鈍想愚感

何にでも興味を持つ一介の市井人。40年間をサラリーマンとして過ごしてきた経験を元に身の回りの出来事を勝手気ままに切る

東京地裁でマスクなしで、証人尋問に応じようとした若者が裁判長にマスクの着帯を求められ、しばし、裁判の進行は止まったままだった

2022-01-28 | Weblog

 27日に東急ハーヴェストクラブ伊豆山に宿泊し、ゆったりとした日を過ごして一夜明けた今朝、5時過ぎに朝風呂に行こう、としたところ、いつもしているマスクがないことに気がついた。このところコロナ禍が一段と感染拡大しているいま、ホテルの風呂へ行く際にもマスクをするのが規則となっている。記憶を辿ってみて、昨夜は確かにマスクをつけて行ったことは覚えているが、そのマスクを持ち帰ったかどうかは記憶がない。マッサージルームに行ってマッサージ機を使ったが、その際マスクをつけていたかが不確かで、どうやら脱いだ籠の中に置き忘れた可能性が高い、と思って、まずは朝早くの朝風呂はマスクなしで行くことにした。

 で、朝食の前にフロントに行き、「昨夜、お風呂にマスクを忘れたようですが、忘れ物で届いてないでしょうか」と出てきた男性マネージャーに聞いたところ、引き下がって確かめに行って、「なさそうです」との回答だった。で、少し困ったような表情をしたら、そのマネージャーは「マスクでしたら、こちらのをお使い下さい」と新しいマスクを差し出してくれた。朝早くてまだ売店もオープンしていないし、朝食をマスクなしで食べるのもいかがなものか、ということで、手持ちのマスクを無償提供してくれたようだった。そうした行為を有難く受け止め、「もし出てきたら、廃棄して下さい」と言ったものの、どうせゴミ扱いされても仕方がないものだった。

 それで思い出したのが、つい2日前の東京地裁での出来事だった。午前10時50分から603号法廷で仮想通貨をめぐる損害賠償裁判で、冒頭に被害者らしき原告側の証人の若者が名指しされ前に出ようとしたら、裁判長が「マスクは?」と尋ね、いまどきマスクなしで街を出歩く人がいるのか、と思ってみると、確かにマスクをしていない。で、裁判長は書記官にマスクを手配するように指示し、書記官は事務方にマスクを持ってくるように依頼した。その間、裁判長以下原告、被告側とも無言でマスクが届くまでなすこともなく、待機した。

 この日、東京都では1万4080人、全国でも7万1644人と過去最高のコロナウイルス感染者が記録され、コロナ禍のさらなる拡大が大いに懸念されている最中に、東京・霞が関の東京地裁で裁判の証人尋問で証人がマスクなしで尋問に臨んだ、ということになったりするようなことがあれば、裁判長以下いかなることもとなりかねない、と懸念してのことだった、と推測された。待つこと数分で、マスクが届き、証人はマスクをつけて証人席に足を運び、滞りなく裁判は進行し、事なきを得た。

 コロナウイルスの感染拡大がどこまでいくのか、だれもはっきりとした見通しは立てられないし、いものところはじっと収めるのを注視するしかない、いま、こうした出来事はどこでも見られるものだろうし、どこもまずは感染拡大防止に努めるため、マスクへの対応は怠りなく行うしかないだろう。どこでもコロナウイルスの存在はありうるし、せめてマスクをつけて感染防止に努めるのが市民の心得ということだろう。

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書留料金の請求にご注意あれ。疑問を感じて、問い質したら、払った料金の一部が切手で返還されてきた

2022-01-05 | Weblog

  4日、孫にお年玉を送ろうと駅前の郵便局に行き、まず書留用の封筒を21円で購入し、宛先を書き、中にお年玉6袋を入れ、封をして、窓口に持っていったところ、「中の現金はいくらですか」と聞かれたので、「1万3千円です」と答えたら、書留代と合わせて645円取られた。領収書を見ると、内訳は現金書留料金は445円で、郵便料金は第1種定形外(規格外)として200円となっていた。書留料金はいいとして、郵便料金として200円取られているのにやや疑念が残った。書留を出すのは年に1回、こうして孫にお年玉を送るくらいしかないので、以前にいくら払ったのか、ほとんど記憶がなく、そんなものか、と思って、そのまま帰宅した。

 で、家で国内郵便料金表で改めたところ、第1種郵便物には定型郵便物と定型外郵便物の2種類があり、定型は25グラム以内なら84円、50グラム以内なら94円、定形外には規格内と規格外があり、厚さ3センチ、縦34センチ、横25センチ以内なら規格内、それを超えるのは規格外となっている。仮に提出した書留重さ22.5グラムなので、定形外であっても規格内に収まっているので、50グラム以内の料金120円が適用されて然るべきである。領収書にある定形外(規格外)の50グラム以内の料金200円を課すのは理屈が通らない。つまり、定型なら84円、定形外でも規格内なら50グラム以内に適用される120円となるのが妥当である。

 そう思って、5日に当該郵便局に電話で問い合わせ、「料金の200円を取られたことが納得がいかない」と問い質したところ、応対した局員は「書留封筒を販売した局員は定形外の大型のものを渡したのでしょうか」と聞いてきたので、「特にそんな言及はなかった」と答えたら、「こちらで調べてあとで電話する」ということだった。で、小1時間して電話がかかってきて、手違いがあったことを詫びるようなことを言った。それで、料金の払い過ぎの80円をお返しするというので、さらに突っ込んで、「仮に普通の白封筒で現金書留を送ったら、郵便料は84円でいいのですか」と尋ねたら、いいそれでいいとも、いけないとも答えず、「では116円お返しします」という。

 料金に疑義があるから、今後の参考にしたい、と思って郵便料金の理解の仕方を聞いているのに、事は思わぬ方向に向いてきた。まあ、理が通ればいいだけのことなので、「わかりました」と言ったら、向こうは「ただし、100円を超える返金は現金でなく、切手でとなります。その場合、印鑑をお持ちいただくこととなっています」と言ってきた。いかにもお役所といった感じで、民営化されてもこうしたところは少しも変わっていないようである。部下か、局員の不始末を穏便に済ませたい、ということなのだろう。

 で、当該郵便局に赴き、切手で116円の返却をきっちりと受け取ってきた。116円の切手をどういう分け方にするのか、聞かれたのと、当方の住所が予め印字された受取書に署名と押印をした。たかが100円そこそこだが、ととえ100円でもわけもなく払うのは納得がいかない。まあ、今回はこちらの言い分が通ったが、こんな形で理不尽なお金の支払いが横行しているのではなかろうか、と思われる。日本郵便は民営化されてもお役所的な仕事の進め方は少しも変わっていないことがはっきりとした。

 もっとも、当該郵便局にG4ぼ携帯電話で掛けたが、通話時間が5分を過ぎると30秒につき22円課金されることになっており、掛けた時間は6分32秒だったので、電話料が66円かかってしまい、差し引き50円が戻ってきたに過ぎなくなってしまった。まるまる200円取られるよりはましといえなくもないが、郵便局の杜撰な請求に厳しい目を向けることが必要なことが改めて確認できたことをもって、よしとしたい。

 

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