(office@kyoiku-saisei.jp)にご返信ください。
   ○郵便番号
   ○ご住所
   ○お名前
   ○お電話番号
   ○参加人数
   ○備考
   (複数人で参加される方は、代表者様のお名前と参加人数をご明記ください。)
 FAX・郵送をご利用の方は、下記へお送り下さい。
   【FAX】 03−3835−2436 
   【郵送】 〒110−0015
         東京都台東区上野1−17−1 大湖堂ビル4階
         日本教育再生機構 道徳シンポ係 

   【お問合せ電話番号】 03−3835−2435(電話受付時間・10:00〜19:00)

 ----------------------------------------------------------

   教育再生メールニュース
 ◇発行元   : 一般財団法人日本教育再生機構 事務局
 ◇ホームページ : http://www.kyoiku-saisei.jp/
 ◇サポーター登録申込: http://www.kyoiku-saisei.jp/support/support.html
 ◇ご意見、ご感想、ニュース申込: [mail] office@kyoiku-saisei.jp
   ※タイトルに「ニュース申込み」とご記入の上、送信下さい
 ★このメールニュースは転送歓迎です。
  教育再生の同志の皆さんに、ぜひおススメ下さい

 ――――――――――――――――――――――――――――

          一般財団法人日本教育再生機構
          〒110-0005 東京都台東区上野1-17-1 大湖堂ビル4階
          Tel : 03-3835-2435  Fax : 03-3835-2436

 ――――――――――――――――――――――――――――

13歳からの道徳教科書
道徳教育をすすめる有識者の会・編
扶桑社


   ◇

 私も、久し振りに行こうかね^^v

                                            (2012/07/24)
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[ノーラン監督版『バットマン』への違和感の帰結]

2012-07-23 06:13:19 | 保守の一考
☆多く人が絶賛していたクリストファー・ノーラン監督版『バットマン』シリーズだが、

 私は、大きな評価を受けていたシリーズ2作目『ダークナイト』にも、なにかノレない気持ちがあり、あまり楽しめなかった。

 最近、映画館で再映していたシリーズ1作目『バットマン:ライジング』を19日に見て、

 やっと、その理由が分かった。

   >> 「バットマン」と言うコミックヒーローを使って硬派なクライム(&サイコサスペンス)ストーリーを作っていることに、どうしても違和感が起こるらしい。

 私は、これでは、マンガと現実の境界線がなくなってしまっているじゃん! と思ったのだ。

 そしたら、案の定、こんな事件が起こった(事件が起こったのが先か、私の指摘が先かわからん)。

    ≪米銃乱射事件 容疑者は「ジョーカー」名乗る (産経 2012/07/21)≫

 <【ワシントン=犬塚陽介】米西部コロラド州デンバー郊外のオーロラで発生した銃乱射事件で、地元警察は20日午後に記者会見し、死者12人、負傷者59人に達したと発表した。米ABCテレビによると、銃乱射での死傷者計71人は米国で過去最多という。・・・>

 福島第一原発の事故では、現在、誰一人として死んでおらず、

 みんなが絶賛する映画作品では、これだけの人々が殺傷されてしまった・・・。

 まあ、それも、森羅万象の「表現」というものの宿命ですけどね。

                                           (2012/07/22)
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[映画『メリダとおそろしの森』を観た(短信)]

2012-07-22 23:05:31 | 物語の感想

☆・・・先ず、言っておくと、変なコメントが来ていたが、私は、面倒臭いので、読まずに消しましたから^^;(IP・IDなどで、変なヤツだと特定できている)

   ◇

 そもそも、今 私は、『マダガスカル3』のことしか考えていない・・・^^;

 ・・・さて、これはちょっと、感想に困る作品だった。

 きっちりと作られているのは分かるが、なんか、私が、ピクサー作品と言うか、アメリカ産のCGアニメに予想(期待か?)していたものと異なる手触りの作品であった。

 あちらのCGアニメ作品が、作品の内容的に過渡期を迎えたのではなかろうかと『カンフーパンダ2』(クリック!)の感想で書いたつもりだったが、

 この作品は、それを乗り越えようとしたのではないかと思える、先の読めないドラマ性であった。

 住んでいる町に何らかの災厄が起こり、それを解決するために、主人公のメリダが「おそろしの森」に旅立つ・・・、と言う、予告編で感じられた展開とは全く違った。

 あちらの作品は、アニメは、絶対的に子供対象とされており(大人はそれに惹きつけられる)、先ず、定番の展開の中、分かりやすいテーマを、独特の、アニメ的リアリティのある動きによって語ってくれる。

 だが、この作品、定番のようでいて、各所に変格があった。

 一番の違和感は、タイトルの「おそろしの森」の冒険の物語でなく、

 限りなく、主人公の王女の住むお城界隈で話が進む点だ(原題はどうなんだろ?)。

 なんちゅうか、外界との戦いの結果、テーマである「親の思う子の幸せ・子の思う自分の幸せ、の和合」を語るのではなく、

 あくまでも、お城内で、それが収束していく点がせせこましく感じた。

 そのテーマも、子供にはかなり難しくもあろう。

 正直、いつものピクサー作品としての面白さとは言い難い。

「どうしちゃったの・・・!?」と思った。

 だけども、ピクサーなりの、CGアニメの行き詰まりに対しての危機感を感じた結果の、新しい方向性の打ち出しとも思えた。

 大人アニメの先輩としての、ジブリ作品へのオマージュもそこかしこに感じられた。

 とっつき難い、今どき「萌え顔」でない主人公であるメリダの、最終的には、やっぱり魅力も感じられる表情や、そのカーリーヘアーの質感、

 魔法で熊に変えられた女王が、熊になっても、その挙動が女王にしか見えない演出など、

 さすがのピクサー品質なのだが、

 私は、この、現代アメリカ版「かぐや姫」に、途中で寝てもしまうのだった・・・^^;スマソ!

                                             (2012/07/22)

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[映画『リンカーン弁護士』『バットマン ビギンズ(再映)』を観た(眠いので寸評)]

2012-07-21 00:00:01 | 物語の感想

☆昨日、シリーズ完結篇の公開を控えているがゆえの特別上映で、

 シリーズ一作目の『バットマン ビギンズ』を、MOBIX昭島で観て、

 今日、先週末から公開の『リンカーン弁護士』を、同じくMOVIX昭島で観てきました^^

 主人公がそれぞれ、マシュー・マコノヒーとクリスチャン・ベールなのですが、なんか似ていた^^;

      

 で、似ているのは、それだけでなく、クライム&サイコサスペンスと言う点でも似ていた。

 そして、私が何故、クリストファー・ノーラン監督による「バットマン」が好みでないのかも分かった。

     

 「バットマン」と言うコミックヒーローを使って硬派なクライムストーリーを作っていることに、どうしても違和感が起こるらしい。

 私にとっての「バットマン」は、社会のはみ出し者のバットとキャットとペンギンらが、何かズレた、それぞれの正義で、街の人には無視されつつ戦い続けると言う構図がベストであった・・・。

 対して、変り種の弁護士であるが、ミック・ハラーと言う名の主人公の『リンカーン弁護士』は、非常に面白かった。

 リンカーンに乗って法廷を回る主人公がいて、そのポリシーは語られないのでよく分からないのだが、物語全編を通して見ると、確固たる「弁護士としての正義感」に溢れていて好感が持てた。

 途中から、サイコ野郎と対峙し、物語が破綻しだすかと思いきや、マンガ的なバトル展開を排し、あくまでも法廷で片をつける展開も良かった。

 物語の途中から、ハラーが、あまりにも「雁字搦めの危機」に陥るので、私は、「どうやって、この苦境を打開するんだよ・・・」とドキドキ最高潮!^^

 しかし、悪役となる、こんな大胆なサイコ野郎は珍しいな、怖かったよぉ^^;

                                             (2012/07/20)

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[キチガイババァの群れ(「私の思考回路」論)]

2012-07-20 23:23:08 | 保守の一考
☆コメントでKLYさんから、

「・・・それにしてもミド蘭さん、これだけ原発擁護で書くと相当変なの沸くんじゃないですか?(苦笑) 私も現状で原発は必要だと思ってますが、ツイッター等で言おうもんなら直ぐに反応来ます。何で今すぐ止めるかずっと続けるかの二者択一しかないんですかねぇ。」

 と頂き、ちょいと考えさせられたことを書きます。

 先ず、「原発ヒステリー諸氏たち」からのコメントについてですが、あんまりないんですよね^^;

 それは、私の語り口にあるのだと思います。

 私の、物事を見る視点は特殊で、

 何か事件が起こると、あまり詳しくは調べないで、でも、なるべく多くの選択肢(可能性)は手元に寄せます。

 それを「斜め読み」し、心の中に情報のモヤモヤを作っておきます。

 情報の「モヤモヤ」はいつしか、「何か」が突出してきます。

 また、「モヤモヤ」自体が、何らかの方向に向かうこともあります。

 それが、その事件の「特殊性」なんです。

 その「特殊性」から、その事件の「人格」を見出すと、自ずと、その事件の行く末が見えてくるって寸法です。

 そして、それを主張にしているのです。

 このブログ、妙に、予言めいた過去ログがあるのは、その方法論に一理があるからでしょう^^(もちろん、間違いもあります^^;)

 先ほど、「事件」に対し「人格」と書きましたが、それは「事件」の多くが人によって為されるという意味もあります^^

 このブログにおいては、反原発運動が、どんなに理屈をつけようと、その欺瞞を見透かします。

「理性を忘れた放射能ヒステリー」と「反体制思想の運動の帰結」と言う「人格」を見抜いた時点で、また、それを繰り返し語る当ブログには、

 あんましイチャモンは来ませんね。

 ・・・と書いてしまったばかりに炎上し、アクセス数が上がればいいのにな^^

 人間を人間たらしめる科学技術の発展のために、原子力研究は、これからも永遠に続けなくてはならず、また、原子力発電の火は、例え、ひとつの号炉であろうとも稼動し続けなくてはならない。

 だから、この記事などは、あまりにも是非なきセンチメンタリズムにあると思う。

   ≪佐野眞一氏 官邸デモの若者や母親の凄まじい切実さを感じる(2012.07.20)≫

 <・・・「原発再稼働反対!」――毎週金曜日の夜、東京・永田町の首相官邸前は、人で埋め尽くされている。ノンフィクション作家の佐野眞一氏は、ツイッターやフェイスブックを通じて集まった若者や子供を抱いた母親たちの声や表情に、「凄まじいまでの切実さ」を感じるという。そして、そこにこそ未来への希望があると指摘する。・・・>

 切実だろうが、真摯だろうが、行動の根本が間違っていれば、それは愚行と化す。

 この人たちは、科学的根拠のない「恐怖へのヒステリー」を基点として行動している。

 世の中には、「礼儀正しいレイプ魔」もいるだろうし、「宇宙からの電波を受けて、周囲を皆殺しにする敬虔な信仰者」もいる・・・、それと同じだ。

 ただただ、恐怖で煽られて、それを理性的な行動だと勘違いしている、このオバハン達には辟易する。

 さすがの私も、これは躊躇して言うのだが、

 今後も、福島第一原発事故の直接的な影響で死ぬ人間は「0」である。

 いや、建屋内の作業者は危険ですがね・・・。

   ◇

 で、このブログにくる「変なコメント」ですが、

 彼女と別れたことについて、気持ち悪いコメントを送ってきた奴がいました。

 おそらく、同じ会社の人物らしいのですが、内容は、「お前の元彼女は、こんなことをしていたぞ! ウキーッ、キーッ! お前は何にも知らないぞ! ウキーッ、キーッ!」と言う内容で、とてもとても、ここに載せて、懇切丁寧に、その間違いを指摘できる内容ではなかった。

 ただ、それをそのままにしておくと、その「異常者」が、私がショックを受けて黙っていると思ってしまうので、抽象的に答えておく。

 なんちゅうか、ダテに交際していないんですよ、やることはやっていて、二人の間では、ちゃんと隠し事のない会話が長々と為されているんです。

 精神的に不安定であった元彼女の行動は、誉められないものもあれど、全て、私が既知のことです。

 それもあり、と私は思っていました。

 ここには書けないけど、二人の間のことで、「異常者」さんの知らないことなんて、数え切れないほどあり過ぎる。

 「異常者」さんにおいては、断片的な情報を偉そうに語らないで欲しいし、

 このバカには、「時系列」で語るとか、人間関係の「作用」「反作用」の結果、とかの概念がないんだよね。

 「異常者」さんは、なーんか、私の、元カノとの関係についての変な噂を職場に流したがっているようだが、いやはや、私が、皆に迷惑が掛かるので伏せている話はいっぱいある。

 なめてもらっては困る。

 いや、舐めて!^^;

 なお、「伏せている話」は、職場の口の堅い方一人にだけ愚痴った。

 状況を説明する4つの情報があったのだが、その人は、その話を聞き、特に四つめの情報を聞くと、

「それで、全てに納得した!^^」と言ってくれました。

 なんか、私は、その人を見ると、「まいんちゃん」を思い出すんですよね^^;

     

   ◇

 ああ、まだまだ書かなくちゃならないことがあるのにィ・・・。

 <「私の思考回路」論>は、これからも続けます。

                                            (2012/07/20)
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[今回の「いじめ自殺」事件についての発言集(1)]

2012-07-19 23:25:27 | 保守の一考
☆・・・さて、無名な有名人として名高い私だが、直近では、「いじめ」について二つの再掲エントリーをしている。

 なんで、再掲かというと、過去において、「いじめ自殺事件」については、事件の当事者に感情移入しつつ、システムを俯瞰し、自分なりに一定の考えを出し尽くした気がしているし、私の家にはテレビがなく、また、いじめ事件のニュースを聞くのも不快なので、現在 話題になっているいじめ事件についてはそれほど詳しくない。

   [(再掲:日教組問題)自殺するくらいなら、そいつら殺しちまえ!! それが生存権!] (クリック!)

   [三重いじめ密室(再掲:[『いいかげんにしろ 日教組(松浦光修著)』を読む・④<密閉教室>])] (クリック!)

 ・・・で、まあ、読んでくれましたかな?

 さて、私はあまりネットサーフィンはしないのだが、産経新聞の阿比留瑠比記者のブログはよく見る。

 この方とは面識はなく、生で見たこともない。

 でも、なんか、そのブログは、ときおり閲覧してしまう。

 「いじめ」についての雑感エントリーがあった。

 この方、私のブログ、たまには見てくれてるのかな^^

     「いじめ」を受けた側は一生忘れないという現実について (2012/07/18)・・・クリック!

 ≪・・・大津市の件では、何より問題なのは学校と現場教師であり、事実上、学校と共犯関係にあった市教委であることは間違いありません。私がこのブログでしつこいぐらいに書いてきた山梨県の事例を引くまでもなく、教育委員会の事務局は教師の出向者の集まりであり、教育長の多くは教師の退職後の天下り先であり、今回の事例では詳しく把握していませんが、そうしたもたれ合い構造の背景には教職員組合の存在があります。
 しかし、きょうはあえて、そういうシステムよりも、今現在も好んでか周囲に巻き込まれてか「いじめ」を続けている児童・生徒に言いたいことがあります。今回の大津市の事例のように、刑事告訴にまで至ることは稀で滅多にないことでしょうが、そうはならなくとも問いたいのです。
 あなたは、今いじめている相手から、一生恨まれ、機会あれば復讐される覚悟があっていじめていますか。・・・≫

 ・・・しかし、子供って、ホント、(私の子供の頃含めて)先のこと考えていないんですよね。

 その場だけ、「いじめ」てスッキリするのが(それも異常だが)、「現実」のようです・・・。

 しかも、後からの後悔がない。

 こいつらで分かるよね・・・。

   <亀岡暴走初公判 少年、謝罪なし…裁判官に一礼も遺族には目を向けず (2012/07/19)>

 弁護士は、どーいう教育をしてるんだかな。

 ・・・また、阿比留記者ブログでは、こんな最新情報も!!

     日教組のドンがいじめ事件についてようやく発信しました (2012/07/19)

 ≪・・・記者 大津市のいじめ自殺事件への所見を

 (蘭注記:世にも、卑劣な悪相の)輿石(東)氏
 非常に残念なこと。だれが責任がある、ないなんて問題ではない。尊い人の命をなくしてしまう、自ら命を絶つ、そういうのは大変なことなんで。学校が悪い、先生が悪い、教育委員会が悪い、親が悪いと言ってる場合じゃないでしょう。みんなで、そういうことのないようにきちんとやっていく、ということだと思います。・・・≫

 もはや、輿石…、何を言ってるのか分からない・・・。

   ◇

 それから、阿比留記者ブログで、昨夕の「夕刊フジ」に、日本教育再生機構の八木秀次理事長の主張が載っていたとのこと。

 「夕刊フジ」ブログに飛ぶ。

 これは全文転載しちまえ!^^;

     【危機の正体】民主党政権の大罪…道徳教育といじめ自殺★5 (2012/07/15)

 ≪大津市の中学生いじめ自殺事件は、滋賀県警がやっと被害少年が在籍した中学校と大津市教委を家宅捜索した。自殺の練習をさせるなど、いじめは残酷を極めていたのに、学校も市教委も事態を放置してきた。市教委はいまだにいじめと自殺の因果関係を正面から認めようとしない。警察も遺族が3度も被害届を出しながら受理しなかった。マスコミや世論が騒ぎ始めて、やっと警察も重い腰を上げたのだ。2つの問題を指摘したい。
 1つは教育界の構造的問題だ。学校を所管するのは教育委員会。ここでは大津市教委となる。教委は「レーマン・コントロール」といって教育関係以外の者が委員となって高い見地、広い視野から教育行政をコントルールする仕組みだ。委員のうち教育長だけは常勤だが、他の委員は非常勤。会議のときだけ来る存在だ。
 結果、教育長をトップとする教委事務局が教委を仕切ることになる。事務局は現場の学校の先生の出向者が大半で、両者は表裏一体の関係にある。大津市の場合は教育長も校長経験者だ。教委が現場をかばうのも当然だ。
 市長はどうしているのか。教育長を含む教育委員は市長の任命だが、委員には任期があり、途中でクビにはされない。大津市の場合、教育委員は全員、前の市長に任命されている。教育行政の「政治的中立性」の名の下に市長が教委に口出しできない仕組みになっている。こうして教委が現場と一体となって聖域化する。偏向教育が横行し、いじめが隠蔽される理由だ。大阪府市の教育関連条例はここにメスを入れ、教育を住民の手に取り戻そうとしている。
 2つ目の問題は教育の内容についてだ。滋賀県は「人権教育」が盛んな地域として知られる。だが、人権教育が盛んな地域ほど子供たちは荒れている。
 人権教育は自身を「弱者」や「被害者」の立場に置いて「権利」を主張することを教えるからだ。内容はどうでもよく、「被害者」を自称すれば、どんな主張も成り立つと暗に教えるのだ。事件の加害少年と保護者も、自分たちは被害少年を自殺に追い込んだ“犯人”呼ばわりされている「被害者」と主張している。人権教育の見事な成果だ。
 必要なのは人権教育ではない。善悪の判断を教える「道徳教育」だ。だが、この中学でまともな道徳教育が行われた形跡はない。それどころか、道徳教育に反対する日教組を支持基盤とする民主党政権は道徳教育を学校から消そうとしている。大津市の事件は氷山の一角でしかない。=終わり≫

 まあ、なんだかんだ言って、八木理事長は、このブログをたまに見ていてくれているでしょう(エロいネタには怒りで歯軋りしていることでしょう・・・)。

 ・・・文中の「レーマン・コントロール」ですが、

 私、「レイマン・コントロール」として、2006/09/07にエントリーしています^^(クリック!)

 もっとも、この言葉は、松浦光修先生の著書で知ったのだが^^

 どうりで、「レイマン・・・」では検索できなかったわけだ^^;

   ◇

 この事件も、「いじめ」の裏返しで起きた、教師の悲劇だ。

   東京高裁、女性新人教師の自殺は公務災害と認める判決 (2012/07/19)

 ≪・・・着任後、4年生の学級担任を任された百合子さん。
 しかし、授業を妨害したり、言うことを聞かない児童が増え、クラスは学級崩壊状態になっていったという。
 百合子さんの日誌には、「いじわるをされているが、仕返しが怖くて何も言えない子。小学生で円形脱毛症になりかけている子。なぜこんなにも多くの問題が起こるのか?」、「自分の授業が下手だから。それはそうだけれど、教室内の重い空気に、何とも言えない息苦しさを感じる」などとつづられていた。
 周りの先輩教師にSOSを送っていたという百合子さん。
 しかし、ある教員からは、こんな言葉を突きつけられたとしている。
 百合子さんの日誌には「6月25日、ある先生が、わたしに『給料をもらってるんだろう、アルバイトじゃないんだぞ、ちゃんと働け』と言った。この部分だけ取り上げると、語弊を招くが、わたしの心に突き刺さった。わたしはこの3カ月、自分の最善を尽くしてきた」とつづられていた。・・・
 ・・・そして、うつ病を発症した百合子さんは、着任からわずか半年で、自ら命を絶った。・・・≫

 子供は、人間ではない。

 聞き分けのないときには、鉄拳制裁を含む強硬策さえ必要なときもある。

 だが、いじめられる生徒に逃げ場がないように、教師もまた、多くの規制の中で逃げ場がなくなっている。

 まあ、大学で教職を取っていたが、生徒と過ち(純愛だが)を犯すのが目に見えていたので先生になるのをやめた私がアドバイスできることはない・・・。

 でも、あんまし詳しくないのだが、こちらの組織の教師の技術向上システムは、少なくとも、「学級崩壊」には即効性があると思われます。

     TOSS(トス:Teacher's Organization of Skill Sharing(教育技術法則化運動)の略)

   ◇

   (おまけ)

 【産経抄】7月19日 (2012/07/19)

 ≪〈原発はむしろ被害者、ではないか小さな声で弁護してみた〉〈原子力は魔女ではないが彼女とは疲れる(運命とたたかふみたいに)〉。歌人の岡井隆さんが、「3・11」の後、原発事故について詠んだ作品だ。
 ▼岡井さんは、反原発を主張する東京新聞に「けさのことば」という連載を持つ。今年2月、その東京新聞のインタビューに、元医師でもある岡井さんは、「ぼくは原子力容認派」と答えていた。勇気ある発言に驚いたものだ。
 ▼「日本中の新聞で原発擁護を書いたのは岡井さん一人。袋だたきに遭いますよ」と周りから言われるそうだ。歌壇の大御所でさえ、このありさまである。まして、電力会社の社員に、発言の自由はないらしい。将来のエネルギー政策に関して、国民からの意見を聴取する会に、東北電力の幹部や中部電力の関係者が発言者として出席していたことに、批判が広がっている。
 ▼「個人的な意見として、原発をなくせば経済や消費が落ち込み、日本が衰退する」「(福島第1原発事故では)放射能の直接的な影響で亡くなった人は一人もいない」。小欄にはもっともな意見に聞こえるが、会場は騒然となり、テレビのコメンテーターは「信じられない」と罵(ののし)っていた。政府は今後、電力関係者を排除するという。
 ▼16日に東京都渋谷区の代々木公園で開かれた「さようなら原発10万人集会」は、主催者発表で約17万人、警視庁によれば約7万5千人と、大変なにぎわいだったらしい。作家の落合恵子さんは、「今日ここに来ているのが、国民であり市民」と言い切った。
 ▼「小さな声」でも、原発擁護を口にすれば国民とは認められない。そんな日が来るとしたら、放射能より恐ろしい。≫

 ・・・反原発の本拠地・東京新聞の中心で「愛(原発容認)」を叫ぶ岡井隆さん、かっちょいいです!!

 で、さて、私の一昨日の更新^^

     [累計300万アクセス突破記念! 近況・175/元民主党支持者→反原発へ](2012/07/17)(クリック!)

 ≪・・・暑い中、作業をしながら、思い出してイライラするのが、昨日か一昨日の代々木公園で行われた「反原発集会」だ。
 これ、主催者側は17万人とか言ってるが、実際は7万ちょいしか集まっていない。
 数年前の沖縄での反米軍基地集会と同じ「左翼水増し」だ。
 でも、まあ、7万ちょいでも凄い。
 これ、集会のメインにいるのは、いつもの共産党運動家の面々だ。
 そして、それに群がっている汚ねぇ顔した面々のほとんどが、
 民主党政権を支持し誕生させて、その失政の責任について、自らを反省することなく、その汚い思考回路を「反原発」にスライドしただけの奴らだ。
 ノイジーな「魔女狩りの群れ」である。
 「魔女狩り」であるが故に、反対意見を聞こうとはせずに、「言論封殺」を行う。
 原発推進派の意見を聞き議論をしようと言う気が、きゃつ等にはなく、「欠席裁判」で断罪をするのみである。
 そこには、科学的根拠は胡散霧消し、ただ、ヒステリックに、「危険とされる区域内からの避難期間」や「風評被害」を拡大させるだけである。
 「魔女狩りの群れ」に押され、原発再開を決断したはずの首相さえも、とんでもない指示をした。
 民主国家としてあっちゃいけないことだ。
 直接的に同級生を嬲り殺した大津のクソガキ三人にさえ、語る機会を与えるのが民主主義だぞ・・・。・・・≫

 ・・・文章が似てなくなくない~?^^;

                                             (2012/07/19)
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[累計300万アクセス突破記念! 近況・175/元民主党支持者→反原発へ]

2012-07-17 22:58:26 | 保守の一考
☆いつの間にやら、このブログのアクセス累計が300万を超えていた。

 でも、まあ、今までの「天才バカ板!」シリーズ(「初代」とか「元祖」とか「輝け!」とか、各種掲示板)を足せば、累計で1500万アクセスは優に行ってるので、それほど喜ぶことではない・・・。

 でも、gooブログでの、昨日の、この順位は凄い。

     557 位 / 1740131ブログ中

   ◇

 ・・・てゆーか、本日、梅雨明けて、猛暑日であった。

 私は、バイトで、聖蹟桜ヶ丘近くの一ノ宮界隈を、炎天下の中 歩き回った。

 汗ダラダラで、途中から朦朧となった。

 擦れ違った、知らないお兄さんが「顔、真っ赤ですけど、大丈夫ですか?」と声を掛けてくれたのには、その優しさに心が染みた。

「ありがとうございます^^ 水をガバガバ飲んでいるので大丈夫ですよ^^」

 いやはや、コンビニや自動販売機でジュースをどれだけ飲んだか分からない。

 飲んでも飲んでも、飲み足りない。

 泳いでいる鯉がうらやましくて、小川に飛び込みたくなった。

     

 お母さんに連れられて、幼女がニコニコと歩いていた。

 しかし、半刻も歩いていたら、幼女、倒れるだろう。

 幼女が私に笑いかけてきたので、私は、「帽子をかぶったほうがいいよ。暑くて倒れちゃうよ^^」と、そのお母さんに聞こえるように言った。

 そのお母さんが素直な方で、「はい、そうですね。そうします^^」と答えるのだった。

     

   ◇

 暑い中、作業をしながら、思い出してイライラするのが、昨日か一昨日の代々木公園で行われた「反原発集会」だ。

 これ、主催者側は17万人とか言ってるが、実際は7万ちょいしか集まっていない。

 数年前の沖縄での反米軍基地集会と同じ「左翼水増し」だ。

 でも、まあ、7万ちょいでも凄い。

 これ、集会のメインにいるのは、いつもの共産党運動家の面々だ。

 そして、それに群がっている汚ねぇ顔した面々のほとんどが、

 民主党政権を支持し誕生させて、その失政の責任について、自らを反省することなく、その汚い思考回路を「反原発」にスライドしただけの奴らだ。

 ノイジーな「魔女狩りの群れ」である。

 「魔女狩り」であるが故に、反対意見を聞こうとはせずに、「言論封殺」を行う。

 原発推進派の意見を聞き議論をしようと言う気が、きゃつ等にはなく、「欠席裁判」で断罪をするのみである。

 そこには、科学的根拠は胡散霧消し、ただ、ヒステリックに、「危険とされる区域内からの避難期間」や「風評被害」を拡大させるだけである。

 「魔女狩りの群れ」に押され、原発再開を決断したはずの首相さえも、とんでもない指示をした。

 民主国家としてあっちゃいけないことだ。

 直接的に同級生を嬲り殺した大津のクソガキ三人にさえ、語る機会を与えるのが民主主義だぞ・・・。

   ≪電力社員の意見表明認めず=「疑念生じさせるな」と首相指示―エネ政策の聴取会(2012/07/17)≫

 <政府が主催する将来のエネルギー政策に関する意見聴取会で電力会社社員が原発推進の意見を述べた問題で、政府は17日、電力会社や関連会社の社員による意見表明を認めない方針を決めた。野田佳彦首相が、首相官邸を訪ねた古川元久国家戦略担当相に「聴取会に対するいささかの疑念も生じさせてはいけない」と指示した。
 聴取会で意見表明する人は、申込者からコンピューターで抽選している。22日に札幌、大阪両市で開く次回聴取会からは、当選段階で確認し、電力会社などの社員の場合は参加を断る。参加を受け付けるホームページなどで、団体組織ではなく個人として意見を述べるよう要請する。
 また、枝野幸男経済産業相は18日、インターネットなどを通じたパブリックコメント(意見募集)への組織的対応を自粛するよう、電力各社を指導する。
 その一方で、聴取会で意見表明する人数を現在の1会場当たり9人から12人に増やす。政府は2030年の原発比率を0%、15%、20~25%とする三つの選択肢を示しているが、傍聴者に対するアンケート調査では、0%について意見表明を希望する回答が多い。このため札幌、大阪両市の聴取会では、増やす3人をすべて0%への意見表明に充てる。
 三つの選択肢以外について意見表明を望む声もあり、28日の富山市での聴取会以降は、そうした声に対応する枠も設ける。
 聴取会は来月4日まで全11市で開催予定。しかし、15日の仙台市で東北電力執行役員、16日の名古屋市では中部電力課長が原発推進の意見を表明し、批判が出ていた。[時事通信社] >

 なんちゅうか、「疑念」はこれによって、更に広がるぞ・・・。

   ◇

 では、今夜は寝ます。

 熱帯夜かも知れませんが、私、昼間で暑さに慣れたので、ゆっくり寝れると思いますよ^^

 マスでもかいて寝るか!^^

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 おやすみなさい^^

                                            (2012/07/17)
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[映画『ぱいかじ南海作戦』を観た]

2012-07-16 23:59:55 | 物語の感想
☆この映画ね、全くの予備知識なく、連れの所望で見たんだけど、

 公開されて三日目なのに、客がさ、私と連れの二人だけだったんだけどさ^^;

 それはもう、メチャ面白かったんだよ^^

 ・・・私も若い頃、世界(主に南方)を旅して回ったんだけど、

 危険もつきまとうけど、最終的には「ゆるさ」のある南の国のモラトリアムな生活での冒険を、

 この作品では、「大人のファンタジー」として、実に絶妙に描いていると思った。

 突然に会社が倒産し、同時に、妻との離婚を経た主人公・佐々木は、かくにも、都会の生活での疲弊を、とにも、南の国の生活で癒そうとする。

 荷物は、カメラマンとしての職であるからしてカメラが特徴的だが、他にはわずかなものだった。

 沖縄から更に飛んだ先の島(西表島?)・・・、その島をレンタカーで走ってみる。

 舗装した道路はすぐに「終点」に至るも、好奇心でその先に進むと、美しい浜辺が広がっていた。

 自由を満喫すべくマッパになり泳ごうとしたとき、変な汚い男たちが現われた。

 彼ら<4人組>は、この浜辺で生活しているホームレスたちで、佐々木は、その自由気ままな生活にすぐに魅了された。



 彼らに厄介になり、彼らから浜辺の生活術を聞き、順応していく矢先、彼らは、佐々木の荷物を持って、忽然と姿を消すのだ。

 わずかな荷物さえも失い、着の身着のままになった佐々木…、浜辺で途方にくれてふて寝していると、キャンプ道具を背負った若者が現われ、

 佐々木は、その若者・オッコチ(永山絢斗)に、浜辺の生活術を教えていくのだ・・・^^;

 こうして記していっても、なかなか伝わらないと思うが、すっとぼけた味わいのコメディなのである。

 今作で、なかなかの「男前」であることがよく分かった阿部サダヲが、モノローグを駆使し、微妙な感受性のズレ・サバイバル生活術への驚きを興味深く語ってくれて笑わせてくれる^^

 旅が好きな人にとっては「あるある」ネタとしても面白い^^

 浜辺生活者になって数日の男が、新入りに熟達者の如く語るのである。

 旅先ではよくあることだ^^;

 そこへ更に、二人の若い娘たちが現われる。

 それが、美し過ぎる佐々木希と、可愛い貫地谷しほりだっちゅうんだからたまらない。

 関西弁も可愛く似合っている^^

 この二人、キャンプ生活が長くなるのに、ずーっと清潔感を保っている。

 リアリティがないようでいて、女ってのは、かなりの極限状況においても、清潔感を保ち続けるものだ^^

 特に日本人の子は、カンボジアの奥地でも美しい。

 で、佐々木は、本当に夢みたいな生活を、南の浜辺で過ごしていく。



 だが、<4人組>との決着はつけなくてはならない!

 ・・・終盤では、佐々木の元奥さんのCMディレクターが、佐々木の南国の浜辺での生活を興味を持ち、撮影をしにくる展開となる。

 そこでは、シリアスな話だと、「この楽しい生活が脅かされる」などと思うのだが、この作品においては、面倒くさい葛藤はない。

 みんな、「それ面白そうだね^^」と話に乗るのだ。

 その、柔軟な「ノリ」ってのは、人生を楽しむ大事なことだ。

 だが、佐々木は、このエキサイティングでゆるい生活の継続・拡張も忘れておらず、ラストでは、ボロ筏で、更なる「南」を目指すのだった。

 ・・・う~ん、全編これ、笑えるシーンが目白押しなんだけど、その面白さは、言葉では伝えにくい「雰囲気」のものであることが、非常に口惜しい!

 個人的に気に入ったギャグは、

 ・・・<4人組>の襲撃に備え、三組の寝床を一つにまとめようとの話のときに、女の子の一人が、砂浜に石二つと枯れ葉を一箇所に置いて説明するとこ。

 オッコチはテントを持っており、女の子二人も二人用のテントを持っている。

 佐々木は<4人組>に身包みはがされているので、野宿だ^^;

 つまり、石二つはテントを表わし、枯れ葉は佐々木を表わす。

 作中では、なんら、それについての説明はないが、佐々木が、その枯葉を悲しそうに握り隠すのが、とても良かったなぁ^^

                                            (2012/07/16)
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