『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭

ジュリアナから墓場まで・・・。森羅万象を語るブログです。
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[映画『ポケットモンスターD・P ディアルガVSパルキアVSダークライ』を観た]

2007-07-16 09:18:50 | 物語の感想
▼昨日、いつもの姪っ子(12歳)とは違う姪っ子(6歳)を連れて、『劇場版ポケットモンスターD・P ディアルガVSパルキアVSダークライ』をMOVIX昭島に観に行く。

館内は異常に混んでいた。

こんなに混んでいるMOVIXは初めてだ。

『ハリー・ポッター』の新作と『アンパンマン』の新作と『ポケモン』の新作の、公開後の初めての日曜が重なったからだ。

私たちはネットで予約していたので、すんなりと館内の上々の座席へ^^

▼ポケモン映画十周年だそうで、大作である。

強大な力を持つポケモンが、三体も出てくる。

・・・ディアルガ、パルキア、ダークライ・・・。

それぞれが、時間・空間・夢を司る・・・。

私は、かつて、ファンタジー小説の構想なども練ったことがあり、
それは、三人の女王、それぞれが、時間・空間・心を司る異世界の物語であった。

だから、今回のポケモン映画との偶然に驚いた。

▼主人公サトシたちは、ポケモンコンテストに参加するために、アラモスタウンへやってきて、町の娘アリス(声・加藤ローサ)と出会う。

アリスの誘いで、その邸宅の庭で寛ぐサトシ一行と、それぞれのポケモンたち・・・。

しかし、その庭には邪悪なポケモン・ダークライの影が・・・。

その頃、亜空間では、「神」とも称される時間ポケモン・ディアルガと空間ポケモン・パルキアが永遠の戦いを繰り広げていた。

しかし、パルキアが負傷したことにより、空間に歪みが生じる。

その頃、アラモスタウンでは、ダークライが、「何か」を目的として暴れまわる。

ダークライの無類の強さは、コンテストに集った多くのポケモンの攻撃を寄せ付けない。

そこに、ディアルガとパルキアの戦いが次元の壁を突き破り現われる。

街は破壊され、大混乱が巻き起こる。

一体でも手を焼く超パワーのポケモンが三体もアラモスタウンに出現し、三つ巴で戦いを繰り広げるのだ。

一大スペクタクルである!

▼『ゴジラ 南海の大決闘』を見るようで、男の子の観客は大喜びだった。

しかし、女の子にとっては、バトル展開は、あまり心にグッとくるものではなかったようだ。

姪っ子・ピナちゃんも、子供ゆえに、落ち着きがなかった。

かつて、いつもの姪っ子・ミカンちゃんと、ポケモン映画第四作目の『セレビィ 時を越えた遭遇』を見たときは、そのファンタジー色の濃い内容に、二人して大泣きしたものだった。

その頃の、ミカンちゃんは5歳だったと思う。

それとなく、泣いたことについて問うたら、

  「何か、悲しくなってきちゃったの」

と、答えた^^

つくづく、私は、「教育」について考えさせられた・・・。

その感受性の育成について、だ・・・。

▼物語は、悪夢を司り忌み嫌われていたダークライが、かつて、傷ついたとき、アリスの邸宅の庭で、アリスの祖母(娘時代)に介抱されたときの思い出に端を発する。

「・・・オレは、ここにいて良いのか?」

「ええ^^ ここはみんなの庭だから^^」

・・・。

故に、ダークライは、二大ポケモンの襲来を予期し、街を動き回っていたのだ。

そして、二大ポケモンの出現!

このディアルガとパルキアには人格はない。

猛獣のような猛々しい巨大ポケモンである。

ダークライは、二者の戦いの狭間に身を置く。

強いと言っても、「神」と称される二大ポケモンの前にあっては、その力は微々たるもの。

街は、パルキアの負傷に伴い、その空間的存在を無くしはじめていた。

ダークライは、何度も倒される。

何度も倒されつつ、また、立ち上がる。

「この庭は、みんなのものだ!」

と、傷つきつつダークライが叫ぶ時(声・石坂浩二)、私はちょっと泣いた。

▼しかし、うまく物語に絡めているけれど、どうしても、映画版では、主人公達の存在意義が薄いんだよなあ。

映画版では、主人公たちの力の及ばないポケモンが現われるので、ポケモンマスターを目指す、つまり成長段階にあるサトシたちは、手に負えなくなって、傍観者にならざるを得ない。

今回の物語中盤でのサトシらの、主人公としての不在は、解せない思いを感じさせられた。

また、サトシらの敵役であるロケット団が、物語に全く関係なく存在しなくてはならないのも痛い。

「とりあえず出しとこう」って感じなのだ^^;

また、私は、ヒロインの、カスミの元気さと短髪と華奢な肢体とヘソ出しルックが好きだったのだが、
いつの間にやら、ヒロインがヒカリと言う娘に代わっていたのね・・・。

                              (2007/07/15)
コメント
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