柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

暖簾

2012-06-26 08:15:38 | Weblog
巨人原のスキャンダルもこのまま消えて(消されて)いくんでしょう。ナベツネがクビにしないと明言したそうです。これぞお墨付き、太鼓判です。あとは世間の目と選手の白い目に耐えればいいわけです暫くの間。身分は保障されました。というかここにいる限りマスコミの集団暴力には晒されません、安全地帯です。誰が守ってる?もちろん大読売です、ナベツネさんです。次がいないんですねぇ。クビにしても次がいない。清武騒動はまだ記憶に残ってますからすぐに江川とも行かず、中畑はとられてるし、篠塚じゃぁ弱いし、じゃぁ落合?とも行かず、なれば現状維持ですか。つまらんことです。内部人事じゃ。まさにその通り。一億円も強請られて相手が暴力団とは知らなかった?それで済まそうってんですからまぁ立派な暴排企業ですわ。
 毎日新聞の記事です、出回らぬマネーという見出しです。国債を追加で買いますと日銀が公表して、インフレターゲット策かどうかとあれこれ言い合いがあって、でもこうやって金を世間に出して景気を刺激すればいいんだという、デフレとは金が世間に回ってないことなんだからとの説への対応のように見えて、すぐに一ドルが80円台、平均株価が一万円台に上がりましたね(もっともこっちは見る見る元に戻りましたが)。金融緩和という表現(これが浅学の身にはよくつかみきれません。定義が頭に入ってないからでしょうが)ですが、しかし思惑通りには世の中にお金が回ってないというのがこの記事です。銀行の当座預金額が最高値なんだそうです。ここもピンとこないのですが、銀行まで金が下りて言っても、企業が借りようとしない、あるいは銀行が貸し渋ってる、んだそうです。経済学は人の感情の学問ですが(そう理解してます、金を人はどう使うか、の学問)、銀行が金利低く貸し出せば企業はしっかり借りて新たな事業展開する設備投資する、するとどんどん儲かって経済は賦活されていくというセオリーです。でも、実際は借りない、貸さないんだそうです。こういう現象を経済学はどう解釈するんでしょうね。ホモ・エコノミクスという表現を見たことがあります(経済学部出身の人には常識ですか)、理想通りに学問通りに金を使う人という意味です。世の中にはそんな型どおりの奴ばかりじゃないと十分にわかっていながらの、科学における理想気体と同じ概念ですね。人を相手にする以上はこういう括りは成り立たないでしょうにね、いかに便宜上のこととはいえ。これは医学にもそのまま当てはまることですが。金を撒いても誰も使わない。暖簾に腕押し。日銀総裁はこう言ったそうです。なるほど。このたとえは合点がいきました。
 
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