想いのままに…

日々の生活の中で感じたことを、想いのままに綴りたいと思います。

酵母樹液

2024-04-13 21:32:20 | 日記
1年ほど前、お散歩コースで森の木々が伐採されました。
今、広大な更地となっているのですが、
ひと月ほど前から、すぐ隣の森も伐採されたのです。

そして今日、後から伐採された森の木の幹が、
オレンジ色の樹液に覆われていました。
初めて見た人は、きっと驚かれると思います。
その色が、自然の色とは思えないからです。

私たちが初めて見たのは、こちらに引っ越してきて間もない頃で、
我が家のすぐ前に立っていた木でした。
それは伐採されたのではなく、強風で枝が折れた木でした。
誰かがペンキを塗ったのかしらと思うほど、
自然にはないほどのオレンジ色でしたから、とてもおどろきました。

調べてみますと、それは「樹液酵母」と呼ばれるもので、
樹液中の糖分が発酵して、そこにアカカビの仲間が繁殖し、
コロニーを形成したものだということがわかりました。

ですから、糖度が高い樹木が傷ついたり、伐採されたりすると
その傷口から流れ出た樹液(その樹液は白いそうです。)が発酵し、
アカカビの仲間が…というながれになるそうです。

今日見たオレンジ色の幹は、たったの1本でした。
たくさんの切株がある中で1本だけですから、
その木は余程、糖分が高い木だったのでしょうね。
ミズラナとか、ミズキ、コナラ、カエデ類が、糖分が高いらしいです。

自然の中で暮らしていますと、驚くことがとても多いのです。
自然の中では誰に教わるでもない営みが、
人知れず、当たり前のように行われているのですね。


 この木の幹だけが樹液酵母に覆われています。


オレンジ色になっているのは、この切り株 ⇑ だけです。
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