鈍想愚感

何にでも興味を持つ一介の市井人。40年間をサラリーマンとして過ごしてきた経験を元に身の回りの出来事を勝手気ままに切る

岸田新首相が船出するにあたって気になることは安倍・麻生氏との距離感、それ次第で短命に終わることもありうる

2021-09-30 | Weblog

 29日行われた自民党総裁選はほぼ事前の予想通り、岸田文雄前政調会長が河野太郎行 政改革相らを下し、自民党総裁の座に就くことが決まった。第1回目の投票から事前の予想を覆す地方票を110票を獲得し、国会議員票の146票と合わせ256票となり、河野氏の255票を1票上回りトップとなり、その勢いのまま決戦投票では地方、党員票合わせて257票を獲得し、完全な勝利を得た。河野氏の”変人”ぶりが自民党議員の間に理解されなかったようで、冷静に考えれば候補者4人のなかでやはり岸田氏の総合力が一歩上をいったと言えそうだ。

 これで岸田氏は来週4日の臨時国会で第100代首相となるが、それまでに幹事長はじめ党役員、閣僚の顔ぶれを決めなくてはならないが、そのなかで最も注目されているのが二階幹事長を後任と官房長官をだれにするか、ということだ。幹事長は来る衆院総選挙の舵取りをする重要なポストで , 官房長官は首相の右腕といわれ内閣の要と言われている。総裁選で争3人の候補者をなんらかポストに処遇する意向が伝えられているが、河野氏をどう配置するのかによっては岸田内閣の評判を損ねることになりかねない。

 また、今回の総裁選では安倍 麻生両氏の暗躍があり、かつては安倍氏が岸田氏を後継に考えたこともあって、岸田氏が今後どうするにしろ、安倍・麻生氏の意向を考慮せざるを得ないことは十分に考えられる。岸田氏は思想的には保守系レフトに位置すると見られているが、安倍・麻生氏に忖度するような局面が出てこない、ともいえなくもない。現にかつて安倍氏の意見番だった今井尚夫氏がいま岸田氏の側に仕え、重要な役割りを担っている、というからあり得ないことでもない。 

 国民の間にはこの8年強、安倍、菅の両政権の時代、ずっと政権の欲しいままに政治が行われてきて、知りたいことも知らされず、聞いてもはぐらされてきて、政治が遠い彼方にあった感じがぬぐえないのである。真に国民のための政治を行ってほしい、というのが願いである。 

 その意味でも安部・菅政権の負の遺産である森友・加計問題、 桜を見る会、それに日本学術会議の認されなかった6人の会員をどうするのか、といった問題の処理が岸田新首相には課せられてる。こうした問題の処理を誤ると自民党の体質は変わらない、といった受け止めが国民の間に広まり、新首相への評価がガラッと変わることっとなる。

 

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所詮は誰がなっても期待は持てない自民党総裁選、早く国会を開いて諸般の難問を打開してほしい

2021-09-21 | Weblog

 菅首相の辞任表明を受けて自民党総裁選が17日からスタートした。岸田文雄前政調会長、河野太郎行政改革相、高石早苗前総務相、野田聖子幹事長代行の4人が立候補し、29日の投開票をめざして連日熱い論戦をり広げているが、いずれもがいまの難局を乗り切るだけの力量を兼ねそろえているとはいい難く、帯に短し襷に長しといった感じで、昨日あたりのの若者支援をめぐる論争を聞いていてもいまひとつピンとくるものがないのが正直な感想である。誰がなっても安倍、菅路線にちょっと変化をつけただけの布陣となるのは避けられず、いまの菅政権よりましな感じが出て、遅かれ早かれ国民から失望の声を招くこととなることだろう。

 これまで自民党や記者クラブなどの主催で、4候補そろっての討論会が開かれてきたが、どんな議論、やりとりを聞いていても既存の派閥や背後でうかがっている安倍・麻生前・元首相、菅首相、もしくは二階幹事長らの意向を忖度したようなものばかりが出てきて、あまり新鮮な意見というものは見受けられない。総裁選の結果、新たな総裁のもとで内閣、党人事の顔ぶれを頭に描きながらの発言であるのが一目瞭然といった感じでもある。これでは聞いている国民の支持はおろか、納得を得るものとなりえないのは明らかで、発言のいちいちを取り上げているのはテレビ、新聞、ネットの記者ばかりといった感じである。総裁選の結果がどうなろうといまの政権構造は何ら変わりないことがわかっているからでもある。

 こんな総裁選が行われているのは国会軽視だとの声が立憲民主党はじめ野党の間から巻き起こっているが、当の自民党は少しも考慮する構えを見せていない。来月4日に臨時国会を開き、当面するコロナ対策はじめ諸問題を討議するとしているが、東京オリンピック開催からすでに2か月以上、国会を一切開こうとしなかったのはんなとしても納得がいかない。東京都のコロナウイルス感染者数が8月13日に5773人と過去最高を記録し、全国でもその7日後の8月20日に2万5876人もの感染者が出て、完全に医療崩壊を起こしていた8月中旬にも頑として国会を開催しようとしなかった菅政権には憲法違反の責を問う声が起きている。幸い、その後コロナウイルス感染爆発は収まりそうな感じとはなっているものの、依然として国会を開催しない、菅政権の姿勢には疑問の声が絶えない。

 ともあれ、自民党総裁選はいまのところ、各種の世論調査では河野太郎氏が一歩リードしている様子であるが、4人のなかでいまの難局を乗り切るだけの期待があるということだろう。安倍・麻生・菅の路線を引き継がず、改革らしきことをしてくれるのではないか、と期待ができると思うのだろう。ただ、河野氏はかつて外務大臣に就任した際に「外務大臣が海外諸国を訪問するのに専用機が必要だ」と言い出し、いまの日本の財政事情をわきまえない、なんと思い上がった大臣だと物議をかもしたことがあった。つまり、”変人”であると見る向きもあるようで、そんな輩に一国の舵取りを任せられない、とする声に根強いものがある。ただ、4人のなかで安倍・麻生・菅、さらには二階幹事長のリモート内閣にはならない、との利点もあるようだ。つまり、所詮は誰なってもがなってもそう大した期待は持てない、ということである。

 いまはコロナ感染者は一旦収まったかのような様相を呈しているものの、今後ウイルスの活動が本格的な冬場に入ることを考えると必ずしも楽観は許さない。ここはさらに感染防止の手をきつくしておかなければならない局面である。目を海外に向けると、米国、英国、豪州の「AUKUS」、中国の恒大集団の経営行き詰まり、など中国をめぐる動きが急変しており、のんびり一政党の総裁選びに耽っていられる状況ではなくなりつつあり、世界の状況変化に即応した外交を一刻も早く展開すべき時である。憲法違反などと言われることなく、まずは国会を開くべきである。そうじゃないと日本はますます時流に乗り遅れ、世界の孤児となりかねない時である、と警鐘を鳴らしたい。

   

 

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見事に市議会デビューを飾った山中竹春横浜新市長の答弁ぶり、いつも質問の的を外して国会答弁する菅首相とは雲泥の差だった

2021-09-16 | Weblog

  16日は横浜市・桜木町にある横浜市役所での令和3年度第3回定例会議の本会議第2日の代表質問の傍聴に出かけた。先月22日の横浜市長選で前職の林市長や菅首相の推す小此木八郎前国家公安委員長を大差で破り、見事新市長の座を射止めた山中竹春新市長が初めて議会で対立する自民党市議らの質問を受けるとあって、いつもの倍以上の傍聴人であった。最初に質問に立った自民党の山下正人副団長の選挙公約などをめぐる厳しい質問などに「データサイエンスによる社会問題の解決に取り組んできた経験を横浜市政に生かしていきたい」と堂々たる答弁ぶりを見せ、鮮やかなデビューを飾り、傍聴席から拍手を浴びていた。

 山中市長は先の市長選では立憲民主党、共産党など野党の支持のもとに立候補し、最初は与党の推す小此木候補や林前市長らに比し劣勢を伝えられていたが、元神奈川県知事の松沢成文氏や元長野らが県知事の田中康夫氏らも立候補したうえ、折からのコロナウイルスの感染爆発が菅政権の相次ぐ失政によるものとの風も手伝い、コロナ対策を専門とする山中氏への支持が一挙に高まり、圧倒的な差をつけて当選の運びとなった。その余勢を買って、幕開けした横浜市議会では選挙公約のIR(統合型リゾート)の撤退を進めるのに加え、敬老バス自己負担ゼロ(75歳以上)、子どもの医療費ゼロ、出産費用ゼロの3ゼロを掲げた。

 これに対し、市議会の過半を占める自公の代表質問で市の財政状況からしてどうして財源を捻出するのか、と攻め立てたほか、選挙中の市長が横浜市の中学校が実施している給食「ハマ弁」に対する中傷などを取り上げるなどあの手この手で攻め立てた。この他、旧上瀬谷通信施設のまちづくりと国際園芸博覧会をどうするのか、などといった問題についても見通しを立てるように迫ったりした。

 これに対し、山中市長は「横浜市民の日々の生活を実りあるものとするとともに、市を風通しのいい職場とすることに全力を注ぎ、常に市民のためと思って市政を進めていきたい」との政治姿勢を語り、財政事情については「市民のニーズを把握したうえで、各事業の見直しを行い、施策の優先順序を見極め、順次手をつけていきたい」と語った。75歳以上を対象とした敬老バスの自己負担ゼロについては「介護予防と健康増進のため有効で、経費としてはある程度かかるが、それ以上の効果をもたらすものと思っている」とも語った。就任以来、わずか1カ月弱で横浜市政の概要を把握したうえでの堂々たる答弁ぶりであった。

 これを聞いていた自由、公明両党の市会議員からは盛んにヤジが飛んだが、どう見ても市長選で大敗したうっぷんをここで晴らしたいとの意がありありの態で、自ら所属する党のリーダである菅首相の国会でのこれまでの答弁と比較したら、雲泥の差である。昨年に首相に就任した菅首相のこれまでの国会答弁は常に論点を外した見当違いの内容ばかりで、質問の的を外れていた、といっていいだろう。それ比べれば、山中市長は正面から答えていた、と言え、今後の横浜市政の運営に期待を抱かせるものであった。

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たまたま通りかかった軽井沢の国道沿いで作り、販売している燻製のしょうゆ、岩塩、チーズなどに魔法のように思わず魅せられた

2021-09-12 | Weblog

 9日から11日まで軽井沢へ2泊3日の旅行に出かけた。4年ぶりの軽井沢はコロナ禍にも拘わらず軽井沢銀座はじめ軽井沢駅南のアウトレットモールもそれなりの賑わいを見せていて、さすが軽井沢と思わせた。出かけた最初の日は雨だったのに軽井沢に着いたら、晴れあがっていて、秋の日差しに透き通った風がふきぬけて爽やかな佇まいで、都会とは違った雰囲気に浸ることができた。初日はアウトレットモールを散策して、ショッピングを楽しみ、2日目はいつものように駅前の貸し自転車屋でレンタサイクルを借りて、中軽井沢南の塩沢湖周辺にまで足を延ばし、国道18号線を東に向かった。

 その途中、18号線の南側に丸紅の保養所を過ぎたあたりに駐車場があり、数台の自動車が停まっていた横を自転車に乗っていたアベックが入っていき、自転車を降りて建物の中へ入っていった。通り過ぎて建物の看板を見ると「燻」という字が見えた。燻製のハムでも売っているのだろうか、と思って戻ってアベックの行った先をみると、レストランのような構えとなっていて、そこへ行ってみると、ドアの中にはすでに2組のお客が入っていて、しきりに説明を聞いている。さっきのアベックはドアの前に待っていて、その横には「コロナ感染防止のため、2組しか中には入れませんので、外でお待ち下さい」との張り紙がしてある。

 そこで数分待っていると、中に入っていた1組のお客が出てきて、待っていたアベックが中へ招かれた。待っているうちにガラス越しに中を伺ってみると「燻製ナッツ」と張り紙した段ボールの箱がいくつも積んである。入り口の横にはテレビドラマのポスターが掲示してあり、さながらレストランのような雰囲気さえ感じられてきた。10分以上待ってから、ようやく中へ招じらえたので、入り口のポスターのことを聞くと、5,6年前にテレビで放送された青春ドラマのロケハンで「入り口を撮らせてほしい」との申し入れがあり、それに応じたらそのまま放送された、という。松たか子らが出演して、話題となったドラマだった、という。

 で、中に入ると、女性の店員が台の上に並んでいる燻製しょうゆ、燻製仕上げだし、燻製オリーブオイル、燻製岩塩、燻製ナッツなどの説明をし、それぞれ、小皿の上に垂らすか、切り出して試食させてくれた。いずれもがこの隣の工場で製造されたもので、年間を通じて気温が低くて絶えず清らかな風が吹き抜けるここ軽井沢の気候条件が商品を作るうえで最適の環境だ、ということだった。試食したものはいずれもこれまで味わったことのないすばらしい味で、「うまい」としかいいようのない味だった。で、チーズと燻製しょうゆ、それに燻製岩塩の3品を購入してお店を後にした。

 我々はたまたま通りががったのだが、この「軽井沢いぶる」というブランドはどうやら食通の間では評判のもののようで、我々がお店を後にした後も次から次へとお客がやってきていた。東京では品川駅構内と新宿高島屋でお店を構えて販売しているようで、それ以外にもネットでオンラインショップで通信販売している、という。

 でも冷静に考えてみると、初めて通った軽井沢の国道沿いでこんなに美味しいものを作って販売しているのを初めて見つけた人にとってはまるで魔法にかけられたような気持ちがして、試食して感激して思わず買ってしまうのはまず間違いないことだろう。製造に最も適した気候条件のところに工場を作り、その横でお店を構えて製造したものを販売している、というのはいかにものを作り、販売していくうえでの基本であり、いまはネット社会なので、全国に販路を広げていくのはそれほど難しいことではない。まさに商売の基本を見せつけられた思いがした。

 家に帰って、早速サラダやサンドイッチに購入した燻製のしょうゆ、岩塩、チーズを使って料理したものを食べてみたが、いままでになく美味しい、と感じた。最初はやや値段が高いな、とは思ったものの、それなりの価値はるものだと思った。追ってライバル商品が出てくれば、競争で価格を下げないといけなくなるような局面がくるかもしれないが、しばらくは優位は揺るがないことだろう。

 

 

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自民党総裁選ではいまの日本が置かれている現状を打開する前向きな議論を展開してほしい

2021-09-03 | Weblog

 菅首相が3日、今度の総裁選に出馬しないことを明言した。このところ、自民党総裁選をめるる動きは目まぐるしく、早くから出馬を表明していた岸田文雄前政調会長が出馬にあたり、二階俊博幹事長の在任が5年を超えているのに着目し、党役員の任期を最長3年とする方針を明らかにしたのを受けて、菅首相は先月末の30日に二階幹事長はいじめ党役員、および閣僚の一部を交代させることを明言し、その旨を二階幹事長に伝えた。さらに翌31日に総裁選の前に衆院の解散を断行することも画し、あわよくば自らの総裁のを座を維持するとの策を断行しようとし、安倍前首相の猛反対に遭い、翌日朝に「総裁選は予定通り9月に行い、衆院総選挙は10月に行う」と発表するに至った。

 こうした狂ったような沙汰に及ぶ前に二階幹事長に今後の経済対策をまとめるように要請していて、その二階幹事長の首をすげ替えるような挙に出たことに二階派の議員のみならず自民党から疑念を持たれたことがあった。そのうえでの総裁選の前に衆院総選挙を行う、とのあまりにも身勝手な振る舞いに多くの自民党議員から「ノー」を突き付けられたというのが正直なところだろう。この間、菅首相は何を思ってか、小泉進次郎環境相を4回にわたる協議を重ねており、その結果が「総裁選の勝者が党役員の人事を行う」(小泉環境相)の言であった。他にも相談して然るべき人はいたはずなのになぜ小泉環境相が4回も首相官邸にかけつけたのか、だれしも疑問に思うところだった。その結果が「いまの菅首相には党役員の人事権はありません」との小泉環境相の言葉だった。腹心と思っていた子飼いの小泉環境相からの思わぬ暴露をされた菅首相にはもう退路を断たれた、と思わざるを得なかったのだろう。

 すでに自民党総裁選は岸田前政調会長がトップ当選の道をはるか先にいっている。いまや四面楚歌の状況に置かれた菅首相にとって、負けの位置を認めざるを得ないだろう。みすみす負けがきま決まっているのに総裁選に出馬するのはよし、としなかったのだろう。ということで「総裁選不出馬」表明に至ったのだろう。もともとコロナ対策で後手後手に回って、体調不良を理由に退陣した安倍前首相の後始末をするために担ぎ出されたのが菅首相である。しかし、菅首相もコロナ対策は決してうまくいかず、東京オリンピック、パラリンピックを強行に開催して、コロナウイルスの感染爆発を招き、あげくのはて自らの選挙地盤である横浜市長選で、小此木八郎前国家公安委員長を推し立て惨敗したことが致命的なこととなった。やることなすこと裏目に出て、最後には墓穴を掘った、ということだろう。

 菅首相の総裁選不出馬の報を受けて、早速河野太郎行政改革・ワクチン担当大臣が総裁選への出馬表明し、さらには石破茂元幹事長の出馬も噂されており、総裁選は3つ巴、4つ巴の様相を呈してきた。公正公明な総裁選が行われるのはぜひとも望みたいが、それよりもいまの自民党が抱える金権体質、および安倍前首相時代のさくらを見る会での問題や、前回の参院選での広島選挙区内での自民党からの1億5000万円の贈賄資金の提供などいまだ解決されていない問題の解明などをクリアーにするのはいうまでもない。さらに菅首相時代の日本学術会議の会員6人を任命拒否したままとなっている問題も未解決である。そうした諸問題を解決したうえで、総裁選に臨んでほしい。

 今回の総裁選でだれが選任されても菅首相よりはよくなるのは間違いないが、いまの日本が抱えているコロナウイルス感染爆発はじめ国際政治・経済情勢のなかで一歩遅れをとっている状況を打開してくれるような政治を取り戻してほしい。そのために本当に国民のための政治を実現してほしいものだ。いまの日本が置かれている現状を掘り下げ、適格な処方箋を指し示す前向きな議論を展開してほしい。

追記(9月4日)菅首相の退陣の真相が今日付けのスポーツニッポン紙に載っていた。すでに退陣が心中にあった2日夜に菅首相は麻生太郎副総裁に電話し、河野太郎ワクチン担当相をいすれ後継者にし、その前に党役員にすることの了解を求めたが、すげなく断られ、最後は麻生氏から「もう辞めろ」とまで言われたた、という。総裁選に出馬した際に安倍、麻生派の支持が得られる見通しもなくなり、そこで万策尽きた、というわけだ。真実かどうかは闇の中だが、致命的なものとなったのは間違いなさそう。これでレームダックとなった菅首相は来る総選挙で、神奈川2区で落選することも十分考えられる。これまで日本でオリンピックを開催した1964年(東京)には池田勇人、1972年(札幌)には佐藤栄作、1998年(長野)には橋本龍太郎首相が開催の年に辞任していて、4人目となる。菅首相の場合、まだパラリンピックが開催中であり、異例の辞任劇となる。過去こんな不様な恰好で首相を引退くのをみたことがないし、この意味でも戦後最悪を争う首相と言われることだろう。 

 

 

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