ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)

映画、旅、その他について語らせていただきます。
タイトルの由来は、ライプツィヒが私の1番好きな街だからです。

根本的な問題を逃げる男、荒木和博

2015-05-28 01:22:43 | 北朝鮮・拉致問題

すみません、またbogus-simotukareさんの記事からいただいたネタです。荒木和博の書いた記事です。

できない理由

(前略)

 「できない理由」、私は現職・OBの自衛官からさんざん聞かされました。拉致被害者の救出に自衛隊を使えないのか、と聞いたときの答えです。これまでも何度か書きましたが、「態勢ができていない」「憲法上の制約がある」「自衛隊法に任務が書かれていない」「訓練がされていない」、できない理由の羅列でした。

(後略)

いや、最大の理由は、そんなことじゃないでしょう。単に「拉致被害者の所在が確認できない」ということでしょう。

拉致被害者の所在が確認できなければ、自衛隊なんか出動させるなんて以前の話でしょう。そもそも論として、生死すら確認できていないんだから、所在以前の話ですが、荒木に話をした自衛隊の人たちは、荒木にそういう話をしないんですかね。あるいは、荒木は、そういうことを認識していないとか? どっちも現実にはあり得ない話でしょう。自衛隊の人だって荒木だって、そんなことは重々承知でしょう。

それにしたって、荒木だって「荒木さん、自衛隊を投入するって、どこに投入するというんですか?」とか質問を受けたことがないわけじゃないでしょうにね。ていうか、私が仮にそんな質問をしたところで荒木は適当に逃げるだけでしょうが、拉致被害者家族は、そのような質問をしないんですかね。しないのならなぜ、したのなら、荒木がその時どんな回答をしたのか多少興味があります。たぶん「それを調査する」くらいの回答でしょうが、昔から荒木(とその仲間たち)はさんざんそんな話をしていたわけで、今日にいたるまで拉致被害者の所在どころか生存の確認すらできていないんだから、そんなことは絶望にもほどがあるというものじゃないですかね。

私は部外者だから、荒木がどんだけ馬鹿なことをほざいたところで、「非常識な人間が非常識なことを今日もほざいている」としか思いませんが、当事者である拉致被害者家族は、そういうことでいいんですかね。私がその立場だったら、「そういう非現実的な話はやめて、もう少し可能性のある話をしよう」くらいのことを荒木に言っていると思いますが、そんな程度のことも言う人がいないんでしょうか。(文字通り)十年一日のようなことばかり主張している人たちだから(こちらの記事参照)どうだっていいのか。しかしそれでも、荒木が「拉致被害者たちの所在がつかめない」という程度の本質的な問題から逃げているのは、やはりそこを指摘されたら弱いということなんでしょうね。しかし自衛隊うんぬんというのなら、これこそが一番根本的な問題でしょう。

なにをいまさらながら、あてにならない人間です。例によってbogus-simotukareさんに感謝いたします。

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6 コメント

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Unknown (Rawan)
2015-05-28 16:40:15
>そもそも論として、生死すら確認できていないんだから、所在以前の話ですが、

ほんとうに、こういうリアルな話を一切タブーにして、ひたすら「救出しろ!」とファンタジーのようなことばかり言い続けて政治利用しているだけのところが、この問題における根本的な問題なんですが、一体いつまでやるつもりでしょうかね。
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Unknown (凡太郎)
2015-05-28 21:06:38
アメリカでさえオサマ・ビンラディンを探し出すのに10年かかったそうですから、戦争ド素人の自衛隊がどこまで活躍できるのやら。スティーブン・セガールの映画でも観すぎなんじゃないですかね...それはともかく、この人予備自衛官らしいですが、いざ鎌倉となればやはり前線で活躍していただけるんでしょうね?
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>Rawanさん (Bill McCreary)
2015-05-29 11:46:35
>この問題における根本的な問題なんですが、一体いつまでやるつもりでしょうかね。

世間の関心は薄れているし、撤退したいと考えている人たちもいるはずですが、西岡あたりは、反北朝鮮ネタとして自分が利用価値を見いだしている間はやるんでしょうね。最近も新著を出したそうです。

http://www.amazon.co.jp/dp/4569824277
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>凡太郎さん (Bill McCreary)
2015-05-29 11:47:46
アクション映画ではないんだから、もう少し現実性のある議論が必要ですよね。

>この人予備自衛官らしいですが、いざ鎌倉となればやはり前線で活躍していただけるんでしょうね?

自衛隊でも、まともな人間は、荒木なんか迷惑にもほどがあると感じているでしょう。
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Unknown (nordhausen)
2015-05-31 19:41:16
ところで、5月29日と30日の北海道新聞朝刊に、「特定失踪者問題調査会」が北海道の檜山管内と後志管内を現地調査したという記事がありました。その記事によると、1971年に北檜山町(現瀬棚町)で失踪した女性や1997年に今金町で失踪した男性らの現地調査を行ったそうですが、年代からして北朝鮮拉致である可能性は非常に低いと思いますね。

それにしても、「調査会」にすがり続けている特定失踪者家族の中には、荒木らによって「北朝鮮拉致だ」と感化(洗脳?)されている人たちが少なからずいるのは本当に気の毒だと感じています。
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>nordhausenさん (Bill McCreary)
2015-06-02 20:23:44
おっしゃる通り、基本的に拉致の可能性が高いとしたら、1970年代半ばから80年代いっぱいくらいでしょうね。しかしそういう常識は、荒木その他らには通用しませんからね。困ったものです。

>荒木らによって「北朝鮮拉致だ」と感化(洗脳?)されている人たちが少なからずいるのは本当に気の毒だと感じています。

そうなんですよ。割り切って付き合っているのならまだいいですが、荒木らの主張を本気にしちゃっている人たちがいますから。これでは本当に救われません。
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