鈍想愚感

何にでも興味を持つ一介の市井人。40年間をサラリーマンとして過ごしてきた経験を元に身の回りの出来事を勝手気ままに切る

コロナウイルス騒動を収めるにはまず安倍首相、小池知事、米トランプ大統領の更迭を求めるしか手はないないようだ。

2020-03-29 | Weblog

 コロナウイルス騒動は日ごとに切迫感を増して突き進んでいる。昨28日は東京都で小池知事の外出自粛の要請をあざ笑うような過去最高の63人の感染者を出したほか、千葉県で一挙に62人とこれまでの累積68人に迫る感染者が出現した。これらは2週間前から海外から大量に帰国者が出たことによるところが大きいようであるが、翌週の3連休に緊張感の緩んだ市民が東京・上野などに桜見などに大挙行楽地に繰り出したことから考えて、さらに猛威をふるうことが十分に考えられる。

 こおな事態を生んだのは先月末に安倍首相が突如、全国の小中学校に休校要請を宣言して国民あげてコロナウイルス撲滅に立ち上がったのに3月19日になって、専門家会議の報告を受けて4月から部分的に小中学校の開校を認めるような曖昧なことを文科省が通達したことから、国民の緊張感が緩んでしまった。その間に4カ月後に迫っていた東京オリンピックの開催がどうなるのか、と世間の関心を集めており、そのことを聞かれると特に小池知事は「断じて開催する」と言い切っていて、その手前、コロナウイルス対策に強い措置を取れない事情があった。

 で、IOC(国際オリンピック委員会)との間でオリンピックの延期が正式に決まった途端、にわかに小池知事は「ロックダウン(都市封鎖)」を口にし、この土日の外出を控えるように要請に乗り出した。オリンピックを断固開催するというのは裏返せばコロナウイルスの蔓延はしないと言っているに等しく、延期が決まるや否やオーバーシュート(感染者の爆発的増加)や、ロックダウンに言及し、不要不急の外出を控えよ、と言い始めてもその心のうちを見透かされて市民に響かない。安倍首相もコロナウイルス撲滅に声を張り上げても妻の安倍昭恵さんが芸能人を引き連れて花見宴会に興じていては説得力がまるでない。自分の家庭すら治められない人が天下国家を統べることなどできるわけがない、というのはだれしも思うことである。

 コロナウイルスの感染者を判断する決め手であるPCR検査がいまだにスムーズに行われていない現状はどう考えてもおかしいことである。意図的に検査が進められないようにコントロールしているとしか思えないのである。いまだに医師が患者のPCR検査を求めてもしてもらえない現実があるようだ。一体、厚労省に医学の最先端を熟知しているお役人がいるのだろうか、と心配になってくる。それと東京都の感染者の半数近くが感染ルートの解明がつかない、不明である、とされているが、感染者に行動ルートなり、面会者を問い合わせ、接触者を解明する作業がなぜできないのか、わからない。刑事ドラマでサイバー面で事件を追っていく科学捜査をよく目にするが、医学の面でどうしてそういったことができないのか、不思議でならない。

 それにしても、この先、今回のコロナウイルス騒動はどういった結末を迎えるのであろうか。安倍首相、小池知事への信頼が薄れている現状ではこの2人が前面に出て指示するようでは行きつく先は混迷の一途を辿ることは火を見るより明らかだろう。世界も米トランプ大統領が相変わらずのツイッター政治で相手をまごつかせる政治を展開している限りは出口は」見えないことだろう。この3人が政治の表舞台から消え去ることからまず始めなければならないだろう。ということはここしばらくはコロナウイルスの猛威にさらされることとなる。

 そして静かにことが落ち着くのを待つしかないのかもしれない。庶民は黙って火の消えたような生活を続けるしか手はなさそうである。そのなかでいま宅急便が大忙しのようである。自宅に引きこもってネットで食料品や生活用品を購入する人が増えている、という。買い物に出かけることも憚られるというから、ネットを活用して、必要なものを手に入れるしかない、というようだ。おかげで宅急便業者は大忙しである、というわけだ。それと自宅でテレワークが増えるに従い、ソフトウエア業者にテレワーク用ソフトに対する問い合わせが殺到している、という。スタグフレーション(経済活動の停滞と物価の持続する上昇が併存ずる状態)が懸念するなか、着実にネット世界が加速しつつある、ということだ。コロナウイルスは一方ではネット時代加速の変革を引き起こしているのかもしれない。

 追記(3月31日) コロナウイルス対策として、日本医師会から緊急事態宣言を発動すべきだ、との声が出始めている。ネット上では「政府は4月1日にも緊急事態宣言を発動するのではないか」との噂が流れており、30日の菅官房長官の記者会見でも記者からそのことを聞かれた菅官房長官は「そうしたことは断じてない」とキッパリと否定したが、テレビの画面ではその後、左手の一指し指で左側の鼻のところを擦る仕草をした。無意識にそうした行動に出たのだが、どうも政府・官邸内部では緊急事態宣言を行うことについてなんらかの取り決めが進んでいて、それを悟らせないためにきつく否定したようだった。人間、心のうちで良からぬことをしたり、恥ずかしいことを思ったりすると思わぬ行為を行うようで、ちょっととした仕草に心の動揺が表れるものである。心理学者によると、話していて鼻を擦る仕草をするのは目の前にいる相手に自分を傷つけられないように防御しようとしてつい鼻を擦るのであって、嘘をついている時も同様である、という。大概は気の弱い人がよくするくせだ、ともいう。 

  で、先週の国会の予算委員会で安倍首相が野党から厳しい追及を受け、明らかに嘘と思える答弁をした後に菅官房長官が行ったのと同じような鼻の脇を小指で擦る仕草を見せた。心にもないことや明らかな虚偽の言辞をしたことを意識したことが鼻を擦る行為に及んだのだろう、と推察された。安倍首相と菅官房長官が期せずして同じような行為に走る、ということは2人とも似たもの同士、もしくは仲間であることを見せつけてくれた。安倍首相のお仲間である菅官房長官も”更迭”のお仲間入りをしてもらいたいものだ。緊急事態宣言については噂通り明日の4月1日、もしくは今週中にも打ち出され、噂の事実のほどは明らかになることだろう。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

行き過ぎたコロナウイルス騒動のなかで思うことは自らの感性で真実を掴み取っていくしかない、ということ

2020-03-21 | Weblog

 20日は友人2人から相次いでメールが寄せられ、来月にかけて予定していた桜見会と飲み会をどうするか、を半ば相談するメールだった。半年前から予定していたもので、降ってわいたコロナウイルス騒動でどうしたものか、お互いに迷っていた。両方とも会社の仕事仲間で定期的に会合していて、大きな楽しみでもあった。M氏とY氏いずれもここ最近大病を患った御仁で、コロナウイルスに罹ったら、命にかかわりかねない恐れもあった。

 M氏の場合は術後1年半で、経過報告をしてきていたし、Y氏の場合は政府の専門家会議で「持ちこたえているが、一部で感染拡大」とし、オーバーシュート(爆発的に患者が増大する)を懸念する内容を公表したことが引き金となったようで、結果的には今回は2つとも見送り、時期を見て再会する、との結論となった。1人でもい否ということになれば、見送らざるを得ない、と思っていたので、応じざるを得なかった、というのが正直なところである。仮に強行して、感染するようなことになれば、その相手の家族から恨まれることにもなりかねない。

 コロナウイルス騒動に関していえば、会社の先輩のHさんは退職後も幅広い趣味の世界で大勢の仲間と俳句の会やら、絵画展の観賞や、勉強会を毎日のように行い、まさに八面六臂の活躍を繰り広げ、定期的にその活動ぶりをメールで送りいただいていて、うらやましいくらいの情報満載で、読む人を楽しまさせていただいていた。ところが、このコロナウイルス騒動でそうした集まりが一切なくなり、普通の老人の庭いじりやテレビ観賞の感想といった内容に様変わりし、Hさんも並みのシニアになったと実感させてもらった。

 でもこのコロナウイルス騒動は考えてみればちょっと大騒ぎし過ぎの感がある。最初のクルーズ船ダイヤモンドプリンセス号での感染予防から新型コロナ専門家会議まで一連の政府の対応は決して合格点は付けられない。国民が冷静に受け止めて、常識的にふるまっているから、諸外国に比べて比較的被害は低レベルに収まっているものの、いつもながらの安倍首相の不様なリーダーシップぶりはいただけない。安倍首相は自らの政治生命の延長をいかに図るかばかりを考えていて、国民の生活、命は二の次である。口を開けば「国民の命を守る云々」と宣うが、そんな気持ちはさらさらない、のはこれまでの国会の空疎な答弁を聞き飽きた者には馬の耳に念仏である。

 テレビには数々の識者が登場し、コロナウイルス感染のことを語るが、誰の言っていることが真実なのか、さっぱりわからない。ことし1月始めころ、某局のテレビ情報番組で中国・武漢でコロナウイルスが発生した時に取り上げていたが、その時には大したことにはならない、と語っていたのがいまでも記憶に残っている。その時の識者の名前はすっかり忘れてしまったが、その人はいまごろ面はゆい気持ちであいることだろう。テレビの情報番組というのはその程度のものでしかない、といえばそれまでだが、今回のような状況になると、頼るのはテレビ、インターネット上で見かけるデータなり、情報でしかない。それで、信用できるものを取捨選択するしかない。要は振り回されることなく、自らの感性で真実を読み、掴み取っていくしかない、ということだろう。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

国民の不安を見ようともしないし、それにこたえようともしない安倍首相は一国の総責任者の務めを果たしていない

2020-03-01 | Weblog

  29日夕刻、安倍首相は2日前に宣言した全国小中学校の休校についての記者会見を開いた。ところが、その内容は宣言した時から時間が経っているにもかかわらず、詳細を詰めたものとは程遠い、正直言ってがっかりしたものだった。自民党内はじめ周りから言われてやむなく記者会見に臨んだというのがありありで、なぜいま一斉休校とするのかの説明は単に「ここ1、2週間がヤマ場だから」に尽きていて、子持ち主婦やその職場に対する休校に伴う弊害について「措置を考えている」とはいうものの具体的内容は「今後10日間でつめる」というおよそ国の総責任者としてはありえないものだった。

 しかも会見の最後に記者からの「なぜ宣言から2日も遅れたのか」との質問に対し、正面から答えようともせず官僚が作った説明文を読むだけで、「この1、2週間がヤマ場だ」繰り返した。しかもそのあと数人の記者からの質問に答え、まだ記者が手を挙げているのに約30分強で記者会見を打ち切った。司会者は決められた時間を過ぎたと締めくくったが、翌日の新聞各紙の「首相動静」を見たら、なんの公務もなくそのまま自宅に帰ってしまっていた。国民に「緊急時だから協力をお願いする」と頭を下げる一方で、大事な記者会見の場を早々に切り上げて自宅に帰ってしまう総理大臣の姿を目にして、国民がどう思うのかを考えもしない安倍首相は問題である。

 安倍首相の「首相動静」を見ていると、WHO(世界保健機構)がコロナウイルスで危機宣言を表明した先月の30日以降、毎日ようにホテルなどで会食を重ねており、連日首相が本部長を務める新型コロナウイルス感染症対策本部の会議に出席はしているものの、冒頭の10分足らずで抜け出してホテルなどへ行っているケースがしばしばである。なかにはマスコミの経営者などと3時間にわたる懇談を繰り広げていたこともある。国会で野党からその点を聞かれて、「情報収集のためで、なんら咎めだてされる筋合いのものだはない」と突っぱねている。

 しかし、国民に小中学校の休校を要請し、小中学生には大事な学業の場を奪い、父兄にはそれに伴う仕事への犠牲を強いて、大きな負担をかけようとしているのに、本人は涼しい顔でなぜそんなことをするのか、とまともに説明すらしようとしないうえ、派生する問題への対応について官僚任せの答弁を繰り返し、あげくの果ては質問を多くしようとしている記者を振り切って、さっさと自宅へ帰ってしまう。こんな一国の総責任者など見たことがない。国民が一体何に脅え、何に不安を感じているのか、を見ようともしない総理大臣なんて許されるのだろうか。

 1日のTBSの「サンデーモーニング」にゲストで出演した上昌広・医療ガバナンス研究所理事長はいま行わなくてはならないことを聞かれて「目の前の患者を重視すること、現場重視です」と答えていたが、この言葉を安倍首相はなんと聞くのだろうか。最終的には政治のことは国会に任せておくしかないが、いまこそ国民は目を覚まして立ち上がるべきだ、と思う。野党の立憲民主党や国民民主党はこれまで度々、安倍首相に対して内閣不信任案提出をしているようだが、そんな民主的な手続きを待っているのはまだるっこしいので、安倍首相辞任に向けて立ち上がる時ではなかろうか、とさえ思う。

 

 

全国の小中学校の児童、生徒、およびその家族に大きな犠牲を払うよう要請していて、自分はおよそ

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする