築地まぐろ屋3代目 豊洲市場場内からのマグロ新鮮情報

築地市場場内で40年以上のマグロ仲卸をしている、『松井水産』より、豊洲に移動しマグロの仕入れ情報、お得情報を毎日に配信

10<1!?

2017-06-26 09:14:05 | Weblog
今日も休み前、土曜日と同じく同じ日本海の天然本マグロでも
10倍以上の値段の差がある下剋上!?状態(^^;;)
境港の旋網漁が始まるとだいたい近辺の定置網からマグロが消えますが
僅かに入った佐渡島定置網、60~70キロくらいの魚体で品物がよさそうなものと
境港の旋網、ちょっとしたもの見てもその値段の差がほぼゼロ一つ違い・・・
セリの単価の読み方というのはゼロが一つ多くても少なくても二けた目までしか読みませんので
値段だけ聞いてるとまるで同じ値段に聞こえてしまいます(^^;;)
まー定置網と旋網、同じ当たりの海域で捕っていて値段が10倍以上違うというのは
ちょっと「異常」ともいえる状態ですよね~
それくらい、旋網漁の手当と定置網漁の手当の違い、それによっての魚の違い。
旋網漁のマグロがいかに手当てが悪く品物として価値が落ちてしまうか。
という事実の現れでしょうね。。
境港の旋網を10本捕っても、佐渡島定置網の1本にも満たない金額・・・・

いまのマグロ屋さんの現状も表していると思いますが、安価なところの魚は供給多可。
上物にかんしては品薄。。
『マグロならなんでも値が出る』
と意外と思われているときもあるようですが、それは品物が無い時の話ですので(^^;;)

今日も境港の旋網本マグロ、セリ場に多量にセリ残ってましたよ(T0T)


必要以上、捕らなければいいのに・・・と思うのは私だけ??


さらに天然インドマグロもありました(汗)
マグロ、多すぎ~~~

天然インドも数はありますが、使える品物は私が見たところでは何本もありませんでしたね。
なので私が下付けした数本・・・やっぱり高かったです。。


セリ場は境港旋網と天然インドでマグロだらけですが、実際ふたを開けてみれば
『欲しい』
と思える魚は少なく・・・・・(><)





今日の相場を考えると、土曜日に仕入れておいた天然インドは・・安かったかな??(^^)


セリ場に定置網の良いマグロ、もう少し欲しいですね~~~