memories on the sea 海の記録

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深海魚がカメラに捕らえられた    ケルマデック海溝・NZ

2009-11-25 11:28:43 | 水産・海洋
奇妙なピンク色の生物が7560mの深さでカメラに収まった。場所はNZのケルマデック海溝。国際科学チームが高圧に耐える水中装置を用いてのこと。昨年、同じチームが、世界記録の7,700mでの魚の記録に成功している。これは赤道の北側の太平洋の日本海溝でのこと。いずれの探査もHadeep計画の一環で、この計画は海洋そこでもっとも深い海洋海溝の生物の知見を拡大する目的。(BBC 12日) 

今回のNZで発見された魚は昨年のものに似ている。薄いピンク色で球状の体躯をもち尾が長い。しかし、実際にはこれらふたつは別の種である。ケルマデック海溝のものは Notoliparis kermadecensis であり、日本海溝のものは Pseudoliparis amblystomopsis である。

本計画のリーダーであるアバデイーン大学海洋研究所の Monty Priede教授は,「これらふたつの海溝が半球を異にするにもかかわらず、これらの魚が移住したかのように見える事が奇妙である」 「おそらくこれらは同じ祖先から、浅場から進化していったものだろう」 「これらの種はこれら海溝以外のところでは見つからない。非常に隔絶された環境が海溝なのだ」


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