memories on the sea 海の記録

海、船、港、魚、人々、食・・・などなんでもありを前提に、想い出すこと思いつくこと自由に載せます。

サバ紛争解決のための話し合い

2010-10-03 00:02:38 | 水産・海洋
スコットランド政府は“サバ戦争”とまで呼ばれるようになったアイスランドとの漁業紛争を解決すべく話し合いを再開することになった(9月24日Press Association Newsdesk)

当局はEUとアイスランドの2者協議をレイキャビックで行い、北方諸国とファロー諸島が彼らのサバ漁獲を積み増し北大西洋資源を取り込もうと宣言したことから、当局はEUとアイスランドの2者協議を今週レイキャビックで行う。この動きはスコットランドの漁民を激怒させ、ファロー諸島の漁船の英国Peterhead港での漁獲物水揚げ阻止行動に発展した。

今週の話し合いはEUのAGRIFISH協議会の来週月曜日の会議に先立つものである。スコットランド漁業省のRichard Lochhead はいう。「我々はすべての団体を新しい多数協定に取り入れなければならない。とはいえ、無責任かつ一方的なアイスランドとファロー諸島の行動は相応の報いを受けるべきだ」

「どんな団体であろうとも交渉により合理的な解決を準備しようとしないならば、強力な行動が求められる。アイスランドとの交渉がふたたび振出しに戻ることには勇気つけられるが、行動は言葉よりも強力ということだ。今はすべての団体が意味のある達成と公正な解決のためにそれぞれの欲求を主張する重要な局面にある。またその結果を達成するために合理的な交渉にコミット数必要がある。」

EUとファロー諸島との協議には今月初めからスコットランドが参加している。さらなる協議としてのEU,ノルウエー、アイスランド、ファロー諸島のサバ問題協議は10月12日にロンドンで行われる。
スコットランド表層魚漁業者協会のトップのIan Gattは「公正で賢明な合意が来月の協議で合意されることが必須である。このことによってサバ資源の将来の健全性を確かなものにし、スコットランドの伝統的な漁獲枠配分を危機にさらさないようにすることだ。スコットランドと英国大臣の支援のもとにEUがはっきりとした方向を示すことを期待している。

サバは年間1.35億ポンドをスコットランド経済に与える、漁船団にとってもっと価値ある資源である。アイスランドはサバ漁獲枠を13万トンに拡大し、ファロー諸島はその値を3倍の8.5万トンに引き上げた、この数値は彼らの従来の3倍以上の値となった。