鈍想愚感

何にでも興味を持つ一介の市井人。40年間をサラリーマンとして過ごしてきた経験を元に身の回りの出来事を勝手気ままに切る

便利な器械を過度に使って筋肉疲労を招いてしまった、過度に使用することは十二分に気をつけたいものだ、と思った次第

2023-06-29 | Weblog

 つい2日前のことである。5月の連休明けからコロナウイルス感染症対策が一挙に大幅緩和されて、少人数の会合が大っぴらに開催できるようになったせいか、大学時代の集まりやかつての職場の仲間との会合がにわかに開催されるようになって、都心へ出かけては食事、お酒を飲む機会が増えてきたせいか、毎日の疲れが蓄積したのか、今月になってからにわかに疲れを感じるようになってきた。関連してか、食事も段々細くなり、遂には夕食もいらないと感じるようになってしまった。それでかみさんが側に寄ってきて、頭に手をかざし、「熱がある」といいだしたので、計ってみたら、なんと摂氏38.5度もあったので、即寝ることとした。

 ついそのまえの土曜日に次男が甥っ子と姪っ子を連れてやってきて、さんざん家で遊び回り、その面倒を見たりしたので、潜伏していたコロナウイルスに罹ったのか、とも思ったが、ここはまずは休んで身体をいたわるしかない、と、早速氷枕を取り出し、頭を冷やして、まずは静養するしかない、と覚悟を決めた。咳が出て止まらず、寝ようと思っても寝つかれない。そのうちに喉が渇いてきて、かみさんがコンビニに行ってポカリスエットを買ってきて、呑ませてくれて、落ち着いたりしたが、熱は一向に収まらなかった。

 それでもかみさんの必死の看病で、数時間してからなんとか寝入ることができ、無事に夜を過ごすことができた。翌朝になって、熱も収まったようで、計ってみたら、平熱に低下していたので、ホッとした。それでもまだ咳は止まらず、風邪の症状は残っていた。ただ、だからと言って医者にかからなくていいか、となると少し不安も残ったので、ぎとまず様子をことこととした。昼過ぎになって、なんとか身体も落ち着いてきたようなので、今回は医者にかかることもなく済みそうな感じとなってきた。

 しかし、冷静に考えてみたえ、摂氏38.5度もの熱が出て寝込んだのは過去10年くらい前を振り返ってみて記憶がなかったので、過去30年にわたって身体の異変が起きた場合にその状況を細かく記している「カラダノート」、つまり健康ノートを取り出してみてみたら、2年前に小田原に行って、街のパン屋で購入したあんとクリームたっぷりのクリームパンを食べたところ、急激にお腹が痛くなり、下痢症状を起こしてしまい、早速家に帰り、丸1日寝込んだことがあり、その時の熱は摂氏38.2度あった。それ以来のもので、今回は連休明けから続いた会合の連続で疲労が蓄積したものだ、とのこととなった。疲労から来る風邪症状だった、ということと結論づけられた。

 で、29日になって、先日の父の日に三男から送られた「ドクターエアー」なるエクサガン ハイパーを身体のあちこちの筋肉にあてて振動を与えたことを思い出し、それが筋肉疲労を呼んだのではないか、と思い当たった。その器械は充電してスイッチを押せば振動を与えてくれるハンディなもので、手で揉むことからすれば便利なもので、ついついやり過ぎてしまったようだ、と思った。いままでそうしたことをやってこなかったので、筋肉の方がびっくりしたものと思われる。当該器械の説明書には医療機器ではないし、過度の使用は控えて下さい、と明記してあり、使用にあたっては十分に気をつけるようにとも明記してあった。何事も過度にやることはことは避けねばならない、と肝に命じた次第である。

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

なぜトラック、バスについては自動運転についての研究が進まないのか、ぜひとも研究を進めてもらいたいものだ

2023-06-24 | Weblog

 つい先日、東北地方のカーブがかった道路でトラックとバスが衝突事故を起こし、両方の運転手ほか数人の乗客が死亡する、という事象が発生した。カーブを曲がり切れなかったトラックがバスの左正面に突っ込み、悲惨な結果を引き起こした。バス、トラックともこのところこうした悲惨な交通事故が多発しているが、主に運転手不足で効率的な運用が果たせないためで、特にトラック業界は物流の2024年問題として、トラック運転手不足がもたらす業界の危機が叫ばれている。経営サイドで改革が図らなければならないのはもちろんであるが、あまり注目されていないようだが、自動車の自動運転化への動きが進んでいるなかで、トラック・バスなどの大型車両についての自動運転が触れられないのはなぜだろうか、と気になっている。

 自動車の自動運転は米国のテスラはじめ我が国のトヨタ自動車はじめ多くの自動車メーカーが必死になって取り組んでおり、数年後には実現の運びとなっている。そうしたなかで、特殊車両であるトラック、バスについてはほとんど検討の対象にもなっていない。普通乗用車とトラック、バスなど特殊車両とでは免許も違うように全く違うものなのだろうか。トラック、バスは車輛の大きさも走行の仕方も全く異なり、普通乗用車のようにコンピュータでコントロールすることはできないものなのだろうか、いままでこうした議論を聞いたことがないので、わからないが、果たしてIT化しにくい要素があるものなのだろうか。

 ただ、普通乗用車の自動運転を設計する際には道路を走行しているトラック、バスなどの特殊車両についてもその動作状況を同じようにIT化してその走行など動き具合いを予め織り込んでおかないと自動運転を完璧なものとはできないこととなる。具体的には想像の域をでないが、実際の道路を走行する際にはあらゆる事態を想定して運転していくことが求められる。だとすれば、トラック、バスなどが同じような局面に遭遇した際にはどういう走行をするものなのかを予測したうえで、普通乗用車の運転を進めていくこととなる。ということはトラック、バスについても同じように自動運転ができる、ということにならないだろうか。にもかかわらず、トラック、バスなどの自動運転について、自動運転化の動向がうかがえないのはデジタル化できない要素があるとでもいうのだろうか。

 物流業界はドライバーの時間外労働の上限である年960時間の上限規制が適用される2034年にはドライバーの離職や売り上げの減少など様々な問題に直面することとなり、大きな危機がすぐに控えている。同じようなドライバー不足に悩む観光バスの業界も同様で、いますぐにでも自動運転で、少なくともドライバー不足が解消されるようなことでもあれば、大いに助かることとなろう。物流、観光とも人々の生活には大きく関係するだけに国を挙げて取り組むだけの価値はある、と思われる。

 ただ、鈍想愚感子はかねて自動運転の実現についてはすべての自動車が自動運転となればハッピィなことであるが、そこまで行くまでに人が運転するケースが最後まで残るので、人が運転する場合は何か不足な事態が起きることは常に考えられるので、100%安全な事態というのは考えられない、と思っている。歩行者についても突然、脳溢血で倒れるような事態が発生しないとも限らないので、車の周りにはそうしたことがあることを念頭に置いてシステム設計してもらうことが欠かせないことだ、ということを付け加えておきたい。

 

]

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

またまたNHKのサイトがらみで、クレジットカード情報を入力して送信してしまった、くれぐれもご用心めされんことをお願いしたい。

2023-06-18 | Weblog

 17日パソコンで作業をしていて、ふといつもチケットを購入しているNHK交響楽団の定期演奏会のサイトを見て、秋ごろのチケットを購入しようかなと思って、ページを開けたら、なんとチケット購入のページが今月末にも閉鎖され、新たにチケットぴあと提携して新たなページに代わる、と出ていた。よく見るとこの29日には新たなサイトに移行する、ということで、引き続きチケットを購入したい人は事前に登録することもできる、とも出ていた。

 N響の定期演奏会には以前は会員となって定期的に聴きに行っていたが、最近は3、4階席での1回づつチケットを購入して聴きに行くようにうにしており、それならと当該のページに事前登録はこちらへと出ていたので、クリックして言われる通りにIDやパスワードの設定や、名前、住所の記入場面に進んで入力していくと、チケットの受け取り方法を選択するところがあり、コンビニでの受け取り方法や支払い方法についても聞いてきたので、「クレジットカードで支払う」を選んだ。その流れでか、クレジットカードの種類、番号などについても記入するようになっていった。

 その流れで、クレジットカードの有効期限、セキュリティコードについても聞かれ、なんなく入力してしまい、「事前登録は無事終了しました」とのメッセージが出てから行った作業内容を振り返って、なぜ単なる事前登録なのにクレジットカードのセキュリティコードまで聞いてくる必要があるのかな、と思ってひょっとして黒い組織につながる闇サイではないか、との疑問を持った。そこで、事前登録が終わって相手側から送られてきたメールをプリントアウトしてみて、文面がほぼ2週間前にNHKプラスのグレードアップの手続きを行った後の返信メールの内容とほぼ同一の文面であった。前回はそこに明記してあった電話番号にかけた際に、相手側が「NHKはそうしたことは一切関与していません」ということだったので、即刻に入力したクレジットカードを再発行することにしたが、今回は一応、NHKふれあいセンターなるところにつながり、出てきた女性は「N響はそうしたことを行っているようです」と答えてくれたが、それでもある種の怪しさは感じられた。

 それで、今回も当該のクレジットカードであるマルイカードについては早速、マルイの店舗に出かけていって、事情を説明したところ、担当の係員は「カードを新規に発行された方がいいのではないか」と言ってくれたので、早速そうすることにした。これで、黒い組織につながる恐れはなくなったものの、短期間に2回も同じような被害に遭いかけるというのは恐ろしいことでもある。なんとかしてクレジットカードのデータを手に入れようとする闇組織の犯罪は今後ともあの手この手を使って、接触してくるのは間違いのないところで、そんな輩の手にかからないようにするのは一段と警戒を強めることにこしたことはない。

追記 マルイカードを新規に発行してもらい、最後に渡してもらった資料を読んでいたら、キャッシング、その返済方法についての規約があった。キャッシングは30万円まで可能とあり、その返済が期限より遅れると年率20%を乗じた額の損害遅延金を払わなければならないなどと記載されていた。容易にキャッシングできる状況にあり、一旦借りると借金地獄に陥りかねない状況が読み取れた。今朝見ていたTBSの「サンデーモーニング」では最近若者が闇バイトに手を出す背景について報じていたが、正直、すぐに借りられる状況があるのは考えものだとの印象を持った。

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

初めて溝の口から高田町行きのバスに乗って、発見した事実。今後どんなことにつながっていくのか、興味深いのでは。

2023-06-08 | Weblog

 8日は溝の口駅前からバスに乗って、高田町へ出かけることにした。溝の口駅前の中央口、および南口からバスが合計15、6線発着しており、かねて散歩代わりにバスに乗ってその終点まで行って、その周辺を散策してみたい、と思っていた。数年前に高齢者となって、バス料金が半額で乗れるようになったこともあり、往復しても片道分の料金で済むという経済的なメリットも享受できることもあり、先日、高田町行きのバスがあることを見つけ、そこへ行ってみようと、毎日早朝にしているジョギングの帰りに時刻表をチェックすると、1時間に1本しかバスが出ないことがわかった。

 ということで、かみさんと午前10時26分発のバスに乗り込んだ。すると、バスは南部沿線道路を東南に進路を取り、第3京浜の下を通り過ぎ、今度は市民プラザ通りをこれも南東に通り、橘小学校を過ぎたあたりから南に曲がり、影向寺、能満寺を過ぎ、約30分くらいで終点の高田町に到着した。丁度山本記念病院の前で、ちっともバスの終点らしくない普通のバス停車場であった。丁度横浜市の都筑区と港北区の境あたりで、周りは丘の上の畠といった感じで、見るべきものは何もないようなところであった。帰りの溝の口南口行きの時間を見ると、11時40分発で、約40分強しかないことがわかった。

 で、まずそのあたりを散策し、通りすがりの住宅地や畑の側に生えている草花を見つけてはスマホで写真を撮ってはその名前を確かめるようなことをしながら、ぶらぶらと散策していると、丁度、川崎市営住宅団地がり、その脇に公園らしきものがあったので、行ってみると、「久末緑地たちばなの森」なる名前の公園があり、ベンチの横に大きな桜の木があった。4月には立派な花を咲かせるに違いないと思われた。案内を乞うにも平日だからか、他にだれもいなくて、下の方へ降りていく小道を見つけ、階段らしきものを下っていくと、果たして散策路らしいものがあった。ただ、いつもはだれかが通っているような感じはなく、限られた時間内に散策できるか、と疑心暗鬼な状態で道を下り、次いで登って、なんとか、30分くらいで、バス終点の高田町に戻ることができた。

 その途中に畑にズッキーニの生っている姿や、黄色いズッキーニを見ることができ、この辺りは本格的な農作地帯であることも発見できた。都会の真ん中で多くの農作物を生産しているのだ、とも実感でき、なかなか意義ある散策である、とも思った。

 そして11時40分発の溝の口南口行きのバスに乗って、帰ってきた。帰りのバスの中で、そもそも高田町なる名前は横浜地下鉄ブルーラインの駅の名前として、バス終点の高田町から1キロくらい東南にあったが、だからといってここが高田町かと言えばこじつけに過ぎない。バスの運行上、たまたまここを終点にしたのに過ぎないだろう。終点ならベンチとか、トイレくらい常備していてもいいのにそれらは全くなかった。

 参考までに高田町からは東急東横線の日吉駅行き、それにJR南武線武蔵中原行きのバスがそれぞれ発着しており、便数では溝の口南口行きより圧倒的に多いようだった。溝の口駅からバスに乗って終点まで行ってみよう、と思ったのは溝の口とどの程度のつながりがあるのかな、との興味もあったのだが、そこまでの糸口を見つけるまでには至らなかった。ただ、溝の口で乗車する時に意外と多くの人が乗ってきたのにはちょっと驚いたのは事実で、帰りのバスもほぼ満員であった。これもちょっとした発見といえるかもしれない、と思った。

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

波乱の明治維新前後を壮大に生き抜いた青壮年の青山半蔵を謳いあげた島崎藤村の名作「夜明け前」

2023-06-06 | Weblog

 コロナウイルス下で外出もままならなかった時に思い立って、所蔵している本のなかでいまだに読んでない本を順番に読みはじめ、5日に島崎藤村の「夜明け前」を読み終わった。.奥付けを見ると、昭和39年8月15日発行となっているので、ほぼ60年前に発行されたもので、多分大学時代に購入し、ずっと書庫に眠ったまま読まれることのなく置かれてきたものであった。同じように大宅壮一の「炎は流れる」もついこの間に読了したが、両方とも明治維新を境に日本が大きく変わる時代を伝えるものとして、貴重なものであるとの感想を持った。「夜明け前」を読みながら、高杉晋作を中心とするドキュメントの「炎は流れる」と違って時代に翻弄される個人を描いた「夜明け前」はそれなりにいかに生きるかを追及した感動の文学であることを改めて認識させられた。

 「木曽路はすべて山である」の書き出しで始まる「夜明け前」は東山道ともいう木曽街道沿いに11ある宿の主の青山吉右衛門の子息である青山半蔵を主人公に徳川末期から明治維新を経て新しい日本に生まれ変わっていく様子を描いたもので、当初は江戸から京都へ至る街道の要所として需要な位置を占めていたのが、新しい政府の方針で、宿としての役割りを終えることとなり、新たに木材なり、農業への転身を迫られていくことを迫られる。

 半蔵は当初は新しい日本の在り方を求めて、国学者の平田篤胤門下に弟子入りして開国派の一員としての活動をしてきたが、木曽の山中での活動では東京や京都の動きにはついていけない。一時は東京へ出て新しい国づくりの息吹を感じることにはなるが、だからといって半蔵の生き方を大きく変えるまでには至らない。そうこうするうちに半蔵の妻の民子の親戚と娘の粂子の縁談がまとまり、結婚することとなるものの、挙式寸前になって、粂子が自殺を図り、破談となってしまう。半蔵はなぜそうした事情になったのか、理解できず、親としての責任を果たすこともなく、漫然と日を暮らすうちに再び東京に出て、いもの文部省にあたる教部省に奉職することなった。

 しばらく東京に暮らすうちに街中で天皇の行幸にぶち当たり、扇子に書いてあった憂国の思いを見てもらおうと差し出したことが不敬罪にあたるということで、官憲の目に止まり、東京裁判所の大白洲に呼び出されることとなってしまった。本人の意向を聞くこともなく、疑いをかけられることとなってしまった。後日、疑いは晴れたが、うわさとして人々の口の端にのぼることとなってしまった。半蔵はその前に教部省から飛騨の水無神社宮司を拝命していて、幸い不敬事件も沙止みとなり、謹んで拝命し、着任することとなった。

 そして4年経って、家に戻った半蔵は青山家の息子の宗太に譲り、完全に青山家から身を引くこととなった。半蔵は飛騨の宮司時代から山林仲間とともに木曽の山林を守るため各種の嘆願書を役所に提出してきたが、その効果もなく、木曽の山林はかつての繁栄をすっかり失い、いまや風前の灯ともなり果てていた。そうした鬱積も溜まっていったのか、ある日半蔵は青山家の菩提寺である萬福寺に放火しようとして、捕まり、挙句の果てに座敷牢に閉じ込められることとなってしまった。

 かつての半蔵を知る人は囚われの身となった半蔵を思い出しては泣くばかりで、焼き討ちに遭った萬福寺の松雲和尚はじめ親族一同がお見舞いに訪れた。そうした日の午後、馬籠峠にの上にまれにしか来ない雹がやってきて、半蔵は突如、「さあ攻めるなせめて来い、矢でも鉄砲でも持って来い」と言って暴れ出し、数日後病み倒れ、あの世へ旅立った。享年56歳だった。明治維新前後に青壮年期を送った人としては若くして生を終えた人であるかもしれないが、華々しい時代を送った幾多の維新の英傑の影でこうした名もなき人が壮絶な人生を送ったことは決して見逃されてはならないことだろう。半蔵は作者島崎藤村の実父をモデルとしている、と言われている。ともあれ、壮大な一大叙事詩ともいえる名作といえるのではないだろうか。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

NHKを騙るなど悪質な詐欺集団の手口はますます巧妙化しており、くれぐれもご用心することを肝に命じた

2023-06-03 | Weblog

  3日昼頃、パソコンでメールをチェックしていたら、NHKからNHKプラスをアップグレードするとのメールが届いた。数日前にも来ていて、その時は無視していたが、今回は総合テレビとEテレで見逃した放送をその後1週間いつでも視聴できる、となっていて、アップグレードは無料と伝えていた。NHKにはネットクラブのプレミアム会員として登録しており、そういうことならグレードアップしておこうかな、と思って、掲示してあるURLをクリックして、アップグレード手続きをすることににした。

 で、そのページに跳ぶと、当方のIDやら名前、属性を聞いてきて、NHKネットクラブに入会する際に登録した時のメモに従って入力を進めていき、スムーズに入力を終えると、画面はいきなりクレジットカードの番号や有効年月、それにセキュリティ番号を入力するような画面に変わった。一瞬、NHKの視聴料はクレジットカード払いだったのかな、と思ったが、深く考えずに入力してしまった。それで、続いて画面が変わり、最後にキャッシュレス決済のパスワードとワンタイムパスワードを聞いてきた。どうしてこんなのを入力しなくてはいけないのか、と思った瞬間、NHKの視聴料は銀行引き落としであることを思い出し、これは悪質な詐欺ではないか、と思って、ひとまず画面をシャットアウトした。

 しかし、一旦入力してしまったデータは相手側に行ってしまったのではないか、と心配になってきて、まずは当初送られてきたメールに記載してあるNHKの電話番号にかけて、NHKプラスの担当者にその旨問い合わせたところ、「NHKはそんなメールを送っていません。それは悪質な詐欺メールです」と教えてくれた。

 それで今度はクレジットカード会社に連絡し、今回の状況を説明し、対応策を相談した。そうしたら、クレジットカード会社は、危ないと思ったら、いままで使用していたクレジットカードは廃棄処分とし、新たにクレジットカードを発行した方がいい、とのことだったので、そのようにすることにした。現在使用しているクレジットカードは直ちに廃棄する、とのことで、一大事に発展することは避けられた。

 数年前にもアマゾンをかたるメールが届き、うかつにも誘いに乗ってしまい、クレジットカードの記載情報を入力し、送信して、詐欺集団の手によって不法に使用され、クレジットカードを再発行してもらったことがある。その時以来、いろんな金融関係筋から明らかに当方の名前を騙った不審なメールが続々と届き、この時の個人情報が方々に売り払われ、いろいろなところに使用されたような痕跡がうかがえるようなメールがいくつも届いた。いまだにそうしたメールが届くようなこととなっている。

 今回は相手がNHKだったので、頭から信用してしまい、迷わず当方の個人データを入力してしまい、クレジットカード情報の入力となって疑いを持って、最後には踏みとどまったが、悪質な詐欺集団の手口は巧妙さを増しており、用心に用心を重ねることがますます重要なことになっていることを痛感した。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする