明けましておめでとうございます！

明けましておめでとうございます！
昨年中は皆様に応援していただき本当にありがとうございました!!
本年もどうか変わらぬご愛顧の程、よろしくお願いいたします。


おかげさまをもちまして、私ども松井水産も2013年の初荷をこうして迎える事ができました。

初荷と言えばそう…
最近、ちょっとした『ショー』のようになっている訳のわからない高値の津軽海峡の本マグロ!!
正直、個人的にはちょっと飽き飽きしていますが、まぁこの話題に触れない訳にもいかないので私なりの感想を…

皆さますでに金額はニュースなどでご覧になって知られているかと思いますが、222キロの魚がキロ単価70万円。
総額が消費税をいれると約1億6千万円!!

昨年の今日、私この場をおかりして書かせていただいたと記憶しておりますが、もう一度言わせていただくと、マグロ自体にはそんな価値はありません。
それがどんなに良い魚であっても、マグロに1千万円の価値すらありません。


今日の魚を見ましたが、魚的には少々鮮度が古く、質で言えば2本目の同じ大間のマグロの方が良かったように私は判断いたしました！

けれど値段は60分の1以下…

私たちは競り場で何を評価して値段を決めているかと言えば、大きくて目立つ！や宣伝効果!?などではなくて、魚の質そのもの。
もうあれはすでにマグロのプロの仲買による競りですらない。。と私は感じます。


今日のこの出来事により、より『本マグロは高く高価なもの』という意識が一般の方に根付いてしまわないかが個人的には怖く感じます。

確かに、自分で商売していても、本マグロは安い食べ物ではないと思います。が、手が届かなくなるほどの高価な物でもない…と。。

まぁ、こんなバカげたショーがいつまで続くのかはわかりませんが、正常な判断は無くしてはならないと強く感じました!!



そんな今日の競り場には、天然の本マグロも僅かながらなりにそこそこ?？
養殖本マグロとメバチは多めにありました！
しかし、相場は『ご祝儀』というよりは、単に皆さん在庫が無いようで、それなりの『ご祝儀相場』になってしまっていました(^^;;


明けからは落ち着きを取り戻し、いつもの築地市場に戻ると思いまーす(^^;)