文理両道

専門は電気工学。経営学、経済学、内部監査等にも詳しい。
90以上の資格試験に合格。
執筆依頼、献本等歓迎。

資格の取り方22(専門は深く)

2006-11-19 21:43:51 | 資格の取り方
(20)なにか一つは徹底的に極めよう 

 前々回は、たくさんの資格をとって、資格をネットワーク化することの必要性について書いたが、必ずしも、やみくもにたくさんの資格をとればよいというものでもない。今日書くことは、資格のネットワークの話と裏表の関係になるのであるが、資格を人に誇るためには、何か一つは、人には負けないと言えるほどの、自分のバックボーンとも言える専門が必要なのである。

 私の場合、それは、電気工学である。電気工学というのは、専門外の方は想像できないかも知れないが、非常に奥が深く、裾野がとても広い学問なのである。電子工学や通信工学、情報工学などは、元々電気工学から派生した学問であるし、物性などの物理学に近いことや、非線形現象のような数学的なことやオペレーションズリサーチなどの経営工学的なことも、その守備範囲に含んでいるのである。

 したがって、これを深く、徹底的に勉強をしておけば、自然に、隣接分野の基礎的なことは身に付いてくるのである。

 例を挙げてみよう。電気工学の基礎となっているものの一つは、電磁気学である。また、電磁気学を習得しようとすれば、高等数学は必須である。そして、これらは、電子工学や通信工学などの基礎にもなっているのである。

 また、交流の電気は、サインカーブで表される振動現象である。これを十分理解しておけば、機械工学系の振動や、音響技術などの基礎を身に付けることにもなるだ。

 技術に関することだけでない。その数学的な知識は、近年、非常に数理的になっっている経済学を理解する時などにも役立ってくるのである。


(この記事は、以前本館の方に掲載していたものを書き直したものです。)


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放送大学面接授業2日目

2006-11-19 19:57:31 | 放送大学関係
 今日は、放送大学の面接授業の2日目である。今日は午前からなので、昨日より少し早起きして、学習センターに向う。あたりは、もうすっかり冬景色である。かなり寒くなったが、これからますます寒さが増していくのだろう。

 今日は3コマの授業である。最初に「意思決定論」である。不確実な条件下での意思決定は、結局は、あるくじと無差別になるといった内容だ。次が「日本流ものづくり計画技術」。在庫費用と発注費用の和を最小にする経済発注量や押し出し型生産計画と引張り型生産計画についての講義である。最後は「生産スケジューリング入門」、ガントチャートの話であった。

 相変わらず、各コマが終わる毎に、簡単とはいえレポートを書かせるのでうっとうしい。

 今日は、くたびれた。



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資格の取り方21(テキストは興味のあるところから)

2006-11-18 21:47:55 | 資格の取り方
(19)テキストは興味のあるところから始めよう
 
 皆さんは、資格試験の勉強の際、テキストの章立ての通りに、順番に読んでいかなければならないと思ってはいないであろうか。そうであれば、今後は認識を改められることをお勧めする。

 もちろん、ものによっては、最初の方に書いてあることが、次々に発展していくような構成である場合もあるだろうが、結構、章単位ごとに独立性が高い場合も多いものである。そのような場合には、テキストをパラパラとめくって、面白そうなところ、興味を引かれたところから読んだとしても、なんの不都合もない。

 分厚いテキストを最初から読んでいくと、そこがあまり興味のないようなことだったりすると、なかなか先に進まずに、途中でいやになってしまう。気に入ったところ、好きなところは、割合すらすらと頭に入ってくるし、そこを先にマスターしておけば、まだ勉強していないところが、かなり少なくなってくるので、気分的にもスケジュール的にも楽になるのである。

 テキストの中の興味のある部分を先にマスターしておけば、其の科目に親しみも湧き、予備知識も結構頭に入っているであろう。最初はあまり興味を引かなかった箇所も、再度読んでみれば、割と理解しやすくなっていることに気が付くのではないだろうか。

 えっ? テキストをめくってみたけれど、面白そうなところが全くみつからなかったって? さてさて、どうすればいいかな・・・  (^◇^;)


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放送大学面接授業1日目

2006-11-18 20:29:42 | 放送大学関係
 今日は、放送大学の面接授業1日目である。

 今日明日で5コマの授業を5人の講師が交代で講義する。

 受講者が少ない予感はしていたが、何と、今日の受講者は、2コマ目では5名であった。1コマ目はもう少し多かったが、2コマ目は来ない人がいたようである。登録していたのも10名程度だったようだ。定員は90名であったから、なんとも寂しい限りである。

 本日は、1コマ目が「数理計画法」の概要、2コマ目が「ソフトコンピューティング」の概要であった。

 1コマ目は、線形計画法、非線形計画法、整数計画法についてであるが、この話題は、そう目新しいものではないうえに、ほんのさわりの部分だけだったので、知っているようなことばかりであり、自然に脳のブレーカーが落ちてしまっていた。

 2コマ目は、マルチエージェントシステム、ニューラルネットワーク、ファジィ理論の概要であった。こちらの方は、あまりなじみがないことなので、それなりに面白く聞けた。

 それにしても、5人で講義を分担するからといって、一コマ毎にレポートを出させなくても良いと思うのだが。大したレポートではないが、やはりうっとうしい。

 さて、明日は、何名来るかな。

 

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資格の取り方20(資格のネットワーク)

2006-11-18 09:09:57 | 資格の取り方
(18)資格をネットワークにしよう
 
 資格は、ひとつ持っておけば十分なのであろうか。私は、そうは思わない。もちろん自分の仕事に直接関係のある知識を深めていくことは絶対に必要なことではあるが、あまりに、狭い範囲のことに絞りすぎると、ビジネスマンとしての視野が狭くなってしまうのではないか。

 また、通常は、一つのことを掘り下げれば掘り下げるほど、次第に関連する周辺のことに疑問が湧いてくるものである。そういったところも勉強しないと、本当に掘り下げたことにならないと思う。

 そこで勧めたいのが、自分がメインにしている資格を中心に、周辺資格も狙っていくのである。例えば、通信系の資格の場合は、工事担任者 ⇒ 電気通信主任技術者 ⇒ 無線技術士 などが考えられるし不動産系の資格の場合も宅建 ⇒ 管理業務主任者 ⇒ マンション管理士 などが考えられる。

 これは、同じ系列ばかりでなく、強電系 ⇒ 通信系 ⇒ 情報系 といったように隣接する系列に広げていく場合もあるし、技術系 ⇒ 事務系 といった流れもある。

 この広げ方は、その人の仕事内容や興味の方向によって違ってくると思うが、このように、資格をネットワーク化しておくと、法律上も色々なことができるようになり、自分の仕事における視野も広くなってくるのである。


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資格の取り方19(ネバー・ギブ・アップ!)

2006-11-17 19:44:29 | 資格の取り方
(17)試験場では最後まであきらめるな

 資格試験を受けていると、よく、退出可能時間が来たとたんに答案を提出して退室する人がいるのが目に留まる。中には、答案が、すらすらと出来てしまって、これ以上居る必要がないから退室する人もいるだろうが、どう考えても、解答を終わることができるような時間ではない。早々に試験をあきらめてしまい、出て行く人も多いのであろう。1科目目には人が座っていた席が、2科目目からは空いているのもよく目にする。

 資格試験の受験料は決して安くない。むしろ最近は非常に高い。早々にあきらめて出て行くのはなんとももったいないと思う。折角受験するのであるから、最後まで粘らなくては損である。

 私の場合も、試験問題を開いたとたん、予想していたより、ずっと難しそうな問題を見て、「なんじゃこりゃー!」と思い、帰りたいと思ったことが何度もある。でも心を落ち着けて分かる問題から解いていくと、一見難しいと思った問題も、案外順調に解答できるものである。

 ぱっと見て、分からない問題は、とりあえず後回しにしておいて、出来る問題から手をつけていく。それが終わったら、後回しにした問題の中から、少しでも簡単そうな問題を選んで解いていく。最後に、どうしても分からない問題が残るが、これを時間が許す限り、徹底的に考えるのである。

 知っていないと、解けないような問題であっても、とにかく時間いっぱい考えるのである。こうすれば、その回の試験がたとえ不合格であっても、その後の勉強に活きてきて、次回につながってくるのだ。

 なお、マークシート方式の場合は、分からない問題にも、選択肢のどれかに、時間ぎりぎりには、必ずマークしておくことも忘れてはいけない。

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資格の取り方18(ライバルを探そう)

2006-11-16 18:54:15 | 資格の取り方
(16)ライバルを探そう

 資格試験の勉強をする人は、まわりに同じ志の人がまったくいないような場合も多いのではないかと思う。一人きりで受験勉強をするというのは、なかなかモチベーションを維持しにくいものである。また、直接のインセンティブが大きくないような試験の場合は、当日の朝の気分で受験を放棄してしまうこともあるのではないか。

 モチベーションの維持と当日のくじけ防止のために有効なのは、ライバルを見つけることである。といっても、そう難しく考える必要は無い。つまりは、誰か同じ試験を目指す仲間を探すと言うことなのである。しかし、同じ志の人が自分の周りにいない場合はどうすればよいのだろう。

 一番手っ取り早いのは、近くにいる人に同じ試験を受けるように、自分から仕向けるのである。身近な人が同じ試験を受けるとなると、あまり、無様な結果には終わりたくないので、それなりに勉強をしようという気になるし、試験当日も、すっぽかすわけにはいかなくなる。私も、時折周りの人に受験を勧めたりしている。

 しかし、身の回りに適当な人がいない場合もある。会社によっては、試験を受けることを公言できない場合もあろう。そのような場合はどうするか。心配はない。最近のインターネットの普及のおかげで、ちよっと検索すれば、よほどマイナーなもので無い限り、同じ試験を目指している人がブログなどを開設しているのが、簡単に見つかる。誰かを仮想ライバルとして設定すれば良いのだ。

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資格の取り方17(ノートは不要)

2006-11-15 19:45:44 | 資格の取り方
(15)ノートは作らない

 私は、新しい知識を得ようとするときは、原則ノートは作らない主義だ。これは、資格試験の勉強に限らず、かっての大学受験や大学・大学院での勉強でもやってきたことである。一番の理由は、時間を取られ過ぎるからだ。特に私たち社会人は、使える時間が限られている。ノートを作る暇があったら、テキストを何回も読むか、問題集を徹底的にやった方が、理解は格段に深まる。よく、きれいなノートを作っている人を見るが、わざわざ、もう一冊テキストを作っているようなものであり、せっかくのテキストがもったいないことである。

 その代わり、必要なことは、テキストや問題集の余白に、徹底的に書き込んでいく。技術系のテキストの場合は、余白に、数式の証明や、導出法なんかも書き込んでいく。場合によっては、演習問題もテキストの余白で解いていく。文系の場合でも、各章のポイントや専門用語の説明、果ては、その専門用語の英単語の発音記号までも、とにかく、テキストだけでは不十分なところを調べたり考えたりして、どんどん書き込むのだ。更に、ポイントと思われるところを、色々なマーカーでカラフルに塗っていく。勉強が進むにつれ、テキスト・問題集はどんどん汚れていき、とても、古本屋では引き取ってもらえないような状態になる。

 こうしておくと、調べたことなどが、みなテキストに書き込んであるので、ノートと違って、行方不明になってしまうようなこともない。テキスト・問題集だけを読めば事足りるので、復習時の効率も良くなるのである。

 とにかく、テキスト・問題集は、消耗品と思って、徹底的に汚すことである。汚れ具合が自分の実力のバロメーターとなるのである。


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資格の取り方16(脳のシナプス)

2006-11-14 22:06:42 | 資格の取り方
(14)脳のシナプスはいくつになっても増える

 皆さんはご存知だろうか。脳の神経細胞は、大人になってもまだまだ増え続けるということを。以前は、脳細胞は、大人になると一日に何万も死んでいくと言われていた。しかし、最近の研究によると、脳細胞は、大人になっても、学習による刺激が与えられると、神経線維やシナプスが増えていくということである。

 だから、自分はもう歳であるとあきらめる必要は無い。脳は、いくつになっても鍛えることができるのだ。むしろ、常に鍛え続けていた方が、老化防止にも良いのである。

 歳を取ると、昔に比べて、記憶力が落ちていると感じる人も多いと思う。しかし、それは、単に、トレーニング不足だからではないだろうか。人間の体は、使わないところは、どんどん衰えていくものである。これを廃用性萎縮というらしい。健康な老後をおくるためには、体だけでなく、コンスタントに脳のトレーニングを続けていく必要があるのだ。

 ここで、留意しておかなければならないのは、脳神経細胞を作るために材料が必要だということである。無から有は生じない。いくら学習を行っても、神経細胞をきちんとつくれるだけの栄養分を含んだ食事をバランスよく取らないと、うまく増えてくれないのである。

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行政書士

2006-11-14 19:27:42 | 資格試験受験関係
 今日は、私の持っている資格の一つである「行政書士」を紹介しよう。私が、この資格を取ったのは、かれこれもう20年以上も前のことである。たまたま、地元の自治体の広報誌か何かで試験情報を知り、元々技術系ではあったが、多少は法律の知識も必要かなという思いから、軽い気持ちで受験してみた。かなり昔のことなので、それほど明確な記憶は無いのだが、確か、テキスト一冊と問題集一冊位で、実質1~2週間程度の勉強で合格したと思う。当時の試験は、一般常識のような問題が多かった。私の方も、大学院を出てそれほど年月が経っていなかったため、受験勉強の知識がまだ大分残っていたのであろう。試験には、今は無い作文もあり、こちらは、短期間に練習のし様も無かったので、ぶっつけ本番であった。確か、教育問題がテーマだったと記憶している。


 「行政書士」とは、「行政書士法」に基づいた総務省主管の国家資格であるが、試験の施行に関する事務は、同法により都道府県知事に委任されている。平成12年に(財)行政書士試験研究センターが総務大臣から指定試験機関に指定され、試験の施行に関する事務を全ての都道府県知事から委任されたので、現在は、同センターが試験に関する事務を行っている。

 行政書士の業務は、他人の依頼により報酬を得て、官公署へ提出する書類などを作成したり、実際に提出する手続きを行ったり、書類作成の相談に応じたりするというもので、結構幅広いのである。そして、この資格は、業務独占であり、行政書士でない者は行政書士の業務を行うことも行政書士と混同するような名称を使用することも出来ないのである。

 行政書士を有名にしたのは漫画『カバチタレ!』(青木雄二監修、田島隆原作、東風孝広作画:講談社)である。(私は読んだことはないが・・・)テレビドラマにもなり、この作品の影響で、法律を志す人が増えたという噂もあるらしい。そのせいかどうかは知らないが、最近では、合格率がかなり低くなっているという。


 最近は、資格制度も、大きく変わっているものが多いが、行政書士試験も今年度(平成18年度)から変わったようだ。試験科目は、従来の試験科目から,行政書士法,戸籍法,住民基本台帳法,労働法,税法が廃止されている(試験科目:憲法,行政法,民法,商法,基礎法学,行政書士の業務に関連する一般知識等)。でも、この資格に関する業法が試験科目から外れるというのはどんなものだろうか。また、法令科目の出題数が40問 から46問に増加したが、これは資格の性格を考えれば当然と言えよう。また、、「一般知識」の試験範囲が明確化されたので、こちらは、従来より的が絞りやすくなるのではないかと思う。


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