29日は選挙を終えた後、横浜スタジアムに神奈川県高校野球大会の決勝、東海大相模高対桐光学園戦を見に行った。その前日、三男が所属していた東海大相模高は準決勝で、宿敵の横浜高校をここ20年来初めて夏の大会で破り、30年ぶりの甲子園出場が見えてきたからで、かみさんと勇躍出かけた。試合開始の1時間前に球場に着き、入場券を買って、一塁側の東海大相模高の在校生の応援団の上に席を確保できた。昨年は横浜との決勝戦で、超満員で、外野の上の方の席しか取れなかったことを考えると、相手が桐光学園なので、まだ席には余裕があった。
注目の東海大相模高の先発投手は前日、横浜高相手に180球余投げ、9回完投した菅野智之君で、疲れが心配されたが、初回は3者凡退に討ち取る無難な立ち上がり。対して、東海大相模高は1回に4番の2ランホームランであっさり2点を先制する勝ちムードに入った。ところが、すぐに足をからめた攻撃で同点にされ、3回表に2点追加され、逆に2点のリードを許してしまった。それでも今大会ヒットのなかった菅野君がレフト前へヒットを打って、打線が活気づき、3点をうばい逆転し、打撃戦の様相が濃くなってきた。投手がヒットを打つと投球内容もよくなる、と言われるが、その通りに東海大相模はさらに1点を追加し、6対4とした。
しかし、5回裏にヒットと3塁打を放ちながら、盗塁失敗で追加点をとれなかったことが響き、じりじりと追い上げられ、7回には遂に8対8の同点とされてしまった。桐光学園は5回から投手交代しているのに対し、東海大相模高は菅野投手が投げ続けた。終盤には前日からの投球数が300球を超えたであろうし、何よりも中盤からそれまでなかった四球が目立つようになってきた。
で、9回表の桐光学園の攻撃で、2死までは難なくいったが、この日センター前ヒットを2本打っている4番バッターを迎え、慎重に投げて四球を出したことが命取りとなった。5番に遊撃への内野安打を打たれ、6番にも四球、そして控えの捕手にライト前にヒットを打たれ、決勝点を奪われ、負けた。
最後の攻撃が前にランニングホームラン寸前の三塁打を放っていた好打者の1塁ライナーでダブルプレーとなって試合終了となった。
なんとか、30年ぶりの甲子園へ行ってもらいたい、と応援団と一緒になってうちわをふり、手を叩き、声を出して、必死に応援したため、気がついたら、上半身汗びっしょりとなっていた。お茶のペットボトル3本を飲み干し、それがみんな汗となってしまったようだ。昨年は外野でそんなに応援しなかったので、汗もかかなかったが、今回はそれだけ熱が入ったのだろう。
夏の大会では常に横浜高校に負けていたので、今回はいけると思ったのだろう。横浜とは80年以来夏の大会では8連敗していた、という。でも考えてみれば、桐光学園とは5年前にも決勝であたって負けている。つまり、この5年間で3回、決勝まで進んで負けているわけだ。東海大相模高野球部の門馬敬治監督が試合後、「あと何か一歩足りなかった」と語っていたが、その通りだろう。横浜高校に勝ったのも振り逃げによる3点があったからで、実力で勝ったわけではない。先発投手をもう1人養成して、1点を確実に取りにいく手堅いチームつくりをしないと、甲子園への道は開けないだろう。
30日に大阪大会で超高校級の中田翔選手を擁する大阪桐蔭高が金光大阪に破れる大波乱があった。高校野球に限らず、勝負に絶対ということはない。
東海大相模高校には、来年こそ夢を実現してほしいものだ。
注目の東海大相模高の先発投手は前日、横浜高相手に180球余投げ、9回完投した菅野智之君で、疲れが心配されたが、初回は3者凡退に討ち取る無難な立ち上がり。対して、東海大相模高は1回に4番の2ランホームランであっさり2点を先制する勝ちムードに入った。ところが、すぐに足をからめた攻撃で同点にされ、3回表に2点追加され、逆に2点のリードを許してしまった。それでも今大会ヒットのなかった菅野君がレフト前へヒットを打って、打線が活気づき、3点をうばい逆転し、打撃戦の様相が濃くなってきた。投手がヒットを打つと投球内容もよくなる、と言われるが、その通りに東海大相模はさらに1点を追加し、6対4とした。
しかし、5回裏にヒットと3塁打を放ちながら、盗塁失敗で追加点をとれなかったことが響き、じりじりと追い上げられ、7回には遂に8対8の同点とされてしまった。桐光学園は5回から投手交代しているのに対し、東海大相模高は菅野投手が投げ続けた。終盤には前日からの投球数が300球を超えたであろうし、何よりも中盤からそれまでなかった四球が目立つようになってきた。
で、9回表の桐光学園の攻撃で、2死までは難なくいったが、この日センター前ヒットを2本打っている4番バッターを迎え、慎重に投げて四球を出したことが命取りとなった。5番に遊撃への内野安打を打たれ、6番にも四球、そして控えの捕手にライト前にヒットを打たれ、決勝点を奪われ、負けた。
最後の攻撃が前にランニングホームラン寸前の三塁打を放っていた好打者の1塁ライナーでダブルプレーとなって試合終了となった。
なんとか、30年ぶりの甲子園へ行ってもらいたい、と応援団と一緒になってうちわをふり、手を叩き、声を出して、必死に応援したため、気がついたら、上半身汗びっしょりとなっていた。お茶のペットボトル3本を飲み干し、それがみんな汗となってしまったようだ。昨年は外野でそんなに応援しなかったので、汗もかかなかったが、今回はそれだけ熱が入ったのだろう。
夏の大会では常に横浜高校に負けていたので、今回はいけると思ったのだろう。横浜とは80年以来夏の大会では8連敗していた、という。でも考えてみれば、桐光学園とは5年前にも決勝であたって負けている。つまり、この5年間で3回、決勝まで進んで負けているわけだ。東海大相模高野球部の門馬敬治監督が試合後、「あと何か一歩足りなかった」と語っていたが、その通りだろう。横浜高校に勝ったのも振り逃げによる3点があったからで、実力で勝ったわけではない。先発投手をもう1人養成して、1点を確実に取りにいく手堅いチームつくりをしないと、甲子園への道は開けないだろう。
30日に大阪大会で超高校級の中田翔選手を擁する大阪桐蔭高が金光大阪に破れる大波乱があった。高校野球に限らず、勝負に絶対ということはない。
東海大相模高校には、来年こそ夢を実現してほしいものだ。