memories on the sea 海の記録

海、船、港、魚、人々、食・・・などなんでもありを前提に、想い出すこと思いつくこと自由に載せます。

密輸取り締まりを支援    英国海軍

2011-10-10 10:17:14 | 海事
英国海軍はアラビア湾の密輸防止活動で心をつかむために食糧や清水のプレゼントを行っている。欧州、アフリカ、アジアを結ぶ交差点にあたるこの海は世界最大の原油資源のために毎日スーパータンカーが行き来する海域である(The news Porthmouth)

英国Portsmouthを母港とする軍艦HMS St Albansは現地で犯罪防止の活動にあたっている。密輸を探知し防止するとともに、海賊やテロリストに資金が流れることを阻止する目的がある。

水兵や海兵はフリゲート艦に乗り組みパトロールを行い、ダウ船の漁民と接触し、生の情報を得る。その見返りとして食糧や水、船医による医療処置などを与えている。海兵隊のコマンドーの 兵長のBen Gloverは「通常一日に10隻のダウ漁船と接触する。彼らは我々に会うと喜ぶ。簡単な糧食のギフトの効果があるとは驚く」と。

「彼らは明らかに最低限必要なものだけで生きている。わずかな水や食料で長途を航海する。漁師たちは我々と話をすることを喜ぶが、どんな些細な情報でも密輸阻止に役に立つ」地元漁師との接触のほかに本艦は外交的な訪問をこの海域で政治経済的に影響のあるバーレン、UAE,クエートなども訪問する。

St Albansの作戦担当士官Will King少佐は「乗船している誰もがこの湾で行っている任務が重要なことを理解している。英国やその他の世界にとって重要な生命線の海であるからだ」中東での活動中は、本艦が介入すべきいかなる事態についても直ちに対応できる状態にあるという。たとえば6月にはオマーン湾で沈没したタンカーから13人の船員を救助した実績もある。本艦St Albansはポーツマスを昨年6月に出港、中東での任務は今年の12月まで続く。

写真:HMS St AlbansのBen Brocklebank中尉がペルシャ湾でダウ船に食糧を手渡ししている。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿