JUSTQUEST -BLOG-

QUEST & KASHIWAX & STUPID

南会津の再編

2012-10-02 | QUEST
先日、福島県のニュースで南会津の4スキー場のうちの2つが「廃止」の方向で

検討というものを目にしました。

南会津には「たかつえ」「高畑」「台鞍」「南郷」の4つのスキー場があり、

たかつえは単独経営で、他の3つは共通の管理会社が運営しています。

それぞれに個性があり、長い距離を滑りたい人には「たかつえ」

スキー専用を貫いた「高畑(たかはた)」、国内でも屈指のパイプのレベルを誇る

「南郷(なんごう)」そして、いつも空いている「台鞍(だいくら)」。

そりゃぁ台鞍さんに失礼だろ!って書き方ですが私が中学生の頃から幾度と無く

「台鞍はなら空いてるしリフト券が安いから」と誘われました。

たかつえのようなリゾート色も無く、南郷のような上級者も少なく・・・経営としては

攻めない姿勢が最終的には「結果オーライ」ということに。

南会津に4つのスキー場は多いという声はかなり前から上がっていて「とうとう」と

言うのが正直な印象で「高畑」と「南郷」というのも「ですよね」という感じ。

スキー専用は今になれば「なぜ?」と思われそうですが、スノーボードが解放された

当時はスキーヤーからのクレームが日本中のゲレンデから聞こえてきたわけで、

「あんなのと一緒に滑れるか」というスキーヤーが集まる場所でもあったわけです。

南郷=パイプで知名度を誇りますが、経営という目で見れば「パイプで集客」は

20年くらい前の話でしょ?という現実。世界的に見てもパイプによって集客効果を

生んでいるゲレンデは極々少数。それを維持するには露出がモノスゴク重要なのに

その辺りの戦略が守りに入ると存続は難しい。

何度も何度も滑りに行っている地区だけに頑張って欲しいなぁとは思います。

全国的に見てもゲレンデ経営の再編は動き続けていますが「廃止」は寂しいものです。

栃木県内でも鶏鳥山スキー場、メイプル(見晴らしスキー場)の跡地は今のそのまま。

こういう跡地も上手く使えれば良いんですけどね・・・。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする