『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭

ジュリアナから墓場まで・・・。森羅万象を語るブログです。
ここでは、気軽に読めるエントリーを記していきます^^

[本日の産経新聞の気になる一文(3・岡本行夫)]

2009-05-31 17:38:06 | 保守の一考
☆私は、鳩山由紀夫民主党代表の唱える政治テーマ<友愛>が気持ち悪くてしょうがない。

 それだったら、「正義」とか「真理」、「自由」「平等」「平和」のほうがよっぽどマシである。

 でも、そんな主張で、コロリと騙されてしまう若者もいるんだろうな。

 鳩山由紀夫には、是非、バグダッドや平壌に徒手空拳で乗り込み、薄ら笑いで「愛」を唱えて欲しい^^;

 そう、世界の中心で愛を叫んで欲しい。

 即殺されるでしょう。

 ・・・実は私、鳩山由紀夫と一緒の写真に納まったことがある^^;

 部屋の中で行方不明なのだが、見つかったら、すぐにアップさせていただく。

 別にそれを恥とは思っていない。

 有名人と写真に写れて良かったなと思っている^^;

   ◇

 ・・・さて、本日の産経一面で、元小泉首相のブレイン・岡本行夫が言っている。

 《・・・鳩山さんの政策の中心は「友愛」。広辞苑には「兄弟の間の情愛、友人に対する親愛の情」とある。しかし、国外に対しても「友愛外交の推進」とはいかがなものか。・・・》

 いや、文法的には、尤もな文章の出だしであり、この後に、岡本氏は、具体的な政治状況の中での民主党首脳の主張の欠陥を語っていく。

 しかし、・・・この岡本行夫には、上記のようなことを書く資格はない、と私は思っている。

 二年前の、以下のエントリーを読んで欲しい。

 岡本行夫、とんでもないことを書いていたのだ。

     ◇     ◇

 [始発電車の中で腹が立った・・・(本日の『正論』欄・岡本行夫)] (2007/07/23 20:20)

▼私は、いつも、始発電車で職場に向かう。

 静かな車内で産経を読み、

 必ず前に座る、たわわに実った巨乳の女性の胸をチラチラ見ながら時を過ごす^^

▼しかし、本日の産経「正論」欄を読んだら、イライラさせられた。

 岡本行夫の筆であった・・・。

 《 ■歴史をどんな主観で語るかが焦点に
   ≪慰安婦問題の争点は何か≫
 故堀米庸三東京大学名誉教授は、歴史というものはばらばらの事実を年代順に並べることではなく、現在の人間が主観的な契機をもって過去の史料を取捨選択するものであると40年も前に説かれていた。歴史というものは主観の産物になる宿命にある。例えば慰安婦問題について何万人もの慰安婦の事例すべてを検証することは不可能である。だからそれを一般化して語る時には、解釈者の主観が問われてしまう。慰安婦の境遇に同情しているのか、それとも何万人かの慰安婦は全員が自由意思、つまり金銭目当てだったと言っているのかと。
 慰安婦問題について米下院で審議されている対日謝罪要求決議案。4月末に安倍首相が訪米した際の謝罪姿勢によって事態は沈静化し、決議案成立はおぼつかない状況になっていた。しかし日本人有志が事実関係について反論する全面広告をワシントン・ポスト紙に出した途端、決議案採択の機運が燃えあがり、39対2という大差で外交委員会で可決され、下院本会議での成立も確実な状況になった。正しい意見の広告だったはずなのに何故なのか。それは、この決議案に関しては、すでに事実関係が争点ではなくなっているからである。過去の事象をどのような主観をもって日本人が提示しようとしているかに焦点があたっているからである。
   ≪沖縄の歴史の大局的流れ≫
 沖縄の教科書検定問題も似たところがある。軍の集団自決命令はあったのか。現代史について優れた業績を残されている秦郁彦氏が、軍による自決命令はなかった、情緒過剰の報道は慎めと本欄で説かれた主旨に異論はない。
 しかし、一方で、沖縄が本土防衛のために「全島要塞(ようさい)化」されて凄惨(せいさん)きわまりない状況に置かれ、住民の死傷者が戦闘員を上回った歴史は存在する。私は60回を超えた沖縄行きを通じて戦時中の話を聞く機会も多かった。住民たちが日本軍に殺された話も、沖縄の至るところに残っている。残念ながら自衛隊員に対する反感が沖縄県民のあいだに今も根強いのは、そうした背景のためである。
 誰の命令か発意かは別にして、痛ましい集団自決があったのも渡嘉敷、慶良間だけではない。たとえば、戦争中に特に激しい米軍の攻撃を受けた伊江島では、島に残った住民3000人の半数が死んだ。軍によって米軍への投降を厳しく戒められていた島民たちの中には、絶望的な状況下で手榴弾(しゅりゅうだん)や爆雷を囲んで集団自決していった人々も少なくない。
 沖縄の悲劇は、戦時中の被害ばかりではなく、戦後も同県が不公平な立場に置かれてきたことにある。本土が高度成長していた時代に沖縄は占領下で閉塞(へいそく)状況におかれ、1972年の本土復帰後も米軍基地の重圧にあえいできた。面積にして米軍基地の75%が、日本全体の0・6%の面積しかない沖縄にいまなお集中している。日本政府が、本土にある米軍基地の過半をアメリカから返還させたのに、沖縄の米軍基地には手をつけなかったためである。重要なのは、こうした大局的な歴史の流れである。
   ≪事実関係が問題ではない≫
 そもそも、私にも「軍命令による集団自決」は、教科書にわざわざ書くほどの事象だったのかという疑念はある。しかし、既に書かれていた教科書の記述を、論争のある時に修正することは、「軍の関与はなかった」とする史観を新たに採択した意味を持つ。否定できない犠牲の歴史が沖縄にある時に、修正しなければならないほど重大な過誤が従来の記述にあったのか。歴史とは事実の羅列ではない。それを通じて生まれてくる主観である。
 原爆投下の歴史的意義を個人がどう判断しようと思想の自由である。しかし公的立場の防衛相がこれを「しようがない」と述べることは、日本政府の基本政策に背馳(はいち)するばかりでなく、今も苦しむ原爆被災者の感情から、許されることではなかった。
 今年は憂鬱(ゆううつ)な年である。秋以降には米国で製作された映画「南京」が劇場公開され、さらにインターネットで世界中に配信される。アメリカの民間人が南京市民を日本軍の暴虐から救う「英雄物語」だが、観客の反応は目に見える。南京事件の実態については、犠牲者を数万人とみる秦氏の著作が最も客観性があるように思われるが、それとて、もはや数字の問題ではなくなってきている。日本人からの反論は当然あるが、歴史をどのような主観をもって語っていると他人にとられるか、これが問題の核心であることに留意しなければならない。(おかもと ゆきお=元沖縄担当首相補佐官)》

▽何たる暴論だろうか・・・。

 これは、つまり、

      【事なかれ主義、もしくは、関係のパワーバランスの前にあっては、
                               ことの是非などは関係ない】

 ということだ。

 つまり、映画『それでも僕はやってない』を思い出して言えば、

      【冤罪を主張し、裁判における長い長い時間の浪費をするよりも、
        痴漢を認めて、謝って、些少の示談金を払ってさっさと終わった方が良い】

 という事を言ってるのだ。

 恐ろしきは、冒頭の

 《故堀米庸三東京大学名誉教授は、歴史というものはばらばらの事実を年代順に並べることではなく、現在の人間が主観的な契機をもって過去の史料を取捨選択するものであると40年も前に説かれていた》

 と言う一説だ。

 私は、堀米庸三教授は知らないが、この人は、上記引用の要旨を、「正しい道理」として言っているのだろうか?

 私のイメージとしては、「残念ながら」とは言わないまでも、「現実にはそういうものだ」として語ったのだと思うのだ。

 何故なら、それは、間違いだからだ。

 岡本行夫は、それを「正しき理屈」「利用すべき主張」として「正論」全篇を書いている。

 ・・・いや、先ず、皆さん、岡本行夫の「正論」全篇を読んでみてくれ。

 ・・・おかしいだろう?

 事実と言うものが、こんなにも蔑ろにされている文章も少ない・・・。

 「南京大虐殺」も「従軍慰安婦」も「沖縄の軍命令による集団自決」も、現在事実であったと主張するけたたましいヤカラがいる限りにおいては、存在するものとせよ! と、言ってるのだぜ?

 正直、岡本行夫には、幻滅した・・・。

▼かつて、ア○ツハ○マーが発病する前の西尾幹二は、『新しい歴史教科書(扶桑社)』の序文でかように書き残している。

 《歴史を学ぶのは、過去の事実を知ることだと考えている人がおそらく多いだろう。しかし、必ずしもそうではない。歴史を学ぶのは、過去の事実について、過去の人がどう考えていたかを学ぶことなのである。
 今の中学生にとって、中学校に通うことは空気を吸うように当たり前のことであり、日課であるが、ほんの半世紀前までの日本人の中には、中学校に行きたくても行けない人がたくさんいた。それより前の時代には、小学校にも行けず、7、8歳で大きな商店の丁稚や豊かな家庭の使用人として働く子どもが少なくなかった。どんなに勉強がよくできる子どもであっても、教育は権利だと法律に書かれていても、国の生産が低く富が限られていた時代に、公平は単なる理想にとどまっていた。今の中学生のお祖父さんやお祖母さんの世代がよく知っていた現実である。
 そのような不公平が実際にまかりとおっていた社会に不快を覚え、ときにひそかにいきどおりを感じて、なぜもっと社会的公正が早くから行われなかったかという疑問や同情をいだく人もおそらくいるだろう。しかし歴史を知るとは、そういうこととは少し別のことなのである。
 当時の若い人は、今の中学生よりひょっとすると快活に生きていたかも知れないではないか。条件が変われば、人間の価値観も変わる。
 王の巨大墳墓の建設に、多数の人間が強制的にかり出された古代の事実に、現代の善悪の尺度を当てはめることは、歴史を考える立場からはあまり大きな意味がない。
 歴史を学ぶとは、今の時代の基準からみて、過去の不正や不公平を裁いたり、告発したりすることと同じではない。過去のそれぞれの時代には、それぞれの時代に特有の善悪があり、特有の幸福があった。
 歴史を学ぶのは,過去の事実を知ることでは必ずしもないと言ったが、過去の事実を厳密に、そして正確に知ることは可能ではないからでもある。何年何月何日にかくかくの事件がおこったとか、誰が死亡したとかいう事実はたしかに証明できる。それは地球上のどこにおいても妥当する客観的な事実として確定できる。けれども、そういう事実をいくら正確に知って並べても、それは年代記といって、いまだ歴史ではない。いったいかくかくの事件はなぜおこったか、誰が死亡したためにどういう影響が生じたかを考えるようになって、初めて歴史の心が動き出すのだといっていい。
 しかしそうなると、人によって、民族によって、時代によって、考え方や感じ方がそれぞれまったく異なっているので、これが事実だと簡単に一つの事実をくっきりえがき出すことは難しいということに気がつくであろう。
 ジョージ・ワシントンは、アメリカがイギリスから独立戦争(1775~1783)で独立を勝ちえたときの総司令官であり、合衆国の初代大統領であった。アメリカにとっては建国の偉人である。しかし戦争に敗れてアメリカという植民地を失ったイギリスにとっては、必ずしも偉人ではない。イギリスの歴史教科書には、今でもワシントンの名前が書かれていないものや、独立軍が反乱軍として扱われているものもある。
 歴史は民族によって、それぞれ異なって当然かもしれない。国の数だけ歴史があっても、少しも不思議ではないのかもしれない。個人によっても、時代によっても、歴史は動き、一定ではない。しかしそうなると、気持ちが落ち着かず、不安になるであろう。だが、だからこそ歴史を学ぶのだともいえる。
 歴史を固定的に、動かないもののように考えるのをやめよう。歴史に善悪を当てはめ、現在の道徳で裁く裁判の場にすることもやめよう。歴史を自由な、とらわれのない目で眺め、数多くの見方を重ねて、じっくり事実を確かめるようにしよう。
 そうすれば、おのずと歴史の面白さが心に伝わってくるようになるだろう。》

▽・・・いい文章である。

 私は、二度と戻らぬ、私と幹ちゃんの関係を想い、涙も出るのである・・・。

                     (本当にしんみりしながら 2007/07/23)

     ◇     ◇

 まあ、この西尾幹二も、後に、とてつもない妄想を陰謀史観として世間に撒き散らし、世間をゾッとさせるのである。

 ・・・少なくとも、どんな下心があろうとも、鳩山由紀夫が「友愛」を主張するのは勝手である。

 しかし、岡本行夫が、事実の主張をやめれ、と言うのは言語道断なのである。

                           (2009/05/31)
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[私の1991年のメモ日記・9「新宿ジョイシネマ・完全閉館完結篇]

2009-05-31 00:54:10 | 1991年の日記
前回(クリック!)、部屋で行方不明だった「1991年の日記」が、煩雑なるかな部屋から「発掘」されたので、「さよなら、新宿ジョイシネマ」の完結篇をはじめる。

 同じく閉館した新宿プラザや新宿トーアについても、そのうち、転載しますです、はい。

   ◇

 ☆3月1日(金)・・・

 マキちゃんがやって来た。今日でこの店に買い物に来るのも最後だそうだ。優しくて可愛らしいマキちゃん、さようなら。突然なので言葉も出なかった。後継者の女の子には伝言を頼んで「卒業試験と四月からの新生活頑張って!」とは言っておきたい。▽静かに落ち込む。▽大学での教授・杉山先生がキャベツロールのおしんこを二個買って行った。学校で講義を受ける時の先生とは違い、普通のじいさんだ。▽最近、店に手伝いに来ている杉田君は、アメリカ留学した事があるそうだ。経験者の話はためになる。▽ジムに行った後、新宿ジョイシネマ1に『フラット・ライナーズ』を観に行く。3月1日映画の日、1000円でした。妥当な値段だった。映像・美術の美しさと、脚本のひどさのアンバランス。僕はJ・ロバーツ好かん。あの演技、どうにかしろ。久し振りにひどい作品を観た。

          

 ☆3月13日(水)・・・

 寝坊した。体に疲労があったが、頑張って仕事をこなし、ジムもこなす。ジムでいつものコースを終えると、さすがに立ちくらみ状態になったが、すぐに直った。▽新宿ジョイシネマ2で『ハリウッドにくちづけ』だ。飽きさせない展開の作品。元になったのが、キャリー・レイア姫・フィッシャーの自伝で、偉大なエンターテイナーだった母を乗り越えられず、そして、母親からの過剰な愛と、自分の若さへの嫉妬に苦悩し、ドラッグに走る女優の物語だ。暗さはない。デュカキスがファンだったという、暗いM・ストリープが、主人公を明るく演じていた。ぶりっこだが、彼女の歌いっぷりは見事。母親役のS・マックレーンも歳だが可愛い。

          

 ☆3月15日(金)・・・

 「卒業テスト頑張ってる?」と、多分、会うのが最後になるだろうマキちゃんに問う。「テストじゃないの。コウエンなの」「コウエン?」「そう、卒業公演。お芝居の専門学校なの?」・・・そうだったのか、いつか、相まみえることもあるだろう。頑張れ、マキちゃん! 僕も頑張る。▽昼休みに、「演劇小事典」「シナリオハンドブック」を買ってみる。前から勉強したかったんだ。いい機会だ。▽ジムで左肩の筋を違えた。痛い。▽新宿ジョイシネマ2に行く。『チャイルド・プレイ2』だ。『1』はかなり面白かったが、『2』はいまいち、チャッキーにつけ狙われるアンディの、周囲の人に分かって貰えない理不尽な孤立感。←この辺はとてもいいのだが、いいのはそこまでで、所詮はリアリティに欠ける子供騙しの作品になってしまった。人形が殺人鬼なんて、格調高いホラーに出来そうなものだが。

          

 ☆3月25日(月)・・・

 何となく、金のことばかり考える一日だった。今のバイトを辞めるにともない、ついに社長が時給を1000円に上げると言ってきた。悩む。みんなが人がいなくて大変なのは分かる。バイト料とりあえず19万円。←計算が間違えていて、二日分、まだ貰っていない。▽新宿に行く。ジョイシネマで『ダークマン』だ。この、事故に遭い、全てを失った男が格好いい。体(特に顔)が、ヤケドでボロボロの科学者ペイトンが、黒いマントと帽子を着て、悪に戦いを挑む。ボロボロの体、ボロボロの心で、廃工場の暗闇で研究を続ける。重厚な音楽がかぶさる。誠実なペイトンの人柄と瞳がいい。ダークマンとしての立ち姿と、ドタドタ走りが良い。ゴリラ顔だが、上品な敵役もいい。サム・ライミのオーソドックスな演出に好感!

          

 ☆5月22日(水)・・・

 実家。咳が出る。止まらない。涙が滲んでくる。病院に行くも、診察は2分で終わり、貰った薬も家にあるものだった。▽拝島で電車を待っていると、西立川付近で事故。青梅線止まる。八高線で遠回り、新宿へ。▽ジョイシネマ2で『対決』を観る。独チェコ国境で、力を持て余した男二人(米軍人とソ連軍人)が、その個人的な不満を、国家レベルにまで発展しそうになるまでケンカするのだ。妙な映画である。R・シャイダーも好演しているのだが、闘争意志があまりにも自分勝手なので(そこがいいのだが)感情移入が出来ない。何故にそこまで? てな感じ。いっそのこと、雪合戦でもして欲しかった。▽『贋学生』を読み終える。面白かった。サギ師・木乃が自分に似た面があって嫌だった。この作品からは、観察と記憶、それを表現することの重要性を習ったような気がする。

          

 ☆11月4日(月)・・・

 秋川を昼間に出て、大沼の所に行くが、彼はいなかった。西武立川→大沼宅→昭島の道程はハードだった。▽新宿ジョイシネマ2で『真実の瞬間』を観る。作品でなく、その役者としての魅力で、ロバート・デ・ニーロは、僕を映画館に足を運ばせる。かつてのハリウッド赤狩りの時代の物語。名プロデューサー、A・ウィンクラーの初監督作だそうだ。手堅い作りの映画だ。いまいちパンチに欠ける。もう少しあざとく盛り上げてもいいと思う。査問会で、デ・ニーロ扮する映画監督を責める非米活動委員会の面々、こいつらが凄い。実際にあった話ゆえの、作品的「弱さ」が、作品全体を覆っていたような気がする。▽『七人の侍』は満員で入れなかった。マーラーの6番イ短調のCDを買う。

          

 ☆12月21日(土)・・・

 新宿ジョイシネマ2へ勇んで行く。初日にもかかわらず空席が目立つが、こんなものだろう。『ザ・コミットメンツ』。アラン・パーカー監督は、もう、ほとんど信頼している。安心して楽しんだ。最高の12人の奴らが、パワーをステージにぶつける。夢見る若き者どもは、いつでも成功した自分を夢見る。思った通りの最高の映画。僕もこんな仲間が欲しい。でも、僕の夢には孤独が必要だ。12人のうち、その瞳が格好いいのにサングラスで隠しているデレクがいい味。▽夜はゼミコンだが、はっきし言ってシラけた。健ちゃんもいなかったし、外間先生と話せたのは良。

          

     ◇     ◇     ◇

 新宿ジョイシネマさん!

 想い出を有り難う!

 お疲れ様でした^^

                          (2009/05/31)
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[映画『スター・トレック』を観た]

2009-05-29 23:48:00 | 物語の感想

☆昨夜、仕事の後でレイトショーにて『BABY BABY BABY!』(クリック!)を観て、未明にかけてレビューをエントリー・・・、

 そして、今朝早起きし、遅番の仕事だったので、その前にモーニングショーで『スター・トレック』を観てきました。

 ・・・で、帰宅して、明日は早番で5時起きなのに、こうして感想を書いている次第です^^

 でも、苦じゃない。

 やっぱ、映画は楽しい^^

 J・J・エイブラムス監督版の『スター・トレック』…、正統派の<スペース・オペラ>を堪能できて、いや、良かった。

   ◇

 ・・・やはり、どんなに素晴らしい過去の作品でも、技術的な問題で、今見直すと「ちゃちい」点もある。

 そこを最新の技術で取り直して欲しい、と言う欲求は尽きない。

 だが、リメイクされると、往々にして頓珍漢な不純物が付け加えられてシラけてしまうことが多々ある。

 今回、「スター・トレック」サーガの原初の部分(ビギニング)を撮ったJ・J・エイブラムス監督には、そんな無粋はなかった。

 「スター・トレック」に限らず、ヒーロー物語のオーソドックスな部分をけれんなく描いていた。

 例えば、格闘シーン、そのパンチには血が通っていた。

 理論家の人物(スポック)の表情をクリアーに画面に映し出し、その「感情」の変化を鮮明に見せていた。

 「いかにも」悪役然とした敵宇宙船を大胆に堂々とリアリティをもって映し出していた。

 最新の撮影技術で、「いかにも」や「あやふや」といったものを廃し、オーソドックスな部分をちゃんとオーソドックスに見せてくれていたのだ。

 オープニングは、後にエンタープライズ号の艦長として歴史に名を残すカークの生誕の場を描くのだが、

 その、やはり船長に抜擢された父親に、生まれたばかりの息子と800人の乗員を守るため、敵に単身で特攻させている。

 実に熱いエピソードである。

 オープニングに過ぎないのに、『さらば宇宙戦艦ヤマト』のクライマックスを見せられるのである。

 『自己犠牲』は欧米人の精神性にはあまりないようだが、近年、『インディペンデンス・デイ』や『アルマゲドン』など、時おり見られる。

 私は、先の大戦や、芸術作品を通し、徐々に、日本人の精神性がアメリカ人の心を打ったのだと考えている。

 特に、このJ・J・エイブラムス監督には、日本文化に対してのリスペクトが感じられるのだが・・・。

   ◇

 作り手のうまさは、物語の進行とともに、トレッキー(シリーズの熱狂的なファン)をもうならせよう。

 お馴染みのメンバーが、次々と仲間になっていく様などたまらないだろう。

 では、「スター・トレック」の斬新さってのはどこにあるんだろう。

 転送装置? ワープ? 時間旅行?

 この作品を見る前、トレッキーが一番恐れていたのは、おそらく、これまでの作品がないがしろにされることだと思う。

 しかし、時間旅行をうまく物語に組み込み、未来からの訪問者が過去に与える影響によって、これまでの「スター・トレック」と異なる物語が展開していることが明らかにされる。

 つまり、逃げとしての「パラレル・ワールド」ではなく、時間のパラドックス「込み」の、多元宇宙論としての物語展開なのである。

 トレッキーは喜んだと思う。

 時間軸は違うけど、超時間軸においては、これまでの「スター・トレック」と繋がっているからだ。

 また、時間旅行は、シリーズの辻褄合わせだけでなく、今回の敵・ロミュラン人・ネロの悲劇と絡む。

 ただ、そのロミュラン種族の悲劇を、あまり強調させなかったり、

 その悲劇を生み出した、とあるバルカン人の大きな悲劇を、さっぱりと描いていることさえも「スター・トレック」的なのである^^;

 もっとも、バルカン人の特性として感情を表に出さない、があるので、さっぱりに見えるのはしょうがないか?

 でも、ロミュラン人の悲劇を、エンタープライズ号のみんなが、少しでも我がことのように考えないのが、いかにもエゴ大国アメリカ的能天気さではある^^;

 ・・・うーん、ただ、そのような描写をはしょっているだけなのかもしれないな。

 そこが、この作品の短所でもある。

 カークが、あまりにも屈託なく(挫折エピソードをはしょって^^;)、艦長にのぼり詰めてしまうのである。

 その、士官候補生の集う宇宙船に乗り込むに至る経緯や、

 まさに乗り込むときのお気楽さ、

 軍機違反で謹慎させられていたのに、親友のドクター・マッコイの、あまり観ている者が納得できないような機転でエンタープライズ号に乗船するところや、

 また、エンタープライズ号が、ネロの罠の内にあることを、自分の艦長の素養としての「知恵」でなく、単なる経験で主張するところなど、ご都合主義と言われてもしょうがないだろう。

 カークの個性も、とてもストレートである。

 つまり、「一枚目」の男である^^;

 最近の主人公では珍しい屈折のなさである。

 演じたクリス・パインも、正統派の容姿である。

 気になる女を、リーダー争いに負けたスポックに奪われる挫折さえも、所詮は物語の彩りだ^^;

   ◇

 オオッ! と、うならせられたのが、捕えられたエンタープライズ号の前艦長にネルが自白剤として使う「虫」である。

 これ、これまでのシリーズで見たことがある。

 子供の頃、子供ながらに、現実的には気持ち悪く感じて、物語的にはダサく感じていた。

 それが、この「スター・トレック」最新版に採用されていることに、これまでのシリーズを大事に思う気持ちが伝ってきて良かった。

 また、雪の惑星では、猪突猛進の牛みたいなモンスターが出てきて、そのスピード感に感心したのだが、そいつが新たに現れたモンスターに喰われてしまうので、驚いた。

 そして、その新手のモンスターが、J・J・エイブラムス監督の前作『クローバー・フィールド』の怪獣に似ていたので嬉しかった。

   ◇

 ・・・しかし、USSエンタープライズ号は美しいですな。

                            (2009/05/29)

コメント (6)
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[映画『BABY BABY BABY! ベイビィ ベイビィ ベイビィ!』を観た]

2009-05-29 00:47:41 | 物語の感想
☆全く期待してなくて、テレビのバラエティ番組を見るようなノリで観に行った。

 バリバリのキャリアウーマンが妊娠してしまい、そうして知った新たな世界(産婦人科医院)での人間模様を、コメディタッチで描いた、私がよく言う「カタログ映画」である。

 出演女優も、観月ありさ、松下由樹、神田うの、斉藤由貴、伊藤かずえ…、と、私の苦手なタイプばかりだった。

 しかし、面白かった。

 めっぽう面白かった。

 何やらテレビでヒットしたドラマ『ナースのお仕事』のスタッフキャストが再集結して作られた映画だそうで(私は良く知らない)、

 コメディで笑いを誘うに一番ポイントとなる「間(ま)」と言うものを完璧に体得している稀有な作品であった。

 出演者の一人一人が全て、ステレオタイプだが、リアリティある過剰な演技で、私の心のツボにはまり、ゲラゲラ笑わせられた。

 仕事でバリバリやっていた陽子(観月ありさ)が、妊娠の十ヶ月を通し、最初こそ堕胎を選択肢に入れてさえいたのに、徐々に出産に向けて変化していくさまが、観ていて心地良かった。

 個々には語らないが、妊婦仲間も、非常に面白かった。

 陽子を孕ました男(谷原章介)は、うだつのあがらないベトナム帰りのカメラマンで、ヒッピーまがいの容姿である。

 そんな「ベトナム帰り」と言うイメージから、私は自分の東南アジアの旅を思い出しつつ見ていたのだが、

 陽子や仲間がゆっくりとした時の中で妊娠に備える様が、私には、旅の宿で仲間と時を過ごしている姿と重なるのだった。

 と、考えると、妊娠と言うものは、女だけが経験できる「旅」なのだな、と私は自分一人だけで勝手に得心するのだった^^;

   ◇

 クライマックスは、近年まれに見るほどの、映画における壮絶な修羅場であった。

 私は、こんなに盛り上げていいんかい!? と驚いた。

 偶然にも、妊婦中間達が5組一緒に産気づいてしまうのだ。

 小さな産院である。

 そこで、指揮棒を振るのが、斉藤由貴演じる女医である。

 斉藤由貴の演技も素晴らしかった。

 信頼できる「おっとり刀」の様に、私は感動した。

 この方が、この作品の、もう一人の主役である^^

   ◇

 陣痛に苦しむ演技も、私は現実では見たことなどないのだが、誰も彼もうまいと思った。

 観月ありさ、松下由樹、神田うのらが、それぞれの個性を出しつつも苦しむ。

 神田うのなんか、ちゃんとわがままである^^;

   ◇

 明日も仕事早いので、短く語ってベッドに入ることにするが、この映画への満足感はかなり高いです^^

                             (2009/05/29)
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[よその三姉妹(12・ニュージーランド篇②)]

2009-05-27 20:48:32 | 新・海の向こうでの冒険

☆(注)以下の文中に挿入されているイラストは、私が1992年に描いたものである。

 紙が変色しているのは、後ろにセロテープを貼って、ノートに貼っていたからです。

 見にくいかもしれませんが、我慢してください。

 エリオット君は、前回(クリック!)の写真を見ても分かるように、トム・クルーズみたいに整った顔立ちでした。

     ◇     ◇     ◇

   『エリオット君のお話(2)百ヶ日戦争勃発!』(1992年)

 僕がテレビを寝そべって見ていたときのことだ。

 後方からエリオットが走ってくる気配があった。

 しかし、僕は、さして気に留めもしなかった。

                   ……腹に衝撃が走った。

     

     

 衝撃は、僕の内臓を一瞬にして、ひき肉にした!

『ウギャッ!』

 僕は叫んだ。

 口からは、先ほど食べたものが戻り、お尻からは実が出てしまいそうなインパクトであった。

 エリオットは、僕の背にまたがり、ニコニコしている。

 僕の痛みはなどは分かっていないらしい。

 そして、僕に向って叫んだ。

       『Get Up! (起きろ!)』

 更に言う。

       『Be Horse! (馬になれ!)』

 ・・・いよいよ、百ヶ日戦争のはじまりだった・・・。

                           (2009/05/27)

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[映画『重力ピエロ』を観た]

2009-05-27 01:07:25 | 物語の感想
☆深く重いが、いい作品だった。

 私は、ミステリには非常に詳しかったのだが、原作の伊坂幸太郎がデビューした頃から、なかなか読書の時間が取れなくなり、伊坂作品には詳しくない。

 でも、先日観た伊坂原作の『フィッシュストーリー』には非常に感心した口だ。

 今回の作品の舞台は仙台市内で、確か、『フィッシュ…』も仙台が舞台となっていたような気がする。

 作者は仙台出身者なのかな?

 私は、昨年、仙台に行ったので、今回の主人公の兄弟が放火犯を追い、仙台市内を巡るのだが、通ったような気がする場所も出てきて興味深かった。

   ◇

 一つの家族を襲った「暴力」・・・、そこからの崩壊の危機を堂々と遠ざけてきた家族の物語である。

 その「暴力」とは、「レイプ」である。

 私は、かように構築された物語の中での性暴力には大きなストレスを感じさせられるほうで、見ていて、非常に嫌だった。

 長男を前にして襲われる母親の図は、

 何とも、山口県光市の母子殺害事件の現場を見せられているような気がしたからだ。

 ・・・そのレイプによって、鈴木京香が演じる母親は妊娠してしまう。

 だが、今回はあたり役であろう小日向文世が演じる聡明な父親は、そのレイプ犯によって身ごもさせられた子を産む決断をし、自分の子(主人公の弟)として育てる。

 その後、母親は事故で亡くなる。

 母親亡き後の主人公家族は、20年近い時を経て、現在に至り、連続放火犯の秘密に気づく。

 そして、レイプ犯だった男は、服役を終え、レイプ犯だった頃と全く変わらないメンタリティで仙台市内に舞い戻っていた。

   ◇

 現在と過去が行き交い、その区切りに明確さはない。

 しかし、構成が見事なせいか、物語はすんなり見ているこちらの頭に入ってくる。

 そして、その時間の行き交いが、家族を包んでいた秘密を明らかにしていく。

 世の中には、多くの切なさがある。

 可愛い顔をしているが、やや奇矯な言動の弟(岡田将生)は、自分の過去の清算のために、ずーっと悩んでいたことが分かる。

 そして、そんな弟の気持ちを逸らすことしかできない兄(加瀬亮)の立ち位置も切ない。

 幼い弟に「レイプって何?」と聞かれ、「レイプ、グレイプ、ファンタグレープ!」とギャグにすることしか出来ない幼かった兄が健気で悲しい。

 被害者であるが、自分が元凶だと分かりきっている母親も切ない。

 苦悩する家族に、真実を告げ、見守ることしか出来ない父親も切ない。

 対して、レイプ犯のメンタリティは現代的犯罪者である。

 私は、3年ほど前に、「現在の犯罪者は、被害者の不幸を咀嚼し楽しむ段階」になってしまっているから、始末が悪いと長文を書いたが(その内再掲します)、その具現化のようなキャラクターであった。

 渡部篤郎は良心の欠片もない男を見事に演じていた。

 そんなレイプ犯を葬った兄弟。

 リアリティある物語だが、兄弟は法に問われることはない。

 ストレスたっぷりの物語の中で、この結末は、うん、素晴らしかった。

 私は、この世に、のほほんと暮らしつつも、死ぬべき人間なんて多数いると思う。

 そんな悪に制裁を下すことをいちいち裁かれていたら、キリがないぜ(暴言^^;)。

   ◇

 また、この物語には、吉高由里子が一風変わった役で出ていた。

 私は、昨朝、エントリーで吉高由里子の魅力について書いていたので、全く予期せぬ登場に快哉を叫んだ。

 昨夜は、大橋のぞみ主演・吉高由里子出演のドラマを犠牲にしてまで、この『重力ピエロ』のレイトショーに来ていたから、嬉しかった^^

                           (2009/05/27)
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[よその三姉妹(11・ニュージーランド篇①)]

2009-05-26 17:21:38 | 新・海の向こうでの冒険

☆以下は、私がニュージーランドにワーキング・ホリデーで滞在していたときの、ホームステイの記録である。

 日付は振っていないが、1992年の後半の話である。

 ネット上では初公開のエピソードである^^v

     ◇     ◇     ◇

   『エリオット君のお話(1)』(1992年)

 ホーム・ステイをはじめて一ヶ月が過ぎた。

 ちょいと報告をしなくてはなるまい。

 クライスト・チャーチの郊外シャーリーに、ステイ先のグレインジャー家がある。

 父親がブライアン(53歳)、母親がジェーン(42歳)、そして息子が一人、……エリオット(6歳)がいた。

 他にチンチラ風の猫・ヒーローとレディがいて、ウサギのレインボウがいた。

 昔はもう一匹ウサギがいたそうだが、エリオットの友達が棒で突いて死なせてしまった、と言うことだった。

 ともあれ、問題はエリオットであった。

   ◇

 とある昼食のとき、僕はジャムバタートーストを食べつつ、ジェーンに問うた。

「確か、『E.T』の主人公がエリオットって名前だったねぇ?」

「ええ」

 その、あまり気のない返事によって、息子の名が『E.T』から取られたのでないことは分かった。

「『アンタッチャブル』の主人公の名前もエリオットだったね?」

 するとジェーン、間髪入れずに応えた。

「エリオット・ネス!!」

 どうやら、アメリカは禁酒法時代の密造酒取締り組織”アンタッチャブル”のリーダーから、夫妻は息子の名前を取ったらしい。

 映画の中では、ケビン・コスナーが、リーダー役を颯爽と演じていた。

 少年エリオットと、エリオット・ネス。

     <アンタッチャブル(何ものにも影響されない)>

 言い得て妙であった。

 僕は窓の外に視線をやり、目を細め、ホーム・ステイをはじめた日から今日までのことを思い出すのだった。

 野外には強い風が吹いていた。

 北風の如く、だった。

 ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ……。

   ◇

 僕がジェーンに家の中を案内されていると、エリオットがどこからか帰ってきた。

 目が合ったその時の一瞬の表情がはにかんでいたので、シャイな子なんだなあ、と思ったものだった。

 そして、すぐに、エリオットは他の部屋に入ってしまったので、こりゃ仲良くなるのに一苦労だぞ、と思いつつ、ジェーンに僕の部屋を案内された。

 さて、僕が与えられた部屋で荷物を広げていると、エリオットが入ってきた。

          

 僕が笑いかけると、ニコッと微笑み、背中に隠していたノートを見せてくれた。

 なかなか整った顔立ちのエリオットであった。

 渡されたノートを見ると、小学一年生なりのアルファベットが記されている。

 学校での学習ノートらしい。

 僕はニュージーランドに来る前に、ホームステイをしたときに、その家に子供がいたらあげようと思っていた「ゴジラ・ミニ図鑑」をやった。

 すると、エリオット、異常に喜んだ。

 僕の手を引っぱり、リビングに連れて行き、ビデオテープの棚を示す。

 そこには、『GODZILLA』のビデオテープ。

   (注:当然ながら、エメリッヒ版ではなく、『ゴジラ(昭和59年度作品)』のインターナショナルver)

 彼はゴジラ「も」大好きだったのだ。

 僕は、キウィ(ニュージーランド人の愛称)の子供に、ゴジラを実在のモンスターと信じ込ませ、

「もうすぐ、ニュージーランドに上陸するぞ~」

 と、脅そうとしていたのだが、その計画は崩れ去った^^;

 そのほか、エリオットはディズニーのビデオもたくさん持っていて、その部屋にもミッキーマウスのポスターが数枚貼ってある。

 ジェーンとブライアンの、

「ディズニーに囲まれて優しい子供に育っておくれ」

 の気持ちの表われだろう。

 ・・・しかし、エリオットは『グレムリン』をこよなく好んでいた。

     (次回『百ヶ日戦争勃発!』に続く 2009/05/26)

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[映画『人間の條件・全6部作』を観た(左翼と右翼と)]

2009-05-26 11:46:29 | 物語の感想
[さよなら、新宿ジョイシネマ/その2](クリック!)でも書いた通り、『人間の條件・全6部作』マラソン上映を観た。

 午前11時から、午後9時半までの拘束10時間半の長丁場だ。

 また、私と思考回路の異なる左翼作家・五味川純平の原作の作品でもある。

 が、意外にも、ほとんど飽きることなく、楽しく観て過ごした。

 それは、この作品の、「人間の條件」などと言う高尚なテーマっぽい題名とは裏腹の、その通俗性にあった。

 その説明は、この原作が、お昼のメロドラマ化されていた、と一言書けばご理解され得ると思う。

 先の大戦の渦中の中国大陸・満州で、自分の思う気持ちに真摯に生きようとする男・梶(仲代達矢)の物語だ。

 仲代達矢は、ギョロ目が印象的な役者だが、その爛々と輝く瞳が、物語の進行とともに、次第に輝きを失っていくのがうまかった。

 その冒頭の瞳のギラツキは、最近の阿部寛に似ている。

 阿部寛自身も、それを意識していると思われ、芸風を似せているようにも思われる。

   ◇

 メロドラマチックなのは、その前半で、老虎嶺の炭鉱の労務責任者で重責を担う梶が、妻・美千子との夫婦生活にすれ違うを生じさせるところだろうか、本来のメロにしては変則だが、物語上の社会的現実と、家庭内での理想との齟齬が、観ている者に心地良い欲求を募らせる。

 妻を演じた新珠三千代は、上品で美しかった。

 名前だけ知っているような往年の女優が、その時代を代表するようなおしとやかな性格の範囲で、必死に思いを伝えようとする様がいとおしかった。

 冒頭、召集令状が明日にも来るのが予想され結婚を渋る梶に、「私が欲しくないの?」と上品に、でも、思いつめたように迫る美千子の健気さ。

 白黒の作品は、美人を更に美しく見せる。

 この作品では、名女優がビシバシ出てくる。

 私は、テレビで活躍している麻木久仁子の、峰不二子のような「悪女とマイルドさ」のハイブリッドな雰囲気が大好きなのだが、娼婦のボスを演じた淡島千景は、その「悪女とマイルドさ」の究極の美しさを見せてくれた。

 チャイナ服でキセルを吹かし、その煙を「ふぅー」と吐きながら、相手を見下ろす様なんて、エロ過ぎた。

   ◇

 「特殊工人」と言う、炭鉱で使役する中国人捕虜の管理を梶は任せられ、それに関して、待遇の改善を求める捕虜と、虫けらの如く管理しようとする会社の体制側や憲兵との間に挟まれ、梶は難儀するのだが、その捕虜代表・高と恋仲になる娼婦・有馬稲子もまた美しかった。

 「はねるのトびら」に出ているアブちゃんを美しくした感じ。

 ほくろがエロい。

 彼女の恋は、悲恋となるのだが、そのメロドラマに多くの婦人はうっとりしたことだろう。

 新珠三千代も、淡島千景も、有馬稲子も、名前だけは知っていよう。

 みんな観てみろ!

 昔の女優は、部分的な魅力ではなく、総合的な魅力に溢れているぞ!^^

 ・・・私は最近、吉高由里子という女優が好きなのだが、特に、その目じり、口元、眉、鼻の際が、クイッと上方に吊り上っているところが美しいと思っている。

 これは、メイクの力が大なのであろうが、『人間の條件』に出てくる女優陣のメイクもそうなのである。

 とても気品があるのだ。

 ファッションと言うものはループするから、50年のときを経て、現在とシンクロしているのだろう。

 物語も、50年前の作品なのに、細かい部分まで理解できて面白い。

   ◇

 他に岸田今日子も出てくる。

 若く、気の強そうな娼婦を好演している。

 娼婦が、物語の各所で多く出てくるが、女が過酷な状況の中で金を稼ぐ道としては、自然なことだったのだろう。

 物語は、左翼的な戦争の中での女の悲劇を描きたいみたいだが、そういった女の姿を描けば描くほど、自然なる女の生き様の描写にいたる。

 メチャ可愛い中村玉緒演じる女学生は、敗残兵に犯される。

 普通の主婦であった高峰秀子演じる女(これまた可愛い)は、生き残るため、そして、寂しさを紛らわすために男と寝る。

 不義は、不道徳であると同時に、究極の性の形を見せてくれる。

 敗残兵たちの流れ着いた家屋で、そこで生き残った女たちと周囲はばからずにまぐわう情景は、曼荼羅のようであった。

 そんな状況を描けたのは、小林正樹の非凡でもあろう。

 ・・・敗戦後のソ連の侵攻は、満州各地を席巻し、おそらく、梶の妻・美千子の末路でもあった。

   ◇

 構成は、簡単に言うと、こんな感じ。

   第一部・炭鉱を舞台にした捕虜待遇改善の戦い

   第二部・既得権益の確保のために梶を追い落とそうとする者たちとの戦い

   第三部・理屈の通らない軍隊階級制度の中での奮闘

   第四部・戦場

   第五部・戦場からの逃避行

   第六部・現実からの逃避

 この作品は、果たして、左翼作品であり、物語で示される「状況(例えば、横暴な会社幹部・憲兵・軍隊システム・古年兵・将校・思想システム・ソ連兵)」は、左翼思想(究極的には共産主義)に都合良く構成されている。

 だから、私であっても、こんな状況ならば、俺でも梶と同じ行動をとるよ、と思わせられる。

 つまり、作中で示される具体的な状況においては、私も共感できるのである。

 しかし、梶が、自分の思想を主張するとき、途端に物語はしらける。

「暴力とは、抑圧された者が、権力に反抗する時だけ肯定されるものだ」

 と、梶が、前後の具体例と脈絡なく言った時は苦笑した。

 その他にも、

「国家? そんなものは滅びてしまえ」

「ソ連はそこまではしない」

 などと、自分のおかれた境遇を、日本を貶める発言につなげ、共産主義礼賛の言葉を吐く。

 しかし、梶の行動は、そんな思想とは裏腹に、常識的な判断で進行して行くので、噛み合わないこと甚だしい。

 物語と思想に圧倒的な食い違いがある。

 現実と言葉の齟齬は、左翼の永遠の負のテーマである。

   ◇

 近年の邦画には見られない迫力の戦闘シーンや、遭難小説を読んでいるようなジャングルのサバイバル行、米の戦争ドラマ『コンバット』的な敗残兵としての逃避行、・・・それぞれが、さすがに映画の各部作のテーマを担っているが故に面白い。

 シドニィ・シェルダンの小説のような通俗的なエンターテイメントになっている。

 バカにしているのではない、感心している。

 それぞれのエピソードにたっぷりと時間と描写を割いているので説得力がある。

 その果てに、梶はソ連の捕虜となってしまう。

 そこでは、比較的待遇の良い元日本軍将校や、ソ連の下級兵士に、捕虜全体が圧迫されている。

 梶は、ソ連の共産主義に希望を抱いている。

 だから、「自分の直面した状況が自分に悪いからといって、共産主義全体が悪いわけじゃない」云々などと寝ぼけたことを抜かす。

 だったら、物語の中で散々っぱら、日本をバカにしているが、何で、日本に対しては、、「自分の直面した状況が自分に悪いからといって、軍国主義全体が悪いわけじゃない」と思わないのか?

 そして、物語上の害悪の全てを、金子信雄(?)演じる元将校に押し付け、

「共産主義で世の中は良くなる。でも、待っていられないんだよ!」

 などと叫んで殺害し、梶は、最後の、美千子のもとへの逃避行に入る。

 おめでたい主張だと思うのは、その後の共産主義の辿る道を知っている現代人だから故だろうか・・・。

 ・・・しかし、やっぱり、物語上の現実は面白い。

 乞食のようになって彷徨う梶の心には、美千子の、夫の帰りを待つ優しい言葉と、バカな夫への嘲笑の声が交互に去来する。

 この辺のリフレインする信頼と懐疑の苦悩の描写が、作り手の良心に感じられ、また、やはり、理想主義との隔たりがあるのだ。

 梶のボロボロの姿が、この頃、アカにかぶれていた宮崎駿の心に残り、後の『母を訪ねて三千里』のマルコの旅の最終局面にいかされたであろうことは確実だと思う。

   ◇

 さて、原作者の五味川純平の作品にしても、司馬遼太郎の一部の著作にしても、軍隊組織の中での悪徳の姿がよく記される。

 そして、保守(≒右翼)は、そんな軍隊内の悪はほんの一部だと主張している。

 そう、先ほどの梶の「自分の直面した状況が自分に悪いからといって、共産主義全体が悪いわけじゃない」の言葉の裏返しのようにだ。

 しかし、長々とは書かないが、私は、保守の内部にも、五味川や司馬の言うように、本当に汚物のような卑劣な人格の野郎どもがいるのを知っている。

 私は、思想は異なるが、梶のように、その点に関しては理想的に、かつ断固とした態度で挑んでいる。

 システムが悪いのなら、システムの破壊さえも行なう。

   ◇

 なお、[私の1991年のメモ日記・8「さよなら、新宿ジョイシネマ](クリック!)で、この作品には<ノモンハン事件>が描かれると書きましたが、それは同じ原作者の『戦争と人間』の間違いでした^^;

                         (2009/05/26)
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[『おらウェイズ:蘭丁目の白昼』 ⑨「旧奥多摩街道篇・1」]

2009-05-23 23:37:51 | 日本の原風景
☆車通勤に、昭島市・立川市付近の旧奥多摩街道を利用するのだが、この道がたまらなく好きなことに最近気づいた。

 走っていて、実に心地良いのだ。

 近くに幹線道路が走っているのに、それと微妙に交差しつつ、でも、その歴史ある街道に特有のゆったりした時間が流れている。

 寺や神社の数も多い。

 そして、何とも「昭和」の匂いを残している風景も見られるのだ。

 しばらく、旧奥多摩街道の写真を載せていく。

   ◇

 以下の写真は、どうも、古い普請のラーメン屋さんである。

     

 本日は、早い時間に仕事が終わったので、写真は明るい内なのだが、

 夜、残業で疲れつつ、帰宅していると、多くの店が閉店を始めている時間に、このお店は暗闇の中で、赤いライトに看板を浮かび上がらせていて、

 実にいい雰囲気なのである。

 昔ながらの「支那そば」が食べられると踏んでいる。

 「踏んでいる」…、って、お前、行ったことないのかよ!?

 ええ^^; 毎日毎日、行こう行こうと思っているのですが、でも、「ふるさとは遠きにありて想うもの」とも言いますし・・・(←言葉の使い方間違ってるし^^;)。

 てな訳で、今回は軽いジャブで終わる。

 ちなみに、[ ⑦「いい風合い」]の家屋も旧奥多摩街道に存在してます^^

                        (2009/05/23)
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[私の1991年のメモ日記・8「さよなら、新宿ジョイシネマ]

2009-05-23 20:41:55 | 1991年の日記
☆最近、新宿ジョイシネマが閉館することを知った。

 正に、この<1991年のメモ日記>の時代、映画鑑賞に非常にお世話になった映画館だ。

 だから、私の<1991年のメモ日記>の中から、ジョイシネマの名前が出てくる映画鑑賞の記述を抜粋しようと思ったのだが、私の煩雑な部屋の中で、<1991年のメモ日記>が見つからない^^;

 こういうとき、携帯なくした時みたいに、家電話でかければ、部屋のどこかで音が鳴ればいいのだが^^;

 でも、ちょうど、新宿ジョイシネマの名前の出ている1日分のメモ日記が、パソコン上に残されていたので、それを転載する。

 ・・・しかし、なあ、みんな、日記って素晴らしくないかい?

 ちゃんと、記録されてるんだぜ、新宿ジョイシネマの名前もさ^^

   ◇

▼私の「1991年1月4日の日記」。

《さあ、三が日はビデオ三昧だったが、今日からはキーティング船長の言うとおり、「今を生き」て行こう。

 祖母とマコちゃんを送りに、母と八王子に行く。

 家に帰ると、父がテレビで『日本一のゴマスリ男』を観ていた。

 何が起きてもめげない前向きな植木等に感心する。

 床屋に行き、さっぱりした後、新宿に向かう。

 待望の『ロッキー5』だ。

 ジョイシネマ2館内は空いていたが、内容には満足した。

 今回のロッキーには悲壮感が漂っていた。

 しかし、ロッキーが僕らのヒーローであることには変わらない。

 ストリート・ファイトで終わったのは、ヤケクソで良かった! 》

   ◇

 他にも、たっくさんの映画を、この劇場で観た。

 学生だったから、金はなく、金を払って観る映画は、自分の青春の一部にすべく、多くを吸収しようと勤めていた頃だ。

 新宿ジョイシネマと言うと、階段を思い出す。

 人気作には行列が出来て、九十九折りの階段をぞろぞろと並んだものだ。

   ◇

 日記では、『ロッキー5 最後のドラマ』を観た日のことが書いてある。

 最近、「ロッキーの完結篇」である『ロッキー・ザ・ファイナル』が公開されたが、この頃は、『ロッキー5』が最終作とされていた。

 私は、その評判の悪い最終作(「ロッキー5」)に、好感を抱いている。

 それまでの「ロッキー」シリーズが与えてくれた「情熱」を忘れないからだ。

 つまり、新宿ジョイシネマが閉館しようとも、ジョイシネマが与えてくれた「ジョイ(楽しさ)」を忘れないということだ。

 おっ、うまくまとめたなあ、オイ!!^^;

   ◇

 今、新宿ジョイシネマは「さよならフェスティバル」を行なっている(←クリック!)。

 私は、明日、『人間の條件』六部作を見に行こうと思っている。

 朝11時から、夜9時過ぎまでのマラソン鑑賞である^^;

 私は<ノモンハン事件>を研究していこうと思っている者であり、この作品には<ノモンハン事件>が描かれる。

 原作の五味川純平に対し、私は批判的であるが、見て損はない作品だと思っている。

 明日が楽しみだ^^

                           (2009/05/23)
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[映画『消されたヘッドライン』を観た]

2009-05-22 23:53:02 | 物語の感想
☆仕事が遅番だったので、朝一で観てきました。

 ラッセル・クロウの変な髪形(欧米の裁判官のカツラ風)が印象的な作品だ^^;

 明日は早番で、朝早いので、短いレビューで終わりますぜ^^;

 主人公の新聞記者カルを演じたラッセル・クロウだが、メタボが極まっている。

 てっきり、『ワールド・オブ・ライズ』の時は、デ・ニーロなみの役作りで太ったのかと思っていたのだが、普通に肥えていたらしい。

 でも、つい最近までモテ男で通っていたので、デブだけど、自信満々で格好いい。

 デブの私は、自分の目指すべき道を示されたような気がした。

   ◇

 物語については詳しくは知るさないぞ。

 「麻薬常習者の殺人」と「議員の愛人の自殺」、二つの事件の新聞記者としての捜査、そして、その二つの事件が繋がっていて、大きな巨悪を追求するという物語は、月並みでもあるが、その経過を丹念に追っているので、実に良かった。

 その丁寧な語り口を端折ってすまないが、しかし、最後の「意外な真犯人」展開は、『天使と悪魔』を観た直後の私には不要だった。

 私は、ベン・アフレックが演じたような理想に溢れた議員がいてもいいと思うのだ。

 特に、<政界百鬼夜行>の如くに描いてもらう必要はない。

 この作品、非常にオーソドックスな造りで好感だったのだが、最後のどんでん返しによって、通俗的な作品に堕したような気がする。

   ◇

 作品に出てくる女の趣味は良かった。

 新米記者役のレイチェル・マクアダムスは、最近では珍しい、小作りなコケティッシュさをもった女優さんで、役柄のやる気が見えていて良かった。

 担当を外そうとした編集長に食い下がり、「そんな目で見るのは卑怯よ^^;」と言わせたところなど、魅力的だった。

 ただ、この子、もしかして、『JUNO』の主役の子だったりして、とも思わせられた^^;

 議員の妻を演じたロビン・ライト・ペン、そして、殺害された議員の愛人役のマリア・セイヤー(かな?)は、それぞれ品があって美しかった。

 私は、キム・ベイシンガーやミッシェル・ファイファーのような品があるゴージャスな女優が結構好きなもので^^;

   ◇

 ただ、この作品の大きな問題点は、その邦題にあろう。

 全く、作品の内容と関連性のないタイトルである。

 インターネットに媚びないで欲しい・・・。

                            (2009/05/22)
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[本日の産経新聞の気になる一文(2・重光由美さん)]

2009-05-19 12:33:54 | 保守の一考
☆今日はお休みだったのだが、今、外に出たら、凄まじい光景を目にした。

 天気がいいので、通りを、私がかつて卒園したT幼稚園の園児が行列でお散歩をしていた。

 園服に麦わら帽子風のハットをユニフォームとしている。

 そして、対面からは、私の甥が通っているY保育園のお散歩の行列が歩いてきていた。

 私服だが、おそろいのエンジの、旧日本軍のような耳垂れのついているキャップをかぶっている。

     幼稚園VS保育園っ!!!

 私は車で買い物に行っている途中だったので、両者がすれ違う瞬間を見ることは出来なかったのだが、想像するだに、私的には大スペクタクル映像である。

 可愛い者どもと可愛い者どもが織り成す一大ページェントになるはずだ。

 今度は、その道に張って、その情景を眺めようかな^^

 ・・・いや、不審人物として職質されそうなので止めとこう^^;

   ◇

   <元東芝社員の鬱病で労災認める 東京地裁 (2009.5.18 19:58)>

 《 過酷な勤務で鬱(うつ)病を発症したのに労災を認定しなかった熊谷労働基準監督署の処分は不当として、元東芝社員、重光由美さん(43)が国に対して不認定処分の取り消しを求めた裁判の判決が18日、東京地裁であった。渡辺弘裁判長は「仕事以外に発症の原因は見当たらない」として、不認定処分の取り消しを命じた。》

 ・・・私は、とある東芝グループ内の請負現場のリーダーを任され、しかし、その派遣会社I社のやり方や、そこで働く一部の派遣社員のメンタリティ、また、T社のシステム構築などに激怒し、ネットを使って、凄まじい攻撃を仕掛けた。

 時は、派遣切りや雇用不安の時代の前夜である。

 その後の、間違った社会システムの破壊活動の、私こそが一要因であったと自負している。

 保守とは、「守る」ことだけが本義ではない。

 過ちを「糾す」のが第一義である。

 私は、ありとあらゆる文章テクニックを用い、その、人間、組織、システムの破壊を仕掛けた。

   ◇

 その中で、上記の重光由美さん(←クリック!)のことも知った。

 面識はない、だが、おそらく、あちらも私の派遣会社糾弾ブログ(現在は凍結中)は読んだことがあろう。

 私は、鬱病と言うものに、いまいち懐疑的である。

 それは、多くの自称・鬱病者が、自分の甘えのツケの状況を、病名に依存させていると確信しているからだ。

 そういった「甘え」こそ、保守派としては看過できない社会問題なのである。

 しかし、この重光さんは、パーセンテージ的には少ない、本当の労災者であると思った。

 過酷な精神状況の中、けして認めることの出来ない「社会的な不道徳」に対し、立ち上がったのだろう。

 いや、個人の経済的な理由かもしれないが、個人の問題が社会的な問題へとシフトアップできる内容であることは多々ある。

 おそらく、今回の裁判結果にて、彼女は、戦いの重荷のかなりの部分を降ろせたのではないかと思う。

 昨夜は、勝利のお酒を、仲間とともに嗜んだのかな?

 お疲れ様でした。

 ゆっくり休んでください^^

 あなたの事件は、今の雇用不安の時代を抽出した一大事件だったと思います。

   ◇

 ちなみに、私のほうの問題は、卑劣な後継者の責任者は現場を負われ、営業は異動後に自主退社、請負現場は撤退、該当支店の支店長は3人代わり、最後に、その支店は縮小を余儀なくされた。

 上記の派遣会社を形作るピラミッド構造に、一因子でも「誠実さ」があれば、かような結果にはならなかったであろう。

 私も、勝ったのである^^

                            (2009/05/19)
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[映画『天使と悪魔』を観た]

2009-05-17 22:38:15 | 物語の感想
☆面白かった。

 このシリーズは、何やら、おじさん読書家には、いかにも高尚な内容のものとして扱われているが、

 私にとって、このシリーズの魅力は、その「俗」にあると思う。

 今回、ラングドン教授は、<イルミナティ>と言う秘密結社の目論む「司祭見立て連続殺人」&「コンクラーヴェ爆弾テロ」の捜査をするのだが、その爆弾テロで使用されるのが<反物質>・・・。

 いやはや、<反物質>なんて言葉を聞いたのは、25年振りくらいである^^;

 別に、それは原爆でも良かったわけで、でも、あえて、<反物質>爆弾などを出すのが、いかにも<俗>だなぁ、と思うのだ。

 ・・・つまり、私が言いたいのは、この作品、あんまし小難しく考えないで、『インディ・ジョーンズ』の、ちょいと知的好奇心を充たしてくれるかのような展開の部分を二時間半の上映時間たっぷりと味わせてくれるレベルの作品と思えばいい。

 そう思うと、素晴らしいエンターテイメント作品である。

 私は、観ていて楽しくて楽しくてしょうがなかった^^

 こんな作品が、10作くらいのシリーズになってくれると最高なのだが^^;

 最近観た作品で、この興奮と近いものは、『名探偵コナン 漆黒の追跡者(チェイサー)』(クリック!)である。

 アクションしながら、謎を紐解いていくと言う展開が、非常に似通っていて、クライマックスで縦移動の派手で突き抜けた展開を示してくれるのも似ていた。

   ◇

 いや、前作の『ダ・ヴィンチ・コード』(クリック!)が、一日半と言う短い時間内での事件であったことで、私はとても臨場感を感じ、魅力的だったのだが、

 今回は、もっと短いタームでの事件進行となる。

 観ている私たちの実時間と限りなく近いということだものね。

 私は興奮しましたよ。

 思えば、『ダイ・ハード』の第一作目に、舞台の使い方や時間経過が似ているかも。

 しかも、この『天使と悪魔』には、必然性のあるアクションがてんこ盛りである。

 書庫での酸欠アクション、火事場での銃撃戦、水の中での救出劇、大空での神々しき大爆発・・・。

 それぞれが斬新かつ個性的なアクションであった。

 正直、事件進行中の教授の動きの中における、原作にあっただろう緻密な謎解きが、映画においてはうまく説明できていない点もあるのだろうが、

 それは、限られた上映時間ではどうあっても無理な話である。

 だから、そこは柔軟に、映画では、教授が表に発した言葉でサクサクと進む展開に心地良さを感じれば良いのではないでしょうか?

   ◇

 トム・ハンクス演じるラングドン教授は、私にはどうもつかみ所のない不思議なキャラクターであるが、

 今回は、ユアン・マクレガー扮する教皇代行や、コンクラーヴェの進行役の、鈴木宗雄みたいな悪そな顔の司祭がいい味を出していた。

 スイス衛兵隊の金髪の若者など、次第に物語の中心に躍り出てきていたのだが、その役柄のテーマ性が見えてこなかったのは痛い。

   ◇

 私は、かような、町全体に謎が隠されているような物語が大好きである。

 旧ファミコンのアドヴェンチャー・ゲームなどにも、このような味わいの作品が多数あった。

 日本の寺町なんかでも、このような物語が出来るのではあるまいか?

 帰りに本屋で立ち読みしたのだが、ラングドン教授シリーズは、この二作しか出てないみたいだ。

 ダン・ブラウンではなく、ダン・シモンズが書いてもいいから、続編を楽しみたいものだ^^;

                              (2009/05/17)
コメント (6)
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[映画『セブンティーン・アゲイン』を観た]

2009-05-17 14:56:00 | 物語の感想
☆・・・非常に楽しめた^^

 かつての高校でのバスケ部のスターが、彼女の妊娠に伴い、バスケ進学の夢を捨て結婚。

 だが、それから20年後の現在、二人の子供にはウザがられ、奥さんとは離婚調停中、仕事ではうだつがあがらない毎日を過ごしている主人公・マイク。

 そんなマイクが、不思議なことに、20年前の体を手に入れた!

 マイクは、人生をどうやり直すかと言う物語。

 さて!

   ◇

 これは、よくあるタイプの「1アイディア」映画である。

 数多くの映画で使われているネタであり、私なども、たまに夢想する。

 でも、私は、戻りたいとは思わない。

 ・・・ちょっと自分のこととして語ってみる。

 「ああ、あの女の子を、もうちょい構ってやっていたら、去られることはなかったかもな」

 などと思うことはある。

 でも、だからと言って、その頃に戻っても、そもそもの性格がこうなのだから、多少の人生の分岐点の先延ばしをしても、同じことになると思う。

 『ドラえもん』でも、のび太が数歳若返って、若返った年齢においては過ぎたる勉強が出来るので「神童」だともてはやされるが、元の年齢に戻ったとき、結局、同じ知能レベルになってしまう、と言うエピソードがあったが、それと同じことである。

 で、ならば、私は、その性格を変えられる範囲への時間移動ならば、人生をやり直すこともできるような気がする。

 つまり、自分を育てた(教育した)親に影響を与えるのである。

 それならば、例えば、のび太や私に必要な「努力」等の、人生に必要な美徳を教育でき、人生のやり直しが出来ると思うのだ。

 ・・・まあ、この作品の主人公は、元々が青春のスターだった訳だから、また、楽しい青春を送れるわけだ^^;

   ◇

 長々と話したが、17歳に戻ったマイクが、高校生に戻って行なうことは、最終的には、「親としての教育(&亭主としての妻への勤め)」なのである。

 現在の高校には、自分の息子と娘が通っている。

 それぞれ、いじめられっ子であり、相手を間違った恋をしていたりする。

 マイクは、そんな息子・アレックスには、バスケに努力し、力をつけ、バカにされない青春を教える。

 もちろん、恋も「込み」である^^

 娘・マギーには、やや親父を隠せないような言動で、説教し、彼女のつきあいは間違っているんじゃないかと諭す。

 こちらは、難しい。

 女は、自分に替わりの幸せを与えてくれる男の説諭ならば聞くが、マイクにとってはマギーは娘なので、キスも抱擁もできない。

 だから、マギーも素直に、その説教を受け入れられない。

 この辺、父と娘の永遠のテーマ「不和」の原因かもしれない。

   ◇

 そして、そんな姉弟とのつきあいを通し、その母親・スカーレット(つまり、マイクの奥さん)とも近づく。

 最終的には、夫婦和解がクライマックスなのだが、自分の体が若返っていて、自分が旦那のマイクと信じてもらえず、でも、体が若いけど、おばさん入っているスカーレットが大好きで、そのねじれが、イケメン高校生と同級生の母親の関係と言う、微妙な背徳感を醸し、実にいい^^;

 最終的に、皆を家に呼んだバスケ祝勝会の場で、若者の外見で、スカーレットにキスしてしまい、スカーレットには、頬を叩かれ、それを見ていたマギーにも叩かれ、マイクに憧れていた三人娘にもそれぞれ叩かれ、帰宅した家の持ち主ネッドにも叩かれまくる。

 ここでメチャ笑わせられたのだが、それにて、マイクは、うまい具合に自分の第二の高校時代に後腐れがなくなり、最後のスカーレットとのオチをつけて、元に戻れる。

 「泣いた赤鬼」的でもあり、うまい物語的なランディングだと思った。

 ・・・現在のマイクの気持ちを、スカーレットに、若い顔で伝えるという「完璧」な状況設定も素晴らしい。

   ◇

 主人公は、『ハイスクール・ミュージカル』のザック・エフロンだが、この人、髪も瞳も黒が勝っていて、若いイケメン特有の軽さがなくって、なかなか好感がもてた。

 そして、そんなロマンチックな青春の代表のマイクと比して、かつての高校時代の親友のネッドの恋も描かれる。

 オタク故に、文科系の一芸に秀でていて、ソフト製作で富豪になっているネッド。

 高校の女性校長への、不器用ながらもパワフルなアタックは、実に楽しいし、

 「女性校長」と言うのも、女として魅力的なカテゴリーである^^

 その『スター・ウォーズ』や『ロード・オブ・ザ・リング』のグッズに彩られているネッド邸も、重要な舞台の一つだ。

 最近のハリウッドの青春物は、華やかなイケメンの青春とともに、オタクな青春を送った者への配慮も忘れていないね^^

 ・・・文中で言及されているが、この作品を語る上で必要と思われるので、私の過去のレビューを読んでみて下さい。

          『ハイスクール・ミュージカル』(クリック!)

   ◇

 それから、娘のマギーだが、学園のワルとつきあっており、作品中、何度も熱烈なキスを繰り返している。

 だが、どうやら、肉体関係にはなっていなかったようだ。

 私は、米国人には、キスとセックスの境界線が確固として存在しているように思えるのだが、皆さんの意見をお聞かせ願いたい。

 多くの作品中(特にハイスクール物)で、キスはビシバシしているのに、肉体関係はまだだと言うシチュエーションが多く見受けられるような気がしているのだが・・・。

                        (2009/05/17)
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[「海自派遣による海賊対策反対!…でも海賊から守って」だとさw(前編)]

2009-05-16 00:41:37 | 保守の一考
☆最近、こんなメチャクチャなニュースを知っても、腹が立たなくなっちゃったよ。

     ピースボート護衛受ける ソマリア沖 (2009.5.14 01:38)

 こんなものだろ、左翼は? などと妙な諦観を感じてしまう。

 とにかく、『市民』どもはバカだ。

「いかなる戦争も反対」と言えば、何も考えずに賛成する。

「北朝鮮の子供たちのために」と言えば、食糧支援もやむなしと考えてしまう。

「ガン検査の重要性の啓蒙のため」と<余命一ヶ月の花嫁>が言えば、信じて泣いてしまう。

   ◇

 「いかなる戦争も反対」の帰結は、一党独裁の軍事大国・中国の虐殺しまくりを見過ごすことだ。

 食糧支援は、北朝鮮の民衆に届くことなどは金輪際ない。

 元AVギャルで、ただれた人間関係を周囲に持つ<余命一ヶ月の花嫁>どもの後付けの理由などは、ただの劇場型犯罪行為に過ぎない。

 ・・・標語に犯された人間は、思考停止に陥ってしまう。

 はた、と我にかえってみたとき、ソマリア沖のピースボートの如き、平気で恥知らずな行為に至る。

 かつての、「イラク3バカ」をスケールアップしたかのような愚かさだ・・・。

 以下の、「2ちゃんねる」まとめサイトが面白かったので、転載してみる^^;

   ◇

 2009年05月14日「海自派遣による海賊対策反対!…でも海賊から守って」 ピースボート、海自護衛艦に護衛依頼

 1 名前: ヒメオドリコソウ(広島県):2009/05/14(木) 02:13:16.80 ID:r/2WkEWz ?PLT
 「反対…でも守って」 海自がピースボートを護衛 ソマリア沖
 海賊対策のためアフリカ・ソマリア沖に展開中の海上自衛隊の護衛艦が、民間国際交流団体「ピースボート」の船旅の旅客船を護衛したことが13日、分かった。 ピースボートは海賊対策での海自派遣に反対しており、主張とのギャップは議論を呼びそうだ。

 海自の護衛艦2隻は11日から13日にかけ、ソマリア沖・アデン湾を航行する日本関係船舶7隻を護衛。うち1隻がピースボートの船旅の旅客船だった。ピースボートは社民党の辻元清美衆院議員が早稲田大在学中の昭和58年に設立。船旅は寄港地のNGO(非政府組織)や学生らと交流を図ることなどを目的としている。

 66回目となる今回の船旅は約3カ月半に及ぶ地球一周で、北欧5カ国とフィヨルドを巡るのが目玉。約600人が参加し、4月23日に横浜港を出発後、中国とシンガポールに寄港。ピースボートのホームページには船旅の最新リポートとして、デッキで催されたフルーツパーティーの様子が掲載されている。
  http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090514/plc0905140140001-n1.htm

 ピースボート事務局によると、船旅の企画・実施会社が護衛任務を調整する国土交通省海賊対策連絡調整室と安全対策を協議し、海自が護衛する船団に入ることが決まったという。

 ピースボートは市民団体による海自派遣反対の共同声明にも名を連ねている。事務局の担当者は「海上保安庁ではなく海自が派遣されているのは残念だが、主張とは別に参加者の安全が第一。(企画・実施会社が)護衛を依頼した判断を尊重する」と話している。
  http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090514/plc0905140140001-n1.htm

  3 : タマザキサクラソウ(長屋):2009/05/14(木) 02:14:12.20 ID:cjjyY9l6
 ちょっと何言ってんのか分かんないです

  4 : ドデカテオン メディア(京都府):2009/05/14(木) 02:14:27.81 ID:5dND8hWK
 マジキチ
 
  9 : オオヤマオダマキ(長野県):2009/05/14(木) 02:15:27.12 ID:LSar8v+G
 はあ?

  7 : チリアヤメ(東京都):2009/05/14(木) 02:15:05.82 ID:/dyT+ZGk
 >事務局の担当者は「海上保安庁ではなく
 >海自が派遣されているのは残念だが、主張とは別に参加者の安全が第一。

 全力で氏ね

  8 : ニオイタチツボスミレ(アラバマ州):2009/05/14(木) 02:15:08.20 ID:w1UJAX5s
 自衛隊って自分たちに反対するクズも守らないといけない仕事って言われるけど
 ほんと大変だな

  10 : ヘラオオバコ(京都府):2009/05/14(木) 02:15:41.63 ID:/QYy+FY7
 そんな人も守るのが自衛隊です

  12 : ジョウシュウアズマギク(コネチカット州):2009/05/14(木) 02:15:54.62 ID:No2u43xS
 これは屑としか言いようがないな

  13 : ヒナゲシ(北海道):2009/05/14(木) 02:16:04.41 ID:boqkcNPZ
 ひでぇ話だな

  14 : アブラチャン(神奈川県):2009/05/14(木) 02:16:18.97 ID:OLbPLW3S
 得意の人間の盾になればいいのにね

  17 : ジシバリ(大阪府):2009/05/14(木) 02:17:29.47 ID:D+T6bTKr
 サヨは自己矛盾の塊だな恥ずかしくないんか?

  19 : チチコグサ(四国):2009/05/14(木) 02:18:04.24 ID:fBS1VDa3
 ホント気違いだわ

  24 名前: 水芭蕉(東京都)[sage] 投稿日:2009/05/14(木) 02:19:44.74 ID:uksxvj7Y
 親に死ねと言いながら養ってもらっている子供のようなものだね

  25 : オーブリ・エチア(dion軍):2009/05/14(木) 02:19:54.70 ID:NpaRJv2c
 んだよ、そんな連中守らなくていいじゃん
 撃沈してやれw

  31 : シロウマアサツキ(関東・甲信越):2009/05/14(木) 02:20:31.16 ID:cpZyeLbq
 ソマリア近くを通らなけりゃいいのに

  32 : ミヤコワスレ(アラバマ州):2009/05/14(木) 02:20:32.00 ID:zaRSLZoR
 何で中国様の海軍に守ってもらおうと思わないの?

  36 : ニョイスミレ(東京都):2009/05/14(木) 02:21:23.75 ID:JqWeNRZ9
 甲板で9条でも唱えてろよ

  39 : 菜の花(関西):2009/05/14(木) 02:22:28.68 ID:3b5KOHYi
 海賊に通じる言葉で「憲法9条」「無防備宣言」って書いて通ればいいのにね
 こんなときこそ無防備宣言の力を見せつけるときだろ

  41 : オウレン(東京都):2009/05/14(木) 02:22:57.42 ID:0lLaX2XM
 お前らがソマリア沖なんか行かなければ自衛隊も護衛任務せずに済むのに・・・

  42 : ジョウシュウアズマギク(コネチカット州):2009/05/14(木) 02:23:12.14 ID:hX9isMEP
 憲法九条掲げてりゃ大丈夫じゃなかったのかよ

  44 : ワスレナグサ(千葉県):2009/05/14(木) 02:23:27.59 ID:CiUZLoTa
 結局信念なんてないんだな

  45 : エピデントルム(ネブラスカ州):2009/05/14(木) 02:23:28.09 ID:Z0TdJfGE
 なにいってるか解らないな
 ただ騒ぎたいだけか?吐いた唾のむなよw

  49 : サクラソウ(岐阜県):2009/05/14(木) 02:24:20.89 ID:eb58kGIN
 安全な所からなら厚顔無恥で批判するけど
 危険な所では我が身可愛いく何でも利用するのなw

  53 : 桜(関西):2009/05/14(木) 02:25:03.45 ID:eTsynPZM
 ピースボートのいつもの9条精神はどこ逝ったんだ?
 海賊をオルグしてこいよ(笑)

  59 : クモイコザクラ(コネチカット州):2009/05/14(木) 02:26:23.12 ID:KzgRNNIu
 こんなもんです
 所詮金儲け

  60 : スイカズラ(関西地方):2009/05/14(木) 02:26:46.02 ID:22Qc+Leb
 夢想家ならそれらしく理想に準じて死ねよ
 その程度の覚悟すら無いのかこいつら

  63 : アクイレギア・スコプロラム(東日本):2009/05/14(木) 02:27:13.50 ID:5MUTs5ID
 というかこんな連中の観光旅行のためにわざわざ護衛艦出すなよ。

  64 : 西洋オダマキ(福岡県):2009/05/14(木) 02:27:23.36 ID:cjq5Lpb3
 守る必要ない、9条精神で乗り越えろ

  69 : レブンコザクラ(dion軍):2009/05/14(木) 02:28:16.27 ID:X/wrRhkv
 ふざけんなよw
 言行不一致の極み

  71 : シロウマアサツキ(関東):2009/05/14(木) 02:28:53.21 ID:fJztWWpj
 パーティーで護衛してくれとか

  75 : ユリノキ(dion軍):2009/05/14(木) 02:30:48.30 ID:sQi5Sjuv
 理想に殉ずるのが理想主義者たるものだろう
 日本の左翼の程度がよく分かるね

  79 : ニオイタチツボスミレ(神奈川県):2009/05/14(木) 02:32:11.58 ID:c5X4m9G7
 ダブスタってレベルじゃねーぞ

  80 : カロライナジャスミン(茨城県):2009/05/14(木) 02:32:40.13 ID:vMaG7mEy
 ところでこいつら海自にたいしてお礼の言葉とか言ってるの?

  82 : プリムラ・ヒルスタ(dion軍):2009/05/14(木) 02:33:22.40 ID:s5x/s/bg
 >>80
 上から目線で税金納めてるんだから当たり前でしょ?
 って感じなんじゃないの?w

  94 : チリアヤメ(東京都):2009/05/14(木) 02:34:43.32 ID:/dyT+ZGk
 >>80
 安全海域に到達した時点で
 乗組員総出で罵倒するに決まってる

  98 : 菜の花(関西):2009/05/14(木) 02:35:21.83 ID:3b5KOHYi
 >>80
 護衛艦を間近で見たが武器だらけで恐ろしかった
 あれは完全に兵器であり戦力だ

 とか言い出しそう

  81 : シロウマアサツキ(愛知県):2009/05/14(木) 02:33:05.75 ID:JwscKJzr
 海賊さんとお友達になってきなさいよ

  87 : チチコグサ(関西・北陸):2009/05/14(木) 02:33:50.92 ID:IpSlaoVW
 恥知らずとしか言いようがないな
 戦争が起これば真っ先に自衛隊基地にでも逃げ込むんじゃあないかな

  99 : カラタネオガタマ(アラバマ州):2009/05/14(木) 02:35:29.90 ID:zsPE/F54
 死にたくないけど、日本は無防備でいろ!

 この主張

  101 : 雪割草ユキワリソウ(dion軍):2009/05/14(木) 02:35:48.56 ID:Jg/4j00U
 どんだけ糞野郎なんだよw
 自衛隊派遣に反対してるんだったら海賊にぶっ殺されるぐらいの覚悟を見せてみろよ

  103 : ヒマラヤユキノシタ(アラバマ州):2009/05/14(木) 02:35:58.77 ID:5OrXgqZ3
 >>1読んだだけで頭の中が真っ白になった・・・

  113 : シロバナタンポポ(新潟・東北):2009/05/14(木) 02:38:43.84 ID:8jhhTlq0
 あれか。風俗で嬢に「こんな事してて」とか説教しちゃうオッサンみたいなもんか

  116 : マンネングサ(アラバマ州):2009/05/14(木) 02:39:45.62 ID:ZjsMYQ6H
 9条を持って行き忘れたんだな

  119 : プリムラ・ビオラケア(新潟・東北):2009/05/14(木) 02:39:56.92 ID:O/Yo1usC
 海賊は襲ってなんかきませんでした!
 やっぱり海自派遣はやり過ぎなんです!

 って感じ?

  122 : シデコブシ(関東・甲信越):2009/05/14(木) 02:40:38.65 ID:BnEFVd3N
 仕事で通る船の護衛は反対だけど
 行く必要もないのにお遊びで行く自分達は守ってねかよ
 どんだけ身勝手なのよ

  123 : カンパニュラ・アーチェリー(神奈川県):2009/05/14(木) 02:40:53.69 ID:rTzyOyzz
 核には反対だけど、核に守ってもらうってことか
 すごい傑作だなこれ

  124 : ヤグルマギク(東京都):2009/05/14(木) 02:41:18.43 ID:tGKL5dcS
 海自に拉致されたとかって言い出しそう

  125 : モッコウバラ(大阪府):2009/05/14(木) 02:42:01.66 ID:YEmubroB
 >主張とは別に参加者の安全が第一

 うんうん、今日も通常運行だね

  128 : ミヤマヨメナ(宮城県):2009/05/14(木) 02:42:20.46 ID:uK/EQvVH
 何がピースじゃw ただのお荷物じゃねーか。

  129 : ガーベラ(関西地方):2009/05/14(木) 02:43:03.00 ID:xRru80If
http://www.peaceboat.org/index_j.html
 豪華客船で世界一周を楽しむセレブ御一行が、
 戦争や貧困を批判する権利あるんですかと。

  130 : プリムラ・オーリキュラ(愛知県):2009/05/14(木) 02:43:33.31 ID:pXOs9hdo
 これか
 http://www.peaceboat.org/cruise/66th/life/14.html

  135 : ガーベラ(関西地方):2009/05/14(木) 02:45:32.96 ID:xRru80If
 http://www.peaceboat.org/cruise/0911/index.html
 予定では、極貧のアフリカを眺めながら、豪華客船でクリスマスパーティですねw

  144 : パンジー(神奈川県):2009/05/14(木) 02:48:37.15 ID:ph1CfXd6
 日本が嫌いといいつつ寄生してる虫けらと同じだろ

  145 : シラネアオイ(九州):2009/05/14(木) 02:48:47.82 ID:N8VK46Kx
 痩せたい痩せたいって言ってるのに
 飯を腹いっぱい食べてる
 デブの友達と考え方が似てるなぁ

  146 : タンポポ(関東地方):2009/05/14(木) 02:48:50.88 ID:iKrFYe0y
 もうこいつらが自衛隊派遣に関して
 何言っても無意味だな

  158 : サクラソウ(岐阜県):2009/05/14(木) 02:53:34.41 ID:eb58kGIN
 自分たちの主張すら自分たちで否定してるから
 脳みそお花畑の人にしか支持されないのは何時もの事だけど
 この人たちにとってはどうでも良い事なんだろうな

  168 : プリムラ・オーリキュラ(アラバマ州):2009/05/14(木) 02:57:30.64 ID:MDLTnh4u
 他人には命より自分の理念を押し付けるくせに
 自分達は理念より命を優先するwwww

  177 : クワガタソウ(大阪府):2009/05/14(木) 03:01:21.68 ID:hUkY4GMJ
 「我々は自衛隊などに護衛はさせない!海保を派遣しないなら無防備で航行する!
 これで我々が襲われたら海保を派遣しなかった政府の責任だー!」

 位言い切ればかっこよかったのに。
 で、海賊に襲われれば良かったのに。

  180 : サルトリイバラ(東京都):2009/05/14(木) 03:05:53.57 ID:kTSGjzxg
 矛盾してるだろ…。海賊がいても自衛隊なんか不要なんだろ?
 じゃあお前等も自衛隊無しで逝けよ。

  185 :みのる:2009/05/14(木) 03:08:15.69 ID:rWmiFpCA
 結局、人ごとのように反対だなんだとパフォーマンスしながら、我が身に振りかかると
 この様だ。主義主張もあったものではない。

  188 : コスミレ(関東・甲信越):2009/05/14(木) 03:12:49.31 ID:sQb9HUh1
 コイツらにとっても自衛隊>>>憲法9条なんだな
 平和とはそういうもんだという事は理解してるようだな

  197 : オキナグサ(愛知県):2009/05/14(木) 03:17:09.12 ID:A3uDDjCf
 >主張とは別に参加者の安全が第一

 別じゃねえだろ。こいつら、有事の際は狂ったように他人を押しのけて
 自衛隊の基地に「俺を助けろ!!」って言うな、絶対。

 恥ずかしくねえのか。

  198 : ポレオニウム・ボレアレ(コネチカット州):2009/05/14(木) 03:18:01.22 ID:aYOQUOOU
 プライドなんかより命が大事なんや!

  202 : トウゴクミツバツツジ(宮崎県):2009/05/14(木) 03:21:56.89 ID:yA4Kde6T
 助けても助けなくてもうるさそうだから襲われたら全滅するまでほっとくしかないよな

  204 : カンパニュラ・サキシフラガ(アラバマ州):2009/05/14(木) 03:22:24.64 ID:IHlcRhep
 一発だけなら誤射かもしれない

 ということで

  215 : トサミズキ(北海道):2009/05/14(木) 03:28:46.24 ID:x4wPxT7I
 面の皮厚すぎ。内ゲバでも起こればいいのに。

  223 : アズマギク(福島県):2009/05/14(木) 03:32:17.99 ID:L6Fx3m5o
 むしろ率先して襲われろよw

  225 : トサミズキ(北海道):2009/05/14(木) 03:32:41.44 ID:x4wPxT7I
 国民の税金と自衛隊員の命がかかってるというのに
 フルーツパーティーとか、死んでくれないかな。

  235 : ジロボウエンゴサク(東京都):2009/05/14(木) 03:35:20.10 ID:As7AB/Vx
 わざと海賊に捕まって、自衛隊撤退と法外な身代金支払いを政府に要求しないの?
 お友達の人質コンサルタント高遠菜穂子さんに相談すればいいのに。

 生存権そのものが脅かされる今の日本において、戦争の放棄を謳う「9条」を手放さないことに、
 どんな意味があるのか?貧困を抱える日本で9条は生き延びれるのか?
 4人の論客が赤裸々に語る。

 ピースボートPRESENTS@LOFT/PLUS ONE
 トークライブ・『貧困』と9条~平和憲法で生き延びれるか~

 2009年5月20日(水)18:30開場/19:30開演
 トークライブハウス「LOFT/PLUS ONE」

 香山リカ(精神科医)
 森達也(映画監督、作家)
 高遠菜穂子(イラクボランティア)
 川崎哲(ピースボート)

 前売り1200円/当日1500円

 238 : チリアヤメ(東京都):2009/05/14(木) 03:37:54.42 ID:/dyT+ZGk
 >>235
 うわあ、キモッ

 243 : チューリップ(愛知県):2009/05/14(木) 03:44:58.54 ID:4BYHREzY
 >>235
 専門家一人もいねええええええええええええええ
 せめてサヨ教授ぐらい呼べよ

 239 : チューリップ(九州):2009/05/14(木) 03:40:24.72 ID:F5SQCl8g
 >香山リカ(精神科医)
 >森達也(映画監督、作家)
 >高遠菜穂子(イラクボランティア)
 >川崎哲(ピースボート)

 >高遠菜穂子(イラクボランティア)

 (イラクボランティア)、って職業なのかw

  249 : 節分草(京都府):2009/05/14(木) 03:52:37.08 ID:a2nF5LPx
 >「海上保安庁ではなく海自が派遣されているのは残念だが

 主張の一貫性から実施を見送るという選択肢もあるのに
 暴力反対と言いながら人をブン殴るくらい矛盾してるだろこれ

  259 : ヒュウガミズキ(千葉県):2009/05/14(木) 03:57:01.70 ID:VgDTU28D
 これはコピペを作って語り継ぐべき

   ◇

 語り継がせて頂きます^^;

                           (後編に続く 2009/05/16)
コメント (2)
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